87 / 108
第八章 護りたい想い
それぞれの診察
しおりを挟む
日陰の町サーヴァで巨大サソリを倒し、その後マッドが原因不明の暴走を起こしウォックが負傷し、マッド自身も倒れてしまった為、ティミー達はヴェイトとベルスに連れられてベルトア軍の軍病院に帰還した。
マッドはヴェイト一人で診れるだろうと判断したベルスは、ウォックを診察室に運び込むと即座に服を捲り上げて傷の具合を確認する。
「さっきある程度止血はしたが、内臓の一部が完全に斬られてるな。手術になるからヴェノルとプリムはどっか行ってろ」
ベルスの言葉に、ヴェノルは不安そうにベルスの右腕を掴んだ。
「ウォック、助かるよね?」
「大丈夫だっての。死にはしねぇよ。手術すりゃ治るし元々コイツタフだろ」
「タフ、なのかなぁ」
「普通だったら死んでてもおかしくねぇ傷だぜ」
ヴェノルは不安そうにウォックを見詰める。
顔色も悪く、傷口の炎症による高熱でうなされているようだ。
そんなウォックを見ると、ヴェノルの目頭には無意識に涙が浮かび、溢れ落ちそうになった。
「ウォック、心配なんだ......。いつも怒られちゃうけど、頭も撫でてくれるし美味しいご飯も作ってくれるし......一緒にいると安心するんだ」
「ま、面倒見は良いもんなアイツ」
「うん......痛いのは、辛いもん。だからベルス、絶対ウォックの事、助けてね」
「分かってるっての。だから外で待ってろ。プリム、お前がコイツの面倒見てろよ」
「えっ、私が......ですか?」
突然話を振られたプリムは目を見開き、オロオロと手を挙げたり下げたりしていた。
その様子にベルスは小さくため息を吐き、ヴェノルとプリムの頭を乱暴にわしゃわしゃと撫で、整えられた二人の髪の毛をぐしゃぐしゃに乱した。
「わーっ、何するんですかベルス中将!」
「良いか、あくまでコイツらは一般人だ。あんまり軍の中を歩かれるとこっちが迷惑なんだよ。暫くお前の部屋に匿わせておけ」
「そ、そんな事言われても、だってこの子......」
「なんだよ」
ベルスはぶっきらぼうに聞き返すと、プリムは顔を赤くしながら俯いてしまった。
「その、子供とは言え男の子じゃ無いですか......。私の部屋に匿わせるのはちょっと」
「あ? お前まさか、不健全な事考えてんじゃねぇだろうな?」
ベルスの言葉に、プリムは顔を赤くし頬を膨らませながら声を上げた。
「不健全も何も、異性を匿わせる事は出来ません! だったらベルス中将の部屋に匿わせれば良いじゃ無いですか!」
「今のコイツにそんな知識一ミリも無ぇし俺の部屋足の踏み場無ぇし。良いだろ別に減るもんじゃねぇんだから」
「嫌です!」
「うるせーな、なら適当に飯でも食わせておけ。ほら、邪魔だからさっさといけガキ共」
ベルスがヴェノルとプリムの背中を押して部屋から出そうとすると、ヴェノルは足に力を入れて踏ん張り、バタバタと手を上下させた。
「え~! 何で! 俺も手伝う!」
「手伝うじゃねぇよ! 医療知識の無ぇ奴が手出しすんな!」
「やだ~! ウォックが心配だもん! 俺も手伝う手伝う!」
「あーもーうるせぇ! さっさと出てけ! 俺が呼びに行くまで絶対ここに近付くなよ!」
ベルスは半分蹴り飛ばす様に二人を部屋から追い出すと、そのまま部屋に鍵を掛け二人を入れない様にしてしまった。
ヴェノルが何度も扉を開けようとするも、ビクともせずに扉を睨み付けた。
「何だよー! ベルスのケチ!」
「ま、まぁまぁ。私達に何も出来ないのは事実ですし......ほら、行きましょうヴェノルさん。ご飯食べに行きませんか?」
「ご飯!? うん! 食べに行く~! 案内してプリム!」
「わーっ、ちょっ、抱きつかないで下さい!」
ご飯の言葉に反応したヴェノルは勢い良くプリムに抱きつき、そのままスリスリと首筋に顔を埋めて甘える様にしがみついた。
プリムは何とかヴェノルを引き剥がすと、軽く咳払いをして乱れた軍服を直す。
「もう、ほら行きますよ。ベルス中将がウォックさんを治してくれるまで暫く休みましょう」
「はぁ~い! 何があるんだろう、オムライスあるかな? プリム作れる?」
「料理はちょっと苦手なので、食堂に行きましょうか。此処からだと真っ直ぐ歩けば着くはずなので......」
「やったぁ! 早く行こうプリム! あ、ご飯食べ終わったらすぐ戻って来ようね!」
「えっ、ちょっ、あぁぁあまたこのパターン! 走らないで下さい~!」
ヴェノルはプリムの手を掴むと勢い良く走り出し、二人は連れ去られる様に軍病院の奥へと消えていった。
一方ヴェイトは倒れたマッドを別の診察室に寝かし、状態を確認していた。
聴診器で胸の音や呼吸音を確認し、時折カルテに素早く書き込みを入れていく。
その様子をティミーは不安そうに見守っていると、診察が終わったのか、ティミーに椅子に座る様に促し、ヴェイトも自分の椅子に座り小さく息を吐いた。
「解毒の点滴も打ったし、今は落ち着いて眠っているよ。熱はまだあるが、とりあえず一安心して大丈夫だろう」
「そうですか......良かった」
一安心して良い、という言葉にティミーはホッとしたのか、深く息を吐いた。
緊迫していた雰囲気が抜けたのか、ティミーの茶色の瞳からは自然と涙が溢れ出て、思わず両手で顔を覆い、ヴェイトに見られない様に顔を背けた。
「す、すみません......その」
「良いよ。心配していたもんね。大丈夫、もう命の心配はしなくて大丈夫だから」
「はい......」
ヴェイトはティミーが落ち着くまで、優しく背中をぽんぽんと叩き、心配そうにティミーの様子を伺っていた。
暫くしてティミーが落ち着き顔を上げ笑顔を見せると、ヴェイトも微笑み、静かに椅子から立ち上がった。
「落ち着いたとは言え、暫くは入院が必要になるけどな」
「入院、ですか」
入院、という言葉にティミーは不安を覚え、ヴェイトを見上げる。
ヴェイトは深刻そうな表情でマッドを見ると、近くの棚から患者衣を取り出し、少し苦しそうに眠るマッドの頭を軽く撫でた。
「ちょっと特殊な体質の持ち主なんだろうな、彼は」
「特殊......?」
「そう。彼は毒とか、異物が身体に入り込むと過剰なまでに拒絶反応が出てしまう様だ。それでいて、解毒がし難い体質みたいだな」
「拒絶反応......」
「だから、旅を続けるのであれば一度詳しく検査した方が良い。今後、同じ事が起こる可能性もあるからな」
ヴェイトの言葉に、ティミーは思わずヴェイトの腕を掴んでしまった。
ヴェイトは驚き、ティミーに視線を向ける。
「どうした?」
「マッドは! そんな事しません! そんな......また、私達を襲うなんて事」
ティミーは続きの言葉を言おうとしたが、喉の奥が詰まる感覚を覚えてそれ以上言葉を発する事が出来なかった。
同時に、身体が震え、足から力が抜けてしまい思わず床に座り込んでしまう。
ヴェイトは慌ててティミーに手を差し伸べて立ち上がらせると、ティミーを再び椅子に座らせた。
「......本当は怖いんだろう? また襲いかかってくるかもしれないと」
「......それは」
「怖かったの、凄く分かるよ。だからこそ、キチンと調べて同じ事が起こらない様に予防する事だって出来るかもしれない。それも兼ねての入院だから。言葉が足りなかったね」
不安から震えるティミーを落ち着かせる為に、ヴェイトは静かに言葉を吐き、ティミーの頭を優しく撫でる。
その暖かさに、何処かティミーは懐かしさを感じていた。
(懐かしい......昔、私もこんな風にされていたのかな)
マッドはヴェイト一人で診れるだろうと判断したベルスは、ウォックを診察室に運び込むと即座に服を捲り上げて傷の具合を確認する。
「さっきある程度止血はしたが、内臓の一部が完全に斬られてるな。手術になるからヴェノルとプリムはどっか行ってろ」
ベルスの言葉に、ヴェノルは不安そうにベルスの右腕を掴んだ。
「ウォック、助かるよね?」
「大丈夫だっての。死にはしねぇよ。手術すりゃ治るし元々コイツタフだろ」
「タフ、なのかなぁ」
「普通だったら死んでてもおかしくねぇ傷だぜ」
ヴェノルは不安そうにウォックを見詰める。
顔色も悪く、傷口の炎症による高熱でうなされているようだ。
そんなウォックを見ると、ヴェノルの目頭には無意識に涙が浮かび、溢れ落ちそうになった。
「ウォック、心配なんだ......。いつも怒られちゃうけど、頭も撫でてくれるし美味しいご飯も作ってくれるし......一緒にいると安心するんだ」
「ま、面倒見は良いもんなアイツ」
「うん......痛いのは、辛いもん。だからベルス、絶対ウォックの事、助けてね」
「分かってるっての。だから外で待ってろ。プリム、お前がコイツの面倒見てろよ」
「えっ、私が......ですか?」
突然話を振られたプリムは目を見開き、オロオロと手を挙げたり下げたりしていた。
その様子にベルスは小さくため息を吐き、ヴェノルとプリムの頭を乱暴にわしゃわしゃと撫で、整えられた二人の髪の毛をぐしゃぐしゃに乱した。
「わーっ、何するんですかベルス中将!」
「良いか、あくまでコイツらは一般人だ。あんまり軍の中を歩かれるとこっちが迷惑なんだよ。暫くお前の部屋に匿わせておけ」
「そ、そんな事言われても、だってこの子......」
「なんだよ」
ベルスはぶっきらぼうに聞き返すと、プリムは顔を赤くしながら俯いてしまった。
「その、子供とは言え男の子じゃ無いですか......。私の部屋に匿わせるのはちょっと」
「あ? お前まさか、不健全な事考えてんじゃねぇだろうな?」
ベルスの言葉に、プリムは顔を赤くし頬を膨らませながら声を上げた。
「不健全も何も、異性を匿わせる事は出来ません! だったらベルス中将の部屋に匿わせれば良いじゃ無いですか!」
「今のコイツにそんな知識一ミリも無ぇし俺の部屋足の踏み場無ぇし。良いだろ別に減るもんじゃねぇんだから」
「嫌です!」
「うるせーな、なら適当に飯でも食わせておけ。ほら、邪魔だからさっさといけガキ共」
ベルスがヴェノルとプリムの背中を押して部屋から出そうとすると、ヴェノルは足に力を入れて踏ん張り、バタバタと手を上下させた。
「え~! 何で! 俺も手伝う!」
「手伝うじゃねぇよ! 医療知識の無ぇ奴が手出しすんな!」
「やだ~! ウォックが心配だもん! 俺も手伝う手伝う!」
「あーもーうるせぇ! さっさと出てけ! 俺が呼びに行くまで絶対ここに近付くなよ!」
ベルスは半分蹴り飛ばす様に二人を部屋から追い出すと、そのまま部屋に鍵を掛け二人を入れない様にしてしまった。
ヴェノルが何度も扉を開けようとするも、ビクともせずに扉を睨み付けた。
「何だよー! ベルスのケチ!」
「ま、まぁまぁ。私達に何も出来ないのは事実ですし......ほら、行きましょうヴェノルさん。ご飯食べに行きませんか?」
「ご飯!? うん! 食べに行く~! 案内してプリム!」
「わーっ、ちょっ、抱きつかないで下さい!」
ご飯の言葉に反応したヴェノルは勢い良くプリムに抱きつき、そのままスリスリと首筋に顔を埋めて甘える様にしがみついた。
プリムは何とかヴェノルを引き剥がすと、軽く咳払いをして乱れた軍服を直す。
「もう、ほら行きますよ。ベルス中将がウォックさんを治してくれるまで暫く休みましょう」
「はぁ~い! 何があるんだろう、オムライスあるかな? プリム作れる?」
「料理はちょっと苦手なので、食堂に行きましょうか。此処からだと真っ直ぐ歩けば着くはずなので......」
「やったぁ! 早く行こうプリム! あ、ご飯食べ終わったらすぐ戻って来ようね!」
「えっ、ちょっ、あぁぁあまたこのパターン! 走らないで下さい~!」
ヴェノルはプリムの手を掴むと勢い良く走り出し、二人は連れ去られる様に軍病院の奥へと消えていった。
一方ヴェイトは倒れたマッドを別の診察室に寝かし、状態を確認していた。
聴診器で胸の音や呼吸音を確認し、時折カルテに素早く書き込みを入れていく。
その様子をティミーは不安そうに見守っていると、診察が終わったのか、ティミーに椅子に座る様に促し、ヴェイトも自分の椅子に座り小さく息を吐いた。
「解毒の点滴も打ったし、今は落ち着いて眠っているよ。熱はまだあるが、とりあえず一安心して大丈夫だろう」
「そうですか......良かった」
一安心して良い、という言葉にティミーはホッとしたのか、深く息を吐いた。
緊迫していた雰囲気が抜けたのか、ティミーの茶色の瞳からは自然と涙が溢れ出て、思わず両手で顔を覆い、ヴェイトに見られない様に顔を背けた。
「す、すみません......その」
「良いよ。心配していたもんね。大丈夫、もう命の心配はしなくて大丈夫だから」
「はい......」
ヴェイトはティミーが落ち着くまで、優しく背中をぽんぽんと叩き、心配そうにティミーの様子を伺っていた。
暫くしてティミーが落ち着き顔を上げ笑顔を見せると、ヴェイトも微笑み、静かに椅子から立ち上がった。
「落ち着いたとは言え、暫くは入院が必要になるけどな」
「入院、ですか」
入院、という言葉にティミーは不安を覚え、ヴェイトを見上げる。
ヴェイトは深刻そうな表情でマッドを見ると、近くの棚から患者衣を取り出し、少し苦しそうに眠るマッドの頭を軽く撫でた。
「ちょっと特殊な体質の持ち主なんだろうな、彼は」
「特殊......?」
「そう。彼は毒とか、異物が身体に入り込むと過剰なまでに拒絶反応が出てしまう様だ。それでいて、解毒がし難い体質みたいだな」
「拒絶反応......」
「だから、旅を続けるのであれば一度詳しく検査した方が良い。今後、同じ事が起こる可能性もあるからな」
ヴェイトの言葉に、ティミーは思わずヴェイトの腕を掴んでしまった。
ヴェイトは驚き、ティミーに視線を向ける。
「どうした?」
「マッドは! そんな事しません! そんな......また、私達を襲うなんて事」
ティミーは続きの言葉を言おうとしたが、喉の奥が詰まる感覚を覚えてそれ以上言葉を発する事が出来なかった。
同時に、身体が震え、足から力が抜けてしまい思わず床に座り込んでしまう。
ヴェイトは慌ててティミーに手を差し伸べて立ち上がらせると、ティミーを再び椅子に座らせた。
「......本当は怖いんだろう? また襲いかかってくるかもしれないと」
「......それは」
「怖かったの、凄く分かるよ。だからこそ、キチンと調べて同じ事が起こらない様に予防する事だって出来るかもしれない。それも兼ねての入院だから。言葉が足りなかったね」
不安から震えるティミーを落ち着かせる為に、ヴェイトは静かに言葉を吐き、ティミーの頭を優しく撫でる。
その暖かさに、何処かティミーは懐かしさを感じていた。
(懐かしい......昔、私もこんな風にされていたのかな)
0
お気に入りに追加
11
あなたにおすすめの小説
異世界配信で、役立たずなうっかり役を演じさせられていたボクは、自称姉ポジのもふもふ白猫と共に自分探しの旅に出る。
美杉。節約令嬢、書籍化進行中
ファンタジー
いつだってボクはボクが嫌いだった。
弱虫で、意気地なしで、誰かの顔色ばかりうかがって、愛想笑いするしかなかったボクが。
もうモブとして生きるのはやめる。
そう決めた時、ボクはなりたい自分を探す旅に出ることにした。
昔、異世界人によって動画配信が持ち込まれた。
その日からこの国の人々は、どうにかしてあんな動画を共有することが出来ないかと躍起になった。
そして魔法のネットワークを使って、通信網が世界中に広がる。
とはいっても、まだまだその技術は未熟であり、受信機械となるオーブは王族や貴族たちなど金持ちしか持つことは難しかった。
配信を行える者も、一部の金持ちやスポンサーを得た冒険者たちだけ。
中でもストーリー性がある冒険ものが特に人気番組になっていた。
転生者であるボクもコレに参加させられている一人だ。
昭和の時代劇のようなその配信は、一番強いリーダが核となり悪(魔物)を討伐していくというもの。
リーダー、サブリーダーにお色気担当、そしてボクはただうっかりするだけの役立たず役。
本当に、どこかで見たことあるようなパーティーだった。
ストーリー性があるというのは、つまりは台本があるということ。
彼らの命令に従い、うっかりミスを起こし、彼らがボクを颯爽と助ける。
ボクが獣人であり人間よりも身分が低いから、どんなに嫌な台本でも従うしかなかった。
そんな中、事故が起きる。
想定よりもかなり強いモンスターが現れ、焦るパーティー。
圧倒的な敵の前に、パーティーはどうすることも出来ないまま壊滅させられ――
30年待たされた異世界転移
明之 想
ファンタジー
気づけば異世界にいた10歳のぼく。
「こちらの手違いかぁ。申し訳ないけど、さっさと帰ってもらわないといけないね」
こうして、ぼくの最初の異世界転移はあっけなく終わってしまった。
右も左も分からず、何かを成し遂げるわけでもなく……。
でも、2度目があると確信していたぼくは、日本でひたすら努力を続けた。
あの日見た夢の続きを信じて。
ただ、ただ、異世界での冒険を夢見て!!
くじけそうになっても努力を続け。
そうして、30年が経過。
ついに2度目の異世界冒険の機会がやってきた。
しかも、20歳も若返った姿で。
異世界と日本の2つの世界で、
20年前に戻った俺の新たな冒険が始まる。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
元最強賢者は異世界でメイドカフェを開きます〜転生賢者のメイドカフェ経営〜
津ヶ谷
ファンタジー
友達の妹を庇って一度死亡し、異世界に転生した叢雲御影。
死んだ御影は神によってチートな力を与えられ、異世界にそのままの年齢で転生した。
そこから数年。世界最強の賢者として名が知れ渡った御影は、依頼先の森で一人の少女を拾う。
それをきっかけに冒険者を引退し、趣味であったメイドカフェを開くことにした。
しかし、巻き込まれ体質は変わらないのであった。
「ご主人様、メイドへのお触りはご法度ですよ?」
これは転生賢者が異世界でメイドカフェを経営する物語。
異世界に転生!堪能させて頂きます
葵沙良
ファンタジー
遠宮 鈴霞(とおみやりんか)28歳。
大手企業の庶務課に勤める普通のOL。
今日は何時もの残業が無く、定時で帰宅途中の交差点そばのバス停で事件は起きた━━━━。
ハンドルを切り損なった車が、高校生3人と鈴霞のいるバス停に突っ込んできたのだ!
死んだと思ったのに、目を覚ました場所は白い空間。
女神様から、地球の輪廻に戻るか異世界アークスライドへ転生するか聞かれたのだった。
「せっかくの異世界、チャンスが有るなら行きますとも!堪能させて頂きます♪」
笑いあり涙あり?シリアスあり。トラブルに巻き込まれたり⁉
鈴霞にとって楽しい異世界ライフになるのか⁉
趣味の域で書いておりますので、雑な部分があるかも知れませんが、楽しく読んで頂けたら嬉しいです。戦闘シーンも出来るだけ頑張って書いていきたいと思います。
こちらは《改訂版》です。現在、加筆・修正を大幅に行っています。なので、不定期投稿です。
何の予告もなく修正等行う場合が有りますので、ご容赦下さいm(__)m
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる