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第十九章
第一話 兵力に差があるのであれば、他所がら応援を頼めばいいだけ
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「この国が負ける! それはいったいどう言うことだ!」
プルタルコスの言葉が信じられず、俺は声を張り上げる。
「詳しいことは城で王様を交えながら説明をするが、兵力に差がありすぎる。どんなにシロウが優秀であっても、多勢に無勢。お前が何万人を相手にしている間に、他の奴らがやられて王様の首を取られる可能性が非常に高い」
プルタルコスの説明を聞き、納得してしまう。
メッフィーが倒されたことは、女王メイの耳にもいずれ入る。王様は最初から戦争する気満々だ。
戦争を回避するには、俺が女王メイの城に向かい、彼女の下僕となるしか残されていない。
「シロウ、お前のことだ。残された道は、自分が犠牲になるしかないと考えているだろう。だけどそんなことはするな。お前を犠牲にして得た平和なんてものは、俺は望まない。それはきっと、王様も同じだ」
プルタルコスの言葉に、少し嬉しくなる。正直に言えば、女の子からのセリフだったらもっとよかった。
考えろ、俺には異世界の知識がある。戦争は回避できなかったとしても、この国が勝つように導くことができるはず。
「ありがとう。なら今からお城に向かおう。マリーたちも呼んでくる」
一度宿屋の中に入り、マリーたちに城に向かうことを告げる。
用意されていた馬車に乗り込み、俺たちは王様の居る城に向かった。
馬車に乗って数時間、ブリタニア城に着いた俺たちは、会議室に案内される。
席に座ると、しばらくして王様が会議室内に入ってきた。
「シロウ、プルタルコス、待たせたな」
「王様、だいたいのことはプルタルコスから聞きました。なので、早速本題に入って構いません」
「そうか。では本題に入るとしよう。女王メイの兵力は、ワシの把握しているところ、歩兵は十万、弓兵五万、騎馬兵三万、魔道兵一万、合計十九万だ。そして我が国の兵士は、それら全て足しても三万弱と言ったところだ」
プルタルコスから兵力に差があるとは聞いていたが、十六万以上も差があるとは思わなかった。
「確かに、それだけ戦力に差があれば、どう考えたって勝てる見込みはないに等しいですね」
「シロウ! 何弱気になっているのですか! あなたがいれば、負けることはありませんわ」
「そうですよ! だってシロウさんの力を借りて、たった百人程度の冒険者で一万の魔物を相手にしたことだってあるじゃないですか!」
マリーとクロエが、俺を励まそうと過去の栄光を語る。
どうやら二人は勘違いをしているようだ。まぁ、俺の言い方が悪かったというのもある。
「マリー、クロエ、落ち着け。俺が言っているのはあくまでも俺たちの戦力が三万弱だった場合の話だ。当然戦力の差を埋める方法は王様も考えているはず」
王様を見ると、彼は頷く。
「隣国のデンバー国とは同盟関係にある。デンバー王に使者を送ったところ、この戦争に協力すると返事が返ってきた。これで我々の兵力は五万ほどになる」
「それでもまだ十四万の兵力に差があるね。シロウ、何かいい考えがあったりするかい」
ミラーカが俺に訊ねてくる。
当然、俺にはこの兵力差をさらに埋めることができると考えている。
「実際に行動してみないと何とも言えない。だけど、おそらくこの兵力差を更に縮めることは可能だ」
「さすがシロウさんですわ! それで、それはどんな方法ですの?」
「エリザベート、落ちつくのだワン」
「王様、何羽かリピートバードを借りることができますか?」
王様に訊ねると、彼は胸の前で腕を組み、顔を俯かせる。
「そうだな。おそらく最大で十羽までなら集めることができるだろう」
「それだけいれば十分です」
「なら、姉さん宛のリピートバードには、私がメッセージを言おう。シロウが言うよりもずっと効果的だ」
さすがミラーカだな。俺がリピートバードを使って何をしようとしているのか、すぐに気づいた。
「なら、お父さんたちには私がするね。エルフは弓が上手いから、弓兵の戦力を挙げられる」
「キャットはコヤンとスカーヤにメッセージを送るワン」
「では、ワタクシはキャプテンモネにメッセージを送りましょう」
「えーと、えーと、他には誰がいましたっけ? そうですわ! わたしはベオさんにメッセージを送ります。シロウさんが喧嘩をしたがっていると言えば、必ず食いついてくると思いますので」
ミラーカをきっかけに、みんなが俺の考えに気づき、手分けしてメッセージを送ってくれると言ってくれた。
全員が協力してくれる保証はないが、これなら少しでも戦力差を埋めることができる。
「王様、戦力の方はどうにかなると思います。なので、話を次に進めましょう」
「そ、そうか。わかった。シロウが言うのだ。きっと大丈夫なのだろう。ゴホン」
王様が一度咳払いをすると、テーブルの上に地図を広げた。
「これは女王メイのいる大陸だ。ワシたちは敵国の大陸に向かい、彼女の領土で戦う。ワシたちの進軍は、女王メイも気付くはず。敵兵を向かわせるだろう。そこで戦場になる場所がおそらくここだ」
王様はセイランと書かれてある場所を指差した。
「セイラン戦争……か」
俺はポツリと言葉を漏らす。
「シロウたちが呼ぶ援軍には、セイランの地に来るように言っておいてくれ。そこで合流しようと思う」
「わかりました」
「では、次に部隊の編成を考えましょうか。王様」
プルタルコスが部隊編成に話しを移すように促す。
「そうだな。部隊は七つに分けようと思っている。ソード、バウマン、スピア、ライド、アサシネイション、マジック、バーサーク。この七つの部隊だ」
あれ? その部隊って、どこかで聞いたことがあるような?
「あのう、王様。失礼を承知で訊きたいのですが、それってもしかして、勇者物語に登場する七部属から取りました?」
「さすがシロウだ。その通り、この部隊名は、ワシの好きな勇者物語から取った」
「あ、そうなんですね」
王様の返答に、苦笑いを浮かべる。
まぁ、好きなものリスペクトする気持ちは分かる。この件に関しては、これ以上突っ込まないようにしよう。
トントン。
作戦会議をしていると、扉からノック音が聞こえてきた。
誰か来たみたいだ。
プルタルコスの言葉が信じられず、俺は声を張り上げる。
「詳しいことは城で王様を交えながら説明をするが、兵力に差がありすぎる。どんなにシロウが優秀であっても、多勢に無勢。お前が何万人を相手にしている間に、他の奴らがやられて王様の首を取られる可能性が非常に高い」
プルタルコスの説明を聞き、納得してしまう。
メッフィーが倒されたことは、女王メイの耳にもいずれ入る。王様は最初から戦争する気満々だ。
戦争を回避するには、俺が女王メイの城に向かい、彼女の下僕となるしか残されていない。
「シロウ、お前のことだ。残された道は、自分が犠牲になるしかないと考えているだろう。だけどそんなことはするな。お前を犠牲にして得た平和なんてものは、俺は望まない。それはきっと、王様も同じだ」
プルタルコスの言葉に、少し嬉しくなる。正直に言えば、女の子からのセリフだったらもっとよかった。
考えろ、俺には異世界の知識がある。戦争は回避できなかったとしても、この国が勝つように導くことができるはず。
「ありがとう。なら今からお城に向かおう。マリーたちも呼んでくる」
一度宿屋の中に入り、マリーたちに城に向かうことを告げる。
用意されていた馬車に乗り込み、俺たちは王様の居る城に向かった。
馬車に乗って数時間、ブリタニア城に着いた俺たちは、会議室に案内される。
席に座ると、しばらくして王様が会議室内に入ってきた。
「シロウ、プルタルコス、待たせたな」
「王様、だいたいのことはプルタルコスから聞きました。なので、早速本題に入って構いません」
「そうか。では本題に入るとしよう。女王メイの兵力は、ワシの把握しているところ、歩兵は十万、弓兵五万、騎馬兵三万、魔道兵一万、合計十九万だ。そして我が国の兵士は、それら全て足しても三万弱と言ったところだ」
プルタルコスから兵力に差があるとは聞いていたが、十六万以上も差があるとは思わなかった。
「確かに、それだけ戦力に差があれば、どう考えたって勝てる見込みはないに等しいですね」
「シロウ! 何弱気になっているのですか! あなたがいれば、負けることはありませんわ」
「そうですよ! だってシロウさんの力を借りて、たった百人程度の冒険者で一万の魔物を相手にしたことだってあるじゃないですか!」
マリーとクロエが、俺を励まそうと過去の栄光を語る。
どうやら二人は勘違いをしているようだ。まぁ、俺の言い方が悪かったというのもある。
「マリー、クロエ、落ち着け。俺が言っているのはあくまでも俺たちの戦力が三万弱だった場合の話だ。当然戦力の差を埋める方法は王様も考えているはず」
王様を見ると、彼は頷く。
「隣国のデンバー国とは同盟関係にある。デンバー王に使者を送ったところ、この戦争に協力すると返事が返ってきた。これで我々の兵力は五万ほどになる」
「それでもまだ十四万の兵力に差があるね。シロウ、何かいい考えがあったりするかい」
ミラーカが俺に訊ねてくる。
当然、俺にはこの兵力差をさらに埋めることができると考えている。
「実際に行動してみないと何とも言えない。だけど、おそらくこの兵力差を更に縮めることは可能だ」
「さすがシロウさんですわ! それで、それはどんな方法ですの?」
「エリザベート、落ちつくのだワン」
「王様、何羽かリピートバードを借りることができますか?」
王様に訊ねると、彼は胸の前で腕を組み、顔を俯かせる。
「そうだな。おそらく最大で十羽までなら集めることができるだろう」
「それだけいれば十分です」
「なら、姉さん宛のリピートバードには、私がメッセージを言おう。シロウが言うよりもずっと効果的だ」
さすがミラーカだな。俺がリピートバードを使って何をしようとしているのか、すぐに気づいた。
「なら、お父さんたちには私がするね。エルフは弓が上手いから、弓兵の戦力を挙げられる」
「キャットはコヤンとスカーヤにメッセージを送るワン」
「では、ワタクシはキャプテンモネにメッセージを送りましょう」
「えーと、えーと、他には誰がいましたっけ? そうですわ! わたしはベオさんにメッセージを送ります。シロウさんが喧嘩をしたがっていると言えば、必ず食いついてくると思いますので」
ミラーカをきっかけに、みんなが俺の考えに気づき、手分けしてメッセージを送ってくれると言ってくれた。
全員が協力してくれる保証はないが、これなら少しでも戦力差を埋めることができる。
「王様、戦力の方はどうにかなると思います。なので、話を次に進めましょう」
「そ、そうか。わかった。シロウが言うのだ。きっと大丈夫なのだろう。ゴホン」
王様が一度咳払いをすると、テーブルの上に地図を広げた。
「これは女王メイのいる大陸だ。ワシたちは敵国の大陸に向かい、彼女の領土で戦う。ワシたちの進軍は、女王メイも気付くはず。敵兵を向かわせるだろう。そこで戦場になる場所がおそらくここだ」
王様はセイランと書かれてある場所を指差した。
「セイラン戦争……か」
俺はポツリと言葉を漏らす。
「シロウたちが呼ぶ援軍には、セイランの地に来るように言っておいてくれ。そこで合流しようと思う」
「わかりました」
「では、次に部隊の編成を考えましょうか。王様」
プルタルコスが部隊編成に話しを移すように促す。
「そうだな。部隊は七つに分けようと思っている。ソード、バウマン、スピア、ライド、アサシネイション、マジック、バーサーク。この七つの部隊だ」
あれ? その部隊って、どこかで聞いたことがあるような?
「あのう、王様。失礼を承知で訊きたいのですが、それってもしかして、勇者物語に登場する七部属から取りました?」
「さすがシロウだ。その通り、この部隊名は、ワシの好きな勇者物語から取った」
「あ、そうなんですね」
王様の返答に、苦笑いを浮かべる。
まぁ、好きなものリスペクトする気持ちは分かる。この件に関しては、これ以上突っ込まないようにしよう。
トントン。
作戦会議をしていると、扉からノック音が聞こえてきた。
誰か来たみたいだ。
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