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第十五章
第五話スカイドラゴンとの空中戦
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うーん、これは困ったな。
事故とはいえ、今の俺はマリーたちに押し倒され、身体中から女の子の柔らかい感触が伝わっている。
落ち着け俺、変に意識してしまっては、俺のムスコが反応してしまう。
ここはなるべく冷静を装って、普段どおりの俺を演じなければ、気まずい空気にしてしまう。
「あいたた。ワタクシはいったい何にぶつかってしまったのですの?」
「あれ? 何か硬いものが当たっているような?」
「まさか雲の中を直行するなんて、運転が荒いじゃないか」
「どうやら、わたくしたちはお互いにぶつかってしまったようですわね」
どうやらみんな気がついたようだな。彼女たちの口振りからして、まだ俺を下敷きにしていることに気付いていないみたいだ。
「みんな、悪いけれど離れてくれないか?」
「「「「!」」」」
彼女たちに声をかけると、ようやく状況を理解したようだ。四人は慌てて俺から離れる。
「シ、シロウ! すみませんですわ。気付かなかったとは言え、あなたの上に乗っかっていたなんて」
「ごめんなさい! シロウさん!」
「あはは、まさかこんなことになるなんて凄い確率だね」
「申し訳ありません。何と謝罪すればよいのか」
「いや、別に気にしなくていい。事故だったのだから仕方がないよ」
あ、危なかった! あともう少し遅かったら、完全にムスコが戦闘態勢に入るところだった。
俺たちは互いに苦笑いを浮かべ、しばらくの間沈黙が流れる。
ど、どうしようか。どっちにしても気まずい空気になってしまった。
『ギャオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォォォォォン!』
この空気をぶち壊すかのように、何者かの雄叫びが真上から聞こえてきた。
顔を上げると、目を大きく見開く。
で、でかい。
真上を飛行している生き物は、全長三十メートルはあるのではないかと思うほどの巨大な竜だった。
翼は生えてはいないが、蛇のように長い胴体には肢体があり、口元の髭はナマズのように長い。
この特徴を持つ竜は、確かスカイドラゴンと呼ばれる竜種。空の王者とも呼ばれる竜が、飛行船の真上を飛んでいる。
スカイドラゴンは飛行船に気付いているようで、顔を下げていた。
ドラゴンと目が合うと、やつは突っ込んで来る。
キャプテンモネが縄張りに侵入した者を襲うと言っていたけれど、こいつが討伐対象か。
ドラゴンが迫る中、瞬時に作戦を考える。
どうする? 普通なら結界魔法のライトウォールで船を包み込むのが一番だけど、それではキャプテンモネの操縦を邪魔することになる。だからと言って、あれだけの大きさなら、ちょっとした攻撃魔法では効かないはずだ。
スカイドラゴンは大きく口を開けた。
口を開けたか。それならこいつを食いやがれ。
「アイシクル!」
魔法を唱え、巨大な氷柱を作り上げると、ドラゴンの口に向けて放つ。氷柱はスカイドラゴンの口を塞いだ。
いきなり口に入ってきた氷柱に驚いたようだ。竜の動きが止まり、その間に飛行船はとおり過ぎる。
ひとまず回避することに成功したか。だけど、次はどのようにして倒すのかを考えないといけないよな。
「私が矢を放つよ」
クロエが弓を構えて矢を放つ。射出された矢はスカイドラゴンの歯に当たるが、弾かれた。
「全然効いていない!」
「サイズに差があるね。これではいくら攻撃しても、殆ど効果がない」
ミラーカの言うとおりだ。俺の魔力で、どうにか対等に相手ができるほどのドラゴン。彼女たちがいくら頑張ったところで、微々たるダメージしか与えられないだろうな。
うん? そうか。問題なのはサイズだ。なら、コンパクトにしてあげれば問題ないじゃないか。
「セルリワインド」
生物限定で効果を発揮する、時の魔法を使う。すると、スカイドラゴンの細胞分裂が巻き戻り、やつの身体はどんどん小さくなっていく。
よし、今のあいつは三分の一のサイズになったはずだ。
「これでみんなが攻撃してもダメージが入るはず」
「さすがシロウですわ! 鞭が当たる範囲まで近づいたら、攻撃しますわね」
「それまでの間、私が攻撃をするよ」
「私も遠距離魔法で攻撃するとするか。ファイヤーボール!」
「わたくしも魔法で攻撃するとしましょう。ウォーターボール」
『ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!』
ドラゴンが退化したことで、やつの肉体にダメージが入るようになった。三人の攻撃を受け、スカイドラゴンは苦しむ。
よし、これなら倒すことができるはずだ。
そう思ったとき、急に飛行船が揺れ、足場が悪くなる。
気流が乱れている場所に入ってしまったのか? これでは狙って攻撃を当てることが難しくなる。
自然も敵に回っている状況の中、ドラゴンは好機だと思ったのだろう。尻尾を使い、船を攻撃してきた。
だが、キャプテンモネが操縦を頑張ってくれたのだろう。敵のテールアタックはスレスレで当たることはなかった。
「このままではスカイドラゴンにダメージを与えられない」
乱れた気流から離れることが一番だ。
やつを倒すにはそれがもっとも効果的となる。それなのに、どうして彼女はこの場から離脱しようとしない?
もしかして!
脳内に、とある可能性が思い浮かんだ。
確かに彼女の立場からすれば当然のことだ。だけど、これはあまりにもやり過ぎている。
マリーたちも、揺れ動く甲板に立っていられない状況だ。
「きゃあああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「クロエ!」
バランスを崩したところに強い風が吹き、クロエが吹き飛ばされる。
急いで駆け寄り、腕を伸ばして彼女を掴むと、飛行船から落ちそうになったところを助けた。
「シロウさん。ありがとう」
『ワンワンワン!』
今度はキャッツが吹き飛ばされる。
直様空いている方の手でキャッチすると、飛ばされないように抱き締めた。
くそう。これ以上は好き放題にさせるわけにはいかない。こいつで終わらせる!
「ハートラプチュア」
即死魔法を唱え、スカイドラゴンの心臓の壁に穴を開けて破裂させる。
『グオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!』
心臓に穴が空いたドラゴンは、断末魔の声を上げながら落下して行く。
討伐対象がいなくなると、飛行船は荒れた気流から離れ、そのまま海に着地した。
海にはスカイドラゴンの死骸が浮いている。
「いやーお見事、まさか本当にあのスカイドラゴンを倒すとはね。君たちの実力は認めよう」
扉が開き、キャプテンモネとエリーザが甲板に顔を出す。
ドン!
「シロウさん! 何をやっていますの!」
俺の行動を見て、エリーザが驚く。
何せ、キャプテンモネに壁ドンを仕掛けたのだ。
事故とはいえ、今の俺はマリーたちに押し倒され、身体中から女の子の柔らかい感触が伝わっている。
落ち着け俺、変に意識してしまっては、俺のムスコが反応してしまう。
ここはなるべく冷静を装って、普段どおりの俺を演じなければ、気まずい空気にしてしまう。
「あいたた。ワタクシはいったい何にぶつかってしまったのですの?」
「あれ? 何か硬いものが当たっているような?」
「まさか雲の中を直行するなんて、運転が荒いじゃないか」
「どうやら、わたくしたちはお互いにぶつかってしまったようですわね」
どうやらみんな気がついたようだな。彼女たちの口振りからして、まだ俺を下敷きにしていることに気付いていないみたいだ。
「みんな、悪いけれど離れてくれないか?」
「「「「!」」」」
彼女たちに声をかけると、ようやく状況を理解したようだ。四人は慌てて俺から離れる。
「シ、シロウ! すみませんですわ。気付かなかったとは言え、あなたの上に乗っかっていたなんて」
「ごめんなさい! シロウさん!」
「あはは、まさかこんなことになるなんて凄い確率だね」
「申し訳ありません。何と謝罪すればよいのか」
「いや、別に気にしなくていい。事故だったのだから仕方がないよ」
あ、危なかった! あともう少し遅かったら、完全にムスコが戦闘態勢に入るところだった。
俺たちは互いに苦笑いを浮かべ、しばらくの間沈黙が流れる。
ど、どうしようか。どっちにしても気まずい空気になってしまった。
『ギャオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォォォォォン!』
この空気をぶち壊すかのように、何者かの雄叫びが真上から聞こえてきた。
顔を上げると、目を大きく見開く。
で、でかい。
真上を飛行している生き物は、全長三十メートルはあるのではないかと思うほどの巨大な竜だった。
翼は生えてはいないが、蛇のように長い胴体には肢体があり、口元の髭はナマズのように長い。
この特徴を持つ竜は、確かスカイドラゴンと呼ばれる竜種。空の王者とも呼ばれる竜が、飛行船の真上を飛んでいる。
スカイドラゴンは飛行船に気付いているようで、顔を下げていた。
ドラゴンと目が合うと、やつは突っ込んで来る。
キャプテンモネが縄張りに侵入した者を襲うと言っていたけれど、こいつが討伐対象か。
ドラゴンが迫る中、瞬時に作戦を考える。
どうする? 普通なら結界魔法のライトウォールで船を包み込むのが一番だけど、それではキャプテンモネの操縦を邪魔することになる。だからと言って、あれだけの大きさなら、ちょっとした攻撃魔法では効かないはずだ。
スカイドラゴンは大きく口を開けた。
口を開けたか。それならこいつを食いやがれ。
「アイシクル!」
魔法を唱え、巨大な氷柱を作り上げると、ドラゴンの口に向けて放つ。氷柱はスカイドラゴンの口を塞いだ。
いきなり口に入ってきた氷柱に驚いたようだ。竜の動きが止まり、その間に飛行船はとおり過ぎる。
ひとまず回避することに成功したか。だけど、次はどのようにして倒すのかを考えないといけないよな。
「私が矢を放つよ」
クロエが弓を構えて矢を放つ。射出された矢はスカイドラゴンの歯に当たるが、弾かれた。
「全然効いていない!」
「サイズに差があるね。これではいくら攻撃しても、殆ど効果がない」
ミラーカの言うとおりだ。俺の魔力で、どうにか対等に相手ができるほどのドラゴン。彼女たちがいくら頑張ったところで、微々たるダメージしか与えられないだろうな。
うん? そうか。問題なのはサイズだ。なら、コンパクトにしてあげれば問題ないじゃないか。
「セルリワインド」
生物限定で効果を発揮する、時の魔法を使う。すると、スカイドラゴンの細胞分裂が巻き戻り、やつの身体はどんどん小さくなっていく。
よし、今のあいつは三分の一のサイズになったはずだ。
「これでみんなが攻撃してもダメージが入るはず」
「さすがシロウですわ! 鞭が当たる範囲まで近づいたら、攻撃しますわね」
「それまでの間、私が攻撃をするよ」
「私も遠距離魔法で攻撃するとするか。ファイヤーボール!」
「わたくしも魔法で攻撃するとしましょう。ウォーターボール」
『ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!』
ドラゴンが退化したことで、やつの肉体にダメージが入るようになった。三人の攻撃を受け、スカイドラゴンは苦しむ。
よし、これなら倒すことができるはずだ。
そう思ったとき、急に飛行船が揺れ、足場が悪くなる。
気流が乱れている場所に入ってしまったのか? これでは狙って攻撃を当てることが難しくなる。
自然も敵に回っている状況の中、ドラゴンは好機だと思ったのだろう。尻尾を使い、船を攻撃してきた。
だが、キャプテンモネが操縦を頑張ってくれたのだろう。敵のテールアタックはスレスレで当たることはなかった。
「このままではスカイドラゴンにダメージを与えられない」
乱れた気流から離れることが一番だ。
やつを倒すにはそれがもっとも効果的となる。それなのに、どうして彼女はこの場から離脱しようとしない?
もしかして!
脳内に、とある可能性が思い浮かんだ。
確かに彼女の立場からすれば当然のことだ。だけど、これはあまりにもやり過ぎている。
マリーたちも、揺れ動く甲板に立っていられない状況だ。
「きゃあああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「クロエ!」
バランスを崩したところに強い風が吹き、クロエが吹き飛ばされる。
急いで駆け寄り、腕を伸ばして彼女を掴むと、飛行船から落ちそうになったところを助けた。
「シロウさん。ありがとう」
『ワンワンワン!』
今度はキャッツが吹き飛ばされる。
直様空いている方の手でキャッチすると、飛ばされないように抱き締めた。
くそう。これ以上は好き放題にさせるわけにはいかない。こいつで終わらせる!
「ハートラプチュア」
即死魔法を唱え、スカイドラゴンの心臓の壁に穴を開けて破裂させる。
『グオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!』
心臓に穴が空いたドラゴンは、断末魔の声を上げながら落下して行く。
討伐対象がいなくなると、飛行船は荒れた気流から離れ、そのまま海に着地した。
海にはスカイドラゴンの死骸が浮いている。
「いやーお見事、まさか本当にあのスカイドラゴンを倒すとはね。君たちの実力は認めよう」
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ドン!
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