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・番外編・仮初めの恋人
6.幼馴染(★)
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私の事が好き……?
だったら、胡桃と付き合う事なんか出来ないんじゃない?
だって胡桃と寝たでしょう?好きな子がいてその友達と別れる前提で付き合うなんて絶対おかしい。なのに体の関係まで結ぶなんて……そんなの胡桃が可哀想だ。
胡桃は知っていたの?克己が私を好きだってこと。
いつから……?
知っていて、克己と付き合ったの?
内緒って言って話したのに、それを付き合う報酬として克己に全部差し出していたなんて
……嘘でしょう?そんな事ある訳ない……!
「分かってなんか……」
ジーンズに入れていたシャツの前部分を乱暴に引き抜かれ、お腹がスースーした。ファストファッションで購入した、色気の欠片もない無地のツルンとしたブラが露わになる。
「やっ……克己やめて!」
身じろぎして拘束を抜け出そうともがく。だけどガッチリと片手で抑え込まれた手首はビクともしない。
冗談だよね……?
克己はウジウジ愚痴ばっかり言って、彼氏を信用しない私にイラついただけだ。
怖がらせて反省を促そうとしているんだ。
「ねぇ、嘘でしょ?冗談だよね……あっ痛っ!」
「自分ばっかり不幸だって顔しやがって」
指が食い込むくらい、強く胸を掴まれて思わず悲鳴を上げた。恐怖で喉が張り付いて次の言葉が継げない。
これが克己?
冷たい目で私を見下ろしている……まるで知らない男の人みたいに。
ポロリと涙が、目尻を伝って落ちる。
私は人前で泣く事は滅多にない。
だけどごく稀に涙を流す事もある。そして私が泣いている時目の前にいるのは―――いつも大抵克己だった。
そんな時、克己はぎょっとして動揺しまくって「どうした?」って覗き込んでくれたものだ。いつも憎まれ口聞いてニヤニヤしながら、のらりくらり私を躱しているばかりのいい加減な奴なのに。私が本当にまいっている時には―――ちゃんと優しく接してくれる。
私は内心それを期待していたのかもしれない。
「泣いてんの?」
克己が温度の低い冷たい視線を揺るがせる事無く、興味深げに私の瞳を覗き込みフッと目尻を下げて笑った時、その期待がアッサリ覆されたのだと悟った。
何故なら、その笑顔は……とても楽しそうに見えたから。
「俺、もーお前を甘やかすの止めた。お前って甘い顔するとつけ上がって反省しないから」
「胡桃がいるのに……なんでこんなコトするの?酷いよ……」
「それ、お前が言う……??」
一瞬目を丸くして、その後すっと克己の表情が冷えた。
恐ろしさに背筋が震える。頭の中でガンガンと警鐘が鳴り響いた。一重の細い目が一層細くなり、まるで獲物を捕らえようとする獰猛な肉食獣のように見えてしまうくらい恐ろしかった。
嫌だ、見たくない。
幼馴染の克己は、私にとって『男』では無かった。彼が私に対して『男』になるのを認めたくない。私はギュっと目を瞑って現実から目を背ける。
克己は私が傷ついても平気なの……?
いつも憎まれ口を聞きながらも、私の味方だった。
そんな自慢の信頼できる幼馴染を、同じく自慢の友達である胡桃が気に入ってくれて―――だから彼女とくっつけようと機会を作ったり、胡桃の良さをアピールし続けた。
確かに「止めろ」って言われた事もあるし、苦々し気な顔をされた事もある。だけど私はそれを重い事として捉えていなかった。
私は気付いていたのかな……?
克己が言うように……克己が私を大事に思っているって知っているのに、自分には好きな人がいるから、胡桃を押し付けて排除しようとしたのかな……?
だから、克己は私に腹を立ててるの……?
「うっ……えぐ……」
悲しくて悲しくて、涙が止まらなくなってしまった。
「う~……がづみ……わだしのことっ」
鼻声になってしまう。だけど両手を拘束されているから顔を拭う事が出来ない。
―――克己はもう、私が泣いても許してくれないくらい、嫌いになってしまったの……?
尋ねようとしたけど言葉にならなかった。
私が滅多に人前で泣かないのは、泣き顔が汚すぎるからだ。どうしても涙と一緒に鼻水が出てしまう―――と言うか鼻水の方が大量に出てしまうのだ。だから悲しい事があっても、人前では必死で堪える。そして大急ぎで家に帰って―――ティッシュを1ケース抱えて、ベッドで布団を被ってオイオイ思いっきり泣くのだ。だから本当は泣きたくない。でも涙も嗚咽も止まらない。
克己はそんな私の汚い泣き顔を冷たい目で見下ろしていた。
「ぎっぎらいになっ―――」
が、私が再び話しだそうと口を開いた時「ぐっ……」と呻いて、顔を逸らしそのまま私の胸に頭を付けて震え出した。
「が、がつみ……?」
私の目には、露わになった胸の谷間に顔を押し付けている克己のツンツン頭と広い肩しか映らない。小刻みに震えるそれらを見て―――思い出す。
『泣いてんの?俺、もーお前を甘やかすの止めた。お前って甘い顔するとつけ上がって反省しないから』
泣いて縋るような私の行動を責めて―――怒りに震えているのだろうか。
克己の冷たい視線と身を切られるような言葉の刃を思い出し、背筋を震わせた。
しかし私の両手首をガッチリ掴んでいた克己の拘束が緩んだ時、そうでは無いのだと知った。
克己はクツクツと笑っていた。
「え……なに……」
何で笑ってるの?
聞きたかったけど、先ずは鼻水だ。私は手を伸ばしてベッドサイドに備え付けられているティッシュケースからティッシュをガバッと引き抜き涙よりもまず、鼻をかんだ。
すると克己は頭を上げて体を起こし、私の顔の両側に手を付いて再び見下ろした。
ドキリとする。
克己が笑顔だったからだ。
「きったねーなぁ」
貶されているのに、胸が躍った。
ホッとした途端、涙がまた湧き上がってきて。目を閉じるとツゥっと眦から溢れてこめかみに流れた。
「まだ泣いてんの」
唇が降りて来て、ちゅうっと吸い付いたのを感じた。それが離れた気配を味わって―――私は再びゆっくりと目を開く。
「だって……」
涙で洗い流された瞳に映る克己の双眸は、蕩けるような優しいもので……。
「私……克己に嫌われたって……うっ……思って……」
私がしゃくりあげると、克己が「ははっ」と乾いた笑いを零した。
「ひでーかお」
「うっううーー……ひっく……」
憎まれ口を聞きながらも、克己の声音は優しかった。隠しきれない愛情が―――そこに籠っているのが分かる。温かさを取り戻した懐かしい少し掠れた声を聞いて、胸にドンドン安堵が広がっていくのを感じた。
克己に犯される事は、本当は怖く無い。
胡桃に悪いって気持ちはある。だけど、抱かれる事自体に嫌悪感は無かった。
それよりも怖かったのは―――克己が私を見捨てたって実感してしまうこと。
彼が私に呆れてしまい、軽蔑し、私が嫌がるような事をしても構わないってぐらい―――嫌われてしまったと感じる事が、とても恐ろしかった。
「お前のきったねー泣き顔みたら、萎えたわ」
「うん……」
それから克己はゆっくりと私の上に圧し掛かり、ギュッと抱きすくめた。
そうして暫く、私もその抱擁を黙って受け入れたのだった。
だったら、胡桃と付き合う事なんか出来ないんじゃない?
だって胡桃と寝たでしょう?好きな子がいてその友達と別れる前提で付き合うなんて絶対おかしい。なのに体の関係まで結ぶなんて……そんなの胡桃が可哀想だ。
胡桃は知っていたの?克己が私を好きだってこと。
いつから……?
知っていて、克己と付き合ったの?
内緒って言って話したのに、それを付き合う報酬として克己に全部差し出していたなんて
……嘘でしょう?そんな事ある訳ない……!
「分かってなんか……」
ジーンズに入れていたシャツの前部分を乱暴に引き抜かれ、お腹がスースーした。ファストファッションで購入した、色気の欠片もない無地のツルンとしたブラが露わになる。
「やっ……克己やめて!」
身じろぎして拘束を抜け出そうともがく。だけどガッチリと片手で抑え込まれた手首はビクともしない。
冗談だよね……?
克己はウジウジ愚痴ばっかり言って、彼氏を信用しない私にイラついただけだ。
怖がらせて反省を促そうとしているんだ。
「ねぇ、嘘でしょ?冗談だよね……あっ痛っ!」
「自分ばっかり不幸だって顔しやがって」
指が食い込むくらい、強く胸を掴まれて思わず悲鳴を上げた。恐怖で喉が張り付いて次の言葉が継げない。
これが克己?
冷たい目で私を見下ろしている……まるで知らない男の人みたいに。
ポロリと涙が、目尻を伝って落ちる。
私は人前で泣く事は滅多にない。
だけどごく稀に涙を流す事もある。そして私が泣いている時目の前にいるのは―――いつも大抵克己だった。
そんな時、克己はぎょっとして動揺しまくって「どうした?」って覗き込んでくれたものだ。いつも憎まれ口聞いてニヤニヤしながら、のらりくらり私を躱しているばかりのいい加減な奴なのに。私が本当にまいっている時には―――ちゃんと優しく接してくれる。
私は内心それを期待していたのかもしれない。
「泣いてんの?」
克己が温度の低い冷たい視線を揺るがせる事無く、興味深げに私の瞳を覗き込みフッと目尻を下げて笑った時、その期待がアッサリ覆されたのだと悟った。
何故なら、その笑顔は……とても楽しそうに見えたから。
「俺、もーお前を甘やかすの止めた。お前って甘い顔するとつけ上がって反省しないから」
「胡桃がいるのに……なんでこんなコトするの?酷いよ……」
「それ、お前が言う……??」
一瞬目を丸くして、その後すっと克己の表情が冷えた。
恐ろしさに背筋が震える。頭の中でガンガンと警鐘が鳴り響いた。一重の細い目が一層細くなり、まるで獲物を捕らえようとする獰猛な肉食獣のように見えてしまうくらい恐ろしかった。
嫌だ、見たくない。
幼馴染の克己は、私にとって『男』では無かった。彼が私に対して『男』になるのを認めたくない。私はギュっと目を瞑って現実から目を背ける。
克己は私が傷ついても平気なの……?
いつも憎まれ口を聞きながらも、私の味方だった。
そんな自慢の信頼できる幼馴染を、同じく自慢の友達である胡桃が気に入ってくれて―――だから彼女とくっつけようと機会を作ったり、胡桃の良さをアピールし続けた。
確かに「止めろ」って言われた事もあるし、苦々し気な顔をされた事もある。だけど私はそれを重い事として捉えていなかった。
私は気付いていたのかな……?
克己が言うように……克己が私を大事に思っているって知っているのに、自分には好きな人がいるから、胡桃を押し付けて排除しようとしたのかな……?
だから、克己は私に腹を立ててるの……?
「うっ……えぐ……」
悲しくて悲しくて、涙が止まらなくなってしまった。
「う~……がづみ……わだしのことっ」
鼻声になってしまう。だけど両手を拘束されているから顔を拭う事が出来ない。
―――克己はもう、私が泣いても許してくれないくらい、嫌いになってしまったの……?
尋ねようとしたけど言葉にならなかった。
私が滅多に人前で泣かないのは、泣き顔が汚すぎるからだ。どうしても涙と一緒に鼻水が出てしまう―――と言うか鼻水の方が大量に出てしまうのだ。だから悲しい事があっても、人前では必死で堪える。そして大急ぎで家に帰って―――ティッシュを1ケース抱えて、ベッドで布団を被ってオイオイ思いっきり泣くのだ。だから本当は泣きたくない。でも涙も嗚咽も止まらない。
克己はそんな私の汚い泣き顔を冷たい目で見下ろしていた。
「ぎっぎらいになっ―――」
が、私が再び話しだそうと口を開いた時「ぐっ……」と呻いて、顔を逸らしそのまま私の胸に頭を付けて震え出した。
「が、がつみ……?」
私の目には、露わになった胸の谷間に顔を押し付けている克己のツンツン頭と広い肩しか映らない。小刻みに震えるそれらを見て―――思い出す。
『泣いてんの?俺、もーお前を甘やかすの止めた。お前って甘い顔するとつけ上がって反省しないから』
泣いて縋るような私の行動を責めて―――怒りに震えているのだろうか。
克己の冷たい視線と身を切られるような言葉の刃を思い出し、背筋を震わせた。
しかし私の両手首をガッチリ掴んでいた克己の拘束が緩んだ時、そうでは無いのだと知った。
克己はクツクツと笑っていた。
「え……なに……」
何で笑ってるの?
聞きたかったけど、先ずは鼻水だ。私は手を伸ばしてベッドサイドに備え付けられているティッシュケースからティッシュをガバッと引き抜き涙よりもまず、鼻をかんだ。
すると克己は頭を上げて体を起こし、私の顔の両側に手を付いて再び見下ろした。
ドキリとする。
克己が笑顔だったからだ。
「きったねーなぁ」
貶されているのに、胸が躍った。
ホッとした途端、涙がまた湧き上がってきて。目を閉じるとツゥっと眦から溢れてこめかみに流れた。
「まだ泣いてんの」
唇が降りて来て、ちゅうっと吸い付いたのを感じた。それが離れた気配を味わって―――私は再びゆっくりと目を開く。
「だって……」
涙で洗い流された瞳に映る克己の双眸は、蕩けるような優しいもので……。
「私……克己に嫌われたって……うっ……思って……」
私がしゃくりあげると、克己が「ははっ」と乾いた笑いを零した。
「ひでーかお」
「うっううーー……ひっく……」
憎まれ口を聞きながらも、克己の声音は優しかった。隠しきれない愛情が―――そこに籠っているのが分かる。温かさを取り戻した懐かしい少し掠れた声を聞いて、胸にドンドン安堵が広がっていくのを感じた。
克己に犯される事は、本当は怖く無い。
胡桃に悪いって気持ちはある。だけど、抱かれる事自体に嫌悪感は無かった。
それよりも怖かったのは―――克己が私を見捨てたって実感してしまうこと。
彼が私に呆れてしまい、軽蔑し、私が嫌がるような事をしても構わないってぐらい―――嫌われてしまったと感じる事が、とても恐ろしかった。
「お前のきったねー泣き顔みたら、萎えたわ」
「うん……」
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