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第十一章
第八話 ガイアよ、いくらなんでも態度が変わりすぎだろう
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「いやーそれにしても、まさかあのエレファントエンペラーを倒すとは思ってもいなかったぞ。さすがあのオルテガが見込んだ男だ」
ランキング三位の冒険者との勝負に勝ったあと、ギルドマスターのガイアが笑顔を浮かべる。そして俺の肩に手を置いた。
こいつ。俺の本当の実力が分かった途端に、態度を急変しやがった!
「お前は俺のギルドの看板冒険者だ。今後の活躍を期待しているぞ」
調子のいいことを言うと、ガイアはランキングが書かれた掲示板のところに行く。そしてランキングを弄りだした。
きっとランキング三位だったあいつらを外して、四位以下を繰り上げるのだろうな。
そう思っていたのだが、彼は三位の冒険者チームを外すと、一位と二位を繰り下げた。そして新しい札に何かを書くと、一位に置く。
一位には、俺たちエグザイルドのチーム名が書いてある。
「エレファントエンペラーを倒した冒険者はお前たちが初めてだ。よって、チームエグザイルドを俺の経営するギルドナンバーワンに認定する」
ガイアはドヤ顔で、俺たちがギルド内で一番の冒険者だと告げた。
「調子がよすぎません? 散々ワタクシたちをバカにしていたのに、結果が出た途端に手のひらを返すだなんて」
「まぁ、まぁ、認められたのだからいいじゃないですか」
「クロエの言うとおりだよ。これで、ある程度の依頼は融通が利くことになる。私たちも情報集めがしやすくなるさ」
「マリーお姉様の気持ちもわからなくはないですが、結果よければ全てよしですわ」
『ワン、ワン、ワン』
ギルドマスターの態度に、それぞれ思うことはあるようだ。だけど今は、この結果を喜ぶとしよう。
「おっと、シロウの冒険者証明書も再発行しないといけなかったな。ちょっと待っていてくれ」
ガイアが事務所のほうに向かい、しばらくの間手続きが終わるのを待つ。
「待たせたな。これが新しい証明書だ」
手渡された証明書を受け取り、確認する。俺のランクはAからSにランクアップしていた。
「お前は十分、Sランクを名乗れるほどの実力を持っている。これからは、Sランクの依頼も受けるといい。まぁ、数はそれほど多くはないがな」
「やりましたわねシロウ! これでワタクシたちはSランクパーティーを名乗れますわ!」
証明書を覗き込んだマリーが喜ぶ。
うーん、俺は元々からSランクの実力はあったから、そんなに喜べないんだよな。だけどまぁ、証明できるものがある分、やりやすくなったから気持ち的には楽か。
証明書を見ていると、あることに気づく。
「なぁガイア? このGMのところに、ガイアとオルテガの名前があるのは何だ?」
「ああ、それか。それは俺とオルテガの二人に認められたと言う証だ。二人のギルマスに認められた人間は、世界中探してもほんの一握りしかいないだろうよ」
なるほどなぁ、二人のギルドマスターに認められた証か。だけどまだ一握りもいるのか。なら、次は三人目のギルドマスターに認められることも、目標の一つにしてもいいかもしれないな。
「なるほど、分かった。それじゃあ俺たちはそろそろ帰るよ。また明日依頼を受けに来るから」
「おう、待っているからな。期待の新人、シロウよ」
ギルドマスターに認められ、Sランクに昇進した俺たちは一度宿屋に帰る。
翌日、俺たちは依頼を受けにギルドに来ていた。
「シロウ! 今日はいったい何の依頼を受けるつもりですの!」
マリーが声を弾ませながら、訪ねてくる。
今日のマリーはテンションが高いな。それもそうか。確か赤いバラのときは、一度もSランクの依頼を受けないで、レオ譲ったからな。きっと楽しみなのだろう。
「あー、それなんだけどよ。Sランクの依頼はまた今度にしようと思っている。昨日のワイバーン討伐の依頼を受けようと思っているからさ」
「そうなのですの? まぁ、いいですわ。Sランクの依頼は逃げませんもの。次の機会を楽しみにしますわ」
昨日やり損ねた依頼を受けると言い、掲載されている場所でワイバーン討伐の依頼書を探す。
あった。昨日と同じ依頼内容だ。報酬金額が高いから、もしかしたら誰かに取られているかもしれないと思ったけれど、残っていてラッキー!
ワイバーン討伐の紙を剥がして受付に向かう。
「すみません。この依頼を受けたいのですが」
「わかりました。では、気をつけて行って来てください」
受付が終わった俺たちエグザイルドは、ギルドから出てワイバーン討伐の準備を行う。
「場所は沼地だからな。長靴の準備をしたほうがいいだろう」
「それもそうだね。沼地=陥没した場所とは限らない。湿気が強く泥濘んでいるだけの場所もある。様々な状況を考えて準備をしていたほうがいいかもしれないね」
もしものことを考え、俺たちは一度靴屋に寄ることにした。
靴屋で長靴を購入し、そのついでに店主に話を聞いてみる。
「すみません。これから沼地に行くのですけど、あそこってどんな感じですか?」
「ああ、そうだな。あそこは湿気が強くて地面が泥濘んでいる。だから気を付けて歩かないと、足を取られてしまうな。普段とは違って動きが遅くなってしまうから、魔物を見つけたのなら気付かれないうちに逃げたほうがいいぞ」
「そうなのですね。ありがとうございます」
店主にお礼を言うと、長靴に履き替えてから沼地に向かった。
町を出てから一時間ほど歩き、ようやく目的地である沼地に辿り着く。
「店主さんが言っていましたように、地面が泥濘んでいますわね」
「長靴を買って正解だったね。あのままここに来ていたら、お気に入りの靴が台無しになっていたもの」
「クロエ、靴の心配をするぐらいなら、足元の心配をしていたほうがいい。思っていたよりも深いみたいだよ」
「ミラーカさんの言うとおりですわね。一度バランスを崩してしまったら、泥にダイブしそうになりますもの」
『クウーン』
俺の腕に抱かれているキャッツが心配そうに鳴く。
「大丈夫だ。足を滑らせてお前を泥の中に放り投げたりはしないから」
一度、足を止めて周囲を見渡す。しかし、ワイバーンの姿は何処にも見当たらなかった。
「見当たりませんわね」
「本当だね。どこにいるのだろう」
「シロウ。君の探査魔法を使えば、居場所が特定できるのではないか?」
「それもそうだな。やってみよう。エコーロケーション」
キャッツを抱き抱えたまま、片手を前に突き出し、探査魔法を唱える。
いくつか反応が返ってきたな。だけど弱い反応だ。きっとワイバーンではないはず。
「ダメだ。ワイバーンらしき反応は返って来なかった」
「反応が返ってこないとなりますと、地道に探すしかないですわね」
エリーザが小さく溜息を吐く。
「足元に気を付けつつ、前に進もう」
先に進んでいると突如影が差した。
この形は雲じゃないな……もしかして!
顔を上げると、そこには太陽の光を遮断した竜のような生き物が真上を飛翔しており、その場で翼を羽ばたかせていた。
コウモリの翼に一対のワシの脚、ヘビの尾の先端部分は矢尻のような棘を備えている。
「間違いない! ワイバーンだ!」
ランキング三位の冒険者との勝負に勝ったあと、ギルドマスターのガイアが笑顔を浮かべる。そして俺の肩に手を置いた。
こいつ。俺の本当の実力が分かった途端に、態度を急変しやがった!
「お前は俺のギルドの看板冒険者だ。今後の活躍を期待しているぞ」
調子のいいことを言うと、ガイアはランキングが書かれた掲示板のところに行く。そしてランキングを弄りだした。
きっとランキング三位だったあいつらを外して、四位以下を繰り上げるのだろうな。
そう思っていたのだが、彼は三位の冒険者チームを外すと、一位と二位を繰り下げた。そして新しい札に何かを書くと、一位に置く。
一位には、俺たちエグザイルドのチーム名が書いてある。
「エレファントエンペラーを倒した冒険者はお前たちが初めてだ。よって、チームエグザイルドを俺の経営するギルドナンバーワンに認定する」
ガイアはドヤ顔で、俺たちがギルド内で一番の冒険者だと告げた。
「調子がよすぎません? 散々ワタクシたちをバカにしていたのに、結果が出た途端に手のひらを返すだなんて」
「まぁ、まぁ、認められたのだからいいじゃないですか」
「クロエの言うとおりだよ。これで、ある程度の依頼は融通が利くことになる。私たちも情報集めがしやすくなるさ」
「マリーお姉様の気持ちもわからなくはないですが、結果よければ全てよしですわ」
『ワン、ワン、ワン』
ギルドマスターの態度に、それぞれ思うことはあるようだ。だけど今は、この結果を喜ぶとしよう。
「おっと、シロウの冒険者証明書も再発行しないといけなかったな。ちょっと待っていてくれ」
ガイアが事務所のほうに向かい、しばらくの間手続きが終わるのを待つ。
「待たせたな。これが新しい証明書だ」
手渡された証明書を受け取り、確認する。俺のランクはAからSにランクアップしていた。
「お前は十分、Sランクを名乗れるほどの実力を持っている。これからは、Sランクの依頼も受けるといい。まぁ、数はそれほど多くはないがな」
「やりましたわねシロウ! これでワタクシたちはSランクパーティーを名乗れますわ!」
証明書を覗き込んだマリーが喜ぶ。
うーん、俺は元々からSランクの実力はあったから、そんなに喜べないんだよな。だけどまぁ、証明できるものがある分、やりやすくなったから気持ち的には楽か。
証明書を見ていると、あることに気づく。
「なぁガイア? このGMのところに、ガイアとオルテガの名前があるのは何だ?」
「ああ、それか。それは俺とオルテガの二人に認められたと言う証だ。二人のギルマスに認められた人間は、世界中探してもほんの一握りしかいないだろうよ」
なるほどなぁ、二人のギルドマスターに認められた証か。だけどまだ一握りもいるのか。なら、次は三人目のギルドマスターに認められることも、目標の一つにしてもいいかもしれないな。
「なるほど、分かった。それじゃあ俺たちはそろそろ帰るよ。また明日依頼を受けに来るから」
「おう、待っているからな。期待の新人、シロウよ」
ギルドマスターに認められ、Sランクに昇進した俺たちは一度宿屋に帰る。
翌日、俺たちは依頼を受けにギルドに来ていた。
「シロウ! 今日はいったい何の依頼を受けるつもりですの!」
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「そうなのですの? まぁ、いいですわ。Sランクの依頼は逃げませんもの。次の機会を楽しみにしますわ」
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「すみません。この依頼を受けたいのですが」
「わかりました。では、気をつけて行って来てください」
受付が終わった俺たちエグザイルドは、ギルドから出てワイバーン討伐の準備を行う。
「場所は沼地だからな。長靴の準備をしたほうがいいだろう」
「それもそうだね。沼地=陥没した場所とは限らない。湿気が強く泥濘んでいるだけの場所もある。様々な状況を考えて準備をしていたほうがいいかもしれないね」
もしものことを考え、俺たちは一度靴屋に寄ることにした。
靴屋で長靴を購入し、そのついでに店主に話を聞いてみる。
「すみません。これから沼地に行くのですけど、あそこってどんな感じですか?」
「ああ、そうだな。あそこは湿気が強くて地面が泥濘んでいる。だから気を付けて歩かないと、足を取られてしまうな。普段とは違って動きが遅くなってしまうから、魔物を見つけたのなら気付かれないうちに逃げたほうがいいぞ」
「そうなのですね。ありがとうございます」
店主にお礼を言うと、長靴に履き替えてから沼地に向かった。
町を出てから一時間ほど歩き、ようやく目的地である沼地に辿り着く。
「店主さんが言っていましたように、地面が泥濘んでいますわね」
「長靴を買って正解だったね。あのままここに来ていたら、お気に入りの靴が台無しになっていたもの」
「クロエ、靴の心配をするぐらいなら、足元の心配をしていたほうがいい。思っていたよりも深いみたいだよ」
「ミラーカさんの言うとおりですわね。一度バランスを崩してしまったら、泥にダイブしそうになりますもの」
『クウーン』
俺の腕に抱かれているキャッツが心配そうに鳴く。
「大丈夫だ。足を滑らせてお前を泥の中に放り投げたりはしないから」
一度、足を止めて周囲を見渡す。しかし、ワイバーンの姿は何処にも見当たらなかった。
「見当たりませんわね」
「本当だね。どこにいるのだろう」
「シロウ。君の探査魔法を使えば、居場所が特定できるのではないか?」
「それもそうだな。やってみよう。エコーロケーション」
キャッツを抱き抱えたまま、片手を前に突き出し、探査魔法を唱える。
いくつか反応が返ってきたな。だけど弱い反応だ。きっとワイバーンではないはず。
「ダメだ。ワイバーンらしき反応は返って来なかった」
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「足元に気を付けつつ、前に進もう」
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コウモリの翼に一対のワシの脚、ヘビの尾の先端部分は矢尻のような棘を備えている。
「間違いない! ワイバーンだ!」
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