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第十九章
第八話 バーサーカーの想い
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俺との距離を詰め、バーサーカーは握っている斧を勢いよく振り下ろす。
斧の軌道を見破った俺は、後方に跳躍して回避すると火球を生み出す。
「ファイヤーボール!」
周辺の酸素を飲み込んで巨大化させた火球を放つと、バーサーカーは避けきれずに火球に飲み込まれた。
炎が消え、バーサーカーは焼死体となって地面に倒れる。
まずは一回、これを後十九回すればいいのか。面倒臭くはあるけれど、簡単に終わりそうだな。
倒れた男の様子を窺う。やつの肉体は、時が巻き戻ったかのように皮膚が修復され、何ごともなかったかのように立ち上がる。
なるほど、あんな感じで復活するのか。なら、もう一回ファイヤーボールで倒そう。
「ファイヤーボール!」
もう一度呪文を唱えて先ほどと同様に、回避不能な巨大な火球を当てる。
「これで二回、あと十八回……な!」
火球が消えてバーサーカーが姿を見せる。しかし、今度は火傷一つすら負ってはいなかった。
ギリギリで躱された? いや、それは可能性としては低い。ギリギリで躱せるような代物ではないからな。
これはいったいどういうことだ? 何かカラクリがあることは明白だ。まずはそのカラクリを見極めて、ダメージが通らない原因を見つけなければ。
「とにかく、別の魔法を試してみよう」
「アイシクル!」
魔法を唱えて空中に氷柱が出現し、それらはバーサーカーを襲う。
やつは斧を使って弾くも、連続で氷柱を生み出して放ち続ける。
さすがにこの技は弾かれてしまうか。なら、やつの注意を他に向けさせるとしよう。
「シャクルアイス!」
氷の拘束魔法が発動し、バーサーカーの足元が凍りつく。
突然足が拘束され、男は顔を下に向ける。
「今だ!」
一瞬の隙をつき、氷柱はバーサーカーの胸を貫く。
よし、今ので心臓を破壊したはずだ。今度こそ残り十八回。
もしかしたら、一度受けた属性魔法は通用しないのか? いやそれもないな。どんなに細かく分けたとしても、魔法の属性は二十もない。
様子を窺っていると、男の空いた胸の穴が修復されていく。
今は氷の拘束で足が拘束されている状態だ。今の内に次の策を考えないと。
次の手を考えていると、バーサーカーの拘束していた足が腐り、地面に倒れる。
足のない身体からは大量の血が流れ出ていた。
そして復活したことを知らせる再生が始まり、やつの身体から新たな足が生える。
「今のは、倒したことにカウントされるのか?」
もしそうであれば、属性魔法はあまり関係ないことになる。
まぁ、それもそうだよな。属性を上回る回数だったら、最初からつんでいることになる。
文字通り、やつは無敵となってしまってしまうから、ミーリアを守りたいのなら、彼は叛逆するはずだ。
もう一度考えよう。今わかっていることは、同じ魔法は通用しないこと、倒す条件が魔法の属性は関係ないことだ。これらのヒントを使い、この謎を解いてみせる。
『グオオオオオオオオオオオオオオオオン! グオオオオオオオオオォォォォォォォォォ!』
「まだ三回か。まだ俺を三回しか倒すことができないのか! もっと俺たちを瞬殺して見せろ! そして俺たちを安心させてくれ! と言っているワン!」
キャッツがバーサーカーの言葉を通訳してくれるが、正直無茶を言わないでくれ。
まだ答えに辿り着いていない以上、現段階では瞬殺は難しい。だけど、倒して復活させる条件さえ分かれば、俺はやつに応えてあげることができる。
思考を巡らせていると、男は地を蹴って俺との距離を一気に詰めてくる。そして斧を横に振るった。
さすがに考える時間を与えてはくれないか。
体勢を低くして敵の一撃を躱すと、そのまま足を前に出して足払いを仕掛ける。
突然前に出された足に、バーサーカーは対処ができずに転倒してしまう。
今の内に距離を空けて時間稼ぎだ。
バックステップで後方に下がり、思考を巡らせる。
『グオオオオオオオオオオオオオ! グオオオオオォォォォォォォォォォォォォォォォォ!』
「つまらない小技を使いやがって! それでもお前はブリタニアの英雄なのか! 英雄であれば、早く俺様たちを倒してくれ! それとも、お前はミーリアを救う気がないのか! ワン」
キャッツの通訳で、彼が怒っていることが伝わってくる。
ミーリアを救う気がない? そんな訳がないだろうが! 一日しか過ごしていないが、彼女と過ごした一日は楽しかった。本当に俺に妹ができたような気がした。俺に妹がいたのなら、ミーリアのような子が欲しい。
「やってやるよ。小さい女の子一人守れないで何が英雄だ! ミーリアは俺が絶対に女王から守ってみせる! 俺の頭の良さをみくびるんじゃねぇ! お前のトリックなんざ今すぐに見破って、お望み通り無双してやる!」
声を荒げるも、俺は冷静に物事を考える。
最初のファイヤーボールでは、やつの身体が焼死体となった。そして二回目は心臓を貫かれて倒れた。そして三回目は、切断された足から大量の血が流れた。
これらには隠された共通点があるはず。
考えろ、そして答えを導き出せ。共通していなさそうで、実は共通している隠されたワードを探し当てるんだ。
魔学者のスキルを用いて異世界の知識も活用する。
すると、隠されたワードの正体に気づく。
「そうか! わかったぞ!」
斧の軌道を見破った俺は、後方に跳躍して回避すると火球を生み出す。
「ファイヤーボール!」
周辺の酸素を飲み込んで巨大化させた火球を放つと、バーサーカーは避けきれずに火球に飲み込まれた。
炎が消え、バーサーカーは焼死体となって地面に倒れる。
まずは一回、これを後十九回すればいいのか。面倒臭くはあるけれど、簡単に終わりそうだな。
倒れた男の様子を窺う。やつの肉体は、時が巻き戻ったかのように皮膚が修復され、何ごともなかったかのように立ち上がる。
なるほど、あんな感じで復活するのか。なら、もう一回ファイヤーボールで倒そう。
「ファイヤーボール!」
もう一度呪文を唱えて先ほどと同様に、回避不能な巨大な火球を当てる。
「これで二回、あと十八回……な!」
火球が消えてバーサーカーが姿を見せる。しかし、今度は火傷一つすら負ってはいなかった。
ギリギリで躱された? いや、それは可能性としては低い。ギリギリで躱せるような代物ではないからな。
これはいったいどういうことだ? 何かカラクリがあることは明白だ。まずはそのカラクリを見極めて、ダメージが通らない原因を見つけなければ。
「とにかく、別の魔法を試してみよう」
「アイシクル!」
魔法を唱えて空中に氷柱が出現し、それらはバーサーカーを襲う。
やつは斧を使って弾くも、連続で氷柱を生み出して放ち続ける。
さすがにこの技は弾かれてしまうか。なら、やつの注意を他に向けさせるとしよう。
「シャクルアイス!」
氷の拘束魔法が発動し、バーサーカーの足元が凍りつく。
突然足が拘束され、男は顔を下に向ける。
「今だ!」
一瞬の隙をつき、氷柱はバーサーカーの胸を貫く。
よし、今ので心臓を破壊したはずだ。今度こそ残り十八回。
もしかしたら、一度受けた属性魔法は通用しないのか? いやそれもないな。どんなに細かく分けたとしても、魔法の属性は二十もない。
様子を窺っていると、男の空いた胸の穴が修復されていく。
今は氷の拘束で足が拘束されている状態だ。今の内に次の策を考えないと。
次の手を考えていると、バーサーカーの拘束していた足が腐り、地面に倒れる。
足のない身体からは大量の血が流れ出ていた。
そして復活したことを知らせる再生が始まり、やつの身体から新たな足が生える。
「今のは、倒したことにカウントされるのか?」
もしそうであれば、属性魔法はあまり関係ないことになる。
まぁ、それもそうだよな。属性を上回る回数だったら、最初からつんでいることになる。
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もう一度考えよう。今わかっていることは、同じ魔法は通用しないこと、倒す条件が魔法の属性は関係ないことだ。これらのヒントを使い、この謎を解いてみせる。
『グオオオオオオオオオオオオオオオオン! グオオオオオオオオオォォォォォォォォォ!』
「まだ三回か。まだ俺を三回しか倒すことができないのか! もっと俺たちを瞬殺して見せろ! そして俺たちを安心させてくれ! と言っているワン!」
キャッツがバーサーカーの言葉を通訳してくれるが、正直無茶を言わないでくれ。
まだ答えに辿り着いていない以上、現段階では瞬殺は難しい。だけど、倒して復活させる条件さえ分かれば、俺はやつに応えてあげることができる。
思考を巡らせていると、男は地を蹴って俺との距離を一気に詰めてくる。そして斧を横に振るった。
さすがに考える時間を与えてはくれないか。
体勢を低くして敵の一撃を躱すと、そのまま足を前に出して足払いを仕掛ける。
突然前に出された足に、バーサーカーは対処ができずに転倒してしまう。
今の内に距離を空けて時間稼ぎだ。
バックステップで後方に下がり、思考を巡らせる。
『グオオオオオオオオオオオオオ! グオオオオオォォォォォォォォォォォォォォォォォ!』
「つまらない小技を使いやがって! それでもお前はブリタニアの英雄なのか! 英雄であれば、早く俺様たちを倒してくれ! それとも、お前はミーリアを救う気がないのか! ワン」
キャッツの通訳で、彼が怒っていることが伝わってくる。
ミーリアを救う気がない? そんな訳がないだろうが! 一日しか過ごしていないが、彼女と過ごした一日は楽しかった。本当に俺に妹ができたような気がした。俺に妹がいたのなら、ミーリアのような子が欲しい。
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声を荒げるも、俺は冷静に物事を考える。
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これらには隠された共通点があるはず。
考えろ、そして答えを導き出せ。共通していなさそうで、実は共通している隠されたワードを探し当てるんだ。
魔学者のスキルを用いて異世界の知識も活用する。
すると、隠されたワードの正体に気づく。
「そうか! わかったぞ!」
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