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第十八章
第八話 言っておくがこれはデートではない
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さてと、アイスも食べて頭も冷えたことだし、今度こそ戦争を回避する方法を探さないといけないよな。
俺は座っていたベンチから立ち上がる。
「シロウお兄ちゃんもう行くの?」
まだアイスを食べ終えていないミーリアが声をかける。
「ああ、一秒でも時間をムダにできないからな」
「待って、わたしも行く」
ミーリアは急いで残っているアイスを口に含む。
「あうう! 頭が痛い」
まったく、急いで食べるからアイスクリーム頭痛になるんだ。世話が焼けるな。妹を持つ兄とはこんな感じなのだろうか? 一人っ子の俺にはなんだか新鮮だな。
アイスを食べ終わると、ミーリアもベンチから立ち上がる。
「お待たせ、さぁ行こう」
ミーリアは満面の笑みを俺に向けた。
遊びに行くんじゃないのだけどなぁ?
「次はどこに行くの?」
「商店街だ」
魚介類を販売している店の主人が、女王メイのいる大陸出身だという情報を掴んだ。もし、彼から女王メイや大陸について話しを聞くことができれば、何か突破口が見つかるかもしれない。
商店街にたどり着き、買い物客たちを見る。
「それにしても、今日はやけに人通りが多いな。何かセールでもやっているのか?」
商店街は多くの人が歩いており、賑わっていた。
「あ、あのう。シロウお兄ちゃん」
「どうした?」
「手を繋いでもいいですか? 逸れるかもしれないので」
まぁ、彼女はここの土地勘がないからな。逸れたら色々と面倒なことになりそうだ。
あの変態男みたいなやつが現れて、ミーリアを助けようとしてバーサーカーが暴れるなんてことにもなりかねない。
「分かった。手を繋ごうか」
左手を差し出し、彼女の手を握る。
その瞬間、また一段と俺に向けられる殺気が強まった。
本当にバーサーカーたちの考えが読めない。殺気を放つだけに止まって、俺に危害を加えようとはしない。
隣にミーリアがいるからなのだろうか? まぁ、襲ってきたところで簡単に遇らうことができるし、今のところはなるべく気にしないようにしておこう。
それにしても、ミーリアの手は柔らかいな。マリーやクロエとは違い、子ども特有のプニプニとした柔らかさだ。
「シロウじゃないか。見かけないお嬢ちゃん連れているけど、新しいハーレムメンバーか?」
道を歩いていると、肉屋の店主が店先から俺をからかってくる。
「アホ! この子はちょっとした縁で今だけ一緒にいるだけだ! 仮にハーレムメンバーだったら犯罪じゃないか! そもそも、俺はハーレムを作った覚えなんて一度もないぞ!」
「シロウお兄ちゃん、ハーレムって何ですか?」
しまった! ついおっさんのからかいに乗って、ツッコミを入れてしまった。
子どもにハーレムを教えるのは、今後の成長に悪影響を及ぼす。ここは教えないほうがいいに決まっている。
「ハーレムって言うのは、まだミーリアが知らなくていい言葉だ。この言葉の意味を知るのは大人になってからだ」
言葉の意味を教えないと言うと、ミーリアは子どもぽく頬を膨らませる。
「わたしはもう、大人ですよ! その証拠に胸も膨らんできています」
いや、胸が膨らみ始めたからと言って、それが大人の証ではないんだぞ。ちゃんと国の法律に則って、十六歳になるまでは体格に関係なく、子ども扱いになるのだからな。
「とにかくハーレムの意味は教えないからな。ほら、先を急ぐぞ」
強引に話題を断ち切り、商店街を歩く。
「シロウ、今日はまた違った子とデートかい? 英雄色を好むけど、マリーたちの相手もしてあげないと、刺されるかもしれないよ。あ、あんたは強かったね」
「シロウ君! その子、まさか君の隠し子か! 母親はいったい誰なんだね!」
商店街を歩くと、なぜか店の店主たちが声をかけてくる。
いったい彼らに何が起きたんだ? 普段なら、俺が通っても挨拶をする程度なのに、今日はやけにからかってきやがる。
気のせいかもしれないが、店主たちが声をかける度に、バーサーカーからの殺気が強まっているような気がするのだが。
店主たちの言葉を無視して先に進むと、目的地の魚屋に辿り着く。
「おっちゃん。ちょっと話しを聞きたいのだけど」
「お。英雄シロウじゃないか。情報が欲しいのか? だけどただではあげられないな」
ちゃっかりしているな。情報が欲しいのなら、何か商品を買えと言ってきやがった。
「分かったよ。それじゃ、食べて元気になりそうなものでも買おうかな」
「なら、こいつはどうだ? ズッポン。食べれば元気になるぞ。お前のムスコもハッスルだ」
元気って、精力的に元気という意味じゃないからな!
「シロウお兄ちゃん、その年で子どもがいるの! お相手はエルフの人? それとも魔族の人?」
ほら、純粋なミーリアが誤解してしまったじゃないか! いったいどうしてくれるんだよ。
軽く店主を睨む。すると彼は苦笑いを浮かべた。
「ハハハ、まぁ、冗談はこの辺にしてこの魚なんてどうだい? 今朝競り落としてきたばかりで、新鮮だ」
「なら、それをもらうよ」
魚代の料金を払い、早速本題に入る。
「おっちゃん、女王メイがいる大陸出身だったよな。女王のことや、大陸のことに付いて教えてくれないか?」
女王や大陸のことに付いて聞いてみると、彼は顔を引き攣らせる。
おっちゃんの顔を見る限り、あんまり話したくはなさそうだな。そんなに酷いのか?
「あんたが英雄シロウだから特別に教えるが、あの大陸に住む連中には関わらない方がいい」
おっちゃんは周囲を警戒しながら小声で話す。
「俺は実際に女王様を見たことはないが、女王は大陸中の若い男を集めては下僕にしているらしい。そしてあの国は今どき珍しいが、奴隷制度を使っている。上級国民が下級国民を奴隷にしているんだ」
「奴隷だと」
おっちゃんの言葉に、俺は驚きを隠せなかった。
未だに奴隷制度を使っている国があるなんて。
「奴隷には人権がないに等しい。契約者の言いなりとなって、朝から晩まで働かされる。俺は中級国民だったから、奴隷にならずにこうして商売をすることができているのだがな」
奴隷か。仮に戦争になれば、戦うほとんどの敵が奴隷であると考えたほうがいい。
「そして奴隷の中にも階級が存在する。ユニークスキルなどに恵まれた奴隷は、奴隷の中でも上位だ。使い捨ての道具のように扱われないが、女王の忠実なる下僕にされてしまう」
話を聞いている最中、ミーリアが表情を暗くしているような気がした。
「ミーリア、どうかしたか?」
「な、何でもないよ。ちょっと疲れちゃって」
ミーリアはムリに笑う。
まぁ、この気温の中で、商店街を歩き回ったんだ。子どもなら疲れもするだろうな。
「おっちゃん、ありがとう」
店主に礼を言うと、俺は店を出た。
数メートルほど歩いたその時。
ドカーン!
後方から爆発音が聞こえ、振り返る。
先ほどまで居た魚屋が爆発し、炎が店を飲み込んでいた。
俺は座っていたベンチから立ち上がる。
「シロウお兄ちゃんもう行くの?」
まだアイスを食べ終えていないミーリアが声をかける。
「ああ、一秒でも時間をムダにできないからな」
「待って、わたしも行く」
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「あうう! 頭が痛い」
まったく、急いで食べるからアイスクリーム頭痛になるんだ。世話が焼けるな。妹を持つ兄とはこんな感じなのだろうか? 一人っ子の俺にはなんだか新鮮だな。
アイスを食べ終わると、ミーリアもベンチから立ち上がる。
「お待たせ、さぁ行こう」
ミーリアは満面の笑みを俺に向けた。
遊びに行くんじゃないのだけどなぁ?
「次はどこに行くの?」
「商店街だ」
魚介類を販売している店の主人が、女王メイのいる大陸出身だという情報を掴んだ。もし、彼から女王メイや大陸について話しを聞くことができれば、何か突破口が見つかるかもしれない。
商店街にたどり着き、買い物客たちを見る。
「それにしても、今日はやけに人通りが多いな。何かセールでもやっているのか?」
商店街は多くの人が歩いており、賑わっていた。
「あ、あのう。シロウお兄ちゃん」
「どうした?」
「手を繋いでもいいですか? 逸れるかもしれないので」
まぁ、彼女はここの土地勘がないからな。逸れたら色々と面倒なことになりそうだ。
あの変態男みたいなやつが現れて、ミーリアを助けようとしてバーサーカーが暴れるなんてことにもなりかねない。
「分かった。手を繋ごうか」
左手を差し出し、彼女の手を握る。
その瞬間、また一段と俺に向けられる殺気が強まった。
本当にバーサーカーたちの考えが読めない。殺気を放つだけに止まって、俺に危害を加えようとはしない。
隣にミーリアがいるからなのだろうか? まぁ、襲ってきたところで簡単に遇らうことができるし、今のところはなるべく気にしないようにしておこう。
それにしても、ミーリアの手は柔らかいな。マリーやクロエとは違い、子ども特有のプニプニとした柔らかさだ。
「シロウじゃないか。見かけないお嬢ちゃん連れているけど、新しいハーレムメンバーか?」
道を歩いていると、肉屋の店主が店先から俺をからかってくる。
「アホ! この子はちょっとした縁で今だけ一緒にいるだけだ! 仮にハーレムメンバーだったら犯罪じゃないか! そもそも、俺はハーレムを作った覚えなんて一度もないぞ!」
「シロウお兄ちゃん、ハーレムって何ですか?」
しまった! ついおっさんのからかいに乗って、ツッコミを入れてしまった。
子どもにハーレムを教えるのは、今後の成長に悪影響を及ぼす。ここは教えないほうがいいに決まっている。
「ハーレムって言うのは、まだミーリアが知らなくていい言葉だ。この言葉の意味を知るのは大人になってからだ」
言葉の意味を教えないと言うと、ミーリアは子どもぽく頬を膨らませる。
「わたしはもう、大人ですよ! その証拠に胸も膨らんできています」
いや、胸が膨らみ始めたからと言って、それが大人の証ではないんだぞ。ちゃんと国の法律に則って、十六歳になるまでは体格に関係なく、子ども扱いになるのだからな。
「とにかくハーレムの意味は教えないからな。ほら、先を急ぐぞ」
強引に話題を断ち切り、商店街を歩く。
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「シロウ君! その子、まさか君の隠し子か! 母親はいったい誰なんだね!」
商店街を歩くと、なぜか店の店主たちが声をかけてくる。
いったい彼らに何が起きたんだ? 普段なら、俺が通っても挨拶をする程度なのに、今日はやけにからかってきやがる。
気のせいかもしれないが、店主たちが声をかける度に、バーサーカーからの殺気が強まっているような気がするのだが。
店主たちの言葉を無視して先に進むと、目的地の魚屋に辿り着く。
「おっちゃん。ちょっと話しを聞きたいのだけど」
「お。英雄シロウじゃないか。情報が欲しいのか? だけどただではあげられないな」
ちゃっかりしているな。情報が欲しいのなら、何か商品を買えと言ってきやがった。
「分かったよ。それじゃ、食べて元気になりそうなものでも買おうかな」
「なら、こいつはどうだ? ズッポン。食べれば元気になるぞ。お前のムスコもハッスルだ」
元気って、精力的に元気という意味じゃないからな!
「シロウお兄ちゃん、その年で子どもがいるの! お相手はエルフの人? それとも魔族の人?」
ほら、純粋なミーリアが誤解してしまったじゃないか! いったいどうしてくれるんだよ。
軽く店主を睨む。すると彼は苦笑いを浮かべた。
「ハハハ、まぁ、冗談はこの辺にしてこの魚なんてどうだい? 今朝競り落としてきたばかりで、新鮮だ」
「なら、それをもらうよ」
魚代の料金を払い、早速本題に入る。
「おっちゃん、女王メイがいる大陸出身だったよな。女王のことや、大陸のことに付いて教えてくれないか?」
女王や大陸のことに付いて聞いてみると、彼は顔を引き攣らせる。
おっちゃんの顔を見る限り、あんまり話したくはなさそうだな。そんなに酷いのか?
「あんたが英雄シロウだから特別に教えるが、あの大陸に住む連中には関わらない方がいい」
おっちゃんは周囲を警戒しながら小声で話す。
「俺は実際に女王様を見たことはないが、女王は大陸中の若い男を集めては下僕にしているらしい。そしてあの国は今どき珍しいが、奴隷制度を使っている。上級国民が下級国民を奴隷にしているんだ」
「奴隷だと」
おっちゃんの言葉に、俺は驚きを隠せなかった。
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「奴隷には人権がないに等しい。契約者の言いなりとなって、朝から晩まで働かされる。俺は中級国民だったから、奴隷にならずにこうして商売をすることができているのだがな」
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「な、何でもないよ。ちょっと疲れちゃって」
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