62 / 320
第62話 大地に力が戻る時
しおりを挟む
輝く、輝く、ノウの体。
周りの目を引き付ける程に。
そしてふわりと宙へ浮いた。
地面から40センチ程の高さまで。
「力が戻った様です。良かった。」
ノウはそう呟いた。
その姿に皆びっくり。
普段早々驚かないアンさえも。
中でも一番だったのは、抜け殻の様になっていたヘンだった。
「き、記憶が戻ったのか?」
恐る恐るノウに尋ねるヘン。
「『戻った』と言うより、『制限が解除された』と言うべきでしょう。」
何故かノウが神々しく見える。
取り戻した力で、ノウはこの町に居る全員へこれまでの真実を見せた。
それはスライドショウの様に流れて行った。
トワはそこで、魔物に変わってしまった母親がヘンに打ち倒された事を知る。
その事実を知り、町全体が悲しみに包まれた。
しかし、ノウはヘンに告げる。
「彼女は感謝していましたよ。《人に危害を加える前に倒してくれて、ありがとう》と。」
「わ、分かるのか?」
「ええ。彼女の思いは、今も土の中を通り過ぎていますから。」
「き、君は一体……?」
誰もが思うその正体。
ゆっくりとノウは話し始めた。
私は、俗に言う【土の精霊】です。
精霊と言うのは例えで、そこにいらっしゃる錬金術師さんの言葉をお借りすると《土のエネルギーを概念化した物》と言った所でしょうか。
近年この辺りの土地から、無理やりエネルギーを吸い取られて弱っていました。
そこで元を辿ろうと実体化した訳です。
でもぼろを出して正体が発覚すると、厄介な事になりかねません。
ですので自ら記憶を制限したのです。
力が戻れば解除される様に。
先程土にエネルギーを注ぎ込まれた時、はっきりと分かりました。
『災いの元凶が取り除かれたのだ』と。
尽力してくれた方々には、感謝の言葉が足りません。
特に、屋敷の奥から感じる温かい心の持ち主に。
彼無くしては、力は戻らなかったでしょう。
どうか彼に祝福を。
そしてこれからのこの土地に、輝かしい未来があらん事を。
「ま、待ってくれ!まだ聞きたい事があるんだ!」
消えそうなノウを、必死で引き止め様とするヘン。
「森で会ったのも偶然か?」
「はい。全くの偶然です。」
「じゃあ、お前がケンヅの町に辿り着いたのは?」
「あの町には、大地の神なる者を信仰する集団がいました。それに惹かれたのかもしれませんね。」
「じゃあ、じゃあ……。」
質問を続け様とするヘン。
しかしノウは遮る。
「私の事はもう良いのです。目的は達しました。今は……。」
そう言って、トワの方を向いた。
「目の前に居る《守るべき人》を、しっかりと見てあげて下さい。」
「でも、俺は……罪を……。」
そう言ってうな垂れるヘンの顔を、『パシーン!』と叩くトワ。
「私も、前は自分の事ばかりしか考えてなかった。でももう嫌!大事な人を失うのは!だから……。」
続くトワの言葉は。
「力を貸して頂戴。あなたの力が必要なのよ。」
「しかしお嬢様、俺は……。」
パシーン!
またヘンの頬を叩く。
「この精霊さんが言うんだもの、母さんは恨んでいないわよ。私もね。憎むべきは他に居るって知ってるから。」
「申し訳……ございません……。」
頭が上がらなかった。
お嬢様やノウの言う通りだ。
前を向き大事な人を真っ直ぐ見据えねば、亡くなった方々に申し訳が立たないではないか。
それこそ、騎士道に反する。
近衛隊隊長の本分は……。
「許して下さるのなら、この命を賭して必ずや守ってみせましょう。」
幼い主君に、『今度こそ』と誓うのだった。
「だから言ってるじゃないの。宜しく頼むわよ。」
ヘンの肩に手を置いて労うトワ。
傍によるユシ。
ユシの肩にも手を置く。
しみじみとした後、ロッシェの方を向いて言う。
「ありがとう、ロッシェ。約束を守ってくれて。」
「おうよ。騎士を目指してるんだから、当然だろ。」
頭を掻いて照れ隠し。
人の役に立てて、本当に嬉しかった。
「あの、良かったら……。」
トワがそう言いかけた時、ノウが一際輝きを増した。
「もう大地に帰らねばなりません。お世話になりました。」
「あ、ああ!」
咄嗟に手を伸ばすヘン。
それも届かず。
『大丈夫です。地面に触れてみて下さい。そこに私は居ますから。何時でも。何時でも……。』
そう言うと、ノウは姿を消した。
ヘンは泣いていた。
別れの挨拶位、きちんと言いたかった。
たった少しの時間でも、一緒に過ごせて良かった。
ありがとう、と。
『きっと届いてるわよ』とトワは言う。
『そうだと良いのですが』と思い直し、ヘンは立ち上がる。
もう下を向いてばかりはいられない。
しっかりしないと。
その日以来、1日1回地面に触れるのが習慣となったヘンだった。
満足した顔のロッシェ。
これでまた、立派な騎士に一歩近付いたかな?
そんなロッシェにトワが声を掛ける。
「ロッシェさえ良かったら、これからも私を支えてくれないかしら……?」
騎士に憧れるのだから、一緒に居てくれる筈。
そう思っていた。
しかし、期待とは違う答えが返って来た。
「いや、今の俺じゃ役不足だ。」
「え……?」
「まだ修行が足りない。もっと強くならないと。今回の事で痛感したよ。騎士の道は遠いぜ。」
そう言って、遠くを見る目になるロッシェ。
「離れちゃうの……?」
寂しそうに呟くトワへ向かって、ユシが言う。
「ロッシェさんは確かにおっしゃいました。《今の》と。『永遠に、では無い』と言う事ですよ。」
「そんな所だ。何時かきっと力を付けてここに来るよ。その時は雇ってくれよな。」
ハハッと笑うロッシェ。
その思いに応えよう。
トワは思った。
ならば。
「私から、騎士の称号を贈るわ。それ位させて頂戴。」
「おいおい、だから俺はまだ未熟で……。」
ジッと見つめるトワに、根負けするロッシェ。
「じゃあ肩書だけな。」
ロッシェの言葉に頷くトワ。
とても嬉しそうだった。
「こっちは無事終わった様ね。後は……。」
「中のクライスね。何が起きたか問い質さないと。」
アンとラヴィがそう言って見つめ合っている時。
中には、とんだ客が紛れ込んでいた。
周りの目を引き付ける程に。
そしてふわりと宙へ浮いた。
地面から40センチ程の高さまで。
「力が戻った様です。良かった。」
ノウはそう呟いた。
その姿に皆びっくり。
普段早々驚かないアンさえも。
中でも一番だったのは、抜け殻の様になっていたヘンだった。
「き、記憶が戻ったのか?」
恐る恐るノウに尋ねるヘン。
「『戻った』と言うより、『制限が解除された』と言うべきでしょう。」
何故かノウが神々しく見える。
取り戻した力で、ノウはこの町に居る全員へこれまでの真実を見せた。
それはスライドショウの様に流れて行った。
トワはそこで、魔物に変わってしまった母親がヘンに打ち倒された事を知る。
その事実を知り、町全体が悲しみに包まれた。
しかし、ノウはヘンに告げる。
「彼女は感謝していましたよ。《人に危害を加える前に倒してくれて、ありがとう》と。」
「わ、分かるのか?」
「ええ。彼女の思いは、今も土の中を通り過ぎていますから。」
「き、君は一体……?」
誰もが思うその正体。
ゆっくりとノウは話し始めた。
私は、俗に言う【土の精霊】です。
精霊と言うのは例えで、そこにいらっしゃる錬金術師さんの言葉をお借りすると《土のエネルギーを概念化した物》と言った所でしょうか。
近年この辺りの土地から、無理やりエネルギーを吸い取られて弱っていました。
そこで元を辿ろうと実体化した訳です。
でもぼろを出して正体が発覚すると、厄介な事になりかねません。
ですので自ら記憶を制限したのです。
力が戻れば解除される様に。
先程土にエネルギーを注ぎ込まれた時、はっきりと分かりました。
『災いの元凶が取り除かれたのだ』と。
尽力してくれた方々には、感謝の言葉が足りません。
特に、屋敷の奥から感じる温かい心の持ち主に。
彼無くしては、力は戻らなかったでしょう。
どうか彼に祝福を。
そしてこれからのこの土地に、輝かしい未来があらん事を。
「ま、待ってくれ!まだ聞きたい事があるんだ!」
消えそうなノウを、必死で引き止め様とするヘン。
「森で会ったのも偶然か?」
「はい。全くの偶然です。」
「じゃあ、お前がケンヅの町に辿り着いたのは?」
「あの町には、大地の神なる者を信仰する集団がいました。それに惹かれたのかもしれませんね。」
「じゃあ、じゃあ……。」
質問を続け様とするヘン。
しかしノウは遮る。
「私の事はもう良いのです。目的は達しました。今は……。」
そう言って、トワの方を向いた。
「目の前に居る《守るべき人》を、しっかりと見てあげて下さい。」
「でも、俺は……罪を……。」
そう言ってうな垂れるヘンの顔を、『パシーン!』と叩くトワ。
「私も、前は自分の事ばかりしか考えてなかった。でももう嫌!大事な人を失うのは!だから……。」
続くトワの言葉は。
「力を貸して頂戴。あなたの力が必要なのよ。」
「しかしお嬢様、俺は……。」
パシーン!
またヘンの頬を叩く。
「この精霊さんが言うんだもの、母さんは恨んでいないわよ。私もね。憎むべきは他に居るって知ってるから。」
「申し訳……ございません……。」
頭が上がらなかった。
お嬢様やノウの言う通りだ。
前を向き大事な人を真っ直ぐ見据えねば、亡くなった方々に申し訳が立たないではないか。
それこそ、騎士道に反する。
近衛隊隊長の本分は……。
「許して下さるのなら、この命を賭して必ずや守ってみせましょう。」
幼い主君に、『今度こそ』と誓うのだった。
「だから言ってるじゃないの。宜しく頼むわよ。」
ヘンの肩に手を置いて労うトワ。
傍によるユシ。
ユシの肩にも手を置く。
しみじみとした後、ロッシェの方を向いて言う。
「ありがとう、ロッシェ。約束を守ってくれて。」
「おうよ。騎士を目指してるんだから、当然だろ。」
頭を掻いて照れ隠し。
人の役に立てて、本当に嬉しかった。
「あの、良かったら……。」
トワがそう言いかけた時、ノウが一際輝きを増した。
「もう大地に帰らねばなりません。お世話になりました。」
「あ、ああ!」
咄嗟に手を伸ばすヘン。
それも届かず。
『大丈夫です。地面に触れてみて下さい。そこに私は居ますから。何時でも。何時でも……。』
そう言うと、ノウは姿を消した。
ヘンは泣いていた。
別れの挨拶位、きちんと言いたかった。
たった少しの時間でも、一緒に過ごせて良かった。
ありがとう、と。
『きっと届いてるわよ』とトワは言う。
『そうだと良いのですが』と思い直し、ヘンは立ち上がる。
もう下を向いてばかりはいられない。
しっかりしないと。
その日以来、1日1回地面に触れるのが習慣となったヘンだった。
満足した顔のロッシェ。
これでまた、立派な騎士に一歩近付いたかな?
そんなロッシェにトワが声を掛ける。
「ロッシェさえ良かったら、これからも私を支えてくれないかしら……?」
騎士に憧れるのだから、一緒に居てくれる筈。
そう思っていた。
しかし、期待とは違う答えが返って来た。
「いや、今の俺じゃ役不足だ。」
「え……?」
「まだ修行が足りない。もっと強くならないと。今回の事で痛感したよ。騎士の道は遠いぜ。」
そう言って、遠くを見る目になるロッシェ。
「離れちゃうの……?」
寂しそうに呟くトワへ向かって、ユシが言う。
「ロッシェさんは確かにおっしゃいました。《今の》と。『永遠に、では無い』と言う事ですよ。」
「そんな所だ。何時かきっと力を付けてここに来るよ。その時は雇ってくれよな。」
ハハッと笑うロッシェ。
その思いに応えよう。
トワは思った。
ならば。
「私から、騎士の称号を贈るわ。それ位させて頂戴。」
「おいおい、だから俺はまだ未熟で……。」
ジッと見つめるトワに、根負けするロッシェ。
「じゃあ肩書だけな。」
ロッシェの言葉に頷くトワ。
とても嬉しそうだった。
「こっちは無事終わった様ね。後は……。」
「中のクライスね。何が起きたか問い質さないと。」
アンとラヴィがそう言って見つめ合っている時。
中には、とんだ客が紛れ込んでいた。
0
お気に入りに追加
59
あなたにおすすめの小説
転生しても実家を追い出されたので、今度は自分の意志で生きていきます
藤なごみ
ファンタジー
※コミカライズスタートしました!
2024年10月下旬にコミック第一巻刊行予定です
2023年9月21日に第一巻、2024年3月21日に第二巻が発売されました
2024年8月中旬第三巻刊行予定です
ある少年は、母親よりネグレクトを受けていた上に住んでいたアパートを追い出されてしまった。
高校進学も出来ずにいたとあるバイト帰りに、酔っ払いに駅のホームから突き飛ばされてしまい、電車にひかれて死んでしまった。
しかしながら再び目を覚ました少年は、見た事もない異世界で赤子として新たに生をうけていた。
だが、赤子ながらに周囲の話を聞く内に、この世界の自分も幼い内に追い出されてしまう事に気づいてしまった。
そんな中、突然見知らぬ金髪の幼女が連れてこられ、一緒に部屋で育てられる事に。
幼女の事を妹として接しながら、この子も一緒に追い出されてしまうことが分かった。
幼い二人で来たる追い出される日に備えます。
基本はお兄ちゃんと妹ちゃんを中心としたストーリーです
カクヨム様と小説家になろう様にも投稿しています
2023/08/30
題名を以下に変更しました
「転生しても実家を追い出されたので、今度は自分の意志で生きていきたいと思います」→「転生しても実家を追い出されたので、今度は自分の意志で生きていきます」
書籍化が決定しました
2023/09/01
アルファポリス社様より9月中旬に刊行予定となります
2023/09/06
アルファポリス様より、9月19日に出荷されます
呱々唄七つ先生の素晴らしいイラストとなっております
2024/3/21
アルファポリス様より第二巻が発売されました
2024/4/24
コミカライズスタートしました
2024/8/12
アルファポリス様から第三巻が八月中旬に刊行予定です
異世界召喚失敗から始まるぶらり旅〜自由気ままにしてたら大変なことになった〜
ei_sainome
ファンタジー
クラスメイト全員が異世界に召喚されてしまった!
謁見の間に通され、王様たちから我が国を救って欲しい云々言われるお約束が…始まらない。
教室内が光ったと思えば、気づけば地下に閉じ込められていて、そこには誰もいなかった。
勝手に召喚されたあげく、誰も事情を知らない。未知の世界で、自分たちの力だけでどうやって生きていけというのか。
元の世界に帰るための方法を探し求めて各地を放浪する旅に出るが、似たように見えて全く異なる生態や人の価値観と文化の差に苦悩する。
力を持っていても順応できるかは話が別だった。
クラスメイトたちにはそれぞれ抱える内面や事情もあり…新たな世界で心身共に表面化していく。
※ご注意※
初投稿、試作、マイペース進行となります。
作品名は今後改題する可能性があります。
世界観だけプロットがあり、話の方向性はその場で決まります。
旅に出るまで(序章)がすごく長いです。
他サイトでも同作を投稿しています。
更新頻度は1〜3日程度を目標にしています。
今度こそ幸せになります! 拍手の中身
斎木リコ
ファンタジー
『今度こそ幸せになります!』の拍手お礼にあげていた文の置き場になります。中身はお遊びなので、本編には関係ない場合があります。拍手が見られなかった・拍手はしなかった人向けです。手直し等はないのでご了承ください。タイトル、ひねりもなんにもなかったなあ……。
他サイトからのお引っ越しです。
[完結]異世界転生したら幼女になったが 速攻で村を追い出された件について ~そしていずれ最強になる幼女~
k33
ファンタジー
初めての小説です..!
ある日 主人公 マサヤがトラックに引かれ幼女で異世界転生するのだが その先には 転生者は嫌われていると知る そして別の転生者と出会い この世界はゲームの世界と知る そして、そこから 魔法専門学校に入り Aまで目指すが 果たして上がれるのか!? そして 魔王城には立ち寄った者は一人もいないと別の転生者は言うが 果たして マサヤは 魔王城に入り 魔王を倒し無事に日本に帰れるのか!?
所詮、わたしは壁の花 〜なのに辺境伯様が溺愛してくるのは何故ですか?〜
しがわか
ファンタジー
刺繍を愛してやまないローゼリアは父から行き遅れと罵られていた。
高貴な相手に見初められるために、とむりやり夜会へ送り込まれる日々。
しかし父は知らないのだ。
ローゼリアが夜会で”壁の花”と罵られていることを。
そんなローゼリアが参加した辺境伯様の夜会はいつもと雰囲気が違っていた。
それもそのはず、それは辺境伯様の婚約者を決める集まりだったのだ。
けれど所詮”壁の花”の自分には関係がない、といつものように会場の隅で目立たないようにしているローゼリアは不意に手を握られる。
その相手はなんと辺境伯様で——。
なぜ、辺境伯様は自分を溺愛してくれるのか。
彼の過去を知り、やがてその理由を悟ることとなる。
それでも——いや、だからこそ辺境伯様の力になりたいと誓ったローゼリアには特別な力があった。
天啓<ギフト>として女神様から賜った『魔力を象るチカラ』は想像を創造できる万能な能力だった。
壁の花としての自重をやめたローゼリアは天啓を自在に操り、大好きな人達を守り導いていく。
病弱が転生 ~やっぱり体力は無いけれど知識だけは豊富です~
於田縫紀
ファンタジー
ここは魔法がある世界。ただし各人がそれぞれ遺伝で受け継いだ魔法や日常生活に使える魔法を持っている。商家の次男に生まれた俺が受け継いだのは鑑定魔法、商売で使うにはいいが今一つさえない魔法だ。
しかし流行風邪で寝込んだ俺は前世の記憶を思い出す。病弱で病院からほとんど出る事無く日々を送っていた頃の記憶と、動けないかわりにネットや読書で知識を詰め込んだ知識を。
そしてある日、白い花を見て鑑定した事で、俺は前世の知識を使ってお金を稼げそうな事に気付いた。ならば今のぱっとしない暮らしをもっと豊かにしよう。俺は親友のシンハ君と挑戦を開始した。
対人戦闘ほぼ無し、知識チート系学園ものです。
婚約破棄されたけど前世が伝説の魔法使いだったので楽勝です
sai
ファンタジー
公爵令嬢であるオレリア・アールグレーンは魔力が多く魔法が得意な者が多い公爵家に産まれたが、魔法が一切使えなかった。
そんな中婚約者である第二王子に婚約破棄をされた衝撃で、前世で公爵家を興した伝説の魔法使いだったということを思い出す。
冤罪で国外追放になったけど、もしかしてこれだけ魔法が使えれば楽勝じゃない?
スライムと異世界冒険〜追い出されたが実は強かった
Miiya
ファンタジー
学校に一人で残ってた時、突然光りだし、目を開けたら、王宮にいた。どうやら異世界召喚されたらしい。けど鑑定結果で俺は『成長』 『テイム』しかなく、弱いと追い出されたが、実はこれが神クラスだった。そんな彼、多田真司が森で出会ったスライムと旅するお話。
*ちょっとネタばれ
水が大好きなスライム、シンジの世話好きなスライム、建築もしてしまうスライム、小さいけど鉱石仕分けたり探索もするスライム、寝るのが大好きな白いスライム等多種多様で個性的なスライム達も登場!!
*11月にHOTランキング一位獲得しました。
*なるべく毎日投稿ですが日によって変わってきますのでご了承ください。一話2000~2500で投稿しています。
*パソコンからの投稿をメインに切り替えました。ですので字体が違ったり点が変わったりしてますがご了承ください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる