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第十一章
第五話 勝負内容は狩りのようです。
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翌日、俺たちは再びギルドを訪れていた。
「お前たち、よく逃げ出さずにここに来ることができたな。まずは褒めてやろう」
ギルドマスターのガイアが、胸の前で腕を組んで踏ん反り返る。
いや、だって証明書を再発行してもらわないといけないから、当たり前じゃないか。再発行のために、わざわざオルテガが運営しているギルドまで戻るのは馬鹿げているし、面倒臭いけれど、こっちのほうが手っ取り早いからな。
「お前たちの対戦相手はあいつらだ」
ギルドマスターのガイアが、奥のテーブルを指差す。そこには三人組の男女が座っていた。
あいつらが、今回の対戦相手か。金髪の男と、赤髪の女、それと青い髪の男か。
見た目から判断すると、金髪の男は剣士、赤い髪の女はクロエと同じ弓使い、青い髪の男は鎧に大きい盾を持っているからタンクだろうな。
三人組は席から立つと俺たちのところにやってくる。
「こいつらが、ギルマスの言っていた新入りか。本当に弱そうな見た目をしていやがる。
「本当だね。それに一緒にいるのは小娘じゃない。お嬢ちゃんたちに、冒険者の厳しさを私が教えてあげようじゃない」
金髪の男と赤髪の女が俺たちを見て、見下したような態度を取る。
ここのギルドでは新入りいびりが流行っているのか? 別に何を言われても気にしないのだけど、俺たちよりも年上なんだからもっと大人な対応をしてもらいたいよ。態度でその人の程度と言うものが知れてしまうのだから。
「あら? あら、あら? よく見たら、お肌が荒れているではないですか? 荒っぽい戦い方をしている証拠ですわね。冒険者でも女性なのですから、お肌には気をつけないといけませんわよ。お・ば・さん」
赤髪の女性の言葉が癇に障ったのか、マリーが女性に近づくと肌年齢のことを指摘する。
「本当だ! 私よりも年下なのに、お肌の荒れが凄い!」
「マリー、クロエ、あんまり言ってあげるな。きっと彼女は私たちと違って女を捨てたのだろう。女であれば、いくら冒険者であっても肌の手入れは怠らないものだ。それに白髪も混じっている。相当苦労をしているはずだ」
「ミラーカさんも、さらりとディスっていますわね」
『ワウーン?』
マリーに続いてクロエも思ったことを口にすると、それが連鎖反応のようになって女性陣たちが口々に言う。
「みんな、年季の入った女性に失礼だよ。きっと彼女は裏で努力をしているのだろうけれど、効果が出ないほど細胞が老化しているんだよ。見た目で人を判断するのはよくないって」
「ボウズ! あんたが一番失礼なことを言っているじゃないか!」
どうにか彼女たちの言い合いを止めようと思い、赤髪の女性をフォローしようとした。だけど、どうやらまったくフォローになっていなかったらしく、彼女は怒ってしまう。
うーん、女心は難しい。
「おい、こんな低レベルな争いをしている場合ではないだろうが。大人なんだから勝負で白黒つけろよ」
赤髪の女性が俺に掴み掛かろうとしたところで、青い髪のタンクの男が仲裁に入り、乱闘にならずに済んだ。
「それじゃあ、勝負方法を言うからな。勝負は狩だ。今から日没までの間、平原にいる魔物を討伐してその証拠の品を持って来てくれ」
勝負は狩りだと言うと、ガイアは紙を俺たちに渡した。
紙には平原に出没する魔物と、横にポイントが書いてある。魔物の強さに応じて、ポイントが高くなっていた。
なるほどなぁ。ポイントが高いほうの勝ちと言うわけか。ザコを倒してコツコツとポイントを稼ぐか。時間をかけてポイントの高い魔物を倒すか。判断力が試される戦いかたになる。
「そっちは三人だから、俺たちも三人で挑まないとフェアではないよな」
「別に俺たちはそのままでもいいぜ」
「そうだね。これくらいのハンデはしてあげてもいい。どうせ勝つのは私たちだ」
「地形を知っている分、俺たちが有利だ。それぐらいのハンデがあって、対等と言えよう」
対戦相手は、俺たち五人と一匹が勝負に参戦しても構わないと言う。
確かに地形では彼らが有利かも知れないけれど、本当にいいのだろうか。後で後悔しなければいいのだけど。
「わかった。それならご厚意に甘えさせてもらおう」
「話はついたな。それでは、対戦場所の平原に向かうぞ」
ギルドマスターのガイアに案内され、俺たちは平原に移動した。
「それでは、今から両チームの試合を行う。先ほども説明したが、より多くのポイントを獲得したほうの勝ちだ。それでは初め!」
「それじゃあお先!」
「ボウズたちはゆっくりと来な! どうせ勝てはしないのだからね」
「まぁ、せいぜい恥を掻かない程度に頑張ってくれや」
ガイアが合図を出した瞬間、対戦相手たちは声をかけ、走り去って行く。
「シロウ、先を越されてしまいましたわ」
「早く行かないと、ポイントが高い魔物を先に倒されちゃうよ!」
対戦相手たちが先に行く姿を見て、マリーとクロエが焦る。
まぁ、気持ちは分からなくもないが、焦ったところでいい結果が出ないに決まっている。まずは冷静に状況を分析して、勝つ算段を見出さないとな。
「二人とも落ち着け。まだ勝負は始まったばかりだ」
「シロウの言うとおりさ。私たちはこの平原のことを何も知らない。どこにどんな魔物が縄張りにしているのかを把握しておかないと、闇雲に探すだけ時間のムダになってしまう」
マリーとクロエに落ち着くように言うと、ミラーカが直ぐに行動を起こさない理由を、俺に変わって二人に教える。
「確かに、ミラーカさんの言うとおりですわね。何も情報がない状況では、無闇に探すだけで時間を浪費してしまいますもの。それで、どうやって探しますの?」
エリーザが尋ね、俺は口角をあげる。
「もちろん魔法で探すに決まっている」
両手を前に出し、精神を集中させる。
「エコーロケーション」
探査魔法を唱え、周辺に超音波を飛ばして状況を把握する。
「あっちの方に強い反応が返ってきた。きっとポイントの高い魔物がいるはずだ」
魔物の位置を把握すると、指を差す。
「それじゃあ狩を始めようか」
「お前たち、よく逃げ出さずにここに来ることができたな。まずは褒めてやろう」
ギルドマスターのガイアが、胸の前で腕を組んで踏ん反り返る。
いや、だって証明書を再発行してもらわないといけないから、当たり前じゃないか。再発行のために、わざわざオルテガが運営しているギルドまで戻るのは馬鹿げているし、面倒臭いけれど、こっちのほうが手っ取り早いからな。
「お前たちの対戦相手はあいつらだ」
ギルドマスターのガイアが、奥のテーブルを指差す。そこには三人組の男女が座っていた。
あいつらが、今回の対戦相手か。金髪の男と、赤髪の女、それと青い髪の男か。
見た目から判断すると、金髪の男は剣士、赤い髪の女はクロエと同じ弓使い、青い髪の男は鎧に大きい盾を持っているからタンクだろうな。
三人組は席から立つと俺たちのところにやってくる。
「こいつらが、ギルマスの言っていた新入りか。本当に弱そうな見た目をしていやがる。
「本当だね。それに一緒にいるのは小娘じゃない。お嬢ちゃんたちに、冒険者の厳しさを私が教えてあげようじゃない」
金髪の男と赤髪の女が俺たちを見て、見下したような態度を取る。
ここのギルドでは新入りいびりが流行っているのか? 別に何を言われても気にしないのだけど、俺たちよりも年上なんだからもっと大人な対応をしてもらいたいよ。態度でその人の程度と言うものが知れてしまうのだから。
「あら? あら、あら? よく見たら、お肌が荒れているではないですか? 荒っぽい戦い方をしている証拠ですわね。冒険者でも女性なのですから、お肌には気をつけないといけませんわよ。お・ば・さん」
赤髪の女性の言葉が癇に障ったのか、マリーが女性に近づくと肌年齢のことを指摘する。
「本当だ! 私よりも年下なのに、お肌の荒れが凄い!」
「マリー、クロエ、あんまり言ってあげるな。きっと彼女は私たちと違って女を捨てたのだろう。女であれば、いくら冒険者であっても肌の手入れは怠らないものだ。それに白髪も混じっている。相当苦労をしているはずだ」
「ミラーカさんも、さらりとディスっていますわね」
『ワウーン?』
マリーに続いてクロエも思ったことを口にすると、それが連鎖反応のようになって女性陣たちが口々に言う。
「みんな、年季の入った女性に失礼だよ。きっと彼女は裏で努力をしているのだろうけれど、効果が出ないほど細胞が老化しているんだよ。見た目で人を判断するのはよくないって」
「ボウズ! あんたが一番失礼なことを言っているじゃないか!」
どうにか彼女たちの言い合いを止めようと思い、赤髪の女性をフォローしようとした。だけど、どうやらまったくフォローになっていなかったらしく、彼女は怒ってしまう。
うーん、女心は難しい。
「おい、こんな低レベルな争いをしている場合ではないだろうが。大人なんだから勝負で白黒つけろよ」
赤髪の女性が俺に掴み掛かろうとしたところで、青い髪のタンクの男が仲裁に入り、乱闘にならずに済んだ。
「それじゃあ、勝負方法を言うからな。勝負は狩だ。今から日没までの間、平原にいる魔物を討伐してその証拠の品を持って来てくれ」
勝負は狩りだと言うと、ガイアは紙を俺たちに渡した。
紙には平原に出没する魔物と、横にポイントが書いてある。魔物の強さに応じて、ポイントが高くなっていた。
なるほどなぁ。ポイントが高いほうの勝ちと言うわけか。ザコを倒してコツコツとポイントを稼ぐか。時間をかけてポイントの高い魔物を倒すか。判断力が試される戦いかたになる。
「そっちは三人だから、俺たちも三人で挑まないとフェアではないよな」
「別に俺たちはそのままでもいいぜ」
「そうだね。これくらいのハンデはしてあげてもいい。どうせ勝つのは私たちだ」
「地形を知っている分、俺たちが有利だ。それぐらいのハンデがあって、対等と言えよう」
対戦相手は、俺たち五人と一匹が勝負に参戦しても構わないと言う。
確かに地形では彼らが有利かも知れないけれど、本当にいいのだろうか。後で後悔しなければいいのだけど。
「わかった。それならご厚意に甘えさせてもらおう」
「話はついたな。それでは、対戦場所の平原に向かうぞ」
ギルドマスターのガイアに案内され、俺たちは平原に移動した。
「それでは、今から両チームの試合を行う。先ほども説明したが、より多くのポイントを獲得したほうの勝ちだ。それでは初め!」
「それじゃあお先!」
「ボウズたちはゆっくりと来な! どうせ勝てはしないのだからね」
「まぁ、せいぜい恥を掻かない程度に頑張ってくれや」
ガイアが合図を出した瞬間、対戦相手たちは声をかけ、走り去って行く。
「シロウ、先を越されてしまいましたわ」
「早く行かないと、ポイントが高い魔物を先に倒されちゃうよ!」
対戦相手たちが先に行く姿を見て、マリーとクロエが焦る。
まぁ、気持ちは分からなくもないが、焦ったところでいい結果が出ないに決まっている。まずは冷静に状況を分析して、勝つ算段を見出さないとな。
「二人とも落ち着け。まだ勝負は始まったばかりだ」
「シロウの言うとおりさ。私たちはこの平原のことを何も知らない。どこにどんな魔物が縄張りにしているのかを把握しておかないと、闇雲に探すだけ時間のムダになってしまう」
マリーとクロエに落ち着くように言うと、ミラーカが直ぐに行動を起こさない理由を、俺に変わって二人に教える。
「確かに、ミラーカさんの言うとおりですわね。何も情報がない状況では、無闇に探すだけで時間を浪費してしまいますもの。それで、どうやって探しますの?」
エリーザが尋ね、俺は口角をあげる。
「もちろん魔法で探すに決まっている」
両手を前に出し、精神を集中させる。
「エコーロケーション」
探査魔法を唱え、周辺に超音波を飛ばして状況を把握する。
「あっちの方に強い反応が返ってきた。きっとポイントの高い魔物がいるはずだ」
魔物の位置を把握すると、指を差す。
「それじゃあ狩を始めようか」
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