142 / 191
第十五章
第九話 魔大陸に到着しました。
しおりを挟む
俺は土下座をしている空賊たちを見て、どうしたものかと悩んでいた。
「なんでもします! 命令されれば、喜んで靴を舐めます!」
空賊の頭の言葉に、苦笑いを浮かべる。
仲間になろうと必死なのは伝わってくるが、そんなことを言うなよ。
「まぁ、いいんじゃないのかい? ソロモンたちと戦うには、手駒は多いほうがいいと思うよ。シロウが圧倒的な力であいつを倒すのは目に見えているけど、どんな小賢しい手を使ってくるか分からないからね」
扉が開き、船の中からミラーカが出てきた。彼女は近づくと仲間にしてもいいと言ってくる。
まぁ、そうかもしれないけれど、こいつら弱いからな。魔大陸に行ったところで、簡単に命を落としそうな気がするんだよな。
「まぁ、シロウの考えていることは分かるよ。なら、こいつを彼らに飲ませてみたらどうだい?」
ミラーカが懐から液体の入った瓶を取り出す。
「こいつは服用した人物の身体能力を五倍に引き上げることができる霊薬だ」
「へぇー、そんな便利な薬を作っていたのか」
「しかしこれにはちょっとした副作用があってね。身体能力を五倍に引き上げる代わりに、残りの寿命が五分の一になる。運が悪ければ飲んで数秒後にはお亡くなりになるかもしれない」
「ダメじゃん!」
思わず声を上げてツッコミを入れる。
「なら、この飛行船の護衛とかはどうですの? ワタクシたちが魔大陸で戦っている間に、この船を守ってもらうのは?」
「そっちの方がいいかも知れないね。私、キャプテンモネに訊いてみるよ」
クロエが船内に入って行く。
まぁ、そっちのほうがいいかもな。最悪、この飛行船が乗っ取られるケースも考えられる。だけど、俺には失神魔法に毛なしの魔法、骨化に即死と言った無敵貫通系の魔法が使えるからな。簡単に取り返すこともできる。
どちらかと言うと、こいつらに飛行船を乗っ取られるよりも、キャプテンモネに怒られる方が怖い。
「訊いてきたよ。船の雑用係としてなら採用だって!」
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
「やったああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「これで俺たちも英雄様の仲間の一人だあああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
クロエの言葉を聞いた瞬間、空賊たちは歓声を上げる。中には嬉し涙を流している奴らまでいた。
うーん。これはガチだな。俺たちを騙すための演技ではなさそうだ。
「やろう共! 今すぐ掃除道具を持って来い! この船をピカピカに磨き上げるぞ!」
「「「おおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」」」
空賊たちが飛行船の中に入ると、掃除道具を持って甲板に戻ってきた。そして各々掃除を始める。
雑用係として満足できるのなら、これでいいか。
元空賊の襲撃から数日が経った。
俺たちを乗せたノーブラス号は、魔大陸が見える場所まで近づいていた。
「とうとう魔大陸が見えてきたな」
「どの辺で降りますの? 流石に敵本拠地近くではありませんわよね?」
マリーが停まる場所について訊ねてくる。
「キャプテンモネの話だと、広いところで俺たちを降ろすらしい」
「この飛行船、大きいものね。森の中だと場所がほとんどないから、荒野あたりかな?」
「魔大陸は他の大陸とは違って過酷な環境下にあるからね。殆どが荒野で、自然は少ない。気温差も激しいから、魔族以外は生活するのが難しい場所だよ」
「それに魔物も、強い奴らばかりと言う話でしたわよね。わたし、しっかり皆さんのサポートができるのか、心配ですわ」
『ワン、ワン!』
「この大陸のどこかにスカーヤが。絶対に見つけ出して叱りませんと」
大陸の真上を飛行していると、飛行船は降下し始める。
どうやらこの辺りで停まるようだな。
飛行船が荒野の上に着地をすると、しばらくしてキャプテンモネが甲板にやって来る。
「約束どおり、君たちを魔大陸まで送り届けたよ。君たちが戻って来るまで、ここで待機をしている。だけど万が一この船が襲撃されたときは、悪いが一旦引かせてもらう」
「ああ、それで構わない。ここまで送ってくれてありがとう」
彼女に礼を言うと、俺たちは飛行船から降りる。
「シロウ様! 頑張ってください!」
「応援をしております!」
「ファイトっす!」
魔大陸の大地を踏みしめると、甲板から元空賊たちの声援が聞こえてきた。
応援されながら戦地に向かうのもいいものだな。
荒野を歩いてしばらく経った。振り返っても飛行船はもう見えない。
「ミラーカ、ソロモンのいるアジトまでどのくらいかかる?」
「問題ごとが起きなければ、数日中には着くと思う。満月の日までは間に合うさ」
「そうか。それならよかった」
歩いていると大地が盛り上がり、地面から魔物が姿を見せる。
二本の鋏に鋼鉄のように固そうな皮膚、先端が尖った尻尾に無数の足を持つ魔物、デススコーピオンだ。
「早速魔物が出て来たか。ウォーターカッター!」
切断力のある水の魔法を唱えて細さ一ミリの水を魔物に当てる。しかしデススコーピオンの皮膚が裂けることはなかった。
「見た目どおりの硬さか。なら、出力を上げるだけだ」
それじゃあ、今度は出力を上げて攻撃するからな。少しだけ本気でいくぞ。
「ウォーターカッター!」
もう一度先ほどと同じ魔法を使う。今度は魔法に使う魔力量を増やして威力を上げる。
デススコーピオンは鋏を前に出して攻撃を弾こうとした。
さて、いったい何秒耐えれるかな? 一、ニ、三。
『ギエエエエエエエエエエエエエエエェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェ!』
三秒か。まぁ、それなりに持ち堪えたんじゃないのか?
魔法が魔物の肉体を貫通し、デススコーピオンは断末魔の声を上げる。
心臓を狙って攻撃をしたから、もう動くことはないだろう。
「これでよし、みんな先を急ごう」
デススコーピオンの死骸を通り過ぎてしばらく進む。
あれは町か? きっと魔族たちが住んでいるよな。
「ミラーカ、あの町について何か知っているか?」
「…………」
あれ? 反応がないな?
振り返ってみると、なぜかミラーカは俺たちから離れ、立ち止まっていた。
「ミラーカ、どうかしたのか?」
「シロウ、もしかしてあの町を通るつもりかい?」
「そのつもりだけど? さすがにまずいか?」
「いや、そんなことはない。あの町は魔族にしては珍しく、人間に友好的に接する。だから町に入った途端に襲われるなんてことにはならないさ」
へー、魔族にも人間に友好的に接してくれる人もいるんだ。
「そんなことよりも、私は周り道をして行くから、シロウたちはそのまま町に入るといいよ。後で合流しよう」
「そんな訳にはいかないだろう。人間に友好的なら、なおさらミラーカがいてくれたほうが助かる」
ミラーカに近づき、彼女の手を握ると、強引に引っ張る。
「分かった。なら少し準備をするから待っていてくれ」
準備って今更何を用意する気なんだ?
「キャッツ、しばらくの間だけ私に協力してくれ。そしたら大好物のキャロットをあげよう」
『ワウーン?』
ミラーカは、キャッツを抱くと自分の顔に張り付かせる。
「これでよし。それじゃあ行こうか」
「全然ダメに決まっているだろう!」
ミラーカらしくない行動に、驚いて思わず声を上げる。
「キャッツは覆面じゃないんだぞ。なぁ、ミラーカ。さっきから君らしくない行動に出ているけど、あの町に行きたくない理由でもあるのか?」
「まぁ、なくもないかな?」
「良ければ話してくれないか? ミラーカが嫌がる理由を教えてくれたのなら、俺もムリしてあの町に行こうとはしないからさ」
ジーッと彼女を見つめる。
「はぁ、分かったよ」
どうやら彼女は根負けしたようだ。小さく息を吐く。
「それじゃあ話そう。だけど、覚悟するんだ」
前置きを言うと、ミラーカは町に行きたくない理由を話す。
「なんでもします! 命令されれば、喜んで靴を舐めます!」
空賊の頭の言葉に、苦笑いを浮かべる。
仲間になろうと必死なのは伝わってくるが、そんなことを言うなよ。
「まぁ、いいんじゃないのかい? ソロモンたちと戦うには、手駒は多いほうがいいと思うよ。シロウが圧倒的な力であいつを倒すのは目に見えているけど、どんな小賢しい手を使ってくるか分からないからね」
扉が開き、船の中からミラーカが出てきた。彼女は近づくと仲間にしてもいいと言ってくる。
まぁ、そうかもしれないけれど、こいつら弱いからな。魔大陸に行ったところで、簡単に命を落としそうな気がするんだよな。
「まぁ、シロウの考えていることは分かるよ。なら、こいつを彼らに飲ませてみたらどうだい?」
ミラーカが懐から液体の入った瓶を取り出す。
「こいつは服用した人物の身体能力を五倍に引き上げることができる霊薬だ」
「へぇー、そんな便利な薬を作っていたのか」
「しかしこれにはちょっとした副作用があってね。身体能力を五倍に引き上げる代わりに、残りの寿命が五分の一になる。運が悪ければ飲んで数秒後にはお亡くなりになるかもしれない」
「ダメじゃん!」
思わず声を上げてツッコミを入れる。
「なら、この飛行船の護衛とかはどうですの? ワタクシたちが魔大陸で戦っている間に、この船を守ってもらうのは?」
「そっちの方がいいかも知れないね。私、キャプテンモネに訊いてみるよ」
クロエが船内に入って行く。
まぁ、そっちのほうがいいかもな。最悪、この飛行船が乗っ取られるケースも考えられる。だけど、俺には失神魔法に毛なしの魔法、骨化に即死と言った無敵貫通系の魔法が使えるからな。簡単に取り返すこともできる。
どちらかと言うと、こいつらに飛行船を乗っ取られるよりも、キャプテンモネに怒られる方が怖い。
「訊いてきたよ。船の雑用係としてなら採用だって!」
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
「やったああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「これで俺たちも英雄様の仲間の一人だあああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
クロエの言葉を聞いた瞬間、空賊たちは歓声を上げる。中には嬉し涙を流している奴らまでいた。
うーん。これはガチだな。俺たちを騙すための演技ではなさそうだ。
「やろう共! 今すぐ掃除道具を持って来い! この船をピカピカに磨き上げるぞ!」
「「「おおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」」」
空賊たちが飛行船の中に入ると、掃除道具を持って甲板に戻ってきた。そして各々掃除を始める。
雑用係として満足できるのなら、これでいいか。
元空賊の襲撃から数日が経った。
俺たちを乗せたノーブラス号は、魔大陸が見える場所まで近づいていた。
「とうとう魔大陸が見えてきたな」
「どの辺で降りますの? 流石に敵本拠地近くではありませんわよね?」
マリーが停まる場所について訊ねてくる。
「キャプテンモネの話だと、広いところで俺たちを降ろすらしい」
「この飛行船、大きいものね。森の中だと場所がほとんどないから、荒野あたりかな?」
「魔大陸は他の大陸とは違って過酷な環境下にあるからね。殆どが荒野で、自然は少ない。気温差も激しいから、魔族以外は生活するのが難しい場所だよ」
「それに魔物も、強い奴らばかりと言う話でしたわよね。わたし、しっかり皆さんのサポートができるのか、心配ですわ」
『ワン、ワン!』
「この大陸のどこかにスカーヤが。絶対に見つけ出して叱りませんと」
大陸の真上を飛行していると、飛行船は降下し始める。
どうやらこの辺りで停まるようだな。
飛行船が荒野の上に着地をすると、しばらくしてキャプテンモネが甲板にやって来る。
「約束どおり、君たちを魔大陸まで送り届けたよ。君たちが戻って来るまで、ここで待機をしている。だけど万が一この船が襲撃されたときは、悪いが一旦引かせてもらう」
「ああ、それで構わない。ここまで送ってくれてありがとう」
彼女に礼を言うと、俺たちは飛行船から降りる。
「シロウ様! 頑張ってください!」
「応援をしております!」
「ファイトっす!」
魔大陸の大地を踏みしめると、甲板から元空賊たちの声援が聞こえてきた。
応援されながら戦地に向かうのもいいものだな。
荒野を歩いてしばらく経った。振り返っても飛行船はもう見えない。
「ミラーカ、ソロモンのいるアジトまでどのくらいかかる?」
「問題ごとが起きなければ、数日中には着くと思う。満月の日までは間に合うさ」
「そうか。それならよかった」
歩いていると大地が盛り上がり、地面から魔物が姿を見せる。
二本の鋏に鋼鉄のように固そうな皮膚、先端が尖った尻尾に無数の足を持つ魔物、デススコーピオンだ。
「早速魔物が出て来たか。ウォーターカッター!」
切断力のある水の魔法を唱えて細さ一ミリの水を魔物に当てる。しかしデススコーピオンの皮膚が裂けることはなかった。
「見た目どおりの硬さか。なら、出力を上げるだけだ」
それじゃあ、今度は出力を上げて攻撃するからな。少しだけ本気でいくぞ。
「ウォーターカッター!」
もう一度先ほどと同じ魔法を使う。今度は魔法に使う魔力量を増やして威力を上げる。
デススコーピオンは鋏を前に出して攻撃を弾こうとした。
さて、いったい何秒耐えれるかな? 一、ニ、三。
『ギエエエエエエエエエエエエエエエェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェ!』
三秒か。まぁ、それなりに持ち堪えたんじゃないのか?
魔法が魔物の肉体を貫通し、デススコーピオンは断末魔の声を上げる。
心臓を狙って攻撃をしたから、もう動くことはないだろう。
「これでよし、みんな先を急ごう」
デススコーピオンの死骸を通り過ぎてしばらく進む。
あれは町か? きっと魔族たちが住んでいるよな。
「ミラーカ、あの町について何か知っているか?」
「…………」
あれ? 反応がないな?
振り返ってみると、なぜかミラーカは俺たちから離れ、立ち止まっていた。
「ミラーカ、どうかしたのか?」
「シロウ、もしかしてあの町を通るつもりかい?」
「そのつもりだけど? さすがにまずいか?」
「いや、そんなことはない。あの町は魔族にしては珍しく、人間に友好的に接する。だから町に入った途端に襲われるなんてことにはならないさ」
へー、魔族にも人間に友好的に接してくれる人もいるんだ。
「そんなことよりも、私は周り道をして行くから、シロウたちはそのまま町に入るといいよ。後で合流しよう」
「そんな訳にはいかないだろう。人間に友好的なら、なおさらミラーカがいてくれたほうが助かる」
ミラーカに近づき、彼女の手を握ると、強引に引っ張る。
「分かった。なら少し準備をするから待っていてくれ」
準備って今更何を用意する気なんだ?
「キャッツ、しばらくの間だけ私に協力してくれ。そしたら大好物のキャロットをあげよう」
『ワウーン?』
ミラーカは、キャッツを抱くと自分の顔に張り付かせる。
「これでよし。それじゃあ行こうか」
「全然ダメに決まっているだろう!」
ミラーカらしくない行動に、驚いて思わず声を上げる。
「キャッツは覆面じゃないんだぞ。なぁ、ミラーカ。さっきから君らしくない行動に出ているけど、あの町に行きたくない理由でもあるのか?」
「まぁ、なくもないかな?」
「良ければ話してくれないか? ミラーカが嫌がる理由を教えてくれたのなら、俺もムリしてあの町に行こうとはしないからさ」
ジーッと彼女を見つめる。
「はぁ、分かったよ」
どうやら彼女は根負けしたようだ。小さく息を吐く。
「それじゃあ話そう。だけど、覚悟するんだ」
前置きを言うと、ミラーカは町に行きたくない理由を話す。
10
お気に入りに追加
1,754
あなたにおすすめの小説
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される
こたろう文庫
ファンタジー
日頃からいじめにあっていた影宮 灰人は授業中に突如現れた転移陣によってクラスごと転移されそうになるが、咄嗟の機転により転移を一人だけ回避することに成功する。しかし女神の説得?により結局異世界転移するが、転移先の国王から職業[逃亡者]が無能という理由にて処刑されることになる
初執筆作品になりますので日本語などおかしい部分があるかと思いますが、温かい目で読んで頂き、少しでも面白いと思って頂ければ幸いです。
なろう・カクヨム・アルファポリスにて公開しています
こちらの作品も宜しければお願いします
[イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で学園最強に・・・]
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ブラックギルドマスターへ、社畜以下の道具として扱ってくれてあざーす!お陰で転職した俺は初日にSランクハンターに成り上がりました!
仁徳
ファンタジー
あらすじ
リュシアン・プライムはブラックハンターギルドの一員だった。
彼はギルドマスターやギルド仲間から、常人ではこなせない量の依頼を押し付けられていたが、夜遅くまで働くことで全ての依頼を一日で終わらせていた。
ある日、リュシアンは仲間の罠に嵌められ、依頼を終わらせることができなかった。その一度の失敗をきっかけに、ギルドマスターから無能ハンターの烙印を押され、クビになる。
途方に暮れていると、モンスターに襲われている女性を彼は見つけてしまう。
ハンターとして襲われている人を見過ごせないリュシアンは、モンスターから女性を守った。
彼は助けた女性が、隣町にあるハンターギルドのギルドマスターであることを知る。
リュシアンの才能に目をつけたギルドマスターは、彼をスカウトした。
一方ブラックギルドでは、リュシアンがいないことで依頼達成の効率が悪くなり、依頼は溜まっていく一方だった。ついにブラックギルドは町の住民たちからのクレームなどが殺到して町民たちから見放されることになる。
そんな彼らに反してリュシアンは新しい職場、新しい仲間と出会い、ブッラックギルドの経験を活かして最速でギルドランキング一位を獲得し、ギルドマスターや町の住民たちから一目置かれるようになった。
これはブラックな環境で働いていた主人公が一人の女性を助けたことがきっかけで人生が一変し、ホワイトなギルド環境で最強、無双、ときどきスローライフをしていく物語!
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
異世界帰りの底辺配信者のオッサンが、超人気配信者の美女達を助けたら、セレブ美女たちから大国の諜報機関まであらゆる人々から追われることになる話
kaizi
ファンタジー
※しばらくは毎日(17時)更新します。
※この小説はカクヨム様、小説家になろう様にも掲載しております。
※カクヨム週間総合ランキング2位、ジャンル別週間ランキング1位獲得
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
異世界帰りのオッサン冒険者。
二見敬三。
彼は異世界で英雄とまで言われた男であるが、数ヶ月前に現実世界に帰還した。
彼が異世界に行っている間に現実世界にも世界中にダンジョンが出現していた。
彼は、現実世界で生きていくために、ダンジョン配信をはじめるも、その配信は見た目が冴えないオッサンということもあり、全くバズらない。
そんなある日、超人気配信者のS級冒険者パーティを助けたことから、彼の生活は一変する。
S級冒険者の美女たちから迫られて、さらには大国の諜報機関まで彼の存在を危険視する始末……。
オッサンが無自覚に世界中を大騒ぎさせる!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる