136 / 191
第十五章
第三話 キャプテンモネの正体
しおりを挟む
「騒がしいと思って様子を見に来たけど、まさかこんなに早く辿り着くとは思っていなかったよ。しかも海を凍らせて歩いて来るとは計算外だ」
建物から出てきた女性は、俺たちが歩いてきた氷の道を見て、苦笑いを浮かべた。
「やっぱりあなたがキャプテンモネだったのですね」
俺は坂道を全速疾走して止まれなくなっていた女性を見つめながら言う。
「さすがにあのなぞなぞを解いただけあって、勘が鋭いね。そのとおりさ、ボクがキャプテンモネ。君たちを試すようなことをして悪かったね。あんまり人と関わるようなことはしたくなかったのでね。ある程度の実力がない者は、いつも問題を出して追い返していたんだ」
「えーと、つまり俺は、キャプテンモネに認められたってことでいいのか?」
「まぁ、そうなるね。だけど、海を凍らせてショートカットをするのは予想外すぎたよ。ボクはてっきり、地下通路からやって来ると思っていたからね」
地下通路なんてものがあったんだ。もしかしたら、町の人たちに聞き込みをすれば、地下通路の存在に気づけたのかもしれないな。そっちのルートも、ある意味面白そうだ。
だけど、時間に限りがある以上は、結果的にこっちを選択して正解だったな。
「ここで立ち話をするのも、わざわざ訪れてくれた君たちには悪い。中に入ってくれ、落ち着いた場所で話を聞こう」
中に入るように促され、俺たちは建物の中に入る。
すると、建物の中はドックだったようで、船があった。
「船だ」
「ああ、昨日完成したばかりの水空両用の船だ。海の上では荒波にも動じない船となり、空では荒れた気流の中でも突破できる優れものさ」
水空両用。この船さえあれば、魔大陸に行くことも可能だ。どうにか上手く交渉して、船を譲ってもらわないとな。
「今、人数分の椅子を用意するから、少し待ってくれ」
キャプテンモネが来客用のイスを用意すると、テーブルの前に置く。
「これで話を聞く準備はできた。空いているところに座ってくれ」
イスに座るように促され、俺たちは腰をおろす。
「あ、そうだ。いい紅茶が入ったんだ。今用意するから少しだけ待ってくれ」
「わざわざ用意しなくても大丈夫ですよ」
「ボクが飲みたいんだ。そろそろオヤツの時間だからね。君たちには、それに付き合ってもらう」
飲み物を用意すると言い、彼女は席を立つ。
「本当に凄い船ですわね」
「うん、何メートルくらいあるのかな?」
「ざっと見て十五、いや二十メートルくらいはありそうだね」
「ミラーカさん、見ただけで分かりますの。わたしはパッと見ただけでは全然分かりませんわ」
『ワウーン?』
「神獣様、ミラーカさんに疑いの目を向けていますわね」
キャプテンモネが戻って来るまでの間、俺たちは船を見ながら雑談をして過ごす。
「お待たせ。とっても美味しい紅茶だから、気に入ってもらえると思う」
人数分の紅茶を、キャプテンモネがテーブルの上に置く。
これでようやく話を聞いてもらえるな。
「それで、ボクに何の用だい? 謎解きに成功した褒美に話しを聞いてあげるよ」
「実は、俺たち飛行船が欲しいのです。そんなときに、キャプテンモネの話を聞きまして」
「それで訪ねてきたと?」
彼女の返事に無言で頷く。
「ボクに目を付けるとはなかなかやるね。いいよ。あの船を操縦して行きたい場所に連れて行ってあげる。ちょうど試運転もしたかったんだ」
彼女の言葉に驚いてしまう。
まさかこんなに話がスムーズに進むとは、思ってもいなかったな。もっと交渉には時間がかかると思っていたから、少し呆気ない。
まぁ、話しが平行線のまま時間だけが過ぎて行くよりかはマシか。
「それでどこに行きたいの? 西の大陸? それとも北の大陸かな?」
紅茶を飲みながら、キャプテンモネは行き先を訊ねてくる。
「俺たち、魔大陸に行きたいのです。そこでやらなければならないことがあるので」
「ブッ! ま、魔大陸だって!」
キャプテーンモネが飲んでいた紅茶を噴き出し、持っていたカップをテーブルに置いて、身を乗り出してくる。
「ええ、そうですわよ。ワタクシたちは魔大陸に行きたいのですの」
俺の代わりにマリーが答える。
「ダメだ。ダメだ。今のナシ。魔大陸に行くのなら他を当たってくれ。と言っても、そんな物好きは多分いないと思うけれどね」
「何でダメなの!」
クロエが立ち上がると、キャプテンモネに訊ねる。
「魔大陸は魔族の巣窟だ。魔物だってこの地にいる奴らとは比較にならないし、魔族は人とは友好関係を結ぼうとしない。実際に魔族に攫われたまま戻ってこない人や、魔族に命を奪われた人たちは大勢いる」
キャプテンモネの言葉を聞き、チラリとミラーカを見る。
視線に気付いたようで、彼女は苦笑いした。
「私がイレギュラーなのは自覚している。それに彼女が言っているのは事実だ。本当のことを言っている以上は、何も言い返せない」
「き、君は魔族だったの!」
再びキャプテンモネが驚く。
「そうだけど、もしかして気づかなかったのかい?」
「全然気づかなかった。だって禍々しい雰囲気が全然感じられない。ボクの見たことのある魔族は、人間を見下した目をしている」
「そうか。昔の私はそんな目をしていたのか」
ミラーカが悲しげな表情をする。
このままではあんまり良くない雰囲気が、場を支配してしまうな。ここはすぐに話題をすり替えたほうがよさそうだ。
「別にキャプテンモネに着いて来てもらいたいとは思っていない。あの飛行船を買わせてくれ」
「あの飛行船がいったいいくらすると思っているのか分かっているのかい?」
「大丈夫だ。金なら用意できる」
堂々と言うと、キャプテンモネは馬鹿にしたように苦笑いした。
正直に言うと、多分今の所持金では足りないだろう。だけど、こちらが一歩引いた態度を取れば、相手が付け上がるだけ。とにかく交渉の場では、俺のほうが優勢であると、相手に思い込ませなければならない。
「わ、分かった。そこまで言うのなら考えよう。そうだなぁ……よし、ボクの頼みを一つ訊いてくれるのなら、魔大陸まで君たちを連れて行ってやろうじゃないか」
ふぅ、どうにか俺のほうが交渉の場を支配することができた。それにしても、彼女の頼みって何だろう?
「君たちに頼みたいボクの願い。それは――」
建物から出てきた女性は、俺たちが歩いてきた氷の道を見て、苦笑いを浮かべた。
「やっぱりあなたがキャプテンモネだったのですね」
俺は坂道を全速疾走して止まれなくなっていた女性を見つめながら言う。
「さすがにあのなぞなぞを解いただけあって、勘が鋭いね。そのとおりさ、ボクがキャプテンモネ。君たちを試すようなことをして悪かったね。あんまり人と関わるようなことはしたくなかったのでね。ある程度の実力がない者は、いつも問題を出して追い返していたんだ」
「えーと、つまり俺は、キャプテンモネに認められたってことでいいのか?」
「まぁ、そうなるね。だけど、海を凍らせてショートカットをするのは予想外すぎたよ。ボクはてっきり、地下通路からやって来ると思っていたからね」
地下通路なんてものがあったんだ。もしかしたら、町の人たちに聞き込みをすれば、地下通路の存在に気づけたのかもしれないな。そっちのルートも、ある意味面白そうだ。
だけど、時間に限りがある以上は、結果的にこっちを選択して正解だったな。
「ここで立ち話をするのも、わざわざ訪れてくれた君たちには悪い。中に入ってくれ、落ち着いた場所で話を聞こう」
中に入るように促され、俺たちは建物の中に入る。
すると、建物の中はドックだったようで、船があった。
「船だ」
「ああ、昨日完成したばかりの水空両用の船だ。海の上では荒波にも動じない船となり、空では荒れた気流の中でも突破できる優れものさ」
水空両用。この船さえあれば、魔大陸に行くことも可能だ。どうにか上手く交渉して、船を譲ってもらわないとな。
「今、人数分の椅子を用意するから、少し待ってくれ」
キャプテンモネが来客用のイスを用意すると、テーブルの前に置く。
「これで話を聞く準備はできた。空いているところに座ってくれ」
イスに座るように促され、俺たちは腰をおろす。
「あ、そうだ。いい紅茶が入ったんだ。今用意するから少しだけ待ってくれ」
「わざわざ用意しなくても大丈夫ですよ」
「ボクが飲みたいんだ。そろそろオヤツの時間だからね。君たちには、それに付き合ってもらう」
飲み物を用意すると言い、彼女は席を立つ。
「本当に凄い船ですわね」
「うん、何メートルくらいあるのかな?」
「ざっと見て十五、いや二十メートルくらいはありそうだね」
「ミラーカさん、見ただけで分かりますの。わたしはパッと見ただけでは全然分かりませんわ」
『ワウーン?』
「神獣様、ミラーカさんに疑いの目を向けていますわね」
キャプテンモネが戻って来るまでの間、俺たちは船を見ながら雑談をして過ごす。
「お待たせ。とっても美味しい紅茶だから、気に入ってもらえると思う」
人数分の紅茶を、キャプテンモネがテーブルの上に置く。
これでようやく話を聞いてもらえるな。
「それで、ボクに何の用だい? 謎解きに成功した褒美に話しを聞いてあげるよ」
「実は、俺たち飛行船が欲しいのです。そんなときに、キャプテンモネの話を聞きまして」
「それで訪ねてきたと?」
彼女の返事に無言で頷く。
「ボクに目を付けるとはなかなかやるね。いいよ。あの船を操縦して行きたい場所に連れて行ってあげる。ちょうど試運転もしたかったんだ」
彼女の言葉に驚いてしまう。
まさかこんなに話がスムーズに進むとは、思ってもいなかったな。もっと交渉には時間がかかると思っていたから、少し呆気ない。
まぁ、話しが平行線のまま時間だけが過ぎて行くよりかはマシか。
「それでどこに行きたいの? 西の大陸? それとも北の大陸かな?」
紅茶を飲みながら、キャプテンモネは行き先を訊ねてくる。
「俺たち、魔大陸に行きたいのです。そこでやらなければならないことがあるので」
「ブッ! ま、魔大陸だって!」
キャプテーンモネが飲んでいた紅茶を噴き出し、持っていたカップをテーブルに置いて、身を乗り出してくる。
「ええ、そうですわよ。ワタクシたちは魔大陸に行きたいのですの」
俺の代わりにマリーが答える。
「ダメだ。ダメだ。今のナシ。魔大陸に行くのなら他を当たってくれ。と言っても、そんな物好きは多分いないと思うけれどね」
「何でダメなの!」
クロエが立ち上がると、キャプテンモネに訊ねる。
「魔大陸は魔族の巣窟だ。魔物だってこの地にいる奴らとは比較にならないし、魔族は人とは友好関係を結ぼうとしない。実際に魔族に攫われたまま戻ってこない人や、魔族に命を奪われた人たちは大勢いる」
キャプテンモネの言葉を聞き、チラリとミラーカを見る。
視線に気付いたようで、彼女は苦笑いした。
「私がイレギュラーなのは自覚している。それに彼女が言っているのは事実だ。本当のことを言っている以上は、何も言い返せない」
「き、君は魔族だったの!」
再びキャプテンモネが驚く。
「そうだけど、もしかして気づかなかったのかい?」
「全然気づかなかった。だって禍々しい雰囲気が全然感じられない。ボクの見たことのある魔族は、人間を見下した目をしている」
「そうか。昔の私はそんな目をしていたのか」
ミラーカが悲しげな表情をする。
このままではあんまり良くない雰囲気が、場を支配してしまうな。ここはすぐに話題をすり替えたほうがよさそうだ。
「別にキャプテンモネに着いて来てもらいたいとは思っていない。あの飛行船を買わせてくれ」
「あの飛行船がいったいいくらすると思っているのか分かっているのかい?」
「大丈夫だ。金なら用意できる」
堂々と言うと、キャプテンモネは馬鹿にしたように苦笑いした。
正直に言うと、多分今の所持金では足りないだろう。だけど、こちらが一歩引いた態度を取れば、相手が付け上がるだけ。とにかく交渉の場では、俺のほうが優勢であると、相手に思い込ませなければならない。
「わ、分かった。そこまで言うのなら考えよう。そうだなぁ……よし、ボクの頼みを一つ訊いてくれるのなら、魔大陸まで君たちを連れて行ってやろうじゃないか」
ふぅ、どうにか俺のほうが交渉の場を支配することができた。それにしても、彼女の頼みって何だろう?
「君たちに頼みたいボクの願い。それは――」
11
お気に入りに追加
1,948
あなたにおすすめの小説

薬漬けレーサーの異世界学園生活〜無能被験体として捨てられたが、神族に拾われたことで、ダークヒーローとしてナンバーワン走者に君臨します〜
仁徳
ファンタジー
少年はとある研究室で実験動物にされていた。毎日薬漬けの日々を送っていたある日、薬を投与し続けても、魔法もユニークスキルも発動できない落ちこぼれの烙印を押され、魔の森に捨てられる。
森の中で魔物が現れ、少年は死を覚悟したその時、1人の女性に助けられた。
その後、女性により隠された力を引き出された少年は、シャカールと名付けられ、魔走学園の唯一の人間魔競走者として生活をすることになる。
これは、薬漬けだった主人公が、走者として成り上がり、ざまぁやスローライフをしながら有名になって、世界最強になって行く物語
今ここに、新しい異世界レースものが開幕する!スピード感のあるレースに刮目せよ!
競馬やレース、ウマ娘などが好きな方は、絶対に楽しめる内容になっているかと思います。レース系に興味がない方でも、異世界なので、ファンタジー要素のあるレースになっていますので、楽しめる内容になっています。
まずは1話だけでも良いので試し読みをしていただけると幸いです。

僻地に追放されたうつけ領主、鑑定スキルで最強武将と共に超大国を創る
瀬戸夏樹
ファンタジー
時は乱世。
ユーベル大公国領主フリードには4人の息子がいた。
長男アルベルトは武勇に優れ、次男イアンは学識豊か、3男ルドルフは才覚持ち。
4男ノアのみ何の取り柄もなく奇矯な行動ばかり起こす「うつけ」として名が通っていた。
3人の優秀な息子達はそれぞれその評判に見合う当たりギフトを授かるが、ノアはギフト判定においてもハズレギフト【鑑定士】を授かってしまう。
「このうつけが!」
そう言ってノアに失望した大公は、ノアを僻地へと追放する。
しかし、人々は知らない。
ノアがうつけではなく王の器であることを。
ノアには自身の戦闘能力は無くとも、鑑定スキルによって他者の才を見出し活かす力があったのである。
ノアは女騎士オフィーリアをはじめ、大公領で埋もれていた才や僻地に眠る才を掘り起こし富国強兵の道を歩む。
有能な武将達を率いる彼は、やがて大陸を席巻する超大国を創り出す。
なろう、カクヨムにも掲載中。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

無能扱いされた実は万能な武器職人、Sランクパーティーに招かれる~理不尽な理由でパーティーから追い出されましたが、恵まれた新天地で頑張ります~
詩葉 豊庸(旧名:堅茹でパスタ)
ファンタジー
鍛冶職人が武器を作り、提供する……なんてことはもう古い時代。
現代のパーティーには武具生成を役目とするクリエイターという存在があった。
アレンはそんなクリエイターの一人であり、彼もまたとある零細パーティーに属していた。
しかしアレンはパーティーリーダーのテリーに理不尽なまでの要望を突きつけられる日常を送っていた。
本当は彼の適性に合った武器を提供していたというのに……
そんな中、アレンの元に二人の少女が歩み寄ってくる。アレンは少女たちにパーティーへのスカウトを受けることになるが、後にその二人がとんでもない存在だったということを知る。
後日、アレンはテリーの裁量でパーティーから追い出されてしまう。
だが彼はクビを宣告されても何とも思わなかった。
むしろ、彼にとってはこの上なく嬉しいことだった。
これは万能クリエイター(本人は自覚無し)が最高の仲間たちと紡ぐ冒険の物語である。

(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います
しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。

美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』

ブラックギルドマスターへ、社畜以下の道具として扱ってくれてあざーす!お陰で転職した俺は初日にSランクハンターに成り上がりました!
仁徳
ファンタジー
あらすじ
リュシアン・プライムはブラックハンターギルドの一員だった。
彼はギルドマスターやギルド仲間から、常人ではこなせない量の依頼を押し付けられていたが、夜遅くまで働くことで全ての依頼を一日で終わらせていた。
ある日、リュシアンは仲間の罠に嵌められ、依頼を終わらせることができなかった。その一度の失敗をきっかけに、ギルドマスターから無能ハンターの烙印を押され、クビになる。
途方に暮れていると、モンスターに襲われている女性を彼は見つけてしまう。
ハンターとして襲われている人を見過ごせないリュシアンは、モンスターから女性を守った。
彼は助けた女性が、隣町にあるハンターギルドのギルドマスターであることを知る。
リュシアンの才能に目をつけたギルドマスターは、彼をスカウトした。
一方ブラックギルドでは、リュシアンがいないことで依頼達成の効率が悪くなり、依頼は溜まっていく一方だった。ついにブラックギルドは町の住民たちからのクレームなどが殺到して町民たちから見放されることになる。
そんな彼らに反してリュシアンは新しい職場、新しい仲間と出会い、ブッラックギルドの経験を活かして最速でギルドランキング一位を獲得し、ギルドマスターや町の住民たちから一目置かれるようになった。
これはブラックな環境で働いていた主人公が一人の女性を助けたことがきっかけで人生が一変し、ホワイトなギルド環境で最強、無双、ときどきスローライフをしていく物語!

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる