落ちこぼれ子女の奮闘記

木島廉

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古都の神殿1

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夢の中にロスティアが現れてから数日間。

リリスの脳裏にはロスティアの言葉が常に渦巻いていた。
ロスティアは手筈を整えたと言っていたのだが、どう言う事なのだろうか?
リリスには想像もつかないのだが、何かしらの兆しや連絡があるのだろうか?

折に触れては思い返しながら学院生活に勤しんでいたある日、リリスは昼休みにメリンダ王女から呼び出された。職員室の隣の父兄用のゲストルームで待っていると言う。
職員室の事務員に挨拶をしてゲストルームに入ると、ソファの上に芋虫を肩に生やした小人が座っていた。
使い魔でお待ちの様子だ。

リリスは軽く挨拶をしてその対面のソファに座った。

「二人共どこに居るんですか?」

リリスの問い掛けに芋虫が口を開いた。

「私達は今、王宮に居るのよ。今週は授業はお休み。そうは言ってもズル休みじゃないのよ。王族だけで執り行う行事があるのよね。」

「それって聞いちゃダメな部類の行事なの?」

「そう。聞いちゃダメ。極プライベートな行事だから。」

そこまで言われて無理に聞く必要も無い。リリスは改めて話を切り出した。

「それで私への要件は何なの?」

リリスの表情に若干の警戒感が見られたようだ。今まで色々と難事を託されてきたので、無意識に警戒したのだろう。
それを見取ったメリンダ王女はクスクスと笑った。

「リリス。警戒しなくても良いわよ。別に無理なお願いをするために呼んだわけじゃないから。」

そう言って芋虫は言葉を続けた。

「アストレア神聖王国からリリスにお呼びが掛かったのよ。前回訪問した際に多大な迷惑を掛けてしまったので、古都に招待しておもてなしをしたいって言うの。悪い話じゃないでしょ?」

キター!
ロスティアさんが手筈を付けたと言っていたのは、この事だったのね。

「今週末から3日間の予定よ。今回は転移の魔石で一旦王都に行く事になっているの。そこで向こうの担当者が出迎えてくれるわ。」

リリスは内心穏やかではないが、平静を装ってメリンダ王女に尋ねた。

「メルは王族の行事があるから行けないわよね。私一人で行くの?」

「そうなのよね。でも形の上だけでも使い魔は持って行ってね。使い魔の形で王族が来ている風に装えば、待遇も違ってくるし、セキュリティも強化されるからね。」

うんうん。
それは助かるわね。

リリスはメリンダ王女の言葉に感謝した。

「行き帰りの転移の魔石はジークとノイマンが取り扱うわ。でもリリスについて行かないから安心して。ノイマン達はアストレア神聖王国の軍に大事な用件があるのよ。」

「分かったわ。色々とありがとう、メル。」

リリスの言葉に芋虫は身体を揺らし、

「良いのよ、気にしないで楽しんできてね。」

そう言うと小人と芋虫は直ぐにゲストルームから出て行った。

うん?
フィリップ殿下が一言も喋らなかったわね。
何故だろう?

少なからぬ違和感を感じつつも、リリスは立ち上がり、ゲストルームから出て行った。





そして迎えた出発の日。

早朝、学舎の地下の訓練場に学生服で出向いたリリスは、ノイマンとジークの出迎えを受けた。
小さなショルダーバッグを持ってきたが、着替えなどは全てマジックバッグに収納している。
観光目的のようなので軽装でも良いのだが、動き易さもあってリリスはとりあえず学生服で出掛ける事にした。

学生服で観光なんて、修学旅行みたいね。

そんな思いをノイマン達は知る由もない。
学生服姿のリリスに若干の違和感を感じたものの、ダンジョンに潜るわけではないので、それほどに衣装に拘る必要も無いとジークは思った。

「リリス君。一応説明しておくが、ノイマン殿はアストレア神聖王国との軍事同盟強化の為の交渉に臨まれる。私はその付き添い兼警護だが、君が同行するのはあくまでも我々の職務のついでだからね。」

「国王のアントニウス様が君の事を思い出して、もう一度観光させてやるから連れて来いと言ってくれたんだよ。」

そう言う事なのね。
自分達は遊びに行くんじゃないと、嫌味っぽく強調しているのね。
まあ、私としてはアストレア神聖王国に行ければそれで良いのよ。
ついででも何でも構わないわ。

「アントニウス様のお言葉がありがたいですね。感謝して同行させていただきます。」

若干白々しい言葉を口にして、リリスは二人の傍に立った。ジークはリリスの言葉に少し違和感を感じたようだ。

気を取り直してジークは転移の魔石を取り出し、各自の携帯品や装備品の確認をしたうえでの移動となった。


転移で到着したアストレア神聖王国の王都の広場で、リリスを出迎えてくれたのは、前回訪れた時お世話になったシンディだった。
そのきりっとした顔つきに白い軍服が良く似合う。
シンディはリリスの顔を見ると途端に表情を緩めた。日頃は緊張感を保っているので顔つきもキツくなるが、リリスを前にして年相応の女性の表情に戻ったのだろう。

「お久し振りですね、リリスさん。」

「それにしても・・・それって学生服ですか? ・・・可愛い!」

そう言いながらシンディはリリスの学生服を嘗め回すように見つめた。

「私もこんな可愛い学生服を着たかったなあ。我が国の貴族の子女が学ぶ学院の制服って、この軍服とあまり変わらないデザインなんですよ。」

まあ、それはそれで見栄えが良いと思うわよ。

そう思ったものの、それを口には出さないリリスである。
シンディのテンションがやたらと高いようだが、王都の広場を見回し、行き交う大勢の人々の表情を見て、リリスは何となく勘付いた。
以前よりも活気がある。
おそらく、剣聖ジークフリートと契約を結んだ若い国王、アントニウスの施政が上手くいっているのだろう。

「よろしくお願いします、シンディさん。」

挨拶をしたリリスは学生服の胸のポケットから顔を出している芋虫を指さした。

「今回もメリンダ王女様が使い魔で同行しています。でも本人は現在国事行為で多忙なので、視覚を共有しているだけですから。」

「分かりました。会話は出来ない状態ですね。」

シンディはニコッと笑いながら、広場の端に待機させていた馬車にリリスを案内した。
リリスがメリンダ王女の使い魔を連れて来ている意図は、どうやら見透かされているようだ。

ノイマン達に手を振りながら、リリスはシンディの後を歩いたのだが、行き交う人々の喧騒がリリスの全身を刺激する。ぶつかりそうになる行商人や子供達を避けながら、リリスは馬車に辿り着いた。

馬車に乗り込みシンディと話をする中で、シンディの口からもアントニウスの施政が上手くいっていると言う言葉が出た。
剣聖との契約が王に良い判断を閃かせているのかも知れない。そう思うと他人事ながら嬉しくなってくる。

「反主流派はほぼ壊滅しました。まだ僅かに残党が居るようですが、その連中の摘発もそれほど時間は掛からないと思いますよ。」

そう言ったシンディの言葉にも自信が感じられる。

これも剣聖との契約のお陰なのかしらね。

リリスは車窓の景色を眺めながら、前回訪れた際の出来事を思い返していた。


馬車に揺られる事、約2時間。

リリス達はアストレア神聖王国の古都、アビリスに到着した。

以前にはこのアストレア神聖王国の王都であった事もある閑静な都市だ。都市としての規模は小さい方である。それ故に手狭になって、王都としての機能を果たせなくなってきたのだろう。
都市の中央に古びた神殿が建っているのが見える。

あの神殿にマルタさんが大祭司として赴任するのかしら?

そう思うと緊張感が漲ってきた。だがそれもまだ確かめてはいない。

ここまではロスティアさんの筋書き通りなんでしょうね。

焦っても仕方が無い。まずは観光だ。

リリスは気持ちを切り替えてシンディと共に馬車から降りた。





古い石畳みを歩くと古都の雰囲気がそこはかとなく漂ってくる。古びた石造りの建物が立ち並ぶ中に、瀟洒な店舗が顔を見せている。
行き交う人々もどこかのんびりしていて落ち着いた様子だ。街角を吹く風に何となく郷愁を感じるのは何故だろう。

その街並みの中を学生服の少女が歩く。

確かに古都の風情ね。
まるで京都の街を修学旅行で訪れた女学生みたいだわ。

シンディに付き従い街路を歩きながら、リリスは早くも観光気分に浸っていた。

「とりあえず私の母方の別荘にご案内しますね。もう少し歩くと貴族の屋敷の立ち並ぶ街区に入りますから。」

母方の別荘?
シンディさんって王家の外戚の出身だから、多分お屋敷も大きいんだろうなあ。

そう思って歩き、辿り着いた別荘は、リリスの予想にほぼ近い規模のお屋敷だった。

大きな門から中に入ると、手入れの行き届いた庭園の中の通路を通り、しばらく歩いて玄関に辿り着く。
大きな扉をノックすると、扉が中へと開き、数名のメイド達が出迎えてくれた。エントランスは広く、天井に大きなシャンデリアが吊り下げられている。メイドの案内でエントランスから屋敷の奥へと長い通路を歩くのだが、その通路の随所に絵画や彫刻が飾られていた。絨毯を踏みしめながら通路の奥のリビングルームに入ると、大きなソファがランダムに配置された広い空間が目の前に広がった。天井は高く、小ぶりなシャンデリアが等間隔に10基ほど吊るされている。リビングの奥は緑の豊かな裏庭に繋がっていて、解放感に満ちた雰囲気を創り上げていた。

裏庭と言っても見渡す限りの庭園だ。様々な木々や花が植えられ、最深部は少し小高い樹木が林を形成している。そのあちらこちらから聞こえてくる鳥のさえずりが、実に耳に心地良い。裏庭から時折吹き込んでくるそよ風が、花木の香りを漂わせ、リリスの鼻を適度にくすぐってくれる。

メイドの案内でソファに座り、給仕された上質な紅茶と菓子をいただきながら、リリスは目を瞑りゆったりと寛いだ。
先日まで生徒会の仕事に追われていて、多忙な学生生活を送っていたリリスにとっては、思いがけないリラックスタイムとなった。
その様子を見て安心したシンディは、紅茶を啜りながらリリスに話し掛けた。

「寛いでいただけたようですね。軽く昼食を食べた後に、特別なおもてなしのメニューを用意しています。楽しみにしていてくださいね。」

何を用意してくれたのだろうか?
リリスは感謝の言葉を述べながら、ゆったりと流れる時間を味わっていた。



ダイニングルームでの食事は簡素ながら、素材の質の高さを感じるものだった。その後1時間ほど経ち、リリスは裏庭の片隅に建てられた、小さなガラス張りの小屋に案内された。周りはガラス張りなので周りからも中が見える。
小屋と言っても高級な木材を使った瀟洒な造りだが、その中にいくつかのベッドが見え、その傍に白衣を着た女性が数名立っていた。

中に入ると衣服を脱ぐように勧められ、戸惑っているリリスの隣で、シンディが衣服を脱ぎ、バスタオルで体を覆ってベッドにうつぶせになった。
その脇に白衣の若い女性が立ち、ガラスの器に入った香油をシンディの背中に垂らして両手で優しく広げていく。

これって・・・オイルマッサージなのね!
プライベートのエステじゃないの。
まさかこの世界でエステに案内されるとは思ってもみなかったわ。

「う~ん。気持ち良い。さあ、リリスさんもマッサージを受けてください。これは我が国の貴族の女性の間で最近流行っているんですよ。」

うつぶせの状態から顔をあげて、シンディはリリスに話し掛けた。リリスもうんうんと頷き、即座にバスタオルに身を包んでベッドにうつぶせになった。
背中に垂らされる香油が少しくすぐったい。白衣の女性が両手でそれを優しく広げると、香油の豊かな香りが広がっていく。
それと同時に優しくマッサージされて、リリスはその心地良さにうっとりとした。

だが心地良さはマッサージだけではなかった。

女性の両手のひらからヒールの波動が伝わってくる。それに呼応して薄く塗り広げられた香油が反応して、皮膚の奥に生き物のように浸透していくのが感じられた。

流石は聖魔法に長けた国だ。こんなところにも聖魔法を活用しているなんて・・・。

リリスは感心しながらも、あまりの心地良さに負け、意識が遠のいていった。




オイルマッサージの後、しばらくリビングで寛いでいると、日がすでに傾きかけている。

ソファに座るリリスにシンディは今夜と明日の予定を話した。

「今日の夕食は街の中心部にあるレストランに案内しますね。明日は買い物にご案内しましょう。」

リリスは冷たいドリンクを片手に話すシンディに感謝の意を述べた。
だがリリスには忘れてはならない使命がある。
とりあえずは聞いてみよう。
そう思ってリリスは神殿の件を切り出した。

「明日の買い物の際に、街の中央の神殿を訪れたいのですが、構わないでしょうか?」

「神殿ですか? ええ、勿論良いですよ。」

リリスの意外な言葉にシンディは一瞬躊躇った。だが聖魔法を国家の中心軸に立てている国なので、不審に思われる事は無いはずだ。

「大祭司の方にもお会いしたいんですが、面会って可能ですか? ホーリースタリオンの所持者のリトラス君の事もあって、聞いておきたい事もあるんですよね。」

「我が国の聖魔法の神殿では、大祭司との面会は貴族については基本的に誰でも可能です。リリスさんも貴族の子女なので、その慣例が適用されると思います。ただ・・・・」

シンディは少し間を置いた。

「この都市の神殿の大祭司が人事で他の都市の神殿に赴任したのです。その代わりの大祭司が南方の国から新しく赴任するのですが、新任の為の祭祀を来賓と共に午後に行なうので、午前中に少しの時間しか確保出来ないと思うのです。それでも宜しければ手配をしますが・・・」

シンディの言葉にリリスは色めき立った。

「勿論それで結構です。よろしくお願いします。」

内心興奮しながらも平静を装い、リリスはその後もシンディと談笑していたのだった。








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