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ヒミツの恋人【第一部】
11.リサーチ
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加藤から飲みにいこうと誘われて応じたのは、加藤に聞いてみたいと思うことがあったからだ。
だけど居酒屋に入ってから、ものすごい勢いで食べまくり飲みまくり喋りまくる加藤の勢いに圧倒されて、オレは黙るしかなかった。
よくよく考えたら、無神経なこの後輩に、リサーチしようとしたオレが間違っていたのかもしれない。
「なんか佐倉君、元気ないね。紺野君とうまくいってないの?」
その手の話を諦めたとき、加藤の方から聞いてくれた。
「うまくいってないっていうか…」
「いいよね~、一緒に暮らせて。オレもシノと一緒に住みたいなあ。ホテル代ってバカになんないんだよね。この春にシノんとこのオジサンが転勤先から帰って来ちゃってさ、シノんちで出来ないんだよ、最近」
まさに、オレが聞きたいと思っていたことを、加藤の方から振ってきた。
それにしても相変わらずアカラサマなヤツだ。
聞いてるこっちが恥ずかしくなる。
後輩の加藤陸と四ノ宮敦が付き合っていると知った時は驚いた。
幼馴染みだという二人はもともと特別に仲は良かったけど、どういう経緯で関係を「友達」から「恋人」に変化させたのかは知らない。
オレは加藤か四ノ宮に聞いてみたいと思っていた。
それに迷いや戸惑いはなかったのか、とか。
同性と肉体的な交わりをして、それが大きな声では言えないけど、快感に感じてしまうことに、オスとして後ろめたさを感じないかとか。
実は最近、紺野に抱かれるたびに、今まで感じたことのなかった、気が遠くなるような快感を感じてしまう。
官能小説にある"めくるめく快感"とでも言えばいいのか…。
紺野と身体を合わせるようになったのは随分前からなのに、この頃、自分の身体が変わってしまったみたいで、正直言ってちょっと怖い。
だけど、そんなこと紺野には死んでも言えない。
おまえに抱かれて気持ち良すぎておかしくなりそうだ、なんて、言えるはずがない。
だからオレは加藤に聞くことにした。
「なあ、おまえと四ノ宮って、その、ヤルことやってんの、やっぱり」
聞きずらいことをなんとか言葉にして聞くと、加藤は「当たり前じゃん、なに言ってんの」とあっけらかんと言ってのけた。
「恋人同士なんだから、セックスするのは当然でしょ」
当然、なのかなあ。
だけど、目の前の加藤と、あの四ノ宮が「そういうこと」をしているところを想像すると、正直言ってものすごく…気持ち悪い。
自分だってしていることなのに、どうして他人のセックスは気色悪いんだろう。
そもそも、男女であれ、男同士であれ、あんなふうに身体と身体を繋げる行為は、美しいとは言いがたい。
一番醜悪な部分を触れ合わせ、それが快楽に感じる人の性はどんなイミがあるんだろう。
「佐倉君だって、シテんでしょ、紺野君と」
言われて、オレは飲んでいたチューハイを噴出した。
頼むからオレのことを想像するのはやめてくれ。
きっとオレが加藤と四ノ宮のセックスを気持ち悪いと思うように、オレと紺野のセックスは、加藤には汚いものに感じるんじゃないかって思う。
「でもさあ、いいよね、セックスって。オレ、シノとするまで、セックスがあんなにイイものだって、知らなかった」
オレの焦りも知らず、加藤はうっとりとそんなことを言う。
「っていうか、みんな知らないだよね、男同士のセックスの良さを。オレはみなさんに知らしめたい、やってみろとお勧めしたい」
「やめとけ、それだけは」
出来れば、普通がいいんだと思う。
普通に異性に恋をして、普通のセックスをして、周囲に祝福されて一緒に生きていけるような。
それが出来ればそれにこしたことはない。
とりあえず、加藤にはオレのような悩みや迷いはないらしいということはよくわかった。
ある意味羨ましい性格だ。
「それよりさ、佐倉君に耳寄りな情報があるんだ」
急に声を潜めて加藤が言った。
店内で恥ずかしげもなく「セックス」を連呼しておきながら、今更声をひそめる神経がよくわからない。
「なんだよ」
「これ、見てよ」
と言って、加藤が大きなバックの中から取り出してテーブルの上に置いたのは、ネットの画面をカラープリンターで印刷したものだった。
「なんだ、これ」
「通販サイトで売ってるアダルトグッズ」
よかったよ、今、口の中に焼き鳥が入ってなくて。
「こういうの使ってみたいんだけど、シノがヤダって言うんだよね」
「言うだろ!そりゃ!アホか、おまえ!?」
「え~なんでさ。だってさあ、男ってスケベなイキモノじゃん?せっかくスケベな男とスケベな男が交わるんだから、オレとしてはいろんなことを試したいのよ。快楽ってものを深く追求したいワケ。それなのにシノは、バイブも媚薬も試させてくれないんだ。だからさ、まず佐倉君が使ってみて、シノに超いいぜ、とか言って勧めてくんない?ほら見て、これなんかどう?スゴくない?!ねえ」
なにがまず使ってみて、だ。アホか。
目をランランと輝かせ、いかがわしい写真に見入る加藤を見ながら、オレは心底四ノ宮に同情した。
勝手に何でも試してくれ。こんなヤツに相談しようと少しでも考えたオレがバカだった。
深く反省しながらオレは家路に着いた。
一週間後、荷物が届いた。
玄関で受け取った紺野が「トモ、おまえ宛だよ」とオレを呼んだ。
「なんだろ。誰から」
「わかんねえ。U&Iってトコから。通販じゃねえの、これ」
オレと紺野はテーブルにその箱を置き、やけに大袈裟な包装紙を破って中を見た。
50センチ四方の箱の中にうやうやしく入っていたのは、薄いピンク色の、男性のペニスの形のバイブレーターだった。
「お、大きいなコレ。オレ、負けてるかも…」
それを見た紺野の第一声はそれだった。
もっと他に、適切なコメントはないのか。
それを箱から取り出して「へ~」とか「ほ~」とか感心しながら手にとって眺めていた紺野が急にはっとして慌てた様子でオレに詰め寄った。
「まさか、トモ、おまえ、オレので満足してねえの?!だから、こんなもの注文したのか?!」
「バカか、おまえ。多分、加藤だよ。送ってきたの」
「だけど振込み用紙入ってるよ」
「ちっ、あの野郎。勝手に送っておいて、オレに払わせるつもりか。いい、返品するから」
「返品すんの?せっかくだから、返す前に1回使ってみようか」
オレは紺野を睨みつけて黙らせた。
その翌日。
今度はB5の封筒が郵便で届いた。
中には、オレと紺野のツーショットの写真が、ご丁寧にハガキ大の大判にプリントされ、数枚入っていた。
一緒に買い物に行って並んで歩いている写真、部屋のドアを入るところ、朝、仕事に行くために一緒に部屋から出てくるところ。
親密だと解釈すればそう見えるかもしれないけれど、普通に見たら単なる仲の良い友人同士の面白くもなんともない写真だった。
「脅迫に使うにはパンチが足りねえな。紺野のストーカーかな」
オレは送り主の意図などは全く考えずに、それを引き出しに閉まった。
だけど居酒屋に入ってから、ものすごい勢いで食べまくり飲みまくり喋りまくる加藤の勢いに圧倒されて、オレは黙るしかなかった。
よくよく考えたら、無神経なこの後輩に、リサーチしようとしたオレが間違っていたのかもしれない。
「なんか佐倉君、元気ないね。紺野君とうまくいってないの?」
その手の話を諦めたとき、加藤の方から聞いてくれた。
「うまくいってないっていうか…」
「いいよね~、一緒に暮らせて。オレもシノと一緒に住みたいなあ。ホテル代ってバカになんないんだよね。この春にシノんとこのオジサンが転勤先から帰って来ちゃってさ、シノんちで出来ないんだよ、最近」
まさに、オレが聞きたいと思っていたことを、加藤の方から振ってきた。
それにしても相変わらずアカラサマなヤツだ。
聞いてるこっちが恥ずかしくなる。
後輩の加藤陸と四ノ宮敦が付き合っていると知った時は驚いた。
幼馴染みだという二人はもともと特別に仲は良かったけど、どういう経緯で関係を「友達」から「恋人」に変化させたのかは知らない。
オレは加藤か四ノ宮に聞いてみたいと思っていた。
それに迷いや戸惑いはなかったのか、とか。
同性と肉体的な交わりをして、それが大きな声では言えないけど、快感に感じてしまうことに、オスとして後ろめたさを感じないかとか。
実は最近、紺野に抱かれるたびに、今まで感じたことのなかった、気が遠くなるような快感を感じてしまう。
官能小説にある"めくるめく快感"とでも言えばいいのか…。
紺野と身体を合わせるようになったのは随分前からなのに、この頃、自分の身体が変わってしまったみたいで、正直言ってちょっと怖い。
だけど、そんなこと紺野には死んでも言えない。
おまえに抱かれて気持ち良すぎておかしくなりそうだ、なんて、言えるはずがない。
だからオレは加藤に聞くことにした。
「なあ、おまえと四ノ宮って、その、ヤルことやってんの、やっぱり」
聞きずらいことをなんとか言葉にして聞くと、加藤は「当たり前じゃん、なに言ってんの」とあっけらかんと言ってのけた。
「恋人同士なんだから、セックスするのは当然でしょ」
当然、なのかなあ。
だけど、目の前の加藤と、あの四ノ宮が「そういうこと」をしているところを想像すると、正直言ってものすごく…気持ち悪い。
自分だってしていることなのに、どうして他人のセックスは気色悪いんだろう。
そもそも、男女であれ、男同士であれ、あんなふうに身体と身体を繋げる行為は、美しいとは言いがたい。
一番醜悪な部分を触れ合わせ、それが快楽に感じる人の性はどんなイミがあるんだろう。
「佐倉君だって、シテんでしょ、紺野君と」
言われて、オレは飲んでいたチューハイを噴出した。
頼むからオレのことを想像するのはやめてくれ。
きっとオレが加藤と四ノ宮のセックスを気持ち悪いと思うように、オレと紺野のセックスは、加藤には汚いものに感じるんじゃないかって思う。
「でもさあ、いいよね、セックスって。オレ、シノとするまで、セックスがあんなにイイものだって、知らなかった」
オレの焦りも知らず、加藤はうっとりとそんなことを言う。
「っていうか、みんな知らないだよね、男同士のセックスの良さを。オレはみなさんに知らしめたい、やってみろとお勧めしたい」
「やめとけ、それだけは」
出来れば、普通がいいんだと思う。
普通に異性に恋をして、普通のセックスをして、周囲に祝福されて一緒に生きていけるような。
それが出来ればそれにこしたことはない。
とりあえず、加藤にはオレのような悩みや迷いはないらしいということはよくわかった。
ある意味羨ましい性格だ。
「それよりさ、佐倉君に耳寄りな情報があるんだ」
急に声を潜めて加藤が言った。
店内で恥ずかしげもなく「セックス」を連呼しておきながら、今更声をひそめる神経がよくわからない。
「なんだよ」
「これ、見てよ」
と言って、加藤が大きなバックの中から取り出してテーブルの上に置いたのは、ネットの画面をカラープリンターで印刷したものだった。
「なんだ、これ」
「通販サイトで売ってるアダルトグッズ」
よかったよ、今、口の中に焼き鳥が入ってなくて。
「こういうの使ってみたいんだけど、シノがヤダって言うんだよね」
「言うだろ!そりゃ!アホか、おまえ!?」
「え~なんでさ。だってさあ、男ってスケベなイキモノじゃん?せっかくスケベな男とスケベな男が交わるんだから、オレとしてはいろんなことを試したいのよ。快楽ってものを深く追求したいワケ。それなのにシノは、バイブも媚薬も試させてくれないんだ。だからさ、まず佐倉君が使ってみて、シノに超いいぜ、とか言って勧めてくんない?ほら見て、これなんかどう?スゴくない?!ねえ」
なにがまず使ってみて、だ。アホか。
目をランランと輝かせ、いかがわしい写真に見入る加藤を見ながら、オレは心底四ノ宮に同情した。
勝手に何でも試してくれ。こんなヤツに相談しようと少しでも考えたオレがバカだった。
深く反省しながらオレは家路に着いた。
一週間後、荷物が届いた。
玄関で受け取った紺野が「トモ、おまえ宛だよ」とオレを呼んだ。
「なんだろ。誰から」
「わかんねえ。U&Iってトコから。通販じゃねえの、これ」
オレと紺野はテーブルにその箱を置き、やけに大袈裟な包装紙を破って中を見た。
50センチ四方の箱の中にうやうやしく入っていたのは、薄いピンク色の、男性のペニスの形のバイブレーターだった。
「お、大きいなコレ。オレ、負けてるかも…」
それを見た紺野の第一声はそれだった。
もっと他に、適切なコメントはないのか。
それを箱から取り出して「へ~」とか「ほ~」とか感心しながら手にとって眺めていた紺野が急にはっとして慌てた様子でオレに詰め寄った。
「まさか、トモ、おまえ、オレので満足してねえの?!だから、こんなもの注文したのか?!」
「バカか、おまえ。多分、加藤だよ。送ってきたの」
「だけど振込み用紙入ってるよ」
「ちっ、あの野郎。勝手に送っておいて、オレに払わせるつもりか。いい、返品するから」
「返品すんの?せっかくだから、返す前に1回使ってみようか」
オレは紺野を睨みつけて黙らせた。
その翌日。
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中には、オレと紺野のツーショットの写真が、ご丁寧にハガキ大の大判にプリントされ、数枚入っていた。
一緒に買い物に行って並んで歩いている写真、部屋のドアを入るところ、朝、仕事に行くために一緒に部屋から出てくるところ。
親密だと解釈すればそう見えるかもしれないけれど、普通に見たら単なる仲の良い友人同士の面白くもなんともない写真だった。
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