【R-18/完結】邪神の信徒にさせられた私はささやかな幸せを求める

花草青依

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 それから私は何度も何度も、人を変えて代わる代わる犯された。

 聖女たちの"愛しの彼"は、みんないい男ではあると思う。
 でも、エルドノア様と比較したらみんなそこそこの大したことのない男だった。
 顔が良くても身体がイマイチ。身体が良くても行為が下手で一方的。もののサイズが小さすぎて全く満足できない。暴力を振るうなんて論外だ。

 ーーいい加減、この日々にも飽きてきた。

「エルドノアさまっ、来て」
 エルドノア様に会いたい。
 とりあえず、毎日何回も、思い出したらエルドノア様に呼びかけてみる。
 もしエルドノア様と離れ離れになったら喚んでくれと言われていたから。私は何度も試みた。
 でも、エルドノア様が現れる気配はない。
 エルドノア様いわく、私は現金な性格で信仰心が薄いらしいから祈りが足りないのかもしれない。
 でも、どうすればいいのか分からない。私はバカの一つ覚えで同じ祈りを捧げた。
 "エルドノア様にもう一度会いたい"って。

「エルドノア様、会いたいです」
 そう言ったらジブリデにお尻を叩かれた。
「黙って腰を振れないのか!」
 ジブリデは眉間に皺を寄せて怒鳴った。

 私は今、仰向けになったジブリデの上に跨っている。勿論、下の口に彼の物を咥えさせられた状態で。

 ーー誰があんたなんかのために動いてやるもんですか。

「ティア、手伝おうか?」
 聖女は私の返事も聞かず、私の腰を掴んだ。そして私の腰を持ち上げては下ろし始める。小刻みに揺らされて、豆が擦れた。
「んっ」
 ほんの少し気持ちよくて声が漏れた。唇を噛んで必死に耐える。
「気持ちいい? 自分で動いたみたらどうかな?」
 聖女はそう言うと私の頬にキスしてきた。気持ち悪いからすぐに手で拭う。

 "お腹が満たされたら何でもいい"
 エルドノア様と最後に人間の食事をした時、私はそう言った。でも、それは間違いだったと今更ながら思う。
 美味しいものを食べないとお腹が満たされたとしても全然幸せな気分になれない。
 この"下品な食事"でそう実感させられた。

 ーーエルドノア様のものを舐めたい。彼のもので気持ちいいところをたくさん突いてもらいたい。

 そんなことを考えていたら、ジブリデの身体が跳ねた。聖女に腰を押さえつけられて深く沈められる。
 お腹が満たされる感覚がしたから、きっと中に出したんだろう。私は腰をあげてジブリデのものを引き抜いた。
 ベッドの端に行って小さく丸まる。そして目を閉じて記憶の中にあるエルドノア様の声を再生させた。

 "おやすみ、かわいい私の信徒"
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