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勘違い※

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 夜になってから、私達2人は本館の客室に案内された。ユリウスに話を聞くと、ユリウスも「仲違いする親同士に勘当されながらも、辺境の地で愛を育む2人」だと勘違いされて、かなり戸惑ったそうだ。ハリス様は、かなり思い込みが激しい方ではないか‥‥‥。そう思い始めていた。

「団長、すみません‥‥‥。ハリス様に上手くお伝えしきれなくて、同じ部屋になってしまいました」

「まあ、気にするな。私がソファーで寝るよ」

「そんな?! 団長をソファーでなんか寝かせられませんよ‥‥‥。私がソファーで寝ます。それに、昨日は同じベッドで寝たじゃありませんか?!」

「いや、いろいろと不味いだろう。今のうちに誤解を解いておかないと‥‥‥。ハリス様には、私の方から明日にでも話しておくよ」

 私の竿は不埒な事を考えていないのにも関わらず、反り上がっていた。今、ユリウスに気づかれるのは気まずい‥‥‥。そう思って、さり気なくバスタオルを手に取った。

「先に湯浴みをさせてもらうよ」

 そう言うと、部屋に備え付けられているバスルームへと向かったのだった。


*****


 寝る時間になって、私はベッドへと寝かされていた。正確に言うと、抱きつかれたまま抑え込まれる様な形で寝ていた。

「ユリウス‥‥‥。これじゃあ、苦しくて眠れないよ。手を放してくれ」

「‥‥‥ベッドで寝てくれます?」

「ああ、分かったよ。一緒に寝よう」

 ユリウスは喜色を浮かべると、私の手を離した。それと同時に、私の寝巻きも肌けてしまう。

「あっ‥‥‥」

 私の竿は再び反り上がっていた。それを見たユリウスが目を丸くしている。

「た、たまたまなんだ‥‥‥。たまたま‥‥‥」

「団長‥‥‥。こうなっちゃったのは、俺のせいなんですよね? ちゃんと責任を取らせてください」

 ユリウスは私をベッドへ押し倒すと寝間着と下着を剥ぎ取り、自身も服を脱いでいた。


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