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第16話 4人で
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「俺も行って良いっすか?」
「私も!」
大村くんに続いて、私は間髪入れずに言いました。
「はぁ?なんでお前が来るんだよ」
池崎くんに言われ、私は少しもたついて言い返しました。
「い、いいでしょ。別に。ね、先輩」
先輩は少し困った様子で
「別に良いけど、
ただ僕の練習に池崎くんが付き合ってくれてるだけだから
2人とも来たって、面白くもなんともないと思うよ」
「いいじゃないっすか。3人の方が練習の幅が広がるし」
池崎くんがそう言ったので、私はちょっとムッとしてしまい
「3人ってなによ。4人でしょ!」
「まだ言ってんのかよ。なんでお前が・・・」
池崎くんの言葉を遮るように、大村くんが
「まぁ、いいじゃん。4人で行きましょうよ」
「そうそう4人で!」
私は大村くんに続いて言いました。
「そうか?」
先輩がそう言うと、私たちは先輩に微笑みかけました。
「じゃあ、行くか。4人で」
「はい!」
上山先輩と金子先輩は大村くんが気に入らないようでした。
友達から聞いた話によると
二人がコンビニの前で話していたそうです。
「大村の野郎。調子に乗りやかがって!」
パックの牛乳を飲みながら、
上山先輩がそう言うと、金子先輩が
「そうそう。
あいつエースだからって調子に乗ってんだよなぁ!
松島も松島だよ。あんな奴かばいやがってさ。
バッテリーかなんか知らねぇけど、
松島が余計なこと言わなけりゃ
大村の野郎、ボコボコにしてやったのに」
「うるせぇ!あぁーーーーー!くそっ!!」
上山先輩は相当苛立った様子で、
飲んでいた牛乳パックを地面に投げつけ
金子先輩は怯えた様子で、ただ黙って見ていたそうです。
「私も!」
大村くんに続いて、私は間髪入れずに言いました。
「はぁ?なんでお前が来るんだよ」
池崎くんに言われ、私は少しもたついて言い返しました。
「い、いいでしょ。別に。ね、先輩」
先輩は少し困った様子で
「別に良いけど、
ただ僕の練習に池崎くんが付き合ってくれてるだけだから
2人とも来たって、面白くもなんともないと思うよ」
「いいじゃないっすか。3人の方が練習の幅が広がるし」
池崎くんがそう言ったので、私はちょっとムッとしてしまい
「3人ってなによ。4人でしょ!」
「まだ言ってんのかよ。なんでお前が・・・」
池崎くんの言葉を遮るように、大村くんが
「まぁ、いいじゃん。4人で行きましょうよ」
「そうそう4人で!」
私は大村くんに続いて言いました。
「そうか?」
先輩がそう言うと、私たちは先輩に微笑みかけました。
「じゃあ、行くか。4人で」
「はい!」
上山先輩と金子先輩は大村くんが気に入らないようでした。
友達から聞いた話によると
二人がコンビニの前で話していたそうです。
「大村の野郎。調子に乗りやかがって!」
パックの牛乳を飲みながら、
上山先輩がそう言うと、金子先輩が
「そうそう。
あいつエースだからって調子に乗ってんだよなぁ!
松島も松島だよ。あんな奴かばいやがってさ。
バッテリーかなんか知らねぇけど、
松島が余計なこと言わなけりゃ
大村の野郎、ボコボコにしてやったのに」
「うるせぇ!あぁーーーーー!くそっ!!」
上山先輩は相当苛立った様子で、
飲んでいた牛乳パックを地面に投げつけ
金子先輩は怯えた様子で、ただ黙って見ていたそうです。
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