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第十三章
第七話 珍獣コンテスト
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トーマンが投げた召喚石から現れた生き物は、狐の耳に羊のようにモコモコとした毛を持っており、なんとも愛くるしい。
「これが僕の自慢のペット、キャスパークです。どうです? 中々の愛くるしさではないですか?」
確かに何とも愛くるしい。あのモコモコの毛に顔を埋めてモフモフしたくなる。
キャスパークの魅力に取り憑かれそうになっていると、俺の足が掻かれた。
下を見ると、キャッツが前足を使って俺の足を掻きながら上目遣いをしている。
キャッツ! お前ヤキモチを焼いているのか! 本当に可愛いやつだな。
キャッツを抱き抱えると頭を撫でる。すると彼女なりの礼なのか、俺の手をペロペロ舐めてきた。
「それでは審査に移りましょう。珍獣の魅力で勝負をしてもらいます。どんな方法でも構いません。ペットの魅力を引き出してください」
魅力審査か。どうやってキャッツの魅力を引き出そうか?
考えながら他の参加者のアピールを見る。
どうやらみんな、それぞれの特技を披露しているようだな。確かに魅力と言っても、愛くるしさだけとは限らない。それぞれの個性をアピールするのも立派な魅力だ。
「それでは、僕たちも行きましょうか。キャスパーク」
トーマンが一歩前に出ると、長い棒のようなものを取り出した。
「んんん~ん。キャスパーク、しがみ付きなさい」
彼が指示を出すと、モコモコの生き物は跳躍して棒にしがみ付く。
「トーマン選手のキャスパークが棒にしがみついた。これは! まるで綿で作られる菓子のようだ! トーマン選手、見事にパートナーの特徴を最大限に引き出した!」
司会の人が大袈裟に言い、観客たちを煽る。
この感じ、やっぱり買収していやがるな。まともにやっても勝ち目がない。
「どうですか? 僕のキャスパークは? 美味しそうでしょう? 今すぐにでもモフモフの毛を舐めたくなりそうですよ」
「確かによく特徴を捉えているな。だけどキャッツも負けてはいないぞ」
キャッツの特徴は賢いところだ。そこを生かしてアピールしよう。
「キャッツ! 一と一を足したらいくつになる?」
『ワン、ワン!』
問題を出してキャッツが答えの数だけ吠える。
「は?」
俺の隣にいたトーマンが、こいつ正気か? と言いたげな表情をしていた。
「んんん~ん! まさかその程度のことでキャスコの魅力を引き出せると思っているのですか? もし、本気でそう思っているのでしたら残念です。ですがまぁ、これでキャスコは僕のものですね」
いやいや、これでも十分すごいだろう!
どうする? だけど今更お手やお座りをしたところで定番すぎる。いったいどうすればキャッツの魅力を引き出すことができるんだ。
『ワン、ワン!』
悩んでいると、キャッツが急に吠え出した。そして高いジャンプ力で俺の肩に登る。
「キャッツ、いったい何を!」
突然の行動に驚いた瞬間、キャッツは口を大きく開ける。そして口内から火球が吐き出された。
小さい火の玉は、空中に浮遊したまま消えることなくその場に残り続ける。
「これは文字だ! 火の玉で空中に文字を書いている!」
司会が空中に文字が描かれてあることを言うと、俺は青空を見上げる。
ご主人様ラブ?
「これは! ペットから飼い主に対しての気持ちの告白だ!」
「わあああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
司会者が空中に描かれた言葉を言うと、観客たちも文字を見たようで歓声を上げる。
「何と! キャスコにこのような特技があったとは。これは更に高い値を付けることができますね」
青空を見上げながら、トーマンがニヤリと口角を上げる。
「それでは審査に移らせてもらいます」
アピールタイムが終わり、審査に入った。
頼む。キャッツも頑張ってくれたんだ。勝ってくれ。
「一番票が入ったのは、トーマン選手のキャスパークだ」
トーマンが勝ったことを司会が告げる。
くそう。やっぱり出来レースだったか。いくら頑張ってもトーマンが勝つようになっている。
その後、他にも審査があったが、どれもトーマンの勝利に終わる。
「んんん~ん。残念でしたね。あなたも頑張ったようですが、これでキャスコは僕のものだ。君にはこの子の価値を引き上げてくれた礼を言いますよ。これで僕に大金が入る」
「それでは、最後のアピールに移らせてもらいます」
「んんん~ん。ん? 最後のアピールだと! 今ので終わりのはずでは!」
司会の言葉に、トーマンが驚きの声を上げる。
「ええ。今回だけ特別に、スペシャルバージョンをすることになりました。この審査で勝ったものが優勝となります」
「それでは、今までの審査は意味がないではないか!」
「いえ、充分に動物のアピールは、観客たちに伝わっていますよ。この大会の目的は、魅力的な動物で観客を癒すことですから」
トーマンの驚く顔を見て、俺はニヤリとする。
よかった。マリーが上手く交渉してくれたんだな。八百長には八百長で対抗だ。町長に大金を払って、俺もスポンサーの一人となった。ここからが本当の勝負だ。
「それでは、最後の審査を始めます。審査内容は力強さをアピールしてください。一番票を集めた人が優勝です」
「んんん~ん。まさかこんなことになるとは! だけど、この勝負に勝てばいいだけです。キャスパーク、準備をしなさい」
トーマンが俺から離れていく。
今更何をしようと遅いのだけどなぁ。この審査に入った段階で、トーマンたちの負けは決まっている。
「キャッツ! 例の技を」
『ワウーン!』
キャッツが遠吠えをする。すると大会に参加していた動物たちがキャッツの前に来ると、頭を下げたり、お腹を見せて服従のポーズを取る。
「キャスパーク! 止めなさい!」
トーマンのペットも例外ではなかった。キャッツの前に来ると、他の動物たちと同じことをする。
思った通りだ。最初は小動物呼びなんて名前を付けていたが、本当はキャッツのユニークスキル【百獣王の号令】だったのだ。このスキルは一定の時間、動物を使役して従わせることができる。
「おおっと! 参加動物たちが次々と集まって服従している! これはもう決まったでしょう! 優勝は飼い主のシロウとキャッツペアーだ!」
「わああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
視界が俺たちの優勝を告げると、観客たちは歓声を上げる。
「んんん~ん! こんなの認めるか!」
観客たちの歓声を掻き消すほどの声音で、トーマンは声を荒げる。
「町長! これはどう言うおつもりなのですか!」
感情を抑えきれないトーマンが、声音を強めながら会場にいる町長に尋ねる。
「いやぁ、君以外にもたくさん寄付をしてくれた方がおってな。その人のお願いで、最後は公平に審査をすることになった」
町長の言葉を聞き、トーマンは悔しそうに顔を歪める。
「んんん~ん! こうなっては奥の手です。キャスパークの枷を外します」
トーマンがパチンと指を鳴らす。するとキャッツに服従していたキャスパークが巨大化していく。
「きゃああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「化け物だ!」
巨大化したキャスパークを見た観客たちが、悲鳴を上げて逃げ始める。
「んんん~ん。さぁ、本当の審査を始めましょうか」
「これが僕の自慢のペット、キャスパークです。どうです? 中々の愛くるしさではないですか?」
確かに何とも愛くるしい。あのモコモコの毛に顔を埋めてモフモフしたくなる。
キャスパークの魅力に取り憑かれそうになっていると、俺の足が掻かれた。
下を見ると、キャッツが前足を使って俺の足を掻きながら上目遣いをしている。
キャッツ! お前ヤキモチを焼いているのか! 本当に可愛いやつだな。
キャッツを抱き抱えると頭を撫でる。すると彼女なりの礼なのか、俺の手をペロペロ舐めてきた。
「それでは審査に移りましょう。珍獣の魅力で勝負をしてもらいます。どんな方法でも構いません。ペットの魅力を引き出してください」
魅力審査か。どうやってキャッツの魅力を引き出そうか?
考えながら他の参加者のアピールを見る。
どうやらみんな、それぞれの特技を披露しているようだな。確かに魅力と言っても、愛くるしさだけとは限らない。それぞれの個性をアピールするのも立派な魅力だ。
「それでは、僕たちも行きましょうか。キャスパーク」
トーマンが一歩前に出ると、長い棒のようなものを取り出した。
「んんん~ん。キャスパーク、しがみ付きなさい」
彼が指示を出すと、モコモコの生き物は跳躍して棒にしがみ付く。
「トーマン選手のキャスパークが棒にしがみついた。これは! まるで綿で作られる菓子のようだ! トーマン選手、見事にパートナーの特徴を最大限に引き出した!」
司会の人が大袈裟に言い、観客たちを煽る。
この感じ、やっぱり買収していやがるな。まともにやっても勝ち目がない。
「どうですか? 僕のキャスパークは? 美味しそうでしょう? 今すぐにでもモフモフの毛を舐めたくなりそうですよ」
「確かによく特徴を捉えているな。だけどキャッツも負けてはいないぞ」
キャッツの特徴は賢いところだ。そこを生かしてアピールしよう。
「キャッツ! 一と一を足したらいくつになる?」
『ワン、ワン!』
問題を出してキャッツが答えの数だけ吠える。
「は?」
俺の隣にいたトーマンが、こいつ正気か? と言いたげな表情をしていた。
「んんん~ん! まさかその程度のことでキャスコの魅力を引き出せると思っているのですか? もし、本気でそう思っているのでしたら残念です。ですがまぁ、これでキャスコは僕のものですね」
いやいや、これでも十分すごいだろう!
どうする? だけど今更お手やお座りをしたところで定番すぎる。いったいどうすればキャッツの魅力を引き出すことができるんだ。
『ワン、ワン!』
悩んでいると、キャッツが急に吠え出した。そして高いジャンプ力で俺の肩に登る。
「キャッツ、いったい何を!」
突然の行動に驚いた瞬間、キャッツは口を大きく開ける。そして口内から火球が吐き出された。
小さい火の玉は、空中に浮遊したまま消えることなくその場に残り続ける。
「これは文字だ! 火の玉で空中に文字を書いている!」
司会が空中に文字が描かれてあることを言うと、俺は青空を見上げる。
ご主人様ラブ?
「これは! ペットから飼い主に対しての気持ちの告白だ!」
「わあああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
司会者が空中に描かれた言葉を言うと、観客たちも文字を見たようで歓声を上げる。
「何と! キャスコにこのような特技があったとは。これは更に高い値を付けることができますね」
青空を見上げながら、トーマンがニヤリと口角を上げる。
「それでは審査に移らせてもらいます」
アピールタイムが終わり、審査に入った。
頼む。キャッツも頑張ってくれたんだ。勝ってくれ。
「一番票が入ったのは、トーマン選手のキャスパークだ」
トーマンが勝ったことを司会が告げる。
くそう。やっぱり出来レースだったか。いくら頑張ってもトーマンが勝つようになっている。
その後、他にも審査があったが、どれもトーマンの勝利に終わる。
「んんん~ん。残念でしたね。あなたも頑張ったようですが、これでキャスコは僕のものだ。君にはこの子の価値を引き上げてくれた礼を言いますよ。これで僕に大金が入る」
「それでは、最後のアピールに移らせてもらいます」
「んんん~ん。ん? 最後のアピールだと! 今ので終わりのはずでは!」
司会の言葉に、トーマンが驚きの声を上げる。
「ええ。今回だけ特別に、スペシャルバージョンをすることになりました。この審査で勝ったものが優勝となります」
「それでは、今までの審査は意味がないではないか!」
「いえ、充分に動物のアピールは、観客たちに伝わっていますよ。この大会の目的は、魅力的な動物で観客を癒すことですから」
トーマンの驚く顔を見て、俺はニヤリとする。
よかった。マリーが上手く交渉してくれたんだな。八百長には八百長で対抗だ。町長に大金を払って、俺もスポンサーの一人となった。ここからが本当の勝負だ。
「それでは、最後の審査を始めます。審査内容は力強さをアピールしてください。一番票を集めた人が優勝です」
「んんん~ん。まさかこんなことになるとは! だけど、この勝負に勝てばいいだけです。キャスパーク、準備をしなさい」
トーマンが俺から離れていく。
今更何をしようと遅いのだけどなぁ。この審査に入った段階で、トーマンたちの負けは決まっている。
「キャッツ! 例の技を」
『ワウーン!』
キャッツが遠吠えをする。すると大会に参加していた動物たちがキャッツの前に来ると、頭を下げたり、お腹を見せて服従のポーズを取る。
「キャスパーク! 止めなさい!」
トーマンのペットも例外ではなかった。キャッツの前に来ると、他の動物たちと同じことをする。
思った通りだ。最初は小動物呼びなんて名前を付けていたが、本当はキャッツのユニークスキル【百獣王の号令】だったのだ。このスキルは一定の時間、動物を使役して従わせることができる。
「おおっと! 参加動物たちが次々と集まって服従している! これはもう決まったでしょう! 優勝は飼い主のシロウとキャッツペアーだ!」
「わああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
視界が俺たちの優勝を告げると、観客たちは歓声を上げる。
「んんん~ん! こんなの認めるか!」
観客たちの歓声を掻き消すほどの声音で、トーマンは声を荒げる。
「町長! これはどう言うおつもりなのですか!」
感情を抑えきれないトーマンが、声音を強めながら会場にいる町長に尋ねる。
「いやぁ、君以外にもたくさん寄付をしてくれた方がおってな。その人のお願いで、最後は公平に審査をすることになった」
町長の言葉を聞き、トーマンは悔しそうに顔を歪める。
「んんん~ん! こうなっては奥の手です。キャスパークの枷を外します」
トーマンがパチンと指を鳴らす。するとキャッツに服従していたキャスパークが巨大化していく。
「きゃああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「化け物だ!」
巨大化したキャスパークを見た観客たちが、悲鳴を上げて逃げ始める。
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