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それを私は愛と呼ぶ
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赤い髪の男に担がれて私はゲストルームに連れてこられた。
ベッドに座らされると頭の上で手を縛られて、柵状となっているベッドボードに繋がれた。
そして太ももをそれぞれ縛られると、脚を広げさせられて、これもベッドボードに繋がれた。
「今の気分はどんな感じ?」
「ワン」
私が返事をした途端、赤い髪の男は腹を抱えて笑った。
「犬の真似事を少ししただけでもう人間の言葉を忘れたのか。人間の言葉で答えろよ。分かったか?」
「はい」
「ああ、そういえばこれを使えって言われてたな」
男はそう言うと私の胸の先に楕円形の物を貼り付けた。
━━これ、何?
「気になるか?」
「はい」
「なら、教えてやるよ」
男が手に持ったものを操作した途端、楕円形のものが震え始めた。
「あっ、やっ、止めて! あっ、ああ」
「気持ちいいか?」
男は私の胸に手を押し当てた。そのせいで楕円形のものからの振動がより強く胸に伝わった。
「やっ、やだ! や、やあっ」
身を捩ってみても、拘束されているせいでほとんど身動きが取れない。
「お願い、あっ、やっ、やだっ、んんっ」
胸の先に与えられる快楽に耐えられなくて腰が勝手に動いてしまう。
「やっ、やっ」
「腰動かして気持ちよがっているくせに」
「あっ、あっ、ああ!」
腰の震えが止まらない。動く度に張型が奥を刺激する。
━━やだっ、止めなきゃだめなの。だめなのに。
「んっ、んあっ、やめ、て」
「いいよ」
男がそう言った途端、胸の先から振動が収まった。
私は腰を落として荒い息を整えた。
「すごく気持ちよさそうにしてたじゃないか」
両胸を強く鷲掴みにされた。
「やっ」
乱暴に揉みしだかれて痛い。でも、そのことを言ったらまた何かをされそうで、私は唇を噛んで耐えた。
「何でお前って、いじめ甲斐があるんだろうなあ」
男は呟くと私の胸から手を離した。
「ああ・・・・・・、遊んでる場合じゃねえわ。お前には今から俺の質問に答えてもらう。素直に答えてくれるなら、ご褒美をやるよ」
「ご褒美?」
「そう。さっきみたく、気持ちよくさせてやる」
「や、やだっ」
「あんだけよがって気持ちよさそうにしてたのに、嫌はないだろ?」
男は私の胸につけられた楕円形のものを指でぐりぐりと押した。
「あんっ」
「それが嫌なら首輪から電流を流してやるよ」
「だめ! それだけは許して」
男は鼻で笑った。
「なら、こっちを受け入れろ」
男が言った途端、また楕円形のものが震えだした。
「あっ、や、止めてっ、あっ、あんっ」
「本当、乳首が弱いんだな」
男はすぐに振動を止めた。
「ああ、もし、質問に答えなかったり、嘘を吐いていると思ったら容赦なく首輪でお仕置きするから。分かったか」
私は頷いた。
「じゃあ、質問するぞ。お前はエルドノアの信徒であり眷属で間違いないな?」
「はい」
「エルドノアのことをお前はどれくらい知っている?」
「エルドノア様のこと?」
言われても男が欲しいであろう情報は何も浮かばない。
エルドノア様は神様で、私の恩人で、美しい顔に逞しい身体をしている。いつも退屈そうにしていて、すごく大雑把で、なぜだか服の着脱が大嫌い。
━━私、エルドノア様のこと、ほとんど知らない。
「早く答えろ。お仕置きされたいのか?」
何も言わない私に痺れを切らしたらしい。男は指輪に手をかざした。
「待って、知らないの」
「あ?」
「エルドノア様が私を助けてくれるから私が生きていけるってことしか知らない」
男は私の顔をじっと見ている。疑われているようだ。
「まあ、いい」
男は指輪から手を離した。どうやら、信じてくれたらしい。
「次の質問だ。お前はエルドノアのことをどう思っている?」
「好き」
私は即答した。その質問には答えは一つしかなかったからだ。
答えた瞬間、首輪から電流が走った。
「やああぁぁぁ」
痛くて痛くてたまらないのに、のたうちまわることすらできない。
「やっ、やだっ、なん、で」
━━正直に答えたのに。
男を見たら、冷たい目で私を睨みつけていた。
「悪い。間違えたわ」
素っ気なく言うと、男は手に持ったものを押した。今度は胸の先に振動が走った。
ベッドに座らされると頭の上で手を縛られて、柵状となっているベッドボードに繋がれた。
そして太ももをそれぞれ縛られると、脚を広げさせられて、これもベッドボードに繋がれた。
「今の気分はどんな感じ?」
「ワン」
私が返事をした途端、赤い髪の男は腹を抱えて笑った。
「犬の真似事を少ししただけでもう人間の言葉を忘れたのか。人間の言葉で答えろよ。分かったか?」
「はい」
「ああ、そういえばこれを使えって言われてたな」
男はそう言うと私の胸の先に楕円形の物を貼り付けた。
━━これ、何?
「気になるか?」
「はい」
「なら、教えてやるよ」
男が手に持ったものを操作した途端、楕円形のものが震え始めた。
「あっ、やっ、止めて! あっ、ああ」
「気持ちいいか?」
男は私の胸に手を押し当てた。そのせいで楕円形のものからの振動がより強く胸に伝わった。
「やっ、やだ! や、やあっ」
身を捩ってみても、拘束されているせいでほとんど身動きが取れない。
「お願い、あっ、やっ、やだっ、んんっ」
胸の先に与えられる快楽に耐えられなくて腰が勝手に動いてしまう。
「やっ、やっ」
「腰動かして気持ちよがっているくせに」
「あっ、あっ、ああ!」
腰の震えが止まらない。動く度に張型が奥を刺激する。
━━やだっ、止めなきゃだめなの。だめなのに。
「んっ、んあっ、やめ、て」
「いいよ」
男がそう言った途端、胸の先から振動が収まった。
私は腰を落として荒い息を整えた。
「すごく気持ちよさそうにしてたじゃないか」
両胸を強く鷲掴みにされた。
「やっ」
乱暴に揉みしだかれて痛い。でも、そのことを言ったらまた何かをされそうで、私は唇を噛んで耐えた。
「何でお前って、いじめ甲斐があるんだろうなあ」
男は呟くと私の胸から手を離した。
「ああ・・・・・・、遊んでる場合じゃねえわ。お前には今から俺の質問に答えてもらう。素直に答えてくれるなら、ご褒美をやるよ」
「ご褒美?」
「そう。さっきみたく、気持ちよくさせてやる」
「や、やだっ」
「あんだけよがって気持ちよさそうにしてたのに、嫌はないだろ?」
男は私の胸につけられた楕円形のものを指でぐりぐりと押した。
「あんっ」
「それが嫌なら首輪から電流を流してやるよ」
「だめ! それだけは許して」
男は鼻で笑った。
「なら、こっちを受け入れろ」
男が言った途端、また楕円形のものが震えだした。
「あっ、や、止めてっ、あっ、あんっ」
「本当、乳首が弱いんだな」
男はすぐに振動を止めた。
「ああ、もし、質問に答えなかったり、嘘を吐いていると思ったら容赦なく首輪でお仕置きするから。分かったか」
私は頷いた。
「じゃあ、質問するぞ。お前はエルドノアの信徒であり眷属で間違いないな?」
「はい」
「エルドノアのことをお前はどれくらい知っている?」
「エルドノア様のこと?」
言われても男が欲しいであろう情報は何も浮かばない。
エルドノア様は神様で、私の恩人で、美しい顔に逞しい身体をしている。いつも退屈そうにしていて、すごく大雑把で、なぜだか服の着脱が大嫌い。
━━私、エルドノア様のこと、ほとんど知らない。
「早く答えろ。お仕置きされたいのか?」
何も言わない私に痺れを切らしたらしい。男は指輪に手をかざした。
「待って、知らないの」
「あ?」
「エルドノア様が私を助けてくれるから私が生きていけるってことしか知らない」
男は私の顔をじっと見ている。疑われているようだ。
「まあ、いい」
男は指輪から手を離した。どうやら、信じてくれたらしい。
「次の質問だ。お前はエルドノアのことをどう思っている?」
「好き」
私は即答した。その質問には答えは一つしかなかったからだ。
答えた瞬間、首輪から電流が走った。
「やああぁぁぁ」
痛くて痛くてたまらないのに、のたうちまわることすらできない。
「やっ、やだっ、なん、で」
━━正直に答えたのに。
男を見たら、冷たい目で私を睨みつけていた。
「悪い。間違えたわ」
素っ気なく言うと、男は手に持ったものを押した。今度は胸の先に振動が走った。
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