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第十九章
第三話 どうして目的地に着いた途端に、いきなりバトルすることになる!
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俺たちは現在、女王メイのいる大陸に来ていた。
船着場から一時間程歩くと、戦場となるセイランの地に近づく。
そろそろセイランか。思っていたよりも早く着いたな。
「伝令! セイランで多くの集団を発見! ローブで姿は分かりませんが、数万はいるかと」
「なんだと! それは本当か!」
斥候の言葉を聞き、王様が驚く。
まさかこんなに早く、女王メイの軍隊がセイランで構えているとは思わなかった。もしかして、俺たちの中に内通者でもいたのか?
とにかく、この目で確かめないとな。斥候の話しだけでは、情報が少なすぎる。もっと詳細な情報が欲しい。
「王様、俺たちが様子を見てきます。ここで待機をしていてください」
「うむ。頼んだ。シロウなら上手くやってくれるだろう」
王様からの許可を貰い、俺たちエグザイルドは女王メイの配下がいる場所に向かう。
十分ほど走ると、敵の集団が見えた。
あの斥候が言ったみたいに、数万の規模だな。女王メイの第一陣と言ったところか。
「なるべく気配を消しながら近づく。もし何かあったら、援護を頼む。最悪の場合はみんなだけでも逃げて王様たちと合流してくれ」
「分かりましたわ」
「うん」
「シロウさん、サポートは任せてください。ポーターとして、あなたを援護しますわ」
「ご主人様はキャッツがお守りするワン」
みんなが了承をする中、ミラーカだけは何も言わなかった。
「ミラーカ? 俺の言っていることが聞こえたか?」
「あ、ああ。聞こえていたよ。ごめん、なんかあの集団を見たら、いやな予感がして」
いやな予感?
「シロウさん! どうしてかわからないけど、敵が私たちに気付いたみたい! 二人ほどこっちに走って来ている!」
敵が接近していることをクロエが言うと、俺は敵陣を見る。彼女の言うとおり、二名がこちらに走って来ていた。
気配は完全に消していた。それなのに、どうして俺たちが近づいていることが分かった?
不思議ではあるが仕方がない。後続の仲間を呼ばれる前に、あいつらを倒さないと。
「作戦どおりに頼む」
作戦を開始することを告げると、隠れるのを止めて姿を見せる。
ローブで姿は見えないが、体格からして男と女だな。
近づかれる前に遠距離から攻撃だ。
「ファイヤーボール!」
火球を生み出し、男に向けて放つ。すると、男はギリギリまで引き寄せると、左に跳躍して躱した。
あの男、なかなかやるな。咄嗟に躱す瞬発力に、火球に立ち向かうガッツも持っている。
動きからして武闘家だろうな。
遠距離攻撃をしても躱されそうだ。なら、あの男に立ち向かうのであれば、俺も肉弾戦に切り替えるしかない。
「エンハンスドボディー」
肉体強化の呪文を唱え、一時的に脳のリミッターを解除する。
俺は構えて敵の攻撃に備えると、男は俺から一定の距離を開け、構えた。
あの構えはウルフの構えか。
「久しぶりだなシロウ」
この声はまさか!
男はローブを脱ぐ。
「やっぱりベオだったか。ありがとう俺の頼みを聞いてくれて」
ローブの男は、邪神を崇める蛮族の襲撃から、町を守る依頼をした町長の息子であり、自警団団長のベオだった。
「お前、何か勘違いしていないか?」
「え?」
「俺はお前と再び喧嘩ができると聞いたから来たんだ。お前らの国の事情なんかどうでもいい。俺はお前にリベンジをするために来た」
マジかよ。こいつ、そんなくだらないことのためにわざわざこの大陸まで来たと言うのか。
「何ボケっとしている! 来ないのなら、こっちから行かせてもらうぜ! オーラオラオラ!」
ベオが一気に間合いを詰めると、彼が俺の腹部に何度も拳を叩きつける。
まるでサンドバックだな。まぁ、全然痛くはないから別にいいのだけど。
肉体強化の魔法、エンハンスドボディーを防御として使うと、体内の水分を利用し、攻撃を受けた際に生じる慣性力と粘性力によって、元の位置に留まろうとする力が働く。これにより、一時的に体内の水分が硬化することで、肉体に強度を与えることができる。
「クッソー! いてーじゃないか! 防御魔法を使いやがって!」
俺の腹を殴っていたベオの手からは血が流れており、赤く腫れ上がっていた。
まぁ、コンクリート並みの硬さのはずだからな。強化していない腕で殴れば、そうなってしまうだろう。
「喧嘩のルールでは、攻撃魔法だけが禁止されていたはずだろう?」
「そうだったな、攻撃魔法だけが禁止だったな!」
ベオが地面を蹴ると砂が舞い上がる。その砂が目に入ってしまい、一時的に視界を奪われてしまった。
「殴って倒せれないのなら、搦手で行かせてもらう」
ベオが体勢を低くすると、両手を地面につけて足払いをしてきた。
目に砂が入っているせいで目が開けられない状態の中、彼の一撃を受けて転倒してしまう。
「これで俺の勝ちだ! 首を狙えば、いくらお前でもダメージを受けるだろう!」
勝利を確信したようで、ベオが声高らかに宣言する。
うん、確かに首を殴られでもしたら、いくら俺でも平然としていられない。まぁ、当たればの話しだけどな。
しばらく待ってみても、首が痛くなることはなかった。
どうにか間に合ったみたいだな。まぁ、腕と足ではリーチに差がある。
目に入った砂がようやく取れ、俺の視界は良好となった。
視界には、俺の右足がベオを蹴り上げている光景が映った。
俺は彼に攻撃を当てるために、わざと足払いを受けた。地面に倒れる俺に攻撃をするとしたら、覆い被さるようにしてマウントを取りつつ、殴ってくるだろうと考えた。
彼のケンカのスタイルは基本拳だからな。あそこで蹴りは入れないと思っていた。
蹴りを受けたベオは地面に倒れる。
「それじゃあ、ケンカのルールに則ってテンカウントするからな」
直ぐに起き上がらないベオを見て、カウントを始める。
「ワン、ツー、スリー、フォー、ファイブ、シックス、セブン、エイト、ナイン、テン……はい、この勝負俺の勝ちだな」
「ああ、お前はやっぱ強いな」
ベオ、意識はあったのか。なら、立ち上がってくればよかったのに。
「ベオ、お前はわざと起き上がらなかっただろう」
「当たり前だろう。これから戦争と言う名の大喧嘩をしようとしているのに、こんなことで体力を消耗していられるかよ。今のは、ウォームアップだ」
「え、でも戦争には興味がないって言っていただろう?」
「お前に負けたんだ。敗者は勝者に従う義務がある」
「全く、ベオは素直じゃないね! 男のツンデレほど需要がないものはないよ」
「うるせー! マーカラは黙っていろ!」
え、マーカラって。
女性の声がした方を見る。
もう一人のローブの女性がミラーカに抱きつき、彼女の身体をいやらしい手付きで弄っていた。
「シロウ君久しぶり! ミラーカちゃんのお姉ちゃんのマーカラだよ! ああ、久しぶりのミラーカちゃんの匂い! ぐへへ、ぐへへ」
そういえば、マーカラさんは一定の範囲内であれば、ミラーカの居場所が特定できるのだったよな。どおりで俺たちは隠れていたのに、居場所がバレたわけだ。
「姉さん……いい加減に……あん! 離してくれ、あっ! そこ、らめええええええええええぇぇぇぇぇぇ!」
マーカラさんに身体を弄られ、ミラーカは息を切らしながらも叫ぶ。
ミラーカ、マーカラさんは別に胸や尻などは触っていないぞ。頼むから色っぽい感じの声を出さないでくれ。思わず声だけでムスコが反応しそうになる。
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そろそろセイランか。思っていたよりも早く着いたな。
「伝令! セイランで多くの集団を発見! ローブで姿は分かりませんが、数万はいるかと」
「なんだと! それは本当か!」
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「王様、俺たちが様子を見てきます。ここで待機をしていてください」
「うむ。頼んだ。シロウなら上手くやってくれるだろう」
王様からの許可を貰い、俺たちエグザイルドは女王メイの配下がいる場所に向かう。
十分ほど走ると、敵の集団が見えた。
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「なるべく気配を消しながら近づく。もし何かあったら、援護を頼む。最悪の場合はみんなだけでも逃げて王様たちと合流してくれ」
「分かりましたわ」
「うん」
「シロウさん、サポートは任せてください。ポーターとして、あなたを援護しますわ」
「ご主人様はキャッツがお守りするワン」
みんなが了承をする中、ミラーカだけは何も言わなかった。
「ミラーカ? 俺の言っていることが聞こえたか?」
「あ、ああ。聞こえていたよ。ごめん、なんかあの集団を見たら、いやな予感がして」
いやな予感?
「シロウさん! どうしてかわからないけど、敵が私たちに気付いたみたい! 二人ほどこっちに走って来ている!」
敵が接近していることをクロエが言うと、俺は敵陣を見る。彼女の言うとおり、二名がこちらに走って来ていた。
気配は完全に消していた。それなのに、どうして俺たちが近づいていることが分かった?
不思議ではあるが仕方がない。後続の仲間を呼ばれる前に、あいつらを倒さないと。
「作戦どおりに頼む」
作戦を開始することを告げると、隠れるのを止めて姿を見せる。
ローブで姿は見えないが、体格からして男と女だな。
近づかれる前に遠距離から攻撃だ。
「ファイヤーボール!」
火球を生み出し、男に向けて放つ。すると、男はギリギリまで引き寄せると、左に跳躍して躱した。
あの男、なかなかやるな。咄嗟に躱す瞬発力に、火球に立ち向かうガッツも持っている。
動きからして武闘家だろうな。
遠距離攻撃をしても躱されそうだ。なら、あの男に立ち向かうのであれば、俺も肉弾戦に切り替えるしかない。
「エンハンスドボディー」
肉体強化の呪文を唱え、一時的に脳のリミッターを解除する。
俺は構えて敵の攻撃に備えると、男は俺から一定の距離を開け、構えた。
あの構えはウルフの構えか。
「久しぶりだなシロウ」
この声はまさか!
男はローブを脱ぐ。
「やっぱりベオだったか。ありがとう俺の頼みを聞いてくれて」
ローブの男は、邪神を崇める蛮族の襲撃から、町を守る依頼をした町長の息子であり、自警団団長のベオだった。
「お前、何か勘違いしていないか?」
「え?」
「俺はお前と再び喧嘩ができると聞いたから来たんだ。お前らの国の事情なんかどうでもいい。俺はお前にリベンジをするために来た」
マジかよ。こいつ、そんなくだらないことのためにわざわざこの大陸まで来たと言うのか。
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ベオが一気に間合いを詰めると、彼が俺の腹部に何度も拳を叩きつける。
まるでサンドバックだな。まぁ、全然痛くはないから別にいいのだけど。
肉体強化の魔法、エンハンスドボディーを防御として使うと、体内の水分を利用し、攻撃を受けた際に生じる慣性力と粘性力によって、元の位置に留まろうとする力が働く。これにより、一時的に体内の水分が硬化することで、肉体に強度を与えることができる。
「クッソー! いてーじゃないか! 防御魔法を使いやがって!」
俺の腹を殴っていたベオの手からは血が流れており、赤く腫れ上がっていた。
まぁ、コンクリート並みの硬さのはずだからな。強化していない腕で殴れば、そうなってしまうだろう。
「喧嘩のルールでは、攻撃魔法だけが禁止されていたはずだろう?」
「そうだったな、攻撃魔法だけが禁止だったな!」
ベオが地面を蹴ると砂が舞い上がる。その砂が目に入ってしまい、一時的に視界を奪われてしまった。
「殴って倒せれないのなら、搦手で行かせてもらう」
ベオが体勢を低くすると、両手を地面につけて足払いをしてきた。
目に砂が入っているせいで目が開けられない状態の中、彼の一撃を受けて転倒してしまう。
「これで俺の勝ちだ! 首を狙えば、いくらお前でもダメージを受けるだろう!」
勝利を確信したようで、ベオが声高らかに宣言する。
うん、確かに首を殴られでもしたら、いくら俺でも平然としていられない。まぁ、当たればの話しだけどな。
しばらく待ってみても、首が痛くなることはなかった。
どうにか間に合ったみたいだな。まぁ、腕と足ではリーチに差がある。
目に入った砂がようやく取れ、俺の視界は良好となった。
視界には、俺の右足がベオを蹴り上げている光景が映った。
俺は彼に攻撃を当てるために、わざと足払いを受けた。地面に倒れる俺に攻撃をするとしたら、覆い被さるようにしてマウントを取りつつ、殴ってくるだろうと考えた。
彼のケンカのスタイルは基本拳だからな。あそこで蹴りは入れないと思っていた。
蹴りを受けたベオは地面に倒れる。
「それじゃあ、ケンカのルールに則ってテンカウントするからな」
直ぐに起き上がらないベオを見て、カウントを始める。
「ワン、ツー、スリー、フォー、ファイブ、シックス、セブン、エイト、ナイン、テン……はい、この勝負俺の勝ちだな」
「ああ、お前はやっぱ強いな」
ベオ、意識はあったのか。なら、立ち上がってくればよかったのに。
「ベオ、お前はわざと起き上がらなかっただろう」
「当たり前だろう。これから戦争と言う名の大喧嘩をしようとしているのに、こんなことで体力を消耗していられるかよ。今のは、ウォームアップだ」
「え、でも戦争には興味がないって言っていただろう?」
「お前に負けたんだ。敗者は勝者に従う義務がある」
「全く、ベオは素直じゃないね! 男のツンデレほど需要がないものはないよ」
「うるせー! マーカラは黙っていろ!」
え、マーカラって。
女性の声がした方を見る。
もう一人のローブの女性がミラーカに抱きつき、彼女の身体をいやらしい手付きで弄っていた。
「シロウ君久しぶり! ミラーカちゃんのお姉ちゃんのマーカラだよ! ああ、久しぶりのミラーカちゃんの匂い! ぐへへ、ぐへへ」
そういえば、マーカラさんは一定の範囲内であれば、ミラーカの居場所が特定できるのだったよな。どおりで俺たちは隠れていたのに、居場所がバレたわけだ。
「姉さん……いい加減に……あん! 離してくれ、あっ! そこ、らめええええええええええぇぇぇぇぇぇ!」
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