38 / 44
第2章『ラクテリア王国進展編』
第16話『ファミリーレストラン・ビジョン開店⑯ついに開店』
しおりを挟む
おもちゃ屋が開店して2週間後、ついに食堂である『ファミリーレストラン・ビジョン』が開店した。
とりあえず、庶民向けのメニューは一律銅貨70枚、ドリンクバーが銅貨20枚で飲み放題。ただし、お酒は別代金になっている。
和・洋・中それぞれ3種類、9メニューから選べる。すべて定食にしていて、主食もご飯かパンを選べるというわけだ。
和食のメニューは、『トンカツ定食』に『唐揚げ定食』に『魚のフライ定食』の3種。
洋食のメニューは、『ハンバーグ定食』に『オムライス定食』と『カレーライス定食』の3種。
中華メニューは、『ラーメン定食』と『酢豚定食』に『チャーハン定食』の3種である。
デザートはこの世界では高価だということで、日替わりにしてみた。
これなら、別々の日に別々のデザートを楽しめるわけだ。
貴族向けには庶民メニューのほかにコース料理を用意した。
コースメニューは『魚』と『肉』の2種類。
魚のコースメニューは、焼き魚系をメインにムニエルや魚介系フライにマリネなど魚尽くしのコースだ。
肉のコースは、ステーキをメインにバンバンジーやローストチキンや北京ダックなど肉尽くしコースとなっている
さらに締めのデザートは、数種類の洋菓子を盛り付けたケーキタワーから選んで食べてもらえるようにしてある。
もちろんお酒も食前酒からメインまで選べるので楽しめるだろう。
その分お値段はおひとり様銀貨30枚と高額ではあるが……。
一般客と同じメニューを選んだ場合、単品でメニューを3つまで追加したうえで、デザートタワーや飲み物を自由に選べて銀貨20枚となっている。
開店オープンと同時にギルド職員が食べに来てくれたこともあって、あっという間に噂が広まり大盛況となった。
夕食時は必ず満席となっているので儲けはかなりのものであった。
ただし、まったく問題がないわけではない。
一般客を優先するあまり、一部の冒険者たちなどが入店できないことに文句を言う事態に。
まあ、行儀が悪いと強制的に退店してもらっているので、当然、多くの冒険者たちは入店拒否になってしまったわけだ。
普通に食事をする分にはなんの問題も無いのに、どうして騒ぎを起こすのか?
これぞ、冒険者の業というものなのだろうか。
営業時間も午前11時から夜10時までなので酒場と違って早くに閉まるので居酒屋のような雰囲気は味わえない。
まあ、最初からそう言うつもりのお店だったのだけど……。
「初日の売り上げが金貨7枚とは出来過ぎだな」
「ですね。値段も少し高めに設定してあるのに大盛況でした」
「味も文句が1つも出なかったのが嬉しかったです」
レヴンとベレニーを中心に女性陣たちの働きは充分に発揮されて初日から大盛況にもかかわらず何の問題もなく(店側には)運営が出来た。
連日、子供連れの親子が店内に溢れ、2階では貴族が会食という名の話し合いなどで集まることが多くなった。
テレビの導入はどちら側にも評判が良く、子供連れの場合は教育番組で食事のマナーなども学べると親御さんに評判が良く、子供たちは子供向けのアニメが楽しめるので店のリーピーターは常に増えている。
貴族側は大画面に映る自然の雄大さに心を落ち着かせて食事ができることと、話し合いで熱くなったところで音楽が流れれば落ち着きを取り戻せると好評である。
特に音楽は温度センサーが付いており急激な温度上昇を感知するとオーケストラで優しい選曲が流れるように設定されているので、話し合いが進むということで予約で1ヶ月はいっぱいになっている。
この景気の良さに黙ってないのが他の飲食店。
とはいえ、客層はカブってないのだが……。
まだまだ城塞都市では各種の調味料の使い方が広まっていないこと、あと調理法が焼くか煮るだけなので料理の種類が少ないというのが問題点なのだ。
そこでギルドから調理講習会を開くことを提案されるようになり、週に2日商会ギルドの会議室で調理講習会が行われるようになり、店はそれぞれの店長に任せて俺は個人的に忙しくなることとなった。
あー……のんびりしたい。
そんな感じで商会ギルドに入り浸るようになると、後から後から余計な仕事が舞い込んでくる。
相談と言う名の強制労働である。
まあ、肉体的な疲れはないんですけどね。
地球での知識がなまじあるので、軽い気持ちで相談事を解決したのがいけなかった。
それ以降、『プロデュース』的な役回りをする羽目になったのだ。
まずは調理講習会で料理を習っている店からの要望で最も多かったのが、売り上げの向上である。
そこで俺が提案したのは『差別化』である。
俺の故郷は郷土料理が多い。
その調理法も様々で、国ごとに『〇〇料理』と名乗るほど多くある。
俺の世界でPCを使えば料理法などアッと言う間に情報は手に入る。
専門店ならカブることもないので、後は個人の適正でどんな専門店にするかだけだ。
あと地味に多いのが雑貨屋だ。
店の規模や立地場所によって質の悪い粗悪品やら、怪しげな薬品などを販売している。
こういうところは店からでなく、住人からの陳情などで問題解決を頼まれるわけだ。
俺のイメージでは『雑貨=便利なもの』と言う感じなので、まずは店として営業出来ているところは除外。
粗悪品を売るところ中心に呼び出し、ここでも『差別化』を進める。
俺が個人で作った『ポーション』を専門的に売る『ポーション屋』や、俺が趣味で作った『魔道具』を専門的に売る『魔道具屋』など。
アイデアを出して、後はギルドにお任せと言う感じで次に次にと仕事が舞い込んでくる。
食堂の開店から1ヶ月が経った頃になるとようやく落ち着くことが出来た。
そんな中で、ルーファス伯爵からの呼び出しとなったのである。
◆◆◇◆◆◇◆◆
ルーファス伯爵からの不穏な話もひと段落し、俺はお土産の品を渡す。
「これは俺からの土産の品です」
「ほう。これは何だい?」
「箱のは甘い菓子です。ご家族で食べてください。あとこちらは伯爵に……うちで作った『お酒』です。果実酒なので飲みやすいですよ」
「甘い菓子とは妻や娘が喜ぶよ。酒は後でゆっくり味合わせてもらう」
「気に入っていただけて良かったです」
「ははっ。ただでさえ菓子と酒と言うだけで嬉しいのに、君のところの物となれば価値が違いすぎるからね。『ビジョン』での食事もようやく予約が取れたところでね。家族からの催促がうるさくてかなわんよ」
「あー……そのうち、増築するのでお待ちください」
貴族からの要望で食堂の増築を余儀なくされ、今まさに計画中と言う感じである。
「それで、『高級チェス盤と駒』の件なのだが……」
「もしかして個人の物ではなく、王国への献上品ということでしょうか?」
「やはり、分かってしまったか。実は国王がチェスにハマってね。ぜひ個人的な物が欲しいと……」
「お願いされたわけですね」
「そうなるね」
「分かりました。では、最高のチェス盤と駒を用意させてもらいます」
国にかかわりを持ちたいとも思わないが、女性たちの今後のことも考えるとそうもいかない。
使える手持ちの駒は多い方がいい。
特にそれが国王ならなおさらである。
俺は持てる技術を使って最高のチェス盤と駒を作ることを決意するのだった。
とりあえず、庶民向けのメニューは一律銅貨70枚、ドリンクバーが銅貨20枚で飲み放題。ただし、お酒は別代金になっている。
和・洋・中それぞれ3種類、9メニューから選べる。すべて定食にしていて、主食もご飯かパンを選べるというわけだ。
和食のメニューは、『トンカツ定食』に『唐揚げ定食』に『魚のフライ定食』の3種。
洋食のメニューは、『ハンバーグ定食』に『オムライス定食』と『カレーライス定食』の3種。
中華メニューは、『ラーメン定食』と『酢豚定食』に『チャーハン定食』の3種である。
デザートはこの世界では高価だということで、日替わりにしてみた。
これなら、別々の日に別々のデザートを楽しめるわけだ。
貴族向けには庶民メニューのほかにコース料理を用意した。
コースメニューは『魚』と『肉』の2種類。
魚のコースメニューは、焼き魚系をメインにムニエルや魚介系フライにマリネなど魚尽くしのコースだ。
肉のコースは、ステーキをメインにバンバンジーやローストチキンや北京ダックなど肉尽くしコースとなっている
さらに締めのデザートは、数種類の洋菓子を盛り付けたケーキタワーから選んで食べてもらえるようにしてある。
もちろんお酒も食前酒からメインまで選べるので楽しめるだろう。
その分お値段はおひとり様銀貨30枚と高額ではあるが……。
一般客と同じメニューを選んだ場合、単品でメニューを3つまで追加したうえで、デザートタワーや飲み物を自由に選べて銀貨20枚となっている。
開店オープンと同時にギルド職員が食べに来てくれたこともあって、あっという間に噂が広まり大盛況となった。
夕食時は必ず満席となっているので儲けはかなりのものであった。
ただし、まったく問題がないわけではない。
一般客を優先するあまり、一部の冒険者たちなどが入店できないことに文句を言う事態に。
まあ、行儀が悪いと強制的に退店してもらっているので、当然、多くの冒険者たちは入店拒否になってしまったわけだ。
普通に食事をする分にはなんの問題も無いのに、どうして騒ぎを起こすのか?
これぞ、冒険者の業というものなのだろうか。
営業時間も午前11時から夜10時までなので酒場と違って早くに閉まるので居酒屋のような雰囲気は味わえない。
まあ、最初からそう言うつもりのお店だったのだけど……。
「初日の売り上げが金貨7枚とは出来過ぎだな」
「ですね。値段も少し高めに設定してあるのに大盛況でした」
「味も文句が1つも出なかったのが嬉しかったです」
レヴンとベレニーを中心に女性陣たちの働きは充分に発揮されて初日から大盛況にもかかわらず何の問題もなく(店側には)運営が出来た。
連日、子供連れの親子が店内に溢れ、2階では貴族が会食という名の話し合いなどで集まることが多くなった。
テレビの導入はどちら側にも評判が良く、子供連れの場合は教育番組で食事のマナーなども学べると親御さんに評判が良く、子供たちは子供向けのアニメが楽しめるので店のリーピーターは常に増えている。
貴族側は大画面に映る自然の雄大さに心を落ち着かせて食事ができることと、話し合いで熱くなったところで音楽が流れれば落ち着きを取り戻せると好評である。
特に音楽は温度センサーが付いており急激な温度上昇を感知するとオーケストラで優しい選曲が流れるように設定されているので、話し合いが進むということで予約で1ヶ月はいっぱいになっている。
この景気の良さに黙ってないのが他の飲食店。
とはいえ、客層はカブってないのだが……。
まだまだ城塞都市では各種の調味料の使い方が広まっていないこと、あと調理法が焼くか煮るだけなので料理の種類が少ないというのが問題点なのだ。
そこでギルドから調理講習会を開くことを提案されるようになり、週に2日商会ギルドの会議室で調理講習会が行われるようになり、店はそれぞれの店長に任せて俺は個人的に忙しくなることとなった。
あー……のんびりしたい。
そんな感じで商会ギルドに入り浸るようになると、後から後から余計な仕事が舞い込んでくる。
相談と言う名の強制労働である。
まあ、肉体的な疲れはないんですけどね。
地球での知識がなまじあるので、軽い気持ちで相談事を解決したのがいけなかった。
それ以降、『プロデュース』的な役回りをする羽目になったのだ。
まずは調理講習会で料理を習っている店からの要望で最も多かったのが、売り上げの向上である。
そこで俺が提案したのは『差別化』である。
俺の故郷は郷土料理が多い。
その調理法も様々で、国ごとに『〇〇料理』と名乗るほど多くある。
俺の世界でPCを使えば料理法などアッと言う間に情報は手に入る。
専門店ならカブることもないので、後は個人の適正でどんな専門店にするかだけだ。
あと地味に多いのが雑貨屋だ。
店の規模や立地場所によって質の悪い粗悪品やら、怪しげな薬品などを販売している。
こういうところは店からでなく、住人からの陳情などで問題解決を頼まれるわけだ。
俺のイメージでは『雑貨=便利なもの』と言う感じなので、まずは店として営業出来ているところは除外。
粗悪品を売るところ中心に呼び出し、ここでも『差別化』を進める。
俺が個人で作った『ポーション』を専門的に売る『ポーション屋』や、俺が趣味で作った『魔道具』を専門的に売る『魔道具屋』など。
アイデアを出して、後はギルドにお任せと言う感じで次に次にと仕事が舞い込んでくる。
食堂の開店から1ヶ月が経った頃になるとようやく落ち着くことが出来た。
そんな中で、ルーファス伯爵からの呼び出しとなったのである。
◆◆◇◆◆◇◆◆
ルーファス伯爵からの不穏な話もひと段落し、俺はお土産の品を渡す。
「これは俺からの土産の品です」
「ほう。これは何だい?」
「箱のは甘い菓子です。ご家族で食べてください。あとこちらは伯爵に……うちで作った『お酒』です。果実酒なので飲みやすいですよ」
「甘い菓子とは妻や娘が喜ぶよ。酒は後でゆっくり味合わせてもらう」
「気に入っていただけて良かったです」
「ははっ。ただでさえ菓子と酒と言うだけで嬉しいのに、君のところの物となれば価値が違いすぎるからね。『ビジョン』での食事もようやく予約が取れたところでね。家族からの催促がうるさくてかなわんよ」
「あー……そのうち、増築するのでお待ちください」
貴族からの要望で食堂の増築を余儀なくされ、今まさに計画中と言う感じである。
「それで、『高級チェス盤と駒』の件なのだが……」
「もしかして個人の物ではなく、王国への献上品ということでしょうか?」
「やはり、分かってしまったか。実は国王がチェスにハマってね。ぜひ個人的な物が欲しいと……」
「お願いされたわけですね」
「そうなるね」
「分かりました。では、最高のチェス盤と駒を用意させてもらいます」
国にかかわりを持ちたいとも思わないが、女性たちの今後のことも考えるとそうもいかない。
使える手持ちの駒は多い方がいい。
特にそれが国王ならなおさらである。
俺は持てる技術を使って最高のチェス盤と駒を作ることを決意するのだった。
0
お気に入りに追加
465
あなたにおすすめの小説
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
【完結】言いたいことがあるなら言ってみろ、と言われたので遠慮なく言ってみた
杜野秋人
ファンタジー
社交シーズン最後の大晩餐会と舞踏会。そのさなか、第三王子が突然、婚約者である伯爵家令嬢に婚約破棄を突き付けた。
なんでも、伯爵家令嬢が婚約者の地位を笠に着て、第三王子の寵愛する子爵家令嬢を虐めていたというのだ。
婚約者は否定するも、他にも次々と証言や証人が出てきて黙り込み俯いてしまう。
勝ち誇った王子は、最後にこう宣言した。
「そなたにも言い分はあろう。私は寛大だから弁明の機会をくれてやる。言いたいことがあるなら言ってみろ」
その一言が、自らの破滅を呼ぶことになるなど、この時彼はまだ気付いていなかった⸺!
◆例によって設定ナシの即興作品です。なので主人公の伯爵家令嬢以外に固有名詞はありません。頭カラッポにしてゆるっとお楽しみ下さい。
婚約破棄ものですが恋愛はありません。もちろん元サヤもナシです。
◆全6話、約15000字程度でサラッと読めます。1日1話ずつ更新。
◆この物語はアルファポリスのほか、小説家になろうでも公開します。
◆9/29、HOTランキング入り!お読み頂きありがとうございます!
10/1、HOTランキング最高6位、人気ランキング11位、ファンタジーランキング1位!24h.pt瞬間最大11万4000pt!いずれも自己ベスト!ありがとうございます!
実家が没落したので、こうなったら落ちるところまで落ちてやります。
黒蜜きな粉
ファンタジー
ある日を境にタニヤの生活は変わってしまった。
実家は爵位を剥奪され、領地を没収された。
父は刑死、それにショックを受けた母は自ら命を絶った。
まだ学生だったタニヤは学費が払えなくなり学校を退学。
そんなタニヤが生活費を稼ぐために始めたのは冒険者だった。
しかし、どこへ行っても元貴族とバレると嫌がらせを受けてしまう。
いい加減にこんな生活はうんざりだと思っていたときに出会ったのは、商人だと名乗る怪しい者たちだった。
騙されていたって構わない。
もう金に困ることなくお腹いっぱい食べられるなら、裏家業だろうがなんでもやってやる。
タニヤは商人の元へ転職することを決意する。
元天才貴族、今やリモートで最強冒険者!
しらかめこう
ファンタジー
魔法技術が発展した異世界。
そんな世界にあるシャルトルーズ王国という国に冒険者ギルドがあった。
強者ぞろいの冒険者が数多く所属するそのギルドで現在唯一、最高ランクであるSSランクに到達している冒険者がいた。
───彼の名は「オルタナ」
漆黒のコートに仮面をつけた謎多き冒険者である。彼の素顔を見た者は誰もおらず、どういった人物なのかも知る者は少ない。
だがしかし彼は誰もが認める圧倒的な力を有しており、冒険者になって僅か4年で勇者や英雄レベルのSSランクに到達していた。
そんな彼だが、実は・・・
『前世の知識を持っている元貴族だった?!」
とある事情で貴族の地位を失い、母親とともに命を狙われることとなった彼。そんな彼は生活費と魔法の研究開発資金を稼ぐため冒険者をしようとするが、自分の正体が周囲に知られてはいけないので自身で開発した特殊な遠隔操作が出来るゴーレムを使って自宅からリモートで冒険者をすることに!
そんな最強リモート冒険者が行く、異世界でのリモート冒険物語!!
毎日20時30分更新予定です!!
【完結】私だけが知らない
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
【完結】義妹とやらが現れましたが認めません。〜断罪劇の次世代たち〜
福田 杜季
ファンタジー
侯爵令嬢のセシリアのもとに、ある日突然、義妹だという少女が現れた。
彼女はメリル。父親の友人であった彼女の父が不幸に見舞われ、親族に虐げられていたところを父が引き取ったらしい。
だがこの女、セシリアの父に欲しいものを買わせまくったり、人の婚約者に媚を打ったり、夜会で非常識な言動をくり返して顰蹙を買ったりと、どうしようもない。
「お義姉さま!」 . .
「姉などと呼ばないでください、メリルさん」
しかし、今はまだ辛抱のとき。
セシリアは来たるべき時へ向け、画策する。
──これは、20年前の断罪劇の続き。
喜劇がくり返されたとき、いま一度鉄槌は振り下ろされるのだ。
※ご指摘を受けて題名を変更しました。作者の見通しが甘くてご迷惑をおかけいたします。
旧題『義妹ができましたが大嫌いです。〜断罪劇の次世代たち〜』
※初投稿です。話に粗やご都合主義的な部分があるかもしれません。生あたたかい目で見守ってください。
※本編完結済みで、毎日1話ずつ投稿していきます。
魔境に捨てられたけどめげずに生きていきます
ツバキ
ファンタジー
貴族の子供として産まれた主人公、五歳の時の魔力属性検査で魔力属性が無属性だと判明したそれを知った父親は主人公を魔境へ捨ててしまう
どんどん更新していきます。
ちょっと、恨み描写などがあるので、R15にしました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる