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マーキング練習
しおりを挟む「答えずらい事を聞いてしまってすみませんっ」
銀さんは大丈夫だよ、って言ってるかのように
首を横に振る。
「あの...話進んでしまって切り出せなかったんですけど、私が元の世界に帰るってのは...」
緑「そんな方法は無いです。」
黄「ダメだよ!!!」
赤「そ、そんな!!!」
銀「(頭を横にブンブン)!!!」
(はぁ、そうだよね、そんな気がしてたよ、トホホ)
正直普通の生活をしていた私にとって
前の世界にある心残りといえば
みんな家族だと言うが、私には両親も
兄妹もいなかったので
強いて言うなら少女漫画くらいだ。
...
「分かりました。では、結婚はさておき皆さんの事を知っていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いします。」
しばらく...いや、今後ずっとお世話になるかもしれない...
赤「け、結婚はもうすぐにでもしないと行けませんっ...!!!」
赤さんが赤面しながら焦っている...
「何でですか...?!?!」
緑「乃愛殿の身の安全を守るためですよ...その為、結婚、マーキングは必須項目になります。」
緑さんはすごく事務的(ry
紳士的なんだな~....
(そう言えばマーキングって具体的には聞いてなかったけど、スリスリするのかな...?)
私の考えを読んだのか、緑さんが話を続ける。
緑「マーキングは性交を行います。最も肌を寄せ会いやすく、体液を摂取していただけるので効率的に...」
「ちょ、ちょっと待ってください!!!!初対面の方と、え、えっち?!?!」
緑「えっ、えっちではないです。性交です!!卑猥な言い方はよしてください!!」
照れながらメガネクイッをして話している緑さん。
いやいや、どっちも同じなんだが....
いやいやいや、マーキングってそんな難易度が高いの....
黄「初めは銀からだから、練習しながらゆっくり出来るよ!乃愛ちゃん、匂い的に処女だし頑張って!!」
ーー?!?!?!
黄さん...なぜバレている...?!?!
そう、少女漫画ばかり見てきて
恋愛経験はゼロの私は処女だ。
マーキングなんて言って非処女になりたくない。
初めては好きな人とって決まっている。
...だけど身の安全の為と言われたら...
黄「今晩から行ってもらいますが異論は無いですね。」
こ、今夜から?!?!?!
応援ありがとうございます!
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