135 / 191
第十五章
第二話 キャプテンモネの造船所
しおりを挟む
「そうか、分かったぞ!」
「分かったって何がですの? シロウ」
「なぞなぞだよ。多分キャプテンモネの造船所の場所が分かった」
「凄い! 流石シロウさん! あう、大きな声を出したら余計にお腹が減ってきた」
クロエ、相当お腹が空いているようだな。テーブルの上に頭を埋めている。
「先に食事をしようか。その後に説明をするよ。あるものも準備をしないといけないし」
メニュー表を渡し、先に女性陣が注文を決める。最後に受け取った俺はメニューを一通り見て注文を決めた。
「すみません! 注文いいですか?」
「はーい。少々お待ちください」
しばらくして給仕がやって来ると、料理をオーダーする。
「ありがとうございます。できるまで少々お待ちください」
給仕が離れると、十数分後に注文の品が運ばれ、テーブルの上に料理が置かれる。
「それじゃあ食べようか」
料理を食べながら、もう一度窓からの風景を見る。
うん、もう一度確認したけれど、やっぱり間違ってはいない。俺の予想が当たっていれば、あそこがキャプテンモネの造船所だ。問題があるとすれば、どうやってあそこまで行くのかだけど。まぁ、魔法を使うしかないだろうな。
「美味しかった! 空腹は最高の調味料だね!」
料理を食べ終わったクロエが満足そうな顔をする。
どうやら満足したようだな。ようやく話を進めることができる。
食後に注文した紅茶を飲み干し、通りかかった給仕に声をかける。
「すみません。この町の地図ってありますか。少しの間お借りしたいのですけど」
「地図ですね。ありますよ。少々お待ちください。空いているお皿はお下げしますね」
空になった皿を給仕が持って行く。そして数分後に戻って来た。
「お待たせしました。この町の地図です」
「ありがとうございます」
給仕から町の地図を受け取り、テーブルの上に広げる。
やっぱりそうだ。地図でも確認してみたけれど、俺の脳内マップと一致している。
「この町は三日月の形をしておりましたのね」
「へー、真上から見るとこんな感じなんだ」
「それで、私たちの目的の場所はどこ何だい?」
マリーとクロエが町の感想を言うと、ミラーカが結論を先に聞いて来る。
「キャプテンモネの造船所はここだ」
地図のある部分を指差した。
「ここって海ですの? どうして海の中に造船所が」
「エリーザさん。よく見てください。小さいですが、ここに小島のようなものがあります」
お、コヤンさんは気づいたようだな。
「そう。分かりづらいけど、ここに小さい島がある。だいたいこのあたりが、朝限定で運営しているお店があった場所だ」
「どうしていきなり食堂の話をしますの?」
突然食堂の話題を出したことで、マリーが困惑する。
「なぞなぞを思い出してみてくれ」
「朝は一体、昼は三体、夜は二体になる動物の中心に向かえ、さすれば汝の求めるものに辿り着くだろう。だったよね? シロウさん」
「クロエ、そのとおりだ。そしてここにはキャッツの像が一つ置かれていた」
「なるほど、そう言うことだったのか。ようやく私にも、シロウが小島にあると言った理由が分かったよ」
やっぱりミラーカは学者だけあって頭の回転が速いな。今の説明で、どうして俺がこの場所を選んだのかを理解してくれた。
だけど、他のみんなはどうしてそこなのか理解してはいないみたいだな。よし、一応最後まで説明するとするか。
「そして夜のみ営業しているお店がだいたいこのあたり。ここからだと、キャッツの像が二つ見える」
「なるほど、ようやくわたくしにも理解することができました。朝のみ営業しているお店からは、神獣様の像は一つしか見えない。夜のみ営業しているお店からは、神獣様の像が二つ見えた。つまり、昼の時間帯に営業しているこのお店から外を見ると、神獣様の像が三つ見えると言うわけですね」
「ああ、実際この場所から窓を覗くと、キャッツの像は三つ見ることができた」
説明すると、彼女たちは窓の外を見る。
「本当ですわね。ここからキャッツの像が見えますわ」
「本当だ! 全然気づかなかった!」
「なるほど、あの女、面白いことを考えるじゃないか」
「こんな手の込んだなぞなぞ、普通はすぐには解けませんわ」
『ワン、ワン』
「偶然歩いたルートが、謎々を解く鍵となっていたなんて、ある意味凄いですわね」
それぞれが口にすると、俺は続きを語る。
「動物の中心に向かえと言うのは、キャッツの銅像が向いている方向が交差する場所のことを指している。対角線上に辿っていくと、交点となる場所があの小島と言うわけだ。取り敢えず今から行ってみよう」
通りかかった給仕に会計を伝え、支払いと地図の返却をすると、なるべく小島に近い場所に向かう。
「シ、シ、シロウさん。あんまり海に近づかないでください」
「近づきたくないのなら、俺から離れればいいじゃないか」
波止場から目的地である小島を眺める。海に近いこともあり、エリーザは俺に抱きついている。
少しでも離れた場所にいたいのなら、ミラーカがいる場所まで下がって、彼女に抱きつけばいいのに。どうしてそこまでして俺に抱きつこうとするのだろうな。
まぁいいや。そのことに関しては、今は置いておこう。
エリーザのことはひとまず置いといて、離れた小島を見る。
問題はどうやってあそこまで行くかだよな。ボートの貸し出しがあるわけでもないし、さすがにあそこまで泳ぐわけにもいかない。
そもそも、そんなことを言い出したら、エリーザが卒倒するかもしれない。
「こうなったら、最初に考えていたみたいに、魔法で道を作るか」
海を見ながら魔法を唱える。
「アブソリュート・テンパラチャー!」
魔法が発動した瞬間、海の表面が凍って足場となる。
一部分の海を凍らせただけだから、船の邪魔になることはないだろう。
「これでよし。みんな渡ろうか」
「ええ! 凍った海の上を歩きますの!」
俺にしがみついているエリーザが驚きの声を上げる。
「大丈夫だ。何かあったときは助けるから」
「嫌ですわ。一歩も動けません」
参ったなぁ。エリーザがしがみついているから、彼女も歩いてくれないと、先に進めないのだけど。
こうなったら仕方がない。
「エリーザ、失礼するよ」
「え、え!」
「「「ええー!」」」
エリーザをお姫様抱っこした途端に、マリーとクロエとミラーカが驚く。
どうしてマリーたちのほうが驚く。
「エリーザしっかり掴まれよ」
「分かりました。何があっても一生シロウさんから離れません」
「いや、小島に着いたら降りてほしいのだけど」
氷の上を渡り終え、小島の地を踏む。その後エリーザを下ろした。
さてと、マリーたちもそろそろ追いつくかな……うっ!
振り返ってマリーたちを見ると、彼女達は俺を睨んでいるような気がした。
俺、みんなに睨まれるようなことって何かしたか?
分からないが、ここは気づかなかったことにしよう。
彼女たちに背を向け、島にある建物を見る。すると扉が開かれて人が出てきた。
やっぱりそうだったか。
「分かったって何がですの? シロウ」
「なぞなぞだよ。多分キャプテンモネの造船所の場所が分かった」
「凄い! 流石シロウさん! あう、大きな声を出したら余計にお腹が減ってきた」
クロエ、相当お腹が空いているようだな。テーブルの上に頭を埋めている。
「先に食事をしようか。その後に説明をするよ。あるものも準備をしないといけないし」
メニュー表を渡し、先に女性陣が注文を決める。最後に受け取った俺はメニューを一通り見て注文を決めた。
「すみません! 注文いいですか?」
「はーい。少々お待ちください」
しばらくして給仕がやって来ると、料理をオーダーする。
「ありがとうございます。できるまで少々お待ちください」
給仕が離れると、十数分後に注文の品が運ばれ、テーブルの上に料理が置かれる。
「それじゃあ食べようか」
料理を食べながら、もう一度窓からの風景を見る。
うん、もう一度確認したけれど、やっぱり間違ってはいない。俺の予想が当たっていれば、あそこがキャプテンモネの造船所だ。問題があるとすれば、どうやってあそこまで行くのかだけど。まぁ、魔法を使うしかないだろうな。
「美味しかった! 空腹は最高の調味料だね!」
料理を食べ終わったクロエが満足そうな顔をする。
どうやら満足したようだな。ようやく話を進めることができる。
食後に注文した紅茶を飲み干し、通りかかった給仕に声をかける。
「すみません。この町の地図ってありますか。少しの間お借りしたいのですけど」
「地図ですね。ありますよ。少々お待ちください。空いているお皿はお下げしますね」
空になった皿を給仕が持って行く。そして数分後に戻って来た。
「お待たせしました。この町の地図です」
「ありがとうございます」
給仕から町の地図を受け取り、テーブルの上に広げる。
やっぱりそうだ。地図でも確認してみたけれど、俺の脳内マップと一致している。
「この町は三日月の形をしておりましたのね」
「へー、真上から見るとこんな感じなんだ」
「それで、私たちの目的の場所はどこ何だい?」
マリーとクロエが町の感想を言うと、ミラーカが結論を先に聞いて来る。
「キャプテンモネの造船所はここだ」
地図のある部分を指差した。
「ここって海ですの? どうして海の中に造船所が」
「エリーザさん。よく見てください。小さいですが、ここに小島のようなものがあります」
お、コヤンさんは気づいたようだな。
「そう。分かりづらいけど、ここに小さい島がある。だいたいこのあたりが、朝限定で運営しているお店があった場所だ」
「どうしていきなり食堂の話をしますの?」
突然食堂の話題を出したことで、マリーが困惑する。
「なぞなぞを思い出してみてくれ」
「朝は一体、昼は三体、夜は二体になる動物の中心に向かえ、さすれば汝の求めるものに辿り着くだろう。だったよね? シロウさん」
「クロエ、そのとおりだ。そしてここにはキャッツの像が一つ置かれていた」
「なるほど、そう言うことだったのか。ようやく私にも、シロウが小島にあると言った理由が分かったよ」
やっぱりミラーカは学者だけあって頭の回転が速いな。今の説明で、どうして俺がこの場所を選んだのかを理解してくれた。
だけど、他のみんなはどうしてそこなのか理解してはいないみたいだな。よし、一応最後まで説明するとするか。
「そして夜のみ営業しているお店がだいたいこのあたり。ここからだと、キャッツの像が二つ見える」
「なるほど、ようやくわたくしにも理解することができました。朝のみ営業しているお店からは、神獣様の像は一つしか見えない。夜のみ営業しているお店からは、神獣様の像が二つ見えた。つまり、昼の時間帯に営業しているこのお店から外を見ると、神獣様の像が三つ見えると言うわけですね」
「ああ、実際この場所から窓を覗くと、キャッツの像は三つ見ることができた」
説明すると、彼女たちは窓の外を見る。
「本当ですわね。ここからキャッツの像が見えますわ」
「本当だ! 全然気づかなかった!」
「なるほど、あの女、面白いことを考えるじゃないか」
「こんな手の込んだなぞなぞ、普通はすぐには解けませんわ」
『ワン、ワン』
「偶然歩いたルートが、謎々を解く鍵となっていたなんて、ある意味凄いですわね」
それぞれが口にすると、俺は続きを語る。
「動物の中心に向かえと言うのは、キャッツの銅像が向いている方向が交差する場所のことを指している。対角線上に辿っていくと、交点となる場所があの小島と言うわけだ。取り敢えず今から行ってみよう」
通りかかった給仕に会計を伝え、支払いと地図の返却をすると、なるべく小島に近い場所に向かう。
「シ、シ、シロウさん。あんまり海に近づかないでください」
「近づきたくないのなら、俺から離れればいいじゃないか」
波止場から目的地である小島を眺める。海に近いこともあり、エリーザは俺に抱きついている。
少しでも離れた場所にいたいのなら、ミラーカがいる場所まで下がって、彼女に抱きつけばいいのに。どうしてそこまでして俺に抱きつこうとするのだろうな。
まぁいいや。そのことに関しては、今は置いておこう。
エリーザのことはひとまず置いといて、離れた小島を見る。
問題はどうやってあそこまで行くかだよな。ボートの貸し出しがあるわけでもないし、さすがにあそこまで泳ぐわけにもいかない。
そもそも、そんなことを言い出したら、エリーザが卒倒するかもしれない。
「こうなったら、最初に考えていたみたいに、魔法で道を作るか」
海を見ながら魔法を唱える。
「アブソリュート・テンパラチャー!」
魔法が発動した瞬間、海の表面が凍って足場となる。
一部分の海を凍らせただけだから、船の邪魔になることはないだろう。
「これでよし。みんな渡ろうか」
「ええ! 凍った海の上を歩きますの!」
俺にしがみついているエリーザが驚きの声を上げる。
「大丈夫だ。何かあったときは助けるから」
「嫌ですわ。一歩も動けません」
参ったなぁ。エリーザがしがみついているから、彼女も歩いてくれないと、先に進めないのだけど。
こうなったら仕方がない。
「エリーザ、失礼するよ」
「え、え!」
「「「ええー!」」」
エリーザをお姫様抱っこした途端に、マリーとクロエとミラーカが驚く。
どうしてマリーたちのほうが驚く。
「エリーザしっかり掴まれよ」
「分かりました。何があっても一生シロウさんから離れません」
「いや、小島に着いたら降りてほしいのだけど」
氷の上を渡り終え、小島の地を踏む。その後エリーザを下ろした。
さてと、マリーたちもそろそろ追いつくかな……うっ!
振り返ってマリーたちを見ると、彼女達は俺を睨んでいるような気がした。
俺、みんなに睨まれるようなことって何かしたか?
分からないが、ここは気づかなかったことにしよう。
彼女たちに背を向け、島にある建物を見る。すると扉が開かれて人が出てきた。
やっぱりそうだったか。
11
お気に入りに追加
1,948
あなたにおすすめの小説

薬漬けレーサーの異世界学園生活〜無能被験体として捨てられたが、神族に拾われたことで、ダークヒーローとしてナンバーワン走者に君臨します〜
仁徳
ファンタジー
少年はとある研究室で実験動物にされていた。毎日薬漬けの日々を送っていたある日、薬を投与し続けても、魔法もユニークスキルも発動できない落ちこぼれの烙印を押され、魔の森に捨てられる。
森の中で魔物が現れ、少年は死を覚悟したその時、1人の女性に助けられた。
その後、女性により隠された力を引き出された少年は、シャカールと名付けられ、魔走学園の唯一の人間魔競走者として生活をすることになる。
これは、薬漬けだった主人公が、走者として成り上がり、ざまぁやスローライフをしながら有名になって、世界最強になって行く物語
今ここに、新しい異世界レースものが開幕する!スピード感のあるレースに刮目せよ!
競馬やレース、ウマ娘などが好きな方は、絶対に楽しめる内容になっているかと思います。レース系に興味がない方でも、異世界なので、ファンタジー要素のあるレースになっていますので、楽しめる内容になっています。
まずは1話だけでも良いので試し読みをしていただけると幸いです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

無能扱いされた実は万能な武器職人、Sランクパーティーに招かれる~理不尽な理由でパーティーから追い出されましたが、恵まれた新天地で頑張ります~
詩葉 豊庸(旧名:堅茹でパスタ)
ファンタジー
鍛冶職人が武器を作り、提供する……なんてことはもう古い時代。
現代のパーティーには武具生成を役目とするクリエイターという存在があった。
アレンはそんなクリエイターの一人であり、彼もまたとある零細パーティーに属していた。
しかしアレンはパーティーリーダーのテリーに理不尽なまでの要望を突きつけられる日常を送っていた。
本当は彼の適性に合った武器を提供していたというのに……
そんな中、アレンの元に二人の少女が歩み寄ってくる。アレンは少女たちにパーティーへのスカウトを受けることになるが、後にその二人がとんでもない存在だったということを知る。
後日、アレンはテリーの裁量でパーティーから追い出されてしまう。
だが彼はクビを宣告されても何とも思わなかった。
むしろ、彼にとってはこの上なく嬉しいことだった。
これは万能クリエイター(本人は自覚無し)が最高の仲間たちと紡ぐ冒険の物語である。

(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います
しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。

美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』

ブラックギルドマスターへ、社畜以下の道具として扱ってくれてあざーす!お陰で転職した俺は初日にSランクハンターに成り上がりました!
仁徳
ファンタジー
あらすじ
リュシアン・プライムはブラックハンターギルドの一員だった。
彼はギルドマスターやギルド仲間から、常人ではこなせない量の依頼を押し付けられていたが、夜遅くまで働くことで全ての依頼を一日で終わらせていた。
ある日、リュシアンは仲間の罠に嵌められ、依頼を終わらせることができなかった。その一度の失敗をきっかけに、ギルドマスターから無能ハンターの烙印を押され、クビになる。
途方に暮れていると、モンスターに襲われている女性を彼は見つけてしまう。
ハンターとして襲われている人を見過ごせないリュシアンは、モンスターから女性を守った。
彼は助けた女性が、隣町にあるハンターギルドのギルドマスターであることを知る。
リュシアンの才能に目をつけたギルドマスターは、彼をスカウトした。
一方ブラックギルドでは、リュシアンがいないことで依頼達成の効率が悪くなり、依頼は溜まっていく一方だった。ついにブラックギルドは町の住民たちからのクレームなどが殺到して町民たちから見放されることになる。
そんな彼らに反してリュシアンは新しい職場、新しい仲間と出会い、ブッラックギルドの経験を活かして最速でギルドランキング一位を獲得し、ギルドマスターや町の住民たちから一目置かれるようになった。
これはブラックな環境で働いていた主人公が一人の女性を助けたことがきっかけで人生が一変し、ホワイトなギルド環境で最強、無双、ときどきスローライフをしていく物語!

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

成長率マシマシスキルを選んだら無職判定されて追放されました。~スキルマニアに助けられましたが染まらないようにしたいと思います~
m-kawa
ファンタジー
第5回集英社Web小説大賞、奨励賞受賞。書籍化します。
書籍化に伴い、この作品はアルファポリスから削除予定となりますので、あしからずご承知おきください。
【第七部開始】
召喚魔法陣から逃げようとした主人公は、逃げ遅れたせいで召喚に遅刻してしまう。だが他のクラスメイトと違って任意のスキルを選べるようになっていた。しかし選んだ成長率マシマシスキルは自分の得意なものが現れないスキルだったのか、召喚先の国で無職判定をされて追い出されてしまう。
一方で微妙な職業が出てしまい、肩身の狭い思いをしていたヒロインも追い出される主人公の後を追って飛び出してしまった。
だがしかし、追い出された先は平民が住まう街などではなく、危険な魔物が住まう森の中だった!
突如始まったサバイバルに、成長率マシマシスキルは果たして役に立つのか!
魔物に襲われた主人公の運命やいかに!
※小説家になろう様とカクヨム様にも投稿しています。
※カクヨムにて先行公開中
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる