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第二十章
最終話 セイラン戦争終結
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「お前の魔眼の正体、それは魅了だ」
「ふふふ、さすが英雄シロウ。その通りよ」
俺が魔眼の正体を告げると、女王メイは頷く。
チャームの発動条件は相手と五秒から七秒視線を合わせることだ。人間の脳は、行動から感情が生まれたのか、感情から行動が生まれたのか判断することができない。
こうなることで見つめたから好きになったのか、好きだから見つめたのか分からなくなり、結果的に相手に惚れているのだと錯覚状態に陥ることになる。
さらに女王メイの魔眼を受けたあと、彼女からいい匂いが漂ってきた。
惚れた相手からはいい匂いがするものだ。
この匂いの元になる汗にはHⅬAという物質が含まれている。
HⅬAは白血球にあるたんぱく質を作る遺伝子の複合体で、簡単に言えば白血球の血液型だ。
人間は鼻の奥にこのHⅬAを匂いとして感じることができる。
いい匂いを感じる相手は、お互いのHLAが異なっていることを示しており、お互いの匂いを通じて先天的な相性である、運命的な赤い糸を無意識に感じているということなのだ。
匂いで相性のよさを感じると脳内ではPEAという物質が分泌される。
これの濃度が上がると幸せを感じるセロトニン、心地よい気分にさせるエンドルフィンといったホルモンの分泌も活性化されていく。
他にもPEAはドーパミンという脳内物質の分泌も活性化させるのだが、このドーパミンは高揚感や欲求を満たされたときの快感を覚えさせる物質だ。
このドーパミンが分泌されることで、ドキドキが止まらない一目惚れの状態に陥る。
これが魅了の原理。
「俺がどうして魅了が解けたのか、それはお前のキスが下手だからだ」
「何ですって! キスもしたことがないくせによく言うわね!」
どうやら女王メイを怒らせてしまったようだな。だけど事実なんだから仕方がない。
「確かにお前の魅了は強かった。自力では脱け出すことができなかったよ。だけどうれしいことに、お前は恋愛を行う上で、男性にしてはいけないタブーをしてしまった。そのお陰で俺はあの呪縛から解放されたよ」
「何ですって! それはいったい何なのよ!」
どうやら女王メイは上級なキスの仕方は知ってはいても、恋愛に関しての知識はあまりもってはいないようだ。
教えてあげても問題はないだろう。彼女の目を見なければ再びかかることはない。
「いいだろう。教えてやる。男という生き物は追われ始めると覚めるんだ。男性は、恋愛関係において女性を追いかけることに刺激と喜びを見出すが、反対に追われる立場になった場合は気持ちが大きく離れてしまう。女性側から積極的に好意を得られるので、男性がわざわざ追い求める必要がなくなり、興味が失われる。その結果最終的に覚めてしまうのだ」
「つまり、何が言いたいのよ」
どうやら分かっていないようだな。仕方がない。ここはどこがダメだったのかを教えてやるとするか。
「キスの基本は相手に合わせること。あまりがっつかずに軽いキスから始まり、徐々にテンションが上がってきたころに、ディープキスに移るもの。だから舌を入れるタイミングは相手に委ねるのがベスト。自分から舌を入れてみて、相手がそれに反応したのならそのままやってもいい。だが、まだ俺の気持ちが次の段階に移っていないのにも関わらず、強引にお前はディープキスに移ってしまった」
「それくらいで、あたしの魔眼が解除されたと言うの! ふざけるんじゃないわよ!」
「ふざけるなと言われても、これが事実だからどうしようもない。何度も言うが、一番大切にするべきポイントは相手に合わせること。反応が悪ければ一度止める必要がある。なのに、俺の気持ちを無視して一方的にされたことにより、俺は追いかけるほうから追いかけられる側へと立場が逆転した。その結果俺の気持ちが一気に覚めてしまい、気がついたら魅了の効果がなくなっていたという訳だ」
さて、女王メイは俺の拘束魔法で動くことができない。今がこいつを倒すチャンスだ。
女王メイは、多くの男を虐めすぎた。その制裁を今下すべき。
「大将、ちょっと待った!」
プーの声が聞こえ、振り返る。
「悪いが大将、メイは俺の獲物なんでね。あんたに倒される訳にはいかない」
「それはどういうことだ?」
俺の問いに答えることなく、彼はこちらに歩いて来ると、俺の横を通り過ぎた。
「メイ、敵国の将に殺されるのと、幼馴染である俺に殺されるの、どっちがマシだ?」
「そんなの、プーちゃんに決まっているでしょう。あなたは昔からあたしの首を狙っていたもの」
「そうだ。俺はずっと王になりたかった。お前たち王族を倒し、今とは真逆の国を作ろうとしていたからな。剣よ! 貫け!」
プーが叫んだ瞬間、彼が帯刀している剣が独りでに抜け、そのまま貫く。
「プーちゃん……これって……いったい……どう言う……こと?」
「見たとおり……だ。ガハッ!」
これはいったいどう言うことなんだ。剣がプーの肉体ごと女王メイを貫いているぞ。
「お前の……国は……もう滅んだ……お前は……もう女王……ではない……なら、俺は……騎士団長としてではなく……幼馴染として……お前の冥府の旅に……付き合うだけだ」
「どうして……私だけが死ねば……あなたが新たな王に……なれたじゃない」
「殆どの兵が死んで……国と呼べない……国に興味はない……大将……悪いが……残った連中を……頼んだ」
その言葉を最後に、二人は動かなくなった。
「終わったのか」
「「シロウ!」」
「「シロウさん!」」
『ワン、ワン』
マリーたちの声が聞こえ、振り返る。
「みんなお疲れ、この戦い俺たちの勝利だ」
俺たちの軍団が勝ったことを教えると、彼女たちの顔は綻ぶ。
「さすがシロウですわ」
「うん、うん。やっぱりシロウさんはすごいよ」
「まぁ、シロウが負けるなんてことはあり得ないからね」
「本当に勝ててよかったですわ」
『ワン、ワン、ワン!』
彼女たちが称賛する中、俺は微笑む。
「みんなありがとう。ここまでやってこられたのは、みんながいてくれたお陰だ」
俺はポツリと言葉を漏らし、感謝の言葉を述べる。
この先、どんな未来が待っているのかは分からない。だけど、彼女たちが一緒にいてくれるのなら、きっと楽しい毎日が待っているだろう。
「さぁ、帰ろう」
終わり
最後まで読んでいただきありがとうございます。
もしかしたら、人によっては中途半端のように思えるかもしれませんが、区切りが良いので、ここで完結とさせていただきます。
最後の話しまで読んでくださった貴方は、私にとって神様のような人です。
貴方が居てくれて本当に良かったと心から思います。
長い間、本当にありがとうございます。
作者からのお願いですが、宜しければ完結記念のご祝儀として、エールを送っていただけたら助かります。
何卒よろしくお願いします。
「ふふふ、さすが英雄シロウ。その通りよ」
俺が魔眼の正体を告げると、女王メイは頷く。
チャームの発動条件は相手と五秒から七秒視線を合わせることだ。人間の脳は、行動から感情が生まれたのか、感情から行動が生まれたのか判断することができない。
こうなることで見つめたから好きになったのか、好きだから見つめたのか分からなくなり、結果的に相手に惚れているのだと錯覚状態に陥ることになる。
さらに女王メイの魔眼を受けたあと、彼女からいい匂いが漂ってきた。
惚れた相手からはいい匂いがするものだ。
この匂いの元になる汗にはHⅬAという物質が含まれている。
HⅬAは白血球にあるたんぱく質を作る遺伝子の複合体で、簡単に言えば白血球の血液型だ。
人間は鼻の奥にこのHⅬAを匂いとして感じることができる。
いい匂いを感じる相手は、お互いのHLAが異なっていることを示しており、お互いの匂いを通じて先天的な相性である、運命的な赤い糸を無意識に感じているということなのだ。
匂いで相性のよさを感じると脳内ではPEAという物質が分泌される。
これの濃度が上がると幸せを感じるセロトニン、心地よい気分にさせるエンドルフィンといったホルモンの分泌も活性化されていく。
他にもPEAはドーパミンという脳内物質の分泌も活性化させるのだが、このドーパミンは高揚感や欲求を満たされたときの快感を覚えさせる物質だ。
このドーパミンが分泌されることで、ドキドキが止まらない一目惚れの状態に陥る。
これが魅了の原理。
「俺がどうして魅了が解けたのか、それはお前のキスが下手だからだ」
「何ですって! キスもしたことがないくせによく言うわね!」
どうやら女王メイを怒らせてしまったようだな。だけど事実なんだから仕方がない。
「確かにお前の魅了は強かった。自力では脱け出すことができなかったよ。だけどうれしいことに、お前は恋愛を行う上で、男性にしてはいけないタブーをしてしまった。そのお陰で俺はあの呪縛から解放されたよ」
「何ですって! それはいったい何なのよ!」
どうやら女王メイは上級なキスの仕方は知ってはいても、恋愛に関しての知識はあまりもってはいないようだ。
教えてあげても問題はないだろう。彼女の目を見なければ再びかかることはない。
「いいだろう。教えてやる。男という生き物は追われ始めると覚めるんだ。男性は、恋愛関係において女性を追いかけることに刺激と喜びを見出すが、反対に追われる立場になった場合は気持ちが大きく離れてしまう。女性側から積極的に好意を得られるので、男性がわざわざ追い求める必要がなくなり、興味が失われる。その結果最終的に覚めてしまうのだ」
「つまり、何が言いたいのよ」
どうやら分かっていないようだな。仕方がない。ここはどこがダメだったのかを教えてやるとするか。
「キスの基本は相手に合わせること。あまりがっつかずに軽いキスから始まり、徐々にテンションが上がってきたころに、ディープキスに移るもの。だから舌を入れるタイミングは相手に委ねるのがベスト。自分から舌を入れてみて、相手がそれに反応したのならそのままやってもいい。だが、まだ俺の気持ちが次の段階に移っていないのにも関わらず、強引にお前はディープキスに移ってしまった」
「それくらいで、あたしの魔眼が解除されたと言うの! ふざけるんじゃないわよ!」
「ふざけるなと言われても、これが事実だからどうしようもない。何度も言うが、一番大切にするべきポイントは相手に合わせること。反応が悪ければ一度止める必要がある。なのに、俺の気持ちを無視して一方的にされたことにより、俺は追いかけるほうから追いかけられる側へと立場が逆転した。その結果俺の気持ちが一気に覚めてしまい、気がついたら魅了の効果がなくなっていたという訳だ」
さて、女王メイは俺の拘束魔法で動くことができない。今がこいつを倒すチャンスだ。
女王メイは、多くの男を虐めすぎた。その制裁を今下すべき。
「大将、ちょっと待った!」
プーの声が聞こえ、振り返る。
「悪いが大将、メイは俺の獲物なんでね。あんたに倒される訳にはいかない」
「それはどういうことだ?」
俺の問いに答えることなく、彼はこちらに歩いて来ると、俺の横を通り過ぎた。
「メイ、敵国の将に殺されるのと、幼馴染である俺に殺されるの、どっちがマシだ?」
「そんなの、プーちゃんに決まっているでしょう。あなたは昔からあたしの首を狙っていたもの」
「そうだ。俺はずっと王になりたかった。お前たち王族を倒し、今とは真逆の国を作ろうとしていたからな。剣よ! 貫け!」
プーが叫んだ瞬間、彼が帯刀している剣が独りでに抜け、そのまま貫く。
「プーちゃん……これって……いったい……どう言う……こと?」
「見たとおり……だ。ガハッ!」
これはいったいどう言うことなんだ。剣がプーの肉体ごと女王メイを貫いているぞ。
「お前の……国は……もう滅んだ……お前は……もう女王……ではない……なら、俺は……騎士団長としてではなく……幼馴染として……お前の冥府の旅に……付き合うだけだ」
「どうして……私だけが死ねば……あなたが新たな王に……なれたじゃない」
「殆どの兵が死んで……国と呼べない……国に興味はない……大将……悪いが……残った連中を……頼んだ」
その言葉を最後に、二人は動かなくなった。
「終わったのか」
「「シロウ!」」
「「シロウさん!」」
『ワン、ワン』
マリーたちの声が聞こえ、振り返る。
「みんなお疲れ、この戦い俺たちの勝利だ」
俺たちの軍団が勝ったことを教えると、彼女たちの顔は綻ぶ。
「さすがシロウですわ」
「うん、うん。やっぱりシロウさんはすごいよ」
「まぁ、シロウが負けるなんてことはあり得ないからね」
「本当に勝ててよかったですわ」
『ワン、ワン、ワン!』
彼女たちが称賛する中、俺は微笑む。
「みんなありがとう。ここまでやってこられたのは、みんながいてくれたお陰だ」
俺はポツリと言葉を漏らし、感謝の言葉を述べる。
この先、どんな未来が待っているのかは分からない。だけど、彼女たちが一緒にいてくれるのなら、きっと楽しい毎日が待っているだろう。
「さぁ、帰ろう」
終わり
最後まで読んでいただきありがとうございます。
もしかしたら、人によっては中途半端のように思えるかもしれませんが、区切りが良いので、ここで完結とさせていただきます。
最後の話しまで読んでくださった貴方は、私にとって神様のような人です。
貴方が居てくれて本当に良かったと心から思います。
長い間、本当にありがとうございます。
作者からのお願いですが、宜しければ完結記念のご祝儀として、エールを送っていただけたら助かります。
何卒よろしくお願いします。
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