137 / 191
第十五章
第四話 飛行船でのトラブル
しおりを挟む
「君たちに頼みたいボクのお願い。それは、君たちの実力を確かめさせてほしい」
「俺たちの実力を確かめる?」
「そうだ。魔大陸に行く以上は、ボクは命を預ける立場になる。安心して身を任せることができるのか、それを確かめさせてほしい」
実力を知りたいと言われ、ホッと安心した。
良かった。それなら何とかなりそうだ。
「そんなことでいいですの? 楽勝ですわ」
「うん、うん! シロウさんがいる限り、私たちは強いもの!」
「これは既に飛行船を手に入れたようなものだね」
「簡単なお願いで良かったです。わたし安心しました」
『ワン、ワン!』
「魔族を倒した経験のあるシロウさんです。討伐系の依頼なら容易いでしょう」
実力を知りたいと言われ、討伐の依頼だと判断したマリーたちが安堵の表情をする。
「ほほう。既に契約が成立していると思っているのかな? それは頼もしい。だけど、君たちがどれだけの修羅場を潜り抜けていようが、今回のお願いは一筋縄ではいかないよ」
キャプテンモネ、俺たちを見て複雑な顔をしているな。きっと本当に俺たちを信じていいものなのか、自問自答しているのかもしれない。
ここは彼女を安心させるためにも、全力で依頼を遂行しないとな。
「それで、キャプテンモネの口振りからすると、討伐系のお願いだと思うのだけど、そいつはどこにいるんだ?」
俺の問いに、彼女は無言で人差し指を天井に向ける。
「天井ですの?」
「屋根裏ってことかな? ネズミを追い出すの?」
「いや、屋根の上ってことかもしれない。野鳥をどうにかしてほしいとか?」
マリーとクロエとミラーカの三人が、屋根を見上げながら言葉を漏らす。
「三人とも外れだ。君たちに討伐して欲しいのは、地上から遠く離れた空に生息している」
「空ってことは、もしかして」
「ああ、ボクの水空両用飛行船、ノーブラス号に乗ってもらう」
飛行船の上で戦うことを告げると、キャプテンモネは飛行船のところに向かって歩く。
「さぁ、君たちの実力を見せてもらうよ」
彼女が指を鳴らす。その瞬間、天井の中央が開き、太陽光が降り注いだ。
「早速出発するから、船に乗ってくれ」
船に乗るように言われ、俺たちは飛行船に乗船した。
「君たちは甲板の方で待機をしてくれ。やつが現れたときは頼んだよ。ぼくは船の操縦で忙しいから」
「ちょっと待ってください! 説明はそれだけですの! ワタクシたちは何を討伐すればいいですの!」
簡単な説明で終わらせ、操舵室に向かおうとするキャプテンモネを、マリーが引き留めて詳細を訊ねる。
「縄張りを荒らされていると思ったのなら、やつのほうから姿を見せる。君たちは、現れた敵を倒せばいい。ただそれだけさ」
何も詳しいことを告げないまま、彼女は操舵室に入る。
「マリー、きっとキャプテンモネは俺たちをテストしているんだ。詳細な情報を教えないことで、対応力を確かめようとしているのだと思う」
「それならそうと、最初からそう言えばよくありませんの? 何だか少し性格が悪くありません?」
「マリーさん。仕方がないよ」
「何せ、私たちがお願いしている場所は魔大陸だ。一般人からしたら、死に行けと言っているようなもの。彼女も生き残るために冷静に見極める必要がある」
「ミラーカさんの言うとおりですわよ、マリーお姉様。わたしがあの人の立場なら、同じことをしていると思いますわ」
「今、わたくしたちがやれることは、あの人のお願いを聞き、信頼関係を築くことです」
「そう言う訳だ。マリーの気持ちも分からなくはないけれど、今は目の前のことを頑張ろう」
俺たちは甲板に移動すると、飛行船が動き出すのを待つ。
しばらくすると、船は上昇を初めて地上から離れていく。
手すりに捕まりながら、周囲の風景を眺める。どんどん街から離れ、三日月型の町の全貌を見ることができた。
「町がどんどんと小さくなっていきますわ」
「本当に私たち、空にいるんだ! 何だか鳥になった気分だよ」
「町がゴミのようだね」
「み、み、皆さん。よく平気でいられますわね。飛行船からお、落ちたら大変なことになりますわよ」
『ワウーン?』
「エリーザさん。あなたは海だけではなく、空も苦手なのですか?」
船の中央にいるエリーザを見て、コヤンさんが訊ねる。
エリーザは高いところも苦手だったんだ。これはあんまり、ムリをさせるわけにはいかないかもしれないな。
「なぁ、エリーザ。もし甲板にいるのが嫌だったのなら、飛行船の中に入っていてもいいんだぞ」
「だ、大丈夫ですわよ。万が一の時は、シロウさんにしがみつきますので」
それが一番困るのだけどなぁ。相手が未知の敵である以上は、何が起きるのかが分からない。彼女に引っ付かれると、何かが起きたときに即座に対応ができないかもしれない。
最悪の状況を考えた場合、身軽な方が対応しやすいと思う。
「マリー、もしエリーザが引っ付いてきたときは、俺の代わりに側に居てくれないか」
「わかりましたわ」
「海のときは何も言わなかったではないですか! どうして空はダメなんですの!」
「エリ、シロウがいくら優しいからと言って、甘えてばかりでは行けませんわ。愛想を尽かされてもいいのでしたら、ワタクシは何も言いませんが」
マリーが注意を促すと、エリーザはしぶしぶと言った感じで飛行船の中に戻る。
それにしても、討伐対象はいつ現れるのだろうか?
倒すべき相手のことを考えていると、一瞬にして風景が変わった。
霧に包まれた? いや、空の上にいるのだから、雲の中に突入したのか。
だけどこれでは周りが見えない。
「急に何も見えなくなりましたわ。シロウ! どこにいますの!」
「シロウさん何処!」
「シロウ! どこにいるのだい! いたら返事をしてくれ!」
『ワン、ワン、ワン!』
「一度集まったほうがいいかもしれませんわ。皆様、シロウさんのところに集まりましょう」
コヤンさんが俺のところに集まるように言う。だけどこれはまずい。今俺たちは地面の上ではなく空にいる。無闇に歩いて船から落ちてしまったのなら、命は助からない。
「待ってくれ! 無闇に動いたら危険だ! みんなその場で止まってくれ……うわっ!」
「「「「きゃっ!」」」」
彼女たちにその場に止まるように言うと、身体のバランスを崩して転倒してしまった。
その後すぐに、仲間達の小さい悲鳴が聞こえる。
くそう。何が起きているんだ? 雲のせいで何も見えない。
しばらくして、飛行船は雲から出た。太陽光が降り注ぎ、状況を把握することが可能となる。
俺を下敷きにするように、女性メンバーたちが重なっていた。
身体の至るところで柔らかいものが当たっており、女の子の甘い香りが鼻腔を刺激する。
はは、この展開は色々とまずいよな。どうしよう?
「俺たちの実力を確かめる?」
「そうだ。魔大陸に行く以上は、ボクは命を預ける立場になる。安心して身を任せることができるのか、それを確かめさせてほしい」
実力を知りたいと言われ、ホッと安心した。
良かった。それなら何とかなりそうだ。
「そんなことでいいですの? 楽勝ですわ」
「うん、うん! シロウさんがいる限り、私たちは強いもの!」
「これは既に飛行船を手に入れたようなものだね」
「簡単なお願いで良かったです。わたし安心しました」
『ワン、ワン!』
「魔族を倒した経験のあるシロウさんです。討伐系の依頼なら容易いでしょう」
実力を知りたいと言われ、討伐の依頼だと判断したマリーたちが安堵の表情をする。
「ほほう。既に契約が成立していると思っているのかな? それは頼もしい。だけど、君たちがどれだけの修羅場を潜り抜けていようが、今回のお願いは一筋縄ではいかないよ」
キャプテンモネ、俺たちを見て複雑な顔をしているな。きっと本当に俺たちを信じていいものなのか、自問自答しているのかもしれない。
ここは彼女を安心させるためにも、全力で依頼を遂行しないとな。
「それで、キャプテンモネの口振りからすると、討伐系のお願いだと思うのだけど、そいつはどこにいるんだ?」
俺の問いに、彼女は無言で人差し指を天井に向ける。
「天井ですの?」
「屋根裏ってことかな? ネズミを追い出すの?」
「いや、屋根の上ってことかもしれない。野鳥をどうにかしてほしいとか?」
マリーとクロエとミラーカの三人が、屋根を見上げながら言葉を漏らす。
「三人とも外れだ。君たちに討伐して欲しいのは、地上から遠く離れた空に生息している」
「空ってことは、もしかして」
「ああ、ボクの水空両用飛行船、ノーブラス号に乗ってもらう」
飛行船の上で戦うことを告げると、キャプテンモネは飛行船のところに向かって歩く。
「さぁ、君たちの実力を見せてもらうよ」
彼女が指を鳴らす。その瞬間、天井の中央が開き、太陽光が降り注いだ。
「早速出発するから、船に乗ってくれ」
船に乗るように言われ、俺たちは飛行船に乗船した。
「君たちは甲板の方で待機をしてくれ。やつが現れたときは頼んだよ。ぼくは船の操縦で忙しいから」
「ちょっと待ってください! 説明はそれだけですの! ワタクシたちは何を討伐すればいいですの!」
簡単な説明で終わらせ、操舵室に向かおうとするキャプテンモネを、マリーが引き留めて詳細を訊ねる。
「縄張りを荒らされていると思ったのなら、やつのほうから姿を見せる。君たちは、現れた敵を倒せばいい。ただそれだけさ」
何も詳しいことを告げないまま、彼女は操舵室に入る。
「マリー、きっとキャプテンモネは俺たちをテストしているんだ。詳細な情報を教えないことで、対応力を確かめようとしているのだと思う」
「それならそうと、最初からそう言えばよくありませんの? 何だか少し性格が悪くありません?」
「マリーさん。仕方がないよ」
「何せ、私たちがお願いしている場所は魔大陸だ。一般人からしたら、死に行けと言っているようなもの。彼女も生き残るために冷静に見極める必要がある」
「ミラーカさんの言うとおりですわよ、マリーお姉様。わたしがあの人の立場なら、同じことをしていると思いますわ」
「今、わたくしたちがやれることは、あの人のお願いを聞き、信頼関係を築くことです」
「そう言う訳だ。マリーの気持ちも分からなくはないけれど、今は目の前のことを頑張ろう」
俺たちは甲板に移動すると、飛行船が動き出すのを待つ。
しばらくすると、船は上昇を初めて地上から離れていく。
手すりに捕まりながら、周囲の風景を眺める。どんどん街から離れ、三日月型の町の全貌を見ることができた。
「町がどんどんと小さくなっていきますわ」
「本当に私たち、空にいるんだ! 何だか鳥になった気分だよ」
「町がゴミのようだね」
「み、み、皆さん。よく平気でいられますわね。飛行船からお、落ちたら大変なことになりますわよ」
『ワウーン?』
「エリーザさん。あなたは海だけではなく、空も苦手なのですか?」
船の中央にいるエリーザを見て、コヤンさんが訊ねる。
エリーザは高いところも苦手だったんだ。これはあんまり、ムリをさせるわけにはいかないかもしれないな。
「なぁ、エリーザ。もし甲板にいるのが嫌だったのなら、飛行船の中に入っていてもいいんだぞ」
「だ、大丈夫ですわよ。万が一の時は、シロウさんにしがみつきますので」
それが一番困るのだけどなぁ。相手が未知の敵である以上は、何が起きるのかが分からない。彼女に引っ付かれると、何かが起きたときに即座に対応ができないかもしれない。
最悪の状況を考えた場合、身軽な方が対応しやすいと思う。
「マリー、もしエリーザが引っ付いてきたときは、俺の代わりに側に居てくれないか」
「わかりましたわ」
「海のときは何も言わなかったではないですか! どうして空はダメなんですの!」
「エリ、シロウがいくら優しいからと言って、甘えてばかりでは行けませんわ。愛想を尽かされてもいいのでしたら、ワタクシは何も言いませんが」
マリーが注意を促すと、エリーザはしぶしぶと言った感じで飛行船の中に戻る。
それにしても、討伐対象はいつ現れるのだろうか?
倒すべき相手のことを考えていると、一瞬にして風景が変わった。
霧に包まれた? いや、空の上にいるのだから、雲の中に突入したのか。
だけどこれでは周りが見えない。
「急に何も見えなくなりましたわ。シロウ! どこにいますの!」
「シロウさん何処!」
「シロウ! どこにいるのだい! いたら返事をしてくれ!」
『ワン、ワン、ワン!』
「一度集まったほうがいいかもしれませんわ。皆様、シロウさんのところに集まりましょう」
コヤンさんが俺のところに集まるように言う。だけどこれはまずい。今俺たちは地面の上ではなく空にいる。無闇に歩いて船から落ちてしまったのなら、命は助からない。
「待ってくれ! 無闇に動いたら危険だ! みんなその場で止まってくれ……うわっ!」
「「「「きゃっ!」」」」
彼女たちにその場に止まるように言うと、身体のバランスを崩して転倒してしまった。
その後すぐに、仲間達の小さい悲鳴が聞こえる。
くそう。何が起きているんだ? 雲のせいで何も見えない。
しばらくして、飛行船は雲から出た。太陽光が降り注ぎ、状況を把握することが可能となる。
俺を下敷きにするように、女性メンバーたちが重なっていた。
身体の至るところで柔らかいものが当たっており、女の子の甘い香りが鼻腔を刺激する。
はは、この展開は色々とまずいよな。どうしよう?
12
お気に入りに追加
1,973
あなたにおすすめの小説

荷物持ちの代名詞『カード収納スキル』を極めたら異世界最強の運び屋になりました
夢幻の翼
ファンタジー
使い勝手が悪くて虐げられている『カード収納スキル』をメインスキルとして与えられた転生系主人公の成り上がり物語になります。
スキルがレベルアップする度に出来る事が増えて周りを巻き込んで世の中の発展に貢献します。
ハーレムものではなく正ヒロインとのイチャラブシーンもあるかも。
驚きあり感動ありニヤニヤありの物語、是非一読ください。
※カクヨムで先行配信をしています。

救世主パーティーを追放された愛弟子とともにはじめる辺境スローライフ
鈴木竜一
ファンタジー
「おまえを今日限りでパーティーから追放する」
魔族から世界を救う目的で集められた救世主パーティー【ヴェガリス】のリーダー・アルゴがそう言い放った相手は主力メンバー・デレクの愛弟子である見習い女剣士のミレインだった。
表向きは実力不足と言いながら、真の追放理由はしつこく言い寄っていたミレインにこっぴどく振られたからというしょうもないもの。
真相を知ったデレクはとても納得できるものじゃないと憤慨し、あとを追うようにパーティーを抜けると彼女を連れて故郷の田舎町へと戻った。
その後、農業をやりながら冒険者パーティーを結成。
趣味程度にのんびりやろうとしていたが、やがて彼らは新しい仲間とともに【真の救世主】として世界にその名を轟かせていくことになる。
一方、【ヴェガリス】ではアルゴが嫉妬に狂い始めていて……

無能扱いされた実は万能な武器職人、Sランクパーティーに招かれる~理不尽な理由でパーティーから追い出されましたが、恵まれた新天地で頑張ります~
詩葉 豊庸(旧名:堅茹でパスタ)
ファンタジー
鍛冶職人が武器を作り、提供する……なんてことはもう古い時代。
現代のパーティーには武具生成を役目とするクリエイターという存在があった。
アレンはそんなクリエイターの一人であり、彼もまたとある零細パーティーに属していた。
しかしアレンはパーティーリーダーのテリーに理不尽なまでの要望を突きつけられる日常を送っていた。
本当は彼の適性に合った武器を提供していたというのに……
そんな中、アレンの元に二人の少女が歩み寄ってくる。アレンは少女たちにパーティーへのスカウトを受けることになるが、後にその二人がとんでもない存在だったということを知る。
後日、アレンはテリーの裁量でパーティーから追い出されてしまう。
だが彼はクビを宣告されても何とも思わなかった。
むしろ、彼にとってはこの上なく嬉しいことだった。
これは万能クリエイター(本人は自覚無し)が最高の仲間たちと紡ぐ冒険の物語である。

パークラ認定されてパーティーから追放されたから田舎でスローライフを送ろうと思う
ユースケ
ファンタジー
俺ことソーマ=イグベルトはとある特殊なスキルを持っている。
そのスキルはある特殊な条件下でのみ発動するパッシブスキルで、パーティーメンバーはもちろん、自分自身の身体能力やスキル効果を倍増させる優れもの。
だけどその条件がなかなか厄介だった。
何故ならその条件というのが────

ブラックギルドマスターへ、社畜以下の道具として扱ってくれてあざーす!お陰で転職した俺は初日にSランクハンターに成り上がりました!
仁徳
ファンタジー
あらすじ
リュシアン・プライムはブラックハンターギルドの一員だった。
彼はギルドマスターやギルド仲間から、常人ではこなせない量の依頼を押し付けられていたが、夜遅くまで働くことで全ての依頼を一日で終わらせていた。
ある日、リュシアンは仲間の罠に嵌められ、依頼を終わらせることができなかった。その一度の失敗をきっかけに、ギルドマスターから無能ハンターの烙印を押され、クビになる。
途方に暮れていると、モンスターに襲われている女性を彼は見つけてしまう。
ハンターとして襲われている人を見過ごせないリュシアンは、モンスターから女性を守った。
彼は助けた女性が、隣町にあるハンターギルドのギルドマスターであることを知る。
リュシアンの才能に目をつけたギルドマスターは、彼をスカウトした。
一方ブラックギルドでは、リュシアンがいないことで依頼達成の効率が悪くなり、依頼は溜まっていく一方だった。ついにブラックギルドは町の住民たちからのクレームなどが殺到して町民たちから見放されることになる。
そんな彼らに反してリュシアンは新しい職場、新しい仲間と出会い、ブッラックギルドの経験を活かして最速でギルドランキング一位を獲得し、ギルドマスターや町の住民たちから一目置かれるようになった。
これはブラックな環境で働いていた主人公が一人の女性を助けたことがきっかけで人生が一変し、ホワイトなギルド環境で最強、無双、ときどきスローライフをしていく物語!

痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います
しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる