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高梨美沙都

【3】くちづけ

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全裸の江梨子がわたしと並ぶように横になった。
江梨子は、手を伸ばして弘樹をいざなう。
弘樹は、江梨子の左足の膝を持ち上げ、江梨子の脚を開いて躊躇いなく、江梨子に挿入した。

「…ああっ…いいわ…」
もう前戯は充分して、準備は出来ていたのだろう、江梨子は満足そうに吐息を吐いた。

弘樹が腰を振る。
わたしのすぐ横で、江梨子の豊かなバストが揺れた。
わたしの乳房は、和也さんの手で揉まれている。
わたしの中の和也さんのあれが、一段と大きくなったように感覚があった。
それともわたしが敏感になったのだろうか。

わたしの中は、和也さんのに、吸い付くように収縮している。
「…あっ、締まる…いいですよ…美沙都さん…」
「わたしも…も…う、壊れそう…」

あそこがジンジンする。
まるで身体全部が性感帯になったよう。

江梨子が「はっ…」と、色っぽい息を吐きながら、わたしに向かって手を伸ばした。
「美沙都、とても綺麗よ…」
江梨子の手が、わたしの顔を撫でた。

そういう江梨子こそ、綺麗だった。
形の良い眉を寄せ、厚い唇を半分開いて、赤い舌先が覗いている。

見惚れていると、江梨子はわたしの唇に、自分の唇を押し付けた。
嫌悪感はまったくなかった。
わたしは、口を開いて、江梨子の舌を受け入れた。

弘樹が江梨子の中に自分自身を抜き差ししながら、わたしを見ていた。
和也さんも、わたしの中に挿れながら、わたしを見る。
江梨子も、舌を絡めながら、目を細めてわたしを見る。

その瞬間、わたしは3人に愛されていた。
和也さんの腰の動きが早くなり、奥に当たったのを感じてわたしは到達した。
生暖かいなにかが、股の間から流れでた。





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