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第五章≪甘い生活≫
7.ずっと一緒に
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慣れない長湯でのぼせてしまったけれど、しばらく休んだら元気になった。
そういえば、お腹も空いていた。
夕食はお部屋に運んでくれた。
いかにも温泉宿という感じの懐石風の和食は、とても美味しかった。
兄は家ではまったくお酒は飲まないけど、「今日は飲もうかな」と言って、ビールをグラスに一杯だけ飲んだ。
浴衣姿でビールを飲む兄を見て、わたしたち、旅行してるんだな、って実感して、なんだか嬉しくなった。
夕食のあと、浴衣のまま宿の庭を散歩した。
本当は手を繋ぎたかったけど、兄妹ってバレてるから、無理だよね。
「わあ、お兄ちゃん、月が綺麗だね」
「ほんとだ。だけど、月が明る過ぎて星が見えないな」
「お兄ちゃん、旅行に連れて来てくれて、ありがとう。また、連れて来てね」
「ああ、もちろん」
「何回も何回も、だよ?」
「うん」
「ずっと一緒にいてくれる?」
目を逸らしてそう聞くと、兄はわたしの手首を掴んで自分に引き寄せて、抱きしめた。
「ずっと一緒にいる。もう、離さない」
「お兄ちゃん、見られちゃう…よ」
そう言いながら、わたしも兄の背中に腕を回して、ぎゅっとした。
***
部屋に戻ると、兄はわたしをお姫様抱っこして、ベッドに寝かせた。
キスしながら、浴衣の襟を広げて、胸を剥き出しに、されて。
兄は、夢中でわたしのおっぱいをしゃぶった。
お風呂で舐めたいって言ってた乳首も。
「ああっ!あん…あっん、あんっ」
いつも冷静な兄が、興奮しているのがわかって、いつもより、大きな声が出てしまう。
感じると、乳首がぴんと立つ。
おっぱいを揉まれながら乳首を強く吸われて、もう、あそこがすごく、濡れている。
浴衣の裾をまくって、兄の手が、そこに伸びた。
ショーツを脱がせて、指で、クリトリスを弄る。
お風呂でいかされたのに、また、気持ちよくなってしまった。
兄の舌は、おっぱいからおへそに移動して、もっと下に降りて太腿の内側にある。
柔らかい内腿を、跡をつけるように兄の唇が吸う。
きっと、そこには花弁のような紅い跡がついている。
「ああっ…お兄ちゃん…」
わたしは膝を立てて、自分から足を開いた。
兄が、あそこにキスしやすいように。
兄に、あそこを見せびらかすように。
兄の舌が、内腿から、そこに変わった。
「…あ!…はあっ…あっ…ん」
兄の舌は、熱い。
そこが、蕩けそうだ。
浴衣の帯はしたままだった。
おっぱいはむき出しになってるし、裾はまくられて、繁みも丸見えで、裸と変わらないのに、裸ではない。
なんだか、こういうのは全裸より淫らな感じがする。
「…ああっん…いいっ…そこ…気持ちいい…よ…っ」
じゅぶじゅぶと音がするほど激しくクリトリスをしゃぶられて、身体がびくんびくん、と震えた。
入り口をこじ開けるように、指であそこを広げながら、兄の舌が中まで入ってきて、襞をめくるように舐める。
熱くて濡れた舌が、生き物のように、わたしを、味わっている。
信じられないような快感が、その一点から身体全体に広がった。
「あ、あっ、あっ、いくっ!いっちゃうよ!ああっ!」
舌だけで、イカされた。
まだ、挿れてもらってないのに。
身体から力が抜けてぐったりしてると、兄が着ていた浴衣を脱いで、裸になって、わたしに覆い被さってきた。
「花音、まだ、出来る?」
耳元で、言う。
わたしは、頷いた。
「うん…挿れて。お兄ちゃんの…」
兄と繋がりたかった。
兄にも、気持ち良くなって欲しい。
わたしの身体で、気持ちよくなって。
兄は、わたしの顔を真上から見ながら、指でわたしの割れ目を弄った。
「ここに、なにをいれて欲しいの?花音」
兄の指が入ってきた。
兄に舐められて、一度イッていたそこは指一本でも、強烈に、鮮烈に、感じる。
「あっ!ああ!…お、おにいちゃんの…おにいちゃんの…オチンチンを挿れて!」
お風呂で、わたしがキスしたアレを。
大きくて硬いアレを。
奥まで挿れて、突いて欲しい。
「いいよ、挿れてあげる。花音のだよ…花音だけの」
兄は、わたしの片足を持ち上げて、熱く熟れて待ち侘びているそこに、挿れてくれた。
奥までわたしを満たして、また、わたしが達するまで、何度も何度も突いてくれた。
気持ち良すぎて、涙がこめかみを流れた。
第六章≪秘密≫に続く。
そういえば、お腹も空いていた。
夕食はお部屋に運んでくれた。
いかにも温泉宿という感じの懐石風の和食は、とても美味しかった。
兄は家ではまったくお酒は飲まないけど、「今日は飲もうかな」と言って、ビールをグラスに一杯だけ飲んだ。
浴衣姿でビールを飲む兄を見て、わたしたち、旅行してるんだな、って実感して、なんだか嬉しくなった。
夕食のあと、浴衣のまま宿の庭を散歩した。
本当は手を繋ぎたかったけど、兄妹ってバレてるから、無理だよね。
「わあ、お兄ちゃん、月が綺麗だね」
「ほんとだ。だけど、月が明る過ぎて星が見えないな」
「お兄ちゃん、旅行に連れて来てくれて、ありがとう。また、連れて来てね」
「ああ、もちろん」
「何回も何回も、だよ?」
「うん」
「ずっと一緒にいてくれる?」
目を逸らしてそう聞くと、兄はわたしの手首を掴んで自分に引き寄せて、抱きしめた。
「ずっと一緒にいる。もう、離さない」
「お兄ちゃん、見られちゃう…よ」
そう言いながら、わたしも兄の背中に腕を回して、ぎゅっとした。
***
部屋に戻ると、兄はわたしをお姫様抱っこして、ベッドに寝かせた。
キスしながら、浴衣の襟を広げて、胸を剥き出しに、されて。
兄は、夢中でわたしのおっぱいをしゃぶった。
お風呂で舐めたいって言ってた乳首も。
「ああっ!あん…あっん、あんっ」
いつも冷静な兄が、興奮しているのがわかって、いつもより、大きな声が出てしまう。
感じると、乳首がぴんと立つ。
おっぱいを揉まれながら乳首を強く吸われて、もう、あそこがすごく、濡れている。
浴衣の裾をまくって、兄の手が、そこに伸びた。
ショーツを脱がせて、指で、クリトリスを弄る。
お風呂でいかされたのに、また、気持ちよくなってしまった。
兄の舌は、おっぱいからおへそに移動して、もっと下に降りて太腿の内側にある。
柔らかい内腿を、跡をつけるように兄の唇が吸う。
きっと、そこには花弁のような紅い跡がついている。
「ああっ…お兄ちゃん…」
わたしは膝を立てて、自分から足を開いた。
兄が、あそこにキスしやすいように。
兄に、あそこを見せびらかすように。
兄の舌が、内腿から、そこに変わった。
「…あ!…はあっ…あっ…ん」
兄の舌は、熱い。
そこが、蕩けそうだ。
浴衣の帯はしたままだった。
おっぱいはむき出しになってるし、裾はまくられて、繁みも丸見えで、裸と変わらないのに、裸ではない。
なんだか、こういうのは全裸より淫らな感じがする。
「…ああっん…いいっ…そこ…気持ちいい…よ…っ」
じゅぶじゅぶと音がするほど激しくクリトリスをしゃぶられて、身体がびくんびくん、と震えた。
入り口をこじ開けるように、指であそこを広げながら、兄の舌が中まで入ってきて、襞をめくるように舐める。
熱くて濡れた舌が、生き物のように、わたしを、味わっている。
信じられないような快感が、その一点から身体全体に広がった。
「あ、あっ、あっ、いくっ!いっちゃうよ!ああっ!」
舌だけで、イカされた。
まだ、挿れてもらってないのに。
身体から力が抜けてぐったりしてると、兄が着ていた浴衣を脱いで、裸になって、わたしに覆い被さってきた。
「花音、まだ、出来る?」
耳元で、言う。
わたしは、頷いた。
「うん…挿れて。お兄ちゃんの…」
兄と繋がりたかった。
兄にも、気持ち良くなって欲しい。
わたしの身体で、気持ちよくなって。
兄は、わたしの顔を真上から見ながら、指でわたしの割れ目を弄った。
「ここに、なにをいれて欲しいの?花音」
兄の指が入ってきた。
兄に舐められて、一度イッていたそこは指一本でも、強烈に、鮮烈に、感じる。
「あっ!ああ!…お、おにいちゃんの…おにいちゃんの…オチンチンを挿れて!」
お風呂で、わたしがキスしたアレを。
大きくて硬いアレを。
奥まで挿れて、突いて欲しい。
「いいよ、挿れてあげる。花音のだよ…花音だけの」
兄は、わたしの片足を持ち上げて、熱く熟れて待ち侘びているそこに、挿れてくれた。
奥までわたしを満たして、また、わたしが達するまで、何度も何度も突いてくれた。
気持ち良すぎて、涙がこめかみを流れた。
第六章≪秘密≫に続く。
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