173 / 191
第十八章
第九話 おやおや?まさかこんなところに裏切り者がいるとは
しおりを挟む
炎に呑み込まれた店が視界に移り、俺は一瞬だけ硬直してしまう。
いったい何が起きたんだ。とにかく、おっちゃんの安否を確認しないと。
「ミーリアはここにいろ」
一緒に行動していた少女をその場に残し、引き返して火災の現場に向かう。
「おっちゃん、大丈夫か!」
「シロウ。ああ、爆発に巻き込まれたが、吹き飛ばされてケガをした程度で済んだ」
「ヒール」
魚屋の店主に回復魔法をかけて治療すると、燃え上がる炎を見る。
建物全体が炎に呑み込まれている。すぐに消火しないと、隣の店も燃えてしまう。
「ウォーターポンプ!」
水の魔法を唱え、勢いの強い水を放つ。
爆発によって起きた火災だ。それなら、すぐに消火できるはず。
燃え上がる炎を次々と消し、一分ほどで消火作業を終える。
「ふぅ、どうにか隣の店に被害が出ずに済んだな」
でも、どうしていきなり店が爆発したんだ?
「なぁ、おっちゃん。店の中で何か爆発につながるようなことをしていたか?」
「いや、何もしてはいなかったはずだが」
となると、これは自然現象による爆発ではない可能性が高いな。つまり、この店が存在しては困る人物による犯行……それか。
俺は魚屋のおっちゃんを見る。
おっちゃん本人を狙った可能性もあるな。そしてタイミング的に考えるとすれば。
「出て来い。メッフィー!」
「アーハハハハ! さすがシロウです。まさかちょっとしたヒントだけで、この私の仕業だと見抜くとは」
笑い声を上げながら、顔に星マークのある道化の男が現れる。
「どうしておっちゃんの店を爆発させた!」
「いやいや、まさか私自身もこんなことをすることになるとは、思ってもいなかったのですよ。その男が女王メイ様の国から逃げ出した裏切り者だと知ったので、余計な情報を流させないために、口封じをしようとしましたが、失敗してしまいました」
店を爆破させたのは、おっちゃんを倒すための手段として使われたのか。
なら、狙いはおっちゃんだ。彼を逃す必要がある。
「俺が時間を稼ぐから、おっちゃんは逃げろ! ギルドにいるオルテガに事情を話せば、匿ってくれるはずだ」
「分かった。あとは頼む」
おっちゃんがこの場から去ると、俺はメッフィーを見る。
「さぁ、かかって来いよ。俺が相手をしてやる」
右手を前に出し、指をクイックイッと曲げて挑発する。
「これは困りましたねぇ、まさか魔王を倒した英雄シロウと戦うことになるとは」
こいつ、俺がアッテラを倒したことを知っているのか。
見た目はふざけているが、あの男はそれなりに頭がキレそうだ。挑発をしたところで、簡単には乗ってくれないだろうな。
どっちにしろ、もし戦争になってしまった場合は、こいつとも戦うことになる。だったらここで倒した方がいい。
「ではでは、メッフィーイリュージョンをお楽しみください」
男は指をパチンと鳴らす。すると、周辺にいた虫が巨大化して魔物となった。
この男、虫を魔物に変えることができるのか。
現れたのは巨大なカマキリのギガマンティス。蛾の魔物、ポイズンモス。
「魔物が現れた!」
「慌てるな! ここには英雄シロウがいる! こんな奴ら瞬殺だ!」
「むしろ英雄シロウの戦いが見られるチャンスじゃないか」
「やっちまえ!」
「何秒で倒すか賭けないか?」
魔物が現れたが、俺がいることに安心しているみたいだ。町民たちは逃げる素振りを見せずに、野次馬化している。
いや、見物していないで逃げろよ! 見せ物じゃないんだぞ!
心の中で叫ぶも、正直に言うと本気でそんなことは思っていない。
彼らは俺のことを信頼している。なら、それに応えてあげようじゃないか。
「メッフィー、本当にそんなザコで俺が倒せれると思っているのか?」
「おやおや、さすが魔王を倒した英雄シロウ。Aクラスの魔物をザコと言いますか」
ギガマンティスはそんなに警戒する必要はない。やつの鎌は、鉄をも切り裂くことができるが、間合いから離れていれば当たることはない。厄介なのはポイズンモスだ。
あの魔物が空を飛ぶと、鱗粉が撒き散らされて様々な状態異常を引き起こす。俺だけなら魔法で対処することができるが、周辺には町民がいる。
ここにいる町民たちをカバーしながら戦うのは正直面倒だ。
「鱗粉を飛ばされる前に、先にポイズンモスを倒す。ライトウォール」
光の防御壁の魔法を使い、球体がポイズンモスを覆う。
これで鱗粉を飛ばしても、周囲に飛び散ることはない。
魔物は光の壁に体当たりをするも、球体にはヒビ一つ入らない。
ポイズンモスはしばらく暴れていたが、次第に動きが弱まり、最後は力尽きて球体の中で倒れる。
球体の中の酸素がなくなり、酸欠で倒れたようだ。
酷いやり方ではあるが、これが一番安全な戦い方だ。
「これでポイズンモスは倒した、次はギガマンティス」
いったい何が起きたんだ。とにかく、おっちゃんの安否を確認しないと。
「ミーリアはここにいろ」
一緒に行動していた少女をその場に残し、引き返して火災の現場に向かう。
「おっちゃん、大丈夫か!」
「シロウ。ああ、爆発に巻き込まれたが、吹き飛ばされてケガをした程度で済んだ」
「ヒール」
魚屋の店主に回復魔法をかけて治療すると、燃え上がる炎を見る。
建物全体が炎に呑み込まれている。すぐに消火しないと、隣の店も燃えてしまう。
「ウォーターポンプ!」
水の魔法を唱え、勢いの強い水を放つ。
爆発によって起きた火災だ。それなら、すぐに消火できるはず。
燃え上がる炎を次々と消し、一分ほどで消火作業を終える。
「ふぅ、どうにか隣の店に被害が出ずに済んだな」
でも、どうしていきなり店が爆発したんだ?
「なぁ、おっちゃん。店の中で何か爆発につながるようなことをしていたか?」
「いや、何もしてはいなかったはずだが」
となると、これは自然現象による爆発ではない可能性が高いな。つまり、この店が存在しては困る人物による犯行……それか。
俺は魚屋のおっちゃんを見る。
おっちゃん本人を狙った可能性もあるな。そしてタイミング的に考えるとすれば。
「出て来い。メッフィー!」
「アーハハハハ! さすがシロウです。まさかちょっとしたヒントだけで、この私の仕業だと見抜くとは」
笑い声を上げながら、顔に星マークのある道化の男が現れる。
「どうしておっちゃんの店を爆発させた!」
「いやいや、まさか私自身もこんなことをすることになるとは、思ってもいなかったのですよ。その男が女王メイ様の国から逃げ出した裏切り者だと知ったので、余計な情報を流させないために、口封じをしようとしましたが、失敗してしまいました」
店を爆破させたのは、おっちゃんを倒すための手段として使われたのか。
なら、狙いはおっちゃんだ。彼を逃す必要がある。
「俺が時間を稼ぐから、おっちゃんは逃げろ! ギルドにいるオルテガに事情を話せば、匿ってくれるはずだ」
「分かった。あとは頼む」
おっちゃんがこの場から去ると、俺はメッフィーを見る。
「さぁ、かかって来いよ。俺が相手をしてやる」
右手を前に出し、指をクイックイッと曲げて挑発する。
「これは困りましたねぇ、まさか魔王を倒した英雄シロウと戦うことになるとは」
こいつ、俺がアッテラを倒したことを知っているのか。
見た目はふざけているが、あの男はそれなりに頭がキレそうだ。挑発をしたところで、簡単には乗ってくれないだろうな。
どっちにしろ、もし戦争になってしまった場合は、こいつとも戦うことになる。だったらここで倒した方がいい。
「ではでは、メッフィーイリュージョンをお楽しみください」
男は指をパチンと鳴らす。すると、周辺にいた虫が巨大化して魔物となった。
この男、虫を魔物に変えることができるのか。
現れたのは巨大なカマキリのギガマンティス。蛾の魔物、ポイズンモス。
「魔物が現れた!」
「慌てるな! ここには英雄シロウがいる! こんな奴ら瞬殺だ!」
「むしろ英雄シロウの戦いが見られるチャンスじゃないか」
「やっちまえ!」
「何秒で倒すか賭けないか?」
魔物が現れたが、俺がいることに安心しているみたいだ。町民たちは逃げる素振りを見せずに、野次馬化している。
いや、見物していないで逃げろよ! 見せ物じゃないんだぞ!
心の中で叫ぶも、正直に言うと本気でそんなことは思っていない。
彼らは俺のことを信頼している。なら、それに応えてあげようじゃないか。
「メッフィー、本当にそんなザコで俺が倒せれると思っているのか?」
「おやおや、さすが魔王を倒した英雄シロウ。Aクラスの魔物をザコと言いますか」
ギガマンティスはそんなに警戒する必要はない。やつの鎌は、鉄をも切り裂くことができるが、間合いから離れていれば当たることはない。厄介なのはポイズンモスだ。
あの魔物が空を飛ぶと、鱗粉が撒き散らされて様々な状態異常を引き起こす。俺だけなら魔法で対処することができるが、周辺には町民がいる。
ここにいる町民たちをカバーしながら戦うのは正直面倒だ。
「鱗粉を飛ばされる前に、先にポイズンモスを倒す。ライトウォール」
光の防御壁の魔法を使い、球体がポイズンモスを覆う。
これで鱗粉を飛ばしても、周囲に飛び散ることはない。
魔物は光の壁に体当たりをするも、球体にはヒビ一つ入らない。
ポイズンモスはしばらく暴れていたが、次第に動きが弱まり、最後は力尽きて球体の中で倒れる。
球体の中の酸素がなくなり、酸欠で倒れたようだ。
酷いやり方ではあるが、これが一番安全な戦い方だ。
「これでポイズンモスは倒した、次はギガマンティス」
10
お気に入りに追加
1,783
あなたにおすすめの小説
スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~
深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】
異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!
クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される
こたろう文庫
ファンタジー
日頃からいじめにあっていた影宮 灰人は授業中に突如現れた転移陣によってクラスごと転移されそうになるが、咄嗟の機転により転移を一人だけ回避することに成功する。しかし女神の説得?により結局異世界転移するが、転移先の国王から職業[逃亡者]が無能という理由にて処刑されることになる
初執筆作品になりますので日本語などおかしい部分があるかと思いますが、温かい目で読んで頂き、少しでも面白いと思って頂ければ幸いです。
なろう・カクヨム・アルファポリスにて公開しています
こちらの作品も宜しければお願いします
[イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で学園最強に・・・]
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
実力を隠し「例え長男でも無能に家は継がせん。他家に養子に出す」と親父殿に言われたところまでは計算通りだったが、まさかハーレム生活になるとは
竹井ゴールド
ライト文芸
日本国内トップ5に入る異能力者の名家、東条院。
その宗家本流の嫡子に生まれた東条院青夜は子供の頃に実母に「16歳までに東条院の家を出ないと命を落とす事になる」と予言され、無能を演じ続け、父親や後妻、異母弟や異母妹、親族や許嫁に馬鹿にされながらも、念願適って中学卒業の春休みに東条院家から田中家に養子に出された。
青夜は4月が誕生日なのでギリギリ16歳までに家を出た訳だが。
その後がよろしくない。
青夜を引き取った田中家の義父、一狼は53歳ながら若い妻を持ち、4人の娘の父親でもあったからだ。
妻、21歳、一狼の8人目の妻、愛。
長女、25歳、皇宮警察の異能力部隊所属、弥生。
次女、22歳、田中流空手道場の師範代、葉月。
三女、19歳、離婚したフランス系アメリカ人の3人目の妻が産んだハーフ、アンジェリカ。
四女、17歳、死別した4人目の妻が産んだ中国系ハーフ、シャンリー。
この5人とも青夜は家族となり、
・・・何これ? 少し想定外なんだけど。
【2023/3/23、24hポイント26万4600pt突破】
【2023/7/11、累計ポイント550万pt突破】
【2023/6/5、お気に入り数2130突破】
【アルファポリスのみの投稿です】
【第6回ライト文芸大賞、22万7046pt、2位】
【2023/6/30、メールが来て出版申請、8/1、慰めメール】
【未完】
俺だけ展開できる聖域《ワークショップ》~ガチャで手に入れたスキルで美少女達を救う配信がバズってしまい、追放した奴らへざまあして人生大逆転~
椿紅颯
ファンタジー
鍛誠 一心(たんせい いっしん)は、生ける伝説に憧憬の念を抱く駆け出しの鍛冶師である。
探索者となり、同時期に新米探索者になったメンバーとパーティを組んで2カ月が経過したそんなある日、追放宣言を言い放たれてしまった。
このことからショックを受けてしまうも、生活するために受付嬢の幼馴染に相談すると「自らの価値を高めるためにはスキルガチャを回してみるのはどうか」、という提案を受け、更にはそのスキルが希少性のあるものであれば"配信者"として活動するのもいいのではと助言をされた。
自身の戦闘力が低いことからパーティを追放されてしまったことから、一か八かで全て実行に移す。
ガチャを回した結果、【聖域】という性能はそこそこであったが見た目は派手な方のスキルを手に入れる。
しかし、スキルの使い方は自分で模索するしかなかった。
その後、試行錯誤している時にダンジョンで少女達を助けることになるのだが……その少女達は、まさかの配信者であり芸能人であることを後々から知ることに。
まだまだ驚愕的な事実があり、なんとその少女達は自身の配信チャンネルで配信をしていた!
そして、その美少女達とパーティを組むことにも!
パーティを追放され、戦闘力もほとんどない鍛冶師がひょんなことから有名になり、間接的に元パーティメンバーをざまあしつつ躍進を繰り広げていく!
泥臭く努力もしつつ、実はチート級なスキルを是非ご覧ください!
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
異世界でただ美しく! 男女比1対5の世界で美形になる事を望んだ俺は戦力外で追い出されましたので自由に生きます!
石のやっさん
ファンタジー
主人公、理人は異世界召喚で異世界ルミナスにクラスごと召喚された。
クラスの人間が、優秀なジョブやスキルを持つなか、理人は『侍』という他に比べてかなり落ちるジョブだった為、魔族討伐メンバーから外され…追い出される事に!
だが、これは仕方が無い事だった…彼は戦う事よりも「美しくなる事」を望んでしまったからだ。
だが、ルミナスは男女比1対5の世界なので…まぁ色々起きます。
※私の書く男女比物が読みたい…そのリクエストに応えてみましたが、中編で終わる可能性は高いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる