異世界王女に転生したけど、貧乏生活から脱出できるのか

アリスティア、魔法について考える

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でだ。

「ねえジュピ、どうすればいいの？」

「うーん、魔宝珠つけるまでは魔法使えることはあんまり公にしないつもりだったんだけどね～。あの花畑、枯らすのはかわいそうだし～」

ん？

「だってさ～、せいぜい2-3本育てたら音を上げるだろうから、それならごまかし切れるかな～と思ってたんだよね～。」

「…じゃあ、なんであんなにたくさん種をまいたの？」

「いっぱいできたらいっぱいできたで、全部切り花にしてロミア様に献上しても良いかな～って思ってたんだけどさ～。アリス倒れたから花畑だけ残っちゃったんだよね～。」

あ、なるほど、そういうことですね。

「ま～、僕と契約してるのがバレちゃったから～、とりあえず僕がやったってことにしたらいいよ～。」

「わかったわ。でもそういえば契約って？」

契約精霊とか言っていたような言っていないような…でもきちんと説明受けた覚えはない。

「みんなに名前くれたでしょ～。あれが契約。精霊は大精霊様以外、たいがい無個性で漂っているんだけど、僕らはアリス付きになるようそれぞれの大精霊様から派遣されたんだ～。」

なるほど。じゃあ、みんな契約精霊ってことね。

「え、でもそれってすごくめずらしいことなんじゃないの？」

「当たり前だよ～、何十年とかかけてその魔法を使い込んだような魔法使いが、やっと一種類の精霊と契約できるかどうか、ぐらいの感じなんだからね～。今なんて各国に1人、居るかなぁ。とりあえずこの国にはもう数百年いないね～。」

「じゃあ私が5人と契約していることがばれたら」

「国中どころか世界中上げて大騒ぎだろうね～。だからとりあえずは僕と、ってことにしたんだよ～。今後も人のいるところではほかのみんなには姿を隠してもらったほうが良いかもね～。もしくは、光の精霊に頑張ってもらうか。」

「光の精霊？まだあったことないわよね？」

「んー、変わった子だからね～。ただ、いつも近くにはいるからいずれ会えると思うよ～。彼も君と契約するよう大精霊様に言われてるはずだし。」

な、なるほど。じゃあ最終的にもう一人加入するのね。
わかった、とりあえず隠そう。