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「イレト、早く準備して」
「はいはい、分かってますって」
イレトは服を脱いだ。鍛え抜かれた肉体があらわになると彼はベッドの上に来た。
「いやっ、エルドノア様っ、助けて」
「ティア、エルドノアはもういないよ?」
耳元で聖女が囁いた。
「うるさいっ!」
「そんなに怖がらないで? イレトも十分上手だから。ね?」
イレトは私のそばに近寄るとベッドの上で仁王立ちした。そして彼のものを私の顔に近づけた。
「とりあえず勃たせるところからはじめてくれるか?」
ーー嫌な臭いがする。
私は口を固く結んで顔を背けた。
「ティア、大好きなおちんちんだよ? 舐めてあげて」
イレトが私の唇に彼のものを押し付けてきた。気持ち悪くて最悪だ。
「ティア、セックスしないと死んじゃうからっ」
ーー嫌だ。エルドノア様以外のものを舐めるなんて絶対にいやっ!
「めんどくさっ」
イレトは私の鼻を摘んだ。息ができなくて口を開けた途端、イレトが彼のものを口の中に入れた。
「んんっ!」
「噛むんじゃねえぞ?」
臭くて変な味が口の中に広がる。気持ち悪くて今すぐ口から出したい。でも、身体は聖女に、頭はイレトに抑えられているから身動きがとれない。
「ミサ様、聞いてた話と全然違うんだけど。こいつ、やる気ねえじゃん」
「ティア? 舌を使ってあげて?」
ーー嫌だ。絶対に嫌!
イレトは舌打ちをすると腰を動かし始めた。乱暴に打ち付ける度に、彼のものが徐々に大きくなっていくのが分かる。
そして、口の中がイレトのものに占領されて苦しくなった。
「早く終わらせたいなら舌を使った方がいいぞ」
苦しくて気持ち悪くてたまらない。それでも、イレトなんかのために舐めたくなかった。
「もしかしてドM? 長く続けたいわけ?」
イレトは私の頭をさらに強く抑え込むと、強制的に根本まで飲み込ませた。
「ん"ん"!」
「へへっ、ワルいっ」
喉の奥にまでイレトのものが侵入してくる。乱暴に突かれて苦しさがさらに増した。私は息ができなくて涙を流した。
「ちょっと、イレト。かわいそうじゃない」
「んん~? もうちょっと、だからっ」
そう言って、何回か腰を振った後、イレトの動きが止まった。
「ほら、お望みのもんだぞ」
口の中に苦くて酸っぱい味が広がる。
イレトが彼のものを抜くと同時に、私は口の中に出されたものを全て吐き出した。
身体に力が入らなくなって、後ろにいる聖女にもたれかかってしまった。
「ティア、大丈夫?」
「うわっ、せっかく出したんだから飲めよ」
髪を引っ張られてベッドに顔を埋めた。
「ほら、零したんならちゃんと舐めろ!」
動かずにいたら、お尻を叩かれた。
「やっ、痛いっ」
「グズグズするな!」
怒鳴られてもう一度お尻を叩かれた。
ーー怖いっ。
痛くて、怖くてたまらない。だから、私は溢れたものを舐めた。
「んっ、うぅっ」
不味くて気持ち悪い。もう一度吐き出しそうになるのをこらえて必死に舐める。
それなのに、イレトはまたお尻を叩いた。
「トロいんだよ」
「ごめんなっ、さい」
早く続けろとでも言うようにまた叩かれた。それは溢れたものを全て舐め終わるまで続いた。
「やっと舐め終わったか。おい、休まずそのままの体勢でいろ」
またお尻を叩かれるのが嫌で、言われた通り、四つん這いのままでいた。
「ティア、お尻が真っ赤よ?」
私のお尻を見た聖女が言った。聖女にお尻を撫でられただけでもズキズキと痛む。
聖女はお尻を撫で終わると、今度は胸を撫で回した。
「あら? もう乳首が立ってるわ。もしかしてさっきの、気持ち良かったの?」
「とんだ好き者じゃないか」
ケラケラとイレトは笑った。
聖女に胸の先を転がすように撫でられて声が出そうになる。唇を噛んで我慢した。
「ティアはおっぱいを攻められるのが好きなのよ」
「ふぅん」
イレトは興味なさげに生返事をすると、下の口に指を入れた。
「んん"っ!」
イレトはわざとらしくびちゃびちゃと音を鳴らすように指を動かした。乱暴に掻き回されて痛い。
「濡れてる。こいつ変態じゃん」
指を引き抜くと彼のものを押し付けられた。これから行われることが分かったから逃げようとした。でも腰をがっちりと掴まれて引き寄せられる。そして、下の口に彼のものをぐりぐりと押し付けられると、中に挿れられた。
こんなに簡単に入ったのはイレトのものがエルドノア様のよりも一回り小さいせいだ。現に彼のものは大した圧迫感もない。
「っ、すげぇ、締めつけ」
奥まで入れると、彼はそう呟いた。
「いいなあ。私もおちんちんが生えてたら、ティアの中を楽しめたのに」
イレトは聖女のつぶやきに反応することなく、腰を振り始めた。ぱんぱんと打ち付けられる音がする度にお腹にほんの少し快楽が走った。
でも、その程度だった。イレトは乱暴に腰を振るだけで私のいいところを全然突けていない。だから、イけそうもない。
しばらくしたら、イレトの動きが止まった。奥に向かって吐き出すように彼は腰をぐっと押し付けると私の中に精を放った。
そして私から彼のものを引き抜いた。私はそのまま倒れ込んだ。
全然、気持ちいい行為じゃなかった。それなのにエルドノア様とした後と同じくらい、お腹が満たされた感覚がする。
「ティア、どう? 気持ちよかった?」
聖女の問いかけを無視して目を閉じる。ひどい眠気が襲ってきた。
聖女が何かを言ってきたような気がするけど、聞きたくない。私が今聞きたいのは彼の優しい声だけだ。
"おやすみ、かわいい私の信徒"
エルドノア様にそう言って欲しかった。
「はいはい、分かってますって」
イレトは服を脱いだ。鍛え抜かれた肉体があらわになると彼はベッドの上に来た。
「いやっ、エルドノア様っ、助けて」
「ティア、エルドノアはもういないよ?」
耳元で聖女が囁いた。
「うるさいっ!」
「そんなに怖がらないで? イレトも十分上手だから。ね?」
イレトは私のそばに近寄るとベッドの上で仁王立ちした。そして彼のものを私の顔に近づけた。
「とりあえず勃たせるところからはじめてくれるか?」
ーー嫌な臭いがする。
私は口を固く結んで顔を背けた。
「ティア、大好きなおちんちんだよ? 舐めてあげて」
イレトが私の唇に彼のものを押し付けてきた。気持ち悪くて最悪だ。
「ティア、セックスしないと死んじゃうからっ」
ーー嫌だ。エルドノア様以外のものを舐めるなんて絶対にいやっ!
「めんどくさっ」
イレトは私の鼻を摘んだ。息ができなくて口を開けた途端、イレトが彼のものを口の中に入れた。
「んんっ!」
「噛むんじゃねえぞ?」
臭くて変な味が口の中に広がる。気持ち悪くて今すぐ口から出したい。でも、身体は聖女に、頭はイレトに抑えられているから身動きがとれない。
「ミサ様、聞いてた話と全然違うんだけど。こいつ、やる気ねえじゃん」
「ティア? 舌を使ってあげて?」
ーー嫌だ。絶対に嫌!
イレトは舌打ちをすると腰を動かし始めた。乱暴に打ち付ける度に、彼のものが徐々に大きくなっていくのが分かる。
そして、口の中がイレトのものに占領されて苦しくなった。
「早く終わらせたいなら舌を使った方がいいぞ」
苦しくて気持ち悪くてたまらない。それでも、イレトなんかのために舐めたくなかった。
「もしかしてドM? 長く続けたいわけ?」
イレトは私の頭をさらに強く抑え込むと、強制的に根本まで飲み込ませた。
「ん"ん"!」
「へへっ、ワルいっ」
喉の奥にまでイレトのものが侵入してくる。乱暴に突かれて苦しさがさらに増した。私は息ができなくて涙を流した。
「ちょっと、イレト。かわいそうじゃない」
「んん~? もうちょっと、だからっ」
そう言って、何回か腰を振った後、イレトの動きが止まった。
「ほら、お望みのもんだぞ」
口の中に苦くて酸っぱい味が広がる。
イレトが彼のものを抜くと同時に、私は口の中に出されたものを全て吐き出した。
身体に力が入らなくなって、後ろにいる聖女にもたれかかってしまった。
「ティア、大丈夫?」
「うわっ、せっかく出したんだから飲めよ」
髪を引っ張られてベッドに顔を埋めた。
「ほら、零したんならちゃんと舐めろ!」
動かずにいたら、お尻を叩かれた。
「やっ、痛いっ」
「グズグズするな!」
怒鳴られてもう一度お尻を叩かれた。
ーー怖いっ。
痛くて、怖くてたまらない。だから、私は溢れたものを舐めた。
「んっ、うぅっ」
不味くて気持ち悪い。もう一度吐き出しそうになるのをこらえて必死に舐める。
それなのに、イレトはまたお尻を叩いた。
「トロいんだよ」
「ごめんなっ、さい」
早く続けろとでも言うようにまた叩かれた。それは溢れたものを全て舐め終わるまで続いた。
「やっと舐め終わったか。おい、休まずそのままの体勢でいろ」
またお尻を叩かれるのが嫌で、言われた通り、四つん這いのままでいた。
「ティア、お尻が真っ赤よ?」
私のお尻を見た聖女が言った。聖女にお尻を撫でられただけでもズキズキと痛む。
聖女はお尻を撫で終わると、今度は胸を撫で回した。
「あら? もう乳首が立ってるわ。もしかしてさっきの、気持ち良かったの?」
「とんだ好き者じゃないか」
ケラケラとイレトは笑った。
聖女に胸の先を転がすように撫でられて声が出そうになる。唇を噛んで我慢した。
「ティアはおっぱいを攻められるのが好きなのよ」
「ふぅん」
イレトは興味なさげに生返事をすると、下の口に指を入れた。
「んん"っ!」
イレトはわざとらしくびちゃびちゃと音を鳴らすように指を動かした。乱暴に掻き回されて痛い。
「濡れてる。こいつ変態じゃん」
指を引き抜くと彼のものを押し付けられた。これから行われることが分かったから逃げようとした。でも腰をがっちりと掴まれて引き寄せられる。そして、下の口に彼のものをぐりぐりと押し付けられると、中に挿れられた。
こんなに簡単に入ったのはイレトのものがエルドノア様のよりも一回り小さいせいだ。現に彼のものは大した圧迫感もない。
「っ、すげぇ、締めつけ」
奥まで入れると、彼はそう呟いた。
「いいなあ。私もおちんちんが生えてたら、ティアの中を楽しめたのに」
イレトは聖女のつぶやきに反応することなく、腰を振り始めた。ぱんぱんと打ち付けられる音がする度にお腹にほんの少し快楽が走った。
でも、その程度だった。イレトは乱暴に腰を振るだけで私のいいところを全然突けていない。だから、イけそうもない。
しばらくしたら、イレトの動きが止まった。奥に向かって吐き出すように彼は腰をぐっと押し付けると私の中に精を放った。
そして私から彼のものを引き抜いた。私はそのまま倒れ込んだ。
全然、気持ちいい行為じゃなかった。それなのにエルドノア様とした後と同じくらい、お腹が満たされた感覚がする。
「ティア、どう? 気持ちよかった?」
聖女の問いかけを無視して目を閉じる。ひどい眠気が襲ってきた。
聖女が何かを言ってきたような気がするけど、聞きたくない。私が今聞きたいのは彼の優しい声だけだ。
"おやすみ、かわいい私の信徒"
エルドノア様にそう言って欲しかった。
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