落ちこぼれ子女の奮闘記

木島廉

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魔剣の返却2

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白いローブを着たホムンクルスがリリスの目の前に近付いた。

「お待ちしていました。シューサック様の後継者の方ですね。お名前をお聞かせください。」

機械的な音声がリリスの耳に響く。

「リリスです。」

「リリス様ですね。了解しました。私はこの資材庫の管理を任されているレスターです。」

ホムンクルスのレスターはそう言うと、恭しくお辞儀をした。

それにしてもこの資材庫は500年間も動いていたのかしら?

リリスはその疑問をレスターに聞いてみた。

「ここは500年間も稼働していたの?」

リリスの問い掛けにレスターは軽く頷いた。

「この資材庫は大地から魔素を吸収してエネルギーにしますので、最低限の機能の維持は半永久的に可能です。私は休眠状態でしたが、リリス様がビーコンを通して送ってくださった魔力を増幅して、起動エネルギーに変換出来ました。」

まあ、そうなのね。

リリスはその仕組みに感心しつつ、資材庫の周囲を見回した。

「それで本日のご用事は何でしょうか?」

「ああ、そうだったわね。」

レスターの言葉にリリスはその顔をレスターに向けた。

「シューサックさんが修復したまま取り残していた魔剣アクアスフレアを、修復の依頼主に届けなければならないのよ。魔剣の保管場所に案内して頂戴。」

レスターは一瞬動きを止め、頭を軽く振動させると、少し考えるような仕草をした。
程なくその口を開き、

「管理プログラムで確認しました。確かに魔剣アクアスフレアを保管していますので、そちらにご案内します。」

「ただその前に使い魔ではなく実体でここにお越しください。この資材庫への出入りは基本的に転移装置で行ないます。リリス様の魔力の波動を地上で検知しましたので、こちらに来ていただいて宜しいですか?」

「ええ、良いわよ。」

そう答えるとレスターはデスクの傍の床を指さした。その指がカッと光るとリリスは軽いめまいを感じた。使い魔との互換の共有が薄れていく。
気が付くとリリスはレスターが指さしていた床の上に立っていた。

転送されちゃったわ!

驚くリリスにレスターはお辞儀をし、

「改めまして、よろしくお願いします、リリス様。さあ、こちらへどうぞ。」

そう言ってくるりと後ろを向いたレスターは静かに歩き始めた。
リリスは慌てて使い魔のピクシーの召喚を解除し、少し離れたレスターの後を追った。

廊下をしばらく歩き、剣の絵が描かれたパネルを張り付けられた扉を開くと、その内部にはずらりと剣が架台に並べられていた。そのどれもが仄かに魔力を放っている。

これって全部魔剣なの?
見える範囲内だけでも30本以上あるわよ。

広い部屋の中を歩きながら並べられている剣を見ていると、そのどれもが自分の魔力に僅かに反応しているのが分かる。柄を握ればもっと大きく反応するのだろう。まるで剣が語り掛けてくるようだ。

不思議な感覚に囚われながらレスターの後に従って歩くと、部屋の奥に台座があり、その上に二本の魔剣が置かれていた。どちらも両刃の剣でロングソードとショートソードだ。

レスターはその台座の前に立ち止まり、二本の剣を指さした。

「これがアクアスフレアなのね。でもどっちがアクアスフレアなの?」

リリスの言葉にレスターはクイッと頭を横に動かした。

「この二本の魔剣がアクアスフレアです。」

ええっ?
二本もあるの?

リリスの疑問にレスターは念を押し、

「この二本の魔剣がアクアスフレアです。ロングソードは修復済みですが、ショートソードは何らかの理由で修復出来なかったようです。でも現状で引き取り待ちのタグが付けられていますので、この状態で依頼主にお渡しすれば良いかと思われます。」

そうなの?

「それで良いのならそうするわね。」

そう言ってリリスは修復されたロングソードをまじまじと見つめた。
剣身の長さは2m近い。幅広の剣身の尖端から柄の部分まで、その中央に幅1cmほどの溝が走っている。その溝が仄かに青白く光を放ち剣身に反射して、剣身全体が青白い光に包まれているようだ。
柄の装飾も美しく豪華でありながら嫌味が無い。

美しい剣だ。

僅かにアクアスフレアから水属性の魔力の波動を感じる。この剣は水属性の魔剣なのだろう。

もう一方のショートソードに目を向けると、それはロングソードと同じデザインの柄を持つ細身の魔剣だった。
剣身の長さは1m20cmほどだろうか。
ロングソードと同じように剣身の中央に縦方向の溝が走っているのだが、その溝を魔金属が埋め尽くしている。
僅かに削られている部分があるので、シューサックも魔金属錬成などで剥離に取り掛かったのかも知れない。だが取り切れなかったのだろうか?

このショートソードもロングソードと同じように、水属性の魔力の波動を放っている。

二本とも持っていけば良いのね。

リリスはおもむろにマジックバッグを取り出し、その内部に二本の魔剣アクアスフレアを収納した。

その様子を見ながらレスターは、台座の向こう側からリリスに話し掛けた。

「ご用件がお済であれば元の場所に転移装置でお送りします。こちらに来たい時にはビーコンに魔力を流して位置情報を確認させてください。確認出来れば転移可能となります。ビーコンに再び魔力を流し転移を念ずれば転移出来ますので。」

「そうねえ。この資材庫の中を隅々まで見たいけど、午後の授業があるからまた別の機会にするわね。地上に戻して頂戴。」

リリスの言葉を聞き、レスターは頷いて指を上に向けた。その指が光ると同時にリリスは自分の身体がふっと上に向かう感覚を覚えた。
気が付くとリリスは地上に立っていた。足元の傍にはあの穴がある。

まるで夢を見ていたようだわ。

そう思いつつも急いで土壁で穴を塞ぎ、硬化させて偽装を施したリリスは、マジックバッグを所持している事を確認して薬草園を離れた。





その日の深夜。

ベッドの中で眠っていたリリスは何者かに突然起こされた。否、完全に覚醒しているわけではない。
半覚醒状態だが身の回りの状況は認識出来ている。

紫の空間の中にリリスが立ち、その前にリンとデルフィの姿があった。
どうやらデルフィの構築した仮想空間に久し振りに呼び出されたようだ。仮想空間と言ってもまた別室なのだが。

私の出入り禁止ってまだ解けていないのね。

リリスの思いとは裏腹に、リンは笑顔でリリスに駆け寄った。

「リリスお姉様。お久し振りです!」

子犬のようにじゃれついてくる少女にリリスも無性に嬉しくなった。

「リンちゃん、元気だった?」

リリスの言葉にリンはうんうんと頷いた。その背後にデルフィが近付いて来たので挨拶すると、デルフィは苦笑いをしながら口を開いた。

「覇竜の加護に呼び出されるとは思いもしなかったよ。」

ああ、キングドレイクさんの事ね。

「そうなんです。毎晩私の夢の中にキングドレイク様が現れて、デルフィ様と共にリリスお姉様のところに行って来いと・・・」

リンちゃんも気の毒ねえ。
うなされちゃったのかしら。

「用件は聞いておるぞ、リリス。長らく行方の分からなかった魔剣アクアスフレアを見つけたそうではないか。リンの夢の中での話を聞いて、儂は腰を抜かすほど驚いたぞ。」

500年間行方不明になっていたのね。

「魔剣は伝説の鍛冶職人シューサックさんが修復の為、預かったままになっていたようです。」

リリスの言葉にデルフィはほうっ!と小さく驚いた。

「手に入れた詳細はお教え出来ませんが、私の手元にあります。それでシューサックさんに修復を依頼したのは、ドラゴニュートの王族だと言う事も分かりました。500年も前の事ですが、その王族の方は存命なのですか?」

デルフィは驚きを隠せぬ様子でリリスの目を見つめた。

「よくぞそこまで知り得たものだな。確かにその依頼主はご存命だ。依頼したのは先代の国王様なのだよ。儂もこの件を聞いて色々と調べ上げた結果、ようやくたどり着いた事なのだがね。」

デルフィは一連の経緯について説明をした。

依頼主の先代国王は既に高齢で記憶も曖昧になっているらしい。老衰でかなり痴呆が進んでいるそうだ。その先代国王の頭脳が若干まともになっている時を選んで聞き調べ、デルフィは行方不明になっていた魔剣が鍛冶職人の元にあると知った。

「先代国王の侍従が書き記した執務日誌によれば、アクアスフレアは長短二本あって、そのうちのショートソードは剣身に封印が掛けられていたそうだ。ロングソードもかなり損傷していたとの記録もある。」

「いずれにしても魔剣アクアスフレアはドラゴニュートの建国にもまつわる国宝だ。部族抗争に明け暮れていたドラゴニュートを今の王族が纏め上げた事にも、アクアスフレアは大きく関与していると聞く。あの魔剣が我々の手に戻れば、現国王と王族も末永く安泰で居られるだろう。」

まあ、随分由緒のある魔剣なのねえ。
それならシューサックさんが依頼主に返したがるのも無理も無いわね。

リリスは状況を理解した上で話を進めた。

「それでどうやってお返ししましょうか? リンちゃんが取りに来る?」

話を振られたリンはリリスの傍で首を持ち上げ、リリスの顔をまじまじと見つめた。その表情が可愛らしい。
その一瞬でリリスの心が癒されてしまう。

「まあ、そう言う訳にもいかんのでなあ。」

デルフィは苦笑いをしながら軽く顎ひげを撫でた。

「儂らの国とミラ王国とは国交がない。それでリゾルタを経由してこちらに来て欲しいのだ。リゾルタからの招聘ならリリスが他国に出るのも問題ないだろうからな。」

そうねえ。
ほとんど建前だけど、貴族の子女は無断で他国に出ていけないものね。
しきたりに従えば、リゾルタからの招聘が得策かも。

「分かりました。その方針でお願いします。」

「うむ。早急にリゾルタの国王にお願いするとしよう。ライオネス殿の王妃はミラ王国の王族の出だから、話を通し易いだろう。」

デルフィはそう言うと、リリスにまだ纏わりついているリンの顔を見た。

「それでリリスがこちらに来るタイミングに合わせて、リンもこちらに来ることになっている。リン、それで良いのだな?」

話を振られたリンはリリスの手を握りながら、その場ですくっと背を伸ばした。

「はい。そうするつもりです。」

リンの言葉にデルフィはうんうんと頷いた。

「それが良い。王族と言ってもドラゴニュートには激情に走る者や狡猾な者も居るからな。リリスを少女だと思って舐めてかかる者も居るかも知れん。リンが睨みを効かせれば滅多な事はしないだろうよ。」

「はい。リンに任せてください。」

リンはそう言って胸に手を置いた。

見た目は可愛らしい少女だが、実際には頼りになる存在である。リリスはよろしくねと言いながらリンの頭を撫でた。
久し振りに実体で会う二人はその後しばらく歓談して別れたのだった。







その数日後。

リリスは昼食前にバルザック先生から呼び止められた。

職員室の隣のゲストルームに面会客が来る予定だと言う。昼食後にゲストルームに行くように指示を受けたリリスは、急いで昼食を済ませ、誰だろうかと思いを巡らせながらゲストルームに向かった。

また、メルかしら?

その推測は全く違っていた。

ゲストルームに入ると、ソファに座って居たのは2名のスーツ姿で体格の良い二人の男性で、そのうちの一人は子熊の形の使い魔を抱えていた。

あれは・・・・・・ライオネス様!

見覚えあるその使い魔はリゾルタの国王ライオネスの物だった。

「やあ、リリス君。久し振りだね。」

子熊は軽妙な口調で話し掛けて来た。
使い魔ではあるが、相変わらずフットワークの軽い王様である。

リリスは恭しくお辞儀をして対面のソファに座った。

「デルフィ殿から一連の話は聞いたよ。とんでもない代物を見つけたそうじゃないか。」

確かにドラゴニュートの建国に関わる魔剣であれば、そう言う評価にもなるわね。

リリスは子熊の言葉に神妙な表情で頷いた。

「それを何処でどうやって見つけたかは・・・・・内緒なんだね? 伝説の鍛冶職人シューサックが修復していたと言う話は聞いたのだが。」

「そうなんですよ。そのシューサックさんの末裔から託されたと言う事にしていただければ、私としてはありがたいのですが・・・」

リリスは思いつくままにライオネスに伝えた。深く詮索されると困るのは明白だ。
子熊はリリスの言葉にう~んと唸ってしばらく黙り込んだが、気を取り直して口を開いた。

「まあ、君には私も我が国も色々と世話にはなったから、そこのところは不問としよう。それで今回の件だが、仔細を私の義父であるミラ王国の国王に伝えたところ、ドラゴニュートの国との交流を推進するための親書を君に託す事になった。それがこれだよ。」

子熊はそう言うと傍にいたスーツ姿の男性に目配せをした。その男性は懐から封蝋された親書を取り出し、テーブルの上に置いた。

「これは比較的簡易的な親書だ。この親書で両国の運命が決するような重要性の高いものではない。まあ、挨拶の手紙だと思ってくれ。」

「だが、この親書を託される事で、君はミラ王国から来た使者と言う位置付けになる。これはあくまでも君の身の安全を案じての事だよ。」

ライオネスの言葉はリリスの胸に深く刺さった。

「色々と配慮してくださって、ありがとうございます。」

リリスはテーブルの上に置かれた親書を手に取り、子熊に深々と頭を下げた。

「それと君の移動手段だがデルフィ殿との打ち合わせで、君にはこの転移の魔石で3日後の正午に、直接デルフィ殿の研究施設に転移して貰う事になった。」

そう言いながら子熊の傍にいたスーツ姿の男性が、今度は懐から金属の輪を嵌められた魔石を取り出した。

「この魔石には君の魔力の波動のデータが記録されている。君以外の人物には使用出来ないようになっているんだ。所定の日時になったら発動可能となるので、それまでは君でも使えないけどね。」

まあ、便利な仕様なのね。

これもデルフィの発案したものなのだろう。流石は賢者様である。
リリスは感心しながらその魔石を受け取った。

「デルフィ殿の研究施設にドラゴニュートの国王と王族も来られる予定だ。くれぐれも失礼のないようにね。」

そう言った直後に子熊はポリポリと頭を掻いた。

「まあ、失礼なことをしでかすのはドラゴニュートの連中かも知れないのだがね。」

うんうん。
その通りよ。
あの連中はまともじゃないから。

「君の事だから護衛は必要ないのかも知れないが、相手が相手だけに心配だねえ。リゾルタから護衛の兵士を手配しても良いのだが・・・」

子熊の言葉にリリスは謝意を伝え、

「ありがとうございます。でも今回はドラゴニュートに睨みの効く強力な助っ人をお願いしてありますので、ご心配には及びません。」

リリスの言葉に子熊はう~んと唸った。

「デルフィ殿からもそのような事は聞いているのだが・・・それが何者なのか気になるところだね。まあ、デルフィ殿に聞いても教えてくれなかったので、それも内緒と言う事ならそれでも良いだろう。・・・・・それにしても君は不思議な人脈を持つ子だねえ。」

不思議な人脈と言っても、私が色々と巻き込まれてきただけなんだけどね。

リリスは苦笑いをしながら子熊に重ねて謝意を伝えた。

子熊はスーツ姿の男性に抱えられ、手を振りながらゲストルームを退出していった。リリスは立ち上がり、深々と頭を下げながらライオネス一行を見送っていたのだった。




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