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初めての戦い
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「ハァハァ、おい黒羅、後どれ位なんだよ。俺、もう歩けねぇよ。」「霖騎さんは、体力が無いのですね。今後の課題が増えましたね。」黒羅が少し笑みを浮かべながら霖騎に語りかけた。「俺を舐めんな!!!体力はまだまだあるよ!」「まあまあ、言い争いは、そこまでにしてください。町までは、後5分くらいですよ。」白羅が割って入った。その時、右の森の中から物音が聞こえた。みんなが、そこに注目していると黒い影が動いていた。よく見ると、ぷるんとしているものだった「スライムだニャー。霖騎、戦うんだニャー。」「えっ、俺が?俺何も武器持ってないよ!」「大丈夫だよォ。スライムは素手でても倒せるぜェ。」チャービが言った。霖騎は、覚悟を決めてスライムの所へ行った。しかし、スライムが突然体当たりをしてきた!霖騎は避けきれず、もろにくらってしまった。「痛ってててててぇ!なんだこれ!めっちゃ痛え!」「当たり前なの!それくらい避けないとなの!」そうミーリーが言ってみんなも頷く。それだけで、助けには、動いてくれない。(くそっ!やっぱり1人で戦うしかないのか!こうなったら1発で決めてやる!)霖騎は、気を引き締めてスライムの前に立った。「うぉぉぉぉぉ!!!」プニッ「ヘッ!?俺の見間違いかな?ちょっと、もう何回か。」プニップニプニプニッ シュワッ「うわっ!?...居なくなった?」「良かっなァ。まァ、こんなに手こずる奴はァ初めてだったがなァ。」チャービが言ってくれた。「倒し..た?やった...やったァァァァ!!」霖騎は、初めて敵に勝つことを知った。まぁ、いろんなことがあったけど、なんだかんだで町についた。その時は、もう日が沈む時だった。
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