31 / 91
カラダの恋人【第三部】
6.大胆な告白
しおりを挟む
「おまえ、本当に出るの?」
紺野君が気が知れないというのがミエミエの表情で言う。
「もちろん、本気だよ」
オレは佐倉君の後輩の加藤陸に頼んで、その『ご対面』番組のスタッフに紹介してもらった。
深い失恋の痛手を癒すためにドイツに渡ったオレは、そのドイツで持ち金全部を盗難にあい、夢も希望も失って失意のどん底でドナウ川に飛び込もうとした。
そのとき、通りがかりの日本人青年に身投げを止められ、激励されて死ぬのを思いとどまった。
青年は当座の現金を貸してくれたが、名前だけ名乗って連絡先は教えてくれなかった。
どうしても彼に会ってお礼が言いたい。
と、いう話を切々と訴えた。
まあ多少事実を誇張している部分もあるけど、テレビ的にはこれくらいの虚飾は必要だと思う。
スタッフさんはオレの話に胸を打たれたらしく、力強くオレの手を握り「きっと見つけてみせますから」と約束してくれた。
まあ、間宮君が見つかった暁にはテレビの前で『感動のご対面』というのをやらないといけないだろうけど、この際、それも仕方ないと腹は括った。
ところが、テレビ局のスタッフをしても間宮君の居所はつかめなかった。
あんまりオレがガッカリしているように見えたのか、彼は「なんだったらテレビに向かって呼びかけてみますか」と言ってくれた。
本当はそういうコーナーはないんだけど、急遽作ってくれると言う。
オレはちょっと考えて、ありがたくその申し出を受けることにした。
「だけど、おまえなんでそんなに会いたいの?間宮と」
本番待ちの控え室で、面白がって見学に付いて来た紺野君が言う。
佐倉君も一緒に来たけど、テレビ局が珍しいと言って彼は局内をほっつき歩いている。
「なんでって、世話になったからお礼が言いたいんだって」
「それだけ?」
いやだなあ、そんな「ごまかすな」って言ってるみたいな目で見ないでよ。
「もしかして、なんかあったんじゃねえの?間宮と、ドイツで」
なんかあったって、そんな紺野君の想像するようなことは…あったけど。
でもあれは旅先の、言ってみれば行きずりの情事ってやつで。
いや、それもちょっと違う。
オレたちはお互いに傷ついていたから、傷を舐めあうようにカラダを愛し合っただけで。
けど、本当にそうだろうか?
オレは確かに傷ついていた。
右も左もわからなくなるくらい、傷ついてどうしようもなかった。
でも間宮君はそうじゃない。
彼はあのときはもう、とっくに立ち直っていた。
だから本当は一方的にオレが間宮君に慰めてもらっただけってことになる。
その借りを、返したいんだろうか、オレは。
オレは考えるのをやめた。
わからない、自分でも。
だからこんなにも彼に会いたいのかもしれない。
間宮君に会えば、この気持ちの正体がわかるような気がするから。
「わからないんだよ、オレにも。こんなに必死で誰かに会いたい、会わなくちゃと思ったの、はじめてだから」
正直に答えると紺野君は表情だけで笑った。
「会えるといいな」
紺野君の言葉に頷いて、時計を見て出番の時間になったことを確認し、オレは立ち上がった。
それから一ヶ月。
生まれてはじめてのテレビ出演以来、オレの身辺はようやく落ち着いた。
人の噂も七十五日と言うけど、実際はその半分くらいなんだな、とくだらないことを身を持って体験してしまった。
思い出すのも恥ずかしいことを、オレはテレビで言ってしまったので。
司会者が、オレが捏造したドイツでの感動秘話を熱のこもった口調で語り終わり、「では河合さん。カメラに向かって恩人の間宮秋一さんに呼びかけてください」と言って、オレにマイクを向けた。
オレは前もって考えていたセリフを口にしかけた。
「えーと、間宮さん、ドイツでは本当にお世話になりました。こうして無事日本に帰ってこられたも、あなたのおかげです。ぜひ会ってお礼が言いたいのでご連絡、お待ちしています」
用意していたのはたったのそれだけの言葉だった。
それなのに、なぜか喉から先に言葉が出ない。
司会者の人が、いつまでも喋らないオレに焦って、「さあ、あのカメラに向かって」と小声で囁いて、オレはそのカメラの赤いランプをじっと見た。
間宮君の面影を頭に思い浮かべると、頭の中に、ピアノの高い音が掠った。
今思えばそれは悲劇のイントロだったが、そのときのオレにとっては、心の中の深い霧が一気に晴れたような清々しいファンファーレのように感じた。
なんだ、単純なことだったんだ。
オレは息を吸い込んで、言った。
「間宮君!君が好きだ。だから、会いたい。お願いだから、連絡ください!」
瞬間、スタジオは水を打ったように静まりかえった。
落ち着いていたのはオレくらいで、言いたいことを言ってスッキリしたオレは鼻の頭をかきながら「あの、終わりましたけど」と司会者に進行を促す。
はっとした司会者はそれでもさすがプロというかなんというか「誠意のこもったお言葉ですね。間宮さん、彼は本当に心からあなたに感謝してます。ぜひ、連絡してください」と、オレのカミングアウトなんかなかったように見事にコーナーを終わらせた。
スタジオの端で見守っていた佐倉君が、目を見開いて驚いている。
隣で紺野君が笑いながらVサインを送ってくれた。
それに応えてオレもVサインを返す。
けど、それで勝利したってわけじゃなかった。
結果から言うと、間宮君からの連絡はなかった。
オレのテレビ出演は肝心な目的は果たせず、ただ世間の好奇心を煽っただけだった。
実際、世の中の人が、あんな番組をこんなに見ていたのかと思うくらい誰も彼もから真相を尋ねられてうんざりした。
大学の友人には「シャレだよ」の一言で納得してもらえたからいいけど、親や親戚からは大目玉をもらった。
しょうがない。
その騒動のおかげで、やたら騒がしい秋だった。
紺野君が気が知れないというのがミエミエの表情で言う。
「もちろん、本気だよ」
オレは佐倉君の後輩の加藤陸に頼んで、その『ご対面』番組のスタッフに紹介してもらった。
深い失恋の痛手を癒すためにドイツに渡ったオレは、そのドイツで持ち金全部を盗難にあい、夢も希望も失って失意のどん底でドナウ川に飛び込もうとした。
そのとき、通りがかりの日本人青年に身投げを止められ、激励されて死ぬのを思いとどまった。
青年は当座の現金を貸してくれたが、名前だけ名乗って連絡先は教えてくれなかった。
どうしても彼に会ってお礼が言いたい。
と、いう話を切々と訴えた。
まあ多少事実を誇張している部分もあるけど、テレビ的にはこれくらいの虚飾は必要だと思う。
スタッフさんはオレの話に胸を打たれたらしく、力強くオレの手を握り「きっと見つけてみせますから」と約束してくれた。
まあ、間宮君が見つかった暁にはテレビの前で『感動のご対面』というのをやらないといけないだろうけど、この際、それも仕方ないと腹は括った。
ところが、テレビ局のスタッフをしても間宮君の居所はつかめなかった。
あんまりオレがガッカリしているように見えたのか、彼は「なんだったらテレビに向かって呼びかけてみますか」と言ってくれた。
本当はそういうコーナーはないんだけど、急遽作ってくれると言う。
オレはちょっと考えて、ありがたくその申し出を受けることにした。
「だけど、おまえなんでそんなに会いたいの?間宮と」
本番待ちの控え室で、面白がって見学に付いて来た紺野君が言う。
佐倉君も一緒に来たけど、テレビ局が珍しいと言って彼は局内をほっつき歩いている。
「なんでって、世話になったからお礼が言いたいんだって」
「それだけ?」
いやだなあ、そんな「ごまかすな」って言ってるみたいな目で見ないでよ。
「もしかして、なんかあったんじゃねえの?間宮と、ドイツで」
なんかあったって、そんな紺野君の想像するようなことは…あったけど。
でもあれは旅先の、言ってみれば行きずりの情事ってやつで。
いや、それもちょっと違う。
オレたちはお互いに傷ついていたから、傷を舐めあうようにカラダを愛し合っただけで。
けど、本当にそうだろうか?
オレは確かに傷ついていた。
右も左もわからなくなるくらい、傷ついてどうしようもなかった。
でも間宮君はそうじゃない。
彼はあのときはもう、とっくに立ち直っていた。
だから本当は一方的にオレが間宮君に慰めてもらっただけってことになる。
その借りを、返したいんだろうか、オレは。
オレは考えるのをやめた。
わからない、自分でも。
だからこんなにも彼に会いたいのかもしれない。
間宮君に会えば、この気持ちの正体がわかるような気がするから。
「わからないんだよ、オレにも。こんなに必死で誰かに会いたい、会わなくちゃと思ったの、はじめてだから」
正直に答えると紺野君は表情だけで笑った。
「会えるといいな」
紺野君の言葉に頷いて、時計を見て出番の時間になったことを確認し、オレは立ち上がった。
それから一ヶ月。
生まれてはじめてのテレビ出演以来、オレの身辺はようやく落ち着いた。
人の噂も七十五日と言うけど、実際はその半分くらいなんだな、とくだらないことを身を持って体験してしまった。
思い出すのも恥ずかしいことを、オレはテレビで言ってしまったので。
司会者が、オレが捏造したドイツでの感動秘話を熱のこもった口調で語り終わり、「では河合さん。カメラに向かって恩人の間宮秋一さんに呼びかけてください」と言って、オレにマイクを向けた。
オレは前もって考えていたセリフを口にしかけた。
「えーと、間宮さん、ドイツでは本当にお世話になりました。こうして無事日本に帰ってこられたも、あなたのおかげです。ぜひ会ってお礼が言いたいのでご連絡、お待ちしています」
用意していたのはたったのそれだけの言葉だった。
それなのに、なぜか喉から先に言葉が出ない。
司会者の人が、いつまでも喋らないオレに焦って、「さあ、あのカメラに向かって」と小声で囁いて、オレはそのカメラの赤いランプをじっと見た。
間宮君の面影を頭に思い浮かべると、頭の中に、ピアノの高い音が掠った。
今思えばそれは悲劇のイントロだったが、そのときのオレにとっては、心の中の深い霧が一気に晴れたような清々しいファンファーレのように感じた。
なんだ、単純なことだったんだ。
オレは息を吸い込んで、言った。
「間宮君!君が好きだ。だから、会いたい。お願いだから、連絡ください!」
瞬間、スタジオは水を打ったように静まりかえった。
落ち着いていたのはオレくらいで、言いたいことを言ってスッキリしたオレは鼻の頭をかきながら「あの、終わりましたけど」と司会者に進行を促す。
はっとした司会者はそれでもさすがプロというかなんというか「誠意のこもったお言葉ですね。間宮さん、彼は本当に心からあなたに感謝してます。ぜひ、連絡してください」と、オレのカミングアウトなんかなかったように見事にコーナーを終わらせた。
スタジオの端で見守っていた佐倉君が、目を見開いて驚いている。
隣で紺野君が笑いながらVサインを送ってくれた。
それに応えてオレもVサインを返す。
けど、それで勝利したってわけじゃなかった。
結果から言うと、間宮君からの連絡はなかった。
オレのテレビ出演は肝心な目的は果たせず、ただ世間の好奇心を煽っただけだった。
実際、世の中の人が、あんな番組をこんなに見ていたのかと思うくらい誰も彼もから真相を尋ねられてうんざりした。
大学の友人には「シャレだよ」の一言で納得してもらえたからいいけど、親や親戚からは大目玉をもらった。
しょうがない。
その騒動のおかげで、やたら騒がしい秋だった。
0
お気に入りに追加
66
あなたにおすすめの小説
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
貧乏冒険者で底辺配信者の生きる希望もないおっさんバズる~庭のFランク(実際はSSSランク)ダンジョンで活動すること15年、最強になりました~
喰寝丸太
ファンタジー
おっさんは経済的に、そして冒険者としても底辺だった。
庭にダンジョンができたが最初のザコがスライムということでFランクダンジョン認定された。
そして18年。
おっさんの実力が白日の下に。
FランクダンジョンはSSSランクだった。
最初のザコ敵はアイアンスライム。
特徴は大量の経験値を持っていて硬い、そして逃げる。
追い詰められると不壊と言われるダンジョンの壁すら溶かす酸を出す。
そんなダンジョンでの15年の月日はおっさんを最強にさせた。
世間から隠されていた最強の化け物がいま世に出る。
実力を隠し「例え長男でも無能に家は継がせん。他家に養子に出す」と親父殿に言われたところまでは計算通りだったが、まさかハーレム生活になるとは
竹井ゴールド
ライト文芸
日本国内トップ5に入る異能力者の名家、東条院。
その宗家本流の嫡子に生まれた東条院青夜は子供の頃に実母に「16歳までに東条院の家を出ないと命を落とす事になる」と予言され、無能を演じ続け、父親や後妻、異母弟や異母妹、親族や許嫁に馬鹿にされながらも、念願適って中学卒業の春休みに東条院家から田中家に養子に出された。
青夜は4月が誕生日なのでギリギリ16歳までに家を出た訳だが。
その後がよろしくない。
青夜を引き取った田中家の義父、一狼は53歳ながら若い妻を持ち、4人の娘の父親でもあったからだ。
妻、21歳、一狼の8人目の妻、愛。
長女、25歳、皇宮警察の異能力部隊所属、弥生。
次女、22歳、田中流空手道場の師範代、葉月。
三女、19歳、離婚したフランス系アメリカ人の3人目の妻が産んだハーフ、アンジェリカ。
四女、17歳、死別した4人目の妻が産んだ中国系ハーフ、シャンリー。
この5人とも青夜は家族となり、
・・・何これ? 少し想定外なんだけど。
【2023/3/23、24hポイント26万4600pt突破】
【2023/7/11、累計ポイント550万pt突破】
【2023/6/5、お気に入り数2130突破】
【アルファポリスのみの投稿です】
【第6回ライト文芸大賞、22万7046pt、2位】
【2023/6/30、メールが来て出版申請、8/1、慰めメール】
【未完】
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
Take On Me
マン太
BL
親父の借金を返済するため、ヤクザの若頭、岳(たける)の元でハウスキーパーとして働く事になった大和(やまと)。
初めは乗り気でなかったが、持ち前の前向きな性格により、次第に力を発揮していく。
岳とも次第に打ち解ける様になり…。
軽いノリのお話しを目指しています。
※BLに分類していますが軽めです。
※他サイトへも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる