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第三章 皇都へ!
十話
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「ふぅ……。まだ早い時間だな……」
僕は、翌朝早く目覚めた。ハルナはまだ眠っているようだ。
「朝の訓練でもするか……」
僕は、そう呟くと、寝袋から出て、折り畳み、竹刀を持って外に出た……。
「この位にしておくか……」
素振りや型等、一時間程こなした所で、朝陽が射して来た為に終いにする事にした。
「そろそろ、ハルナも起きるだろう……」
僕はストレッチをして、小屋に戻った。
「ん……、おはよう」
僕が部屋に戻って来るのと、ハルナが起きたのは同じ位だった……。
「おはよう」
「とりあえず、ここから皇都迄、馬車で3日位の道程で、街道沿いとは言え、魔物が出るからね……?」
「うん……」
朝食後、地図を拡げ、道程を確認する。
「まあ、余程の魔物でもなければ、大丈夫だな……、多分」
僕は、皇都迄出た事が無いので、魔物の分布について把握してないし、ハルナを護りながら戦う、というのは、より難しくさせる状況である。
「そうだ!」
僕は、自分の魔法について忘れていたじゃないか!
「リオ郡、どうしたの?」
「ハルナ……、一旦、僕の家に転移するよ?」
「えっ!?」
僕の突然の意見に戸惑うハルナ……。
「僕は、一度行った事ある場所には“転移”が出来る。ハルナを護りながら戦うというのは、正直、難易度が高い。幸い、家には母さんが居る。だから、事情を話して、暫く、母さんと過ごして貰う。大丈夫、母さんは優しいし、強いし、僕と二人旅より安全だからさ?」
「うん……」
「とりあえず、話してみなければ何とも言えないから、一度行ってみよう?」
「そうだね!」
「じゃあ、僕の肩に掴まって……?」
「うん」
「“転移”!」
僕は、ハルナが肩を掴んだのを確認すると転移した……。
僕は、翌朝早く目覚めた。ハルナはまだ眠っているようだ。
「朝の訓練でもするか……」
僕は、そう呟くと、寝袋から出て、折り畳み、竹刀を持って外に出た……。
「この位にしておくか……」
素振りや型等、一時間程こなした所で、朝陽が射して来た為に終いにする事にした。
「そろそろ、ハルナも起きるだろう……」
僕はストレッチをして、小屋に戻った。
「ん……、おはよう」
僕が部屋に戻って来るのと、ハルナが起きたのは同じ位だった……。
「おはよう」
「とりあえず、ここから皇都迄、馬車で3日位の道程で、街道沿いとは言え、魔物が出るからね……?」
「うん……」
朝食後、地図を拡げ、道程を確認する。
「まあ、余程の魔物でもなければ、大丈夫だな……、多分」
僕は、皇都迄出た事が無いので、魔物の分布について把握してないし、ハルナを護りながら戦う、というのは、より難しくさせる状況である。
「そうだ!」
僕は、自分の魔法について忘れていたじゃないか!
「リオ郡、どうしたの?」
「ハルナ……、一旦、僕の家に転移するよ?」
「えっ!?」
僕の突然の意見に戸惑うハルナ……。
「僕は、一度行った事ある場所には“転移”が出来る。ハルナを護りながら戦うというのは、正直、難易度が高い。幸い、家には母さんが居る。だから、事情を話して、暫く、母さんと過ごして貰う。大丈夫、母さんは優しいし、強いし、僕と二人旅より安全だからさ?」
「うん……」
「とりあえず、話してみなければ何とも言えないから、一度行ってみよう?」
「そうだね!」
「じゃあ、僕の肩に掴まって……?」
「うん」
「“転移”!」
僕は、ハルナが肩を掴んだのを確認すると転移した……。
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