162 / 191
第十七章
第八話 野盗たちの正体
しおりを挟む
人間のものとは思えないような雄叫びを上げ、二人の野盗が斧を振り上げながら襲ってきた。
「私が矢で牽制するよ」
クロエが弓を構えて矢を放つ。彼女の放った矢は野盗の右腕に当たると、そのまま擦り抜けた。
「ウソ! 矢が擦り抜けちゃった」
依頼書にあったとおりだな。攻撃が通じないみたいだ。だけど、全ての攻撃に耐性を持っているとは考えられない。何かが効くはずだ。
「ミラーカはファイヤーボールで攻撃してくれ。俺はアイシクルを使う」
「わかった。ファイヤーボール!」
「アイシクル!」
ミラーカが魔法を使って火球を放つと、俺は氷柱を生み出して野盗に攻撃する。
火球と氷柱は、野盗の肉体に触れるも、そのまま通り過ぎていく。
属性魔法も効かないか。なら、効果は薄いかもしれないが、これ以上近づかれるわけにもいかない。試しに拘束させてもらう。
「シャクルアイス!」
氷の拘束魔法を唱えると、野盗の足元を凍らせる。だが、足元が凍って動けないはずなのに、奴らは氷をすり抜けて接近してきた。
拘束も効かないのか。
「シ、シロウさん。あの二人はきっと幽霊ですわよ。攻撃が効かないのがその証拠ですわ!」
エリーザが、あの二人は幽霊なのではないかと言ってきた。
さすがに幽霊ってことはないだろう。だって、まだ昼間だぜ。まぁ、森が太陽光を遮っているから薄暗いけど。幽霊ということはないはず。
「こんなときのために、わたしは用意してありますわ! この十字架を見て、浄化されなさいですわ!」
エリーザがリュックの中から十字架を取り出すと、野盗たちに見せつける。
すると二人は一度立ち止まり、顔を引き攣らせた。
マジかよ。本当に幽霊なのか! 十字架を見て動きを封じたぞ。
『グオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!』
『グオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!』
一度動きを止めた野盗であったが、額に青筋を浮かべる。そして斧を振り上げながら、人間のものとは思えない雄叫びを上げた。
「ご主人様、奴ら『十字架なんてものを見せやがって! おちょくるのもいい加減にしろ!』『俺たちは幽霊であって幽霊ではない! 魔物が十字架を見ただけでやられるかよ!』と言っているワン」
「キャッツ、あいつらの言葉が分かるのか!」
「ご主人様、これでもキャッツは元神獣だぞ。人語以外の言語もマスターしてある」
まさか、キャッツがあいつらの言葉が分かるとは思わなかった。だけど、お陰で対処法が思いついた。
幽霊のような特性があるのなら、聖なる武器なら通用するはず。
「ウエポンカーニバル」
魔法を発動させ、空中に数多くの得物を展開させる。そしてそのうち二本の剣を前に持ってきた。
「放て! ウエポンアロー!」
二本の剣を発射して幽霊となっている野盗に向けて放つ。
『グオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!』
『グオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!』
幽霊型の魔物となっている野盗に、二本の剣が突き刺さると、二人は雄叫びを上げる。
やつらは光に包まれて消え去った。
思ったとおりだ。聖なる剣であれば、幽霊型の魔物を浄化して倒すことができる。
俺のウエポンカーニバルは、異世界の伝説にある武器を具現化させている。野盗たちを倒したのは、聖剣と呼ばれるクラウ・ソラスとクルージーン・カザド・ヒャンと呼ばれるものだ。
この二つは光の剣とも呼ばれ、霊的存在を斬ることができる。
キャッツのお陰で助かったな。お陰でなんとか倒すことができた。
これで倒せない野盗の正体がわかった。ウエポンカーニバルから生み出される光の剣を使えば、この依頼も容易く終わらせることができるだろう。
それにしてもあの野盗たち、どっかで見たことがあるんだよな。
まぁ、野盗の顔なんてみんな似たような顔つきだし、そんな風に思ってしまうのだろう。
「この先にも、まだまだ幽霊型の魔物となっている野盗たちがいるはずだ」
森の奥に進み、見つけた幽霊の野盗を次々と倒していると、洞窟を見つけた。
「あんなところに洞窟があるな」
「シロウ、見てください。幽霊野盗が中に入って行きますわ」
マリーが洞窟を指差すと、幽霊野盗が中に入るのが見えた。
「もしかしたら、あの洞窟が奴らのアジトなのかもしれない。中に入ってみよう」
仲間たちに洞窟の中に入ることを告げ、周辺を警戒しながら洞窟に近づく。
中を覗いて見ると、奥は暗く様子を伺うことができない。
あいつらは幽霊と化しているからな。わざわざ明かりをつける必要がないのだろう。
「ファイヤーボール」
火球を松明代わりに使い、周辺を明るく照らす。
「シロウさん。うめき声が聞こえる。多分、魔物と化した野盗たちだと思う。数的に三人くらいかな?」
奥に進もうとすると、クロエが洞窟の奥から声が聞こえると言う。
「クロエ、どんな感じに聞こえるのだワン? キャッツが通訳をするから、教えてほしいワン」
「えーとねぇ、グオオオオ、グオ、グオグオ、グオオオオオ、かな?」
「ふむふむ。なるほど、なるほど。ご主人様、あいつらはこんな会話をしているワン『あら、奥様その美しいネックレス何処で手に入れましたの?』『この前セールで安く売っていたので、旦那に内緒で買いましたの』『あら、よかったですわね。私も今度こっそりと何か買おうかしら?』と言っているワン」
「井戸端会議をしているおばさんかよ!」
俺は思わず声を上げてツッコミを入れる。
しまった! ついノリツッコミをしてしまった。これでは敵に俺たちの存在が気づかれてしまう。
幽霊野盗が襲ってくるかもしれない。そう判断した俺は、戦闘に備えて構えた。
しかし、様子を伺っても敵が来ることはなかった。
運よく聞こえなかったのか?
まぁ、それならよかった。多分、クロエも魔物の声を真似することが上手くできなかったのだろう。微妙に発音などを間違えて、それでキャッツがあんな風に通訳したに違いない。
「幽霊野盗は来ないみたいだから、先を進もう」
何が起きてもすぐに対処ができるように、警戒しながら奥に進む。
洞窟の中は基本的に一本道だな。壁には扉が設置されてあるけど、魔物がいる気配がないから、スルーしてもいいだろう。
突き当たりに扉がある。もしかしたら、あそこが洞窟の最終地点なのかもしれないな。ダンジョンではないから、地下への階段とかは多分ないだろう。
さぁ、この奥で幽霊野盗とラストバトルだ。
俺は思いっきり扉を開ける。扉の先には、首にかけているネックレスや、指輪などを互いに見せ合っている幽霊野盗たちの姿があった。
まさか、キャッツの通訳って本当に合っていたのか?
「私が矢で牽制するよ」
クロエが弓を構えて矢を放つ。彼女の放った矢は野盗の右腕に当たると、そのまま擦り抜けた。
「ウソ! 矢が擦り抜けちゃった」
依頼書にあったとおりだな。攻撃が通じないみたいだ。だけど、全ての攻撃に耐性を持っているとは考えられない。何かが効くはずだ。
「ミラーカはファイヤーボールで攻撃してくれ。俺はアイシクルを使う」
「わかった。ファイヤーボール!」
「アイシクル!」
ミラーカが魔法を使って火球を放つと、俺は氷柱を生み出して野盗に攻撃する。
火球と氷柱は、野盗の肉体に触れるも、そのまま通り過ぎていく。
属性魔法も効かないか。なら、効果は薄いかもしれないが、これ以上近づかれるわけにもいかない。試しに拘束させてもらう。
「シャクルアイス!」
氷の拘束魔法を唱えると、野盗の足元を凍らせる。だが、足元が凍って動けないはずなのに、奴らは氷をすり抜けて接近してきた。
拘束も効かないのか。
「シ、シロウさん。あの二人はきっと幽霊ですわよ。攻撃が効かないのがその証拠ですわ!」
エリーザが、あの二人は幽霊なのではないかと言ってきた。
さすがに幽霊ってことはないだろう。だって、まだ昼間だぜ。まぁ、森が太陽光を遮っているから薄暗いけど。幽霊ということはないはず。
「こんなときのために、わたしは用意してありますわ! この十字架を見て、浄化されなさいですわ!」
エリーザがリュックの中から十字架を取り出すと、野盗たちに見せつける。
すると二人は一度立ち止まり、顔を引き攣らせた。
マジかよ。本当に幽霊なのか! 十字架を見て動きを封じたぞ。
『グオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!』
『グオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!』
一度動きを止めた野盗であったが、額に青筋を浮かべる。そして斧を振り上げながら、人間のものとは思えない雄叫びを上げた。
「ご主人様、奴ら『十字架なんてものを見せやがって! おちょくるのもいい加減にしろ!』『俺たちは幽霊であって幽霊ではない! 魔物が十字架を見ただけでやられるかよ!』と言っているワン」
「キャッツ、あいつらの言葉が分かるのか!」
「ご主人様、これでもキャッツは元神獣だぞ。人語以外の言語もマスターしてある」
まさか、キャッツがあいつらの言葉が分かるとは思わなかった。だけど、お陰で対処法が思いついた。
幽霊のような特性があるのなら、聖なる武器なら通用するはず。
「ウエポンカーニバル」
魔法を発動させ、空中に数多くの得物を展開させる。そしてそのうち二本の剣を前に持ってきた。
「放て! ウエポンアロー!」
二本の剣を発射して幽霊となっている野盗に向けて放つ。
『グオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!』
『グオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!』
幽霊型の魔物となっている野盗に、二本の剣が突き刺さると、二人は雄叫びを上げる。
やつらは光に包まれて消え去った。
思ったとおりだ。聖なる剣であれば、幽霊型の魔物を浄化して倒すことができる。
俺のウエポンカーニバルは、異世界の伝説にある武器を具現化させている。野盗たちを倒したのは、聖剣と呼ばれるクラウ・ソラスとクルージーン・カザド・ヒャンと呼ばれるものだ。
この二つは光の剣とも呼ばれ、霊的存在を斬ることができる。
キャッツのお陰で助かったな。お陰でなんとか倒すことができた。
これで倒せない野盗の正体がわかった。ウエポンカーニバルから生み出される光の剣を使えば、この依頼も容易く終わらせることができるだろう。
それにしてもあの野盗たち、どっかで見たことがあるんだよな。
まぁ、野盗の顔なんてみんな似たような顔つきだし、そんな風に思ってしまうのだろう。
「この先にも、まだまだ幽霊型の魔物となっている野盗たちがいるはずだ」
森の奥に進み、見つけた幽霊の野盗を次々と倒していると、洞窟を見つけた。
「あんなところに洞窟があるな」
「シロウ、見てください。幽霊野盗が中に入って行きますわ」
マリーが洞窟を指差すと、幽霊野盗が中に入るのが見えた。
「もしかしたら、あの洞窟が奴らのアジトなのかもしれない。中に入ってみよう」
仲間たちに洞窟の中に入ることを告げ、周辺を警戒しながら洞窟に近づく。
中を覗いて見ると、奥は暗く様子を伺うことができない。
あいつらは幽霊と化しているからな。わざわざ明かりをつける必要がないのだろう。
「ファイヤーボール」
火球を松明代わりに使い、周辺を明るく照らす。
「シロウさん。うめき声が聞こえる。多分、魔物と化した野盗たちだと思う。数的に三人くらいかな?」
奥に進もうとすると、クロエが洞窟の奥から声が聞こえると言う。
「クロエ、どんな感じに聞こえるのだワン? キャッツが通訳をするから、教えてほしいワン」
「えーとねぇ、グオオオオ、グオ、グオグオ、グオオオオオ、かな?」
「ふむふむ。なるほど、なるほど。ご主人様、あいつらはこんな会話をしているワン『あら、奥様その美しいネックレス何処で手に入れましたの?』『この前セールで安く売っていたので、旦那に内緒で買いましたの』『あら、よかったですわね。私も今度こっそりと何か買おうかしら?』と言っているワン」
「井戸端会議をしているおばさんかよ!」
俺は思わず声を上げてツッコミを入れる。
しまった! ついノリツッコミをしてしまった。これでは敵に俺たちの存在が気づかれてしまう。
幽霊野盗が襲ってくるかもしれない。そう判断した俺は、戦闘に備えて構えた。
しかし、様子を伺っても敵が来ることはなかった。
運よく聞こえなかったのか?
まぁ、それならよかった。多分、クロエも魔物の声を真似することが上手くできなかったのだろう。微妙に発音などを間違えて、それでキャッツがあんな風に通訳したに違いない。
「幽霊野盗は来ないみたいだから、先を進もう」
何が起きてもすぐに対処ができるように、警戒しながら奥に進む。
洞窟の中は基本的に一本道だな。壁には扉が設置されてあるけど、魔物がいる気配がないから、スルーしてもいいだろう。
突き当たりに扉がある。もしかしたら、あそこが洞窟の最終地点なのかもしれないな。ダンジョンではないから、地下への階段とかは多分ないだろう。
さぁ、この奥で幽霊野盗とラストバトルだ。
俺は思いっきり扉を開ける。扉の先には、首にかけているネックレスや、指輪などを互いに見せ合っている幽霊野盗たちの姿があった。
まさか、キャッツの通訳って本当に合っていたのか?
10
お気に入りに追加
1,783
あなたにおすすめの小説
スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~
深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】
異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!
クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される
こたろう文庫
ファンタジー
日頃からいじめにあっていた影宮 灰人は授業中に突如現れた転移陣によってクラスごと転移されそうになるが、咄嗟の機転により転移を一人だけ回避することに成功する。しかし女神の説得?により結局異世界転移するが、転移先の国王から職業[逃亡者]が無能という理由にて処刑されることになる
初執筆作品になりますので日本語などおかしい部分があるかと思いますが、温かい目で読んで頂き、少しでも面白いと思って頂ければ幸いです。
なろう・カクヨム・アルファポリスにて公開しています
こちらの作品も宜しければお願いします
[イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で学園最強に・・・]
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
実力を隠し「例え長男でも無能に家は継がせん。他家に養子に出す」と親父殿に言われたところまでは計算通りだったが、まさかハーレム生活になるとは
竹井ゴールド
ライト文芸
日本国内トップ5に入る異能力者の名家、東条院。
その宗家本流の嫡子に生まれた東条院青夜は子供の頃に実母に「16歳までに東条院の家を出ないと命を落とす事になる」と予言され、無能を演じ続け、父親や後妻、異母弟や異母妹、親族や許嫁に馬鹿にされながらも、念願適って中学卒業の春休みに東条院家から田中家に養子に出された。
青夜は4月が誕生日なのでギリギリ16歳までに家を出た訳だが。
その後がよろしくない。
青夜を引き取った田中家の義父、一狼は53歳ながら若い妻を持ち、4人の娘の父親でもあったからだ。
妻、21歳、一狼の8人目の妻、愛。
長女、25歳、皇宮警察の異能力部隊所属、弥生。
次女、22歳、田中流空手道場の師範代、葉月。
三女、19歳、離婚したフランス系アメリカ人の3人目の妻が産んだハーフ、アンジェリカ。
四女、17歳、死別した4人目の妻が産んだ中国系ハーフ、シャンリー。
この5人とも青夜は家族となり、
・・・何これ? 少し想定外なんだけど。
【2023/3/23、24hポイント26万4600pt突破】
【2023/7/11、累計ポイント550万pt突破】
【2023/6/5、お気に入り数2130突破】
【アルファポリスのみの投稿です】
【第6回ライト文芸大賞、22万7046pt、2位】
【2023/6/30、メールが来て出版申請、8/1、慰めメール】
【未完】
俺だけ展開できる聖域《ワークショップ》~ガチャで手に入れたスキルで美少女達を救う配信がバズってしまい、追放した奴らへざまあして人生大逆転~
椿紅颯
ファンタジー
鍛誠 一心(たんせい いっしん)は、生ける伝説に憧憬の念を抱く駆け出しの鍛冶師である。
探索者となり、同時期に新米探索者になったメンバーとパーティを組んで2カ月が経過したそんなある日、追放宣言を言い放たれてしまった。
このことからショックを受けてしまうも、生活するために受付嬢の幼馴染に相談すると「自らの価値を高めるためにはスキルガチャを回してみるのはどうか」、という提案を受け、更にはそのスキルが希少性のあるものであれば"配信者"として活動するのもいいのではと助言をされた。
自身の戦闘力が低いことからパーティを追放されてしまったことから、一か八かで全て実行に移す。
ガチャを回した結果、【聖域】という性能はそこそこであったが見た目は派手な方のスキルを手に入れる。
しかし、スキルの使い方は自分で模索するしかなかった。
その後、試行錯誤している時にダンジョンで少女達を助けることになるのだが……その少女達は、まさかの配信者であり芸能人であることを後々から知ることに。
まだまだ驚愕的な事実があり、なんとその少女達は自身の配信チャンネルで配信をしていた!
そして、その美少女達とパーティを組むことにも!
パーティを追放され、戦闘力もほとんどない鍛冶師がひょんなことから有名になり、間接的に元パーティメンバーをざまあしつつ躍進を繰り広げていく!
泥臭く努力もしつつ、実はチート級なスキルを是非ご覧ください!
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
異世界でただ美しく! 男女比1対5の世界で美形になる事を望んだ俺は戦力外で追い出されましたので自由に生きます!
石のやっさん
ファンタジー
主人公、理人は異世界召喚で異世界ルミナスにクラスごと召喚された。
クラスの人間が、優秀なジョブやスキルを持つなか、理人は『侍』という他に比べてかなり落ちるジョブだった為、魔族討伐メンバーから外され…追い出される事に!
だが、これは仕方が無い事だった…彼は戦う事よりも「美しくなる事」を望んでしまったからだ。
だが、ルミナスは男女比1対5の世界なので…まぁ色々起きます。
※私の書く男女比物が読みたい…そのリクエストに応えてみましたが、中編で終わる可能性は高いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる