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第七章
第六話 エリーザの護衛は大変
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「なぁ、エリーザにも事情があるのだろうけど、家の中には入れないみたいだ。だからそろそろ出発しないか?」
諦めることなく、何度も家の中に訴えている彼女に、俺は声をかけた。
「わたしは殿方と婚約する気はありません! わたしは何度もお父様に言っているのに、強引に話を進められたのですのよ!」
睨みつけるように目を細め、エリーザは俺に言う。
確かに子どもからすれば酷い話だ。恋愛ぐらいは自由にさせてもらいたいとも思うだろう。
だけど、俺は依頼を受けに来たのだ。個人の感情を優先して投げ出すのは、冒険者としてあるまじき行為。ここは心を鬼にしなければならない。
「マリー、クロエ、ミラーカ。すまないがエリーザが逃げないようにしてくれないか」
「わかりましたわ!」
「はーい!」
「了解した」
俺の指示に従い、三人の女の子たちはエリーザの腕を掴んで逃げられないようにしてくれた。
「お、お姉さま! これはいったい!」
「諦めてくれ。私たち三人の拘束からは逃げられない」
エリーザは三人の女の子たちにもみくちゃにされながら、声を上げる。
いやだろうが我慢してくれ。これも依頼を受けた以上は、何が何でも成し遂げなければならないのだから。
「魅力的なお姉さまたちの肌が触れるなんて。わたしは今、天国にいるような気分ですわ」
うん? 今エリーザが何かを言ったような気がしたが、小さくってよく聞き取れなかったな。でもまぁ、状況から察しても、俺に恨み言を呟いているのだろう。俺だって正直強引なのは嫌いだ。だけど俺だって冒険者としてのプライドがある。どんな形になったとしてもやりきる必要があるのだ。
「それじゃあ出発しようか。デンバー国には船に乗っていこう」
「船は嫌いです! 乗っただけで気分が悪くなりますわ」
エリーザは船が嫌いなのか。きっと船酔いをするタイプなのだろうな。さすがに体調を崩した状態で婚約者に合わせるわけにもいかないだろう。こうなったら海路よりも時間がかかってしまうけど、陸路で進むしかないか。
「わかった。それじゃあ陸路で進むことにしよう。馬車の手配をするから、三人はエリーザを連れてきてくれ。俺は先に行ってくる」
四人の女の子たちから離れ、俺は町の馬車を扱う店に向かう。
あの様子だと、もしかしたらエリーザは逃げ出すかもしれないよな。万が一のことが起きそうになったら、俺が睡眠魔法をかけてでも、阻止する必要があるだろう。
一人で今後のことについて考え事をしていると、御者の店に入る。
カウンターには男性の店員が頬杖をついてボーとしている姿が視界に入る。
「すみません、デンバー国まで連れていってもらいたいのですが?」
「え! デンバー国までですか?」
デンバー国まで乗せてもらいたいと告げると、男性店員は急に渋面を作り出した。
彼の反応からして、俺のことを知らないようだ。それにしても、いったいどうしたのだろうか? デンバー国まで行きたくない理由でもあるのか?
「デンバー国までは長すぎたでしょうか? 無理なら途中の町でおろしても構いませんが?」
「あ、いえ、そうではないのです」
男性店員の言葉は歯切れが悪い。これはやっぱり何かあるな。
「よろしければ話してくれませんか?」
「はい。実は、デンバー国に向かう途中でジュラの森があるのはご存じですか?」
男の問いかけに、俺は無言で頷く。
「最近ジュラの森は野盗たちが縄張りにされているらしく、今月に入って被害にあった行商人が何人もいるのですよ」
男性店員の話を聞き、彼がどうして嫌そうな顔をしたのか分かった。
だけどまぁ、問題はないだろう。野盗如き、俺の敵ではない。それに現れたとしても、触れられることなく倒せる。
「それなら問題ないですよ。俺はこう見えても冒険者なのです。なので腕っぷしには自信があるので、あなたも守ってみせます」
「そうですか。わかりました。そういうことでしたら、お受けいたしましょう」
彼の返事に、俺はホッとする。
よかった。引き受けてもらえて。もし、断られたら別の場所に向かわないといけなかった。そうなったら探すのが面倒くさくなるところだったよ。
「連れていくのはあなただけですか?」
「いえ、連れがあと四人います」
「わかりました。では、大きい馬車を用意いたしましょう。お客様は外でお待ちください」
言われたとおりに店の外に出ると、マリーたちがくるのを待つ。
数十分ほど待ったが、なかなか来る気配がない。
「馬車の準備ができましたが、お連れ様は来られましたか?」
「いえ、まだ来ていません」
とうとう馬車の準備まで終わったじゃないか。こうなったら様子を見に行くしかないか?
どうするべきか悩んでいると、マリーたちがやってくるのが見えた。
「遅かったな」
「ええ、説得するのに少々手こずりましたが、どうにか連れてくることができましたわ」
「もう、本当に疲れたんだから。石に噛り付いて離れないような勢いだったんだよ」
「だけどまぁ、どうにかここまで連れてくることができた。あとは馬車に乗せてこの町から離れれば、きっと諦めてくれるさ」
どうやら彼女の意地は、俺の予想を超えていたようだ。まさかここまで三人を手こずらせるとは思わなかった。
「よし、このまま馬車に乗せてくれ」
「わかりました。さあ、エリ。観念して馬車の中に乗ってくださいな」
俺は馬車の扉を開けると、マリーはエリーザの背中を押して馬車の中に押し込める。
続いてマリー、クロエ、ミラーカが乗り、最後に俺が馬車の中に入る。
御者の男性に声をかけると、馬車はゆっくりと前に進んだ。
これでエリーザがおとなしくなってくれればいいのだがな。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
面白かった! この物語は期待できる! 続きが早く読みたい!
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【感想】は一言コメントや誤字報告でも大丈夫です。気軽に書いていただけると嬉しいです。
何卒宜しくお願いします。
諦めることなく、何度も家の中に訴えている彼女に、俺は声をかけた。
「わたしは殿方と婚約する気はありません! わたしは何度もお父様に言っているのに、強引に話を進められたのですのよ!」
睨みつけるように目を細め、エリーザは俺に言う。
確かに子どもからすれば酷い話だ。恋愛ぐらいは自由にさせてもらいたいとも思うだろう。
だけど、俺は依頼を受けに来たのだ。個人の感情を優先して投げ出すのは、冒険者としてあるまじき行為。ここは心を鬼にしなければならない。
「マリー、クロエ、ミラーカ。すまないがエリーザが逃げないようにしてくれないか」
「わかりましたわ!」
「はーい!」
「了解した」
俺の指示に従い、三人の女の子たちはエリーザの腕を掴んで逃げられないようにしてくれた。
「お、お姉さま! これはいったい!」
「諦めてくれ。私たち三人の拘束からは逃げられない」
エリーザは三人の女の子たちにもみくちゃにされながら、声を上げる。
いやだろうが我慢してくれ。これも依頼を受けた以上は、何が何でも成し遂げなければならないのだから。
「魅力的なお姉さまたちの肌が触れるなんて。わたしは今、天国にいるような気分ですわ」
うん? 今エリーザが何かを言ったような気がしたが、小さくってよく聞き取れなかったな。でもまぁ、状況から察しても、俺に恨み言を呟いているのだろう。俺だって正直強引なのは嫌いだ。だけど俺だって冒険者としてのプライドがある。どんな形になったとしてもやりきる必要があるのだ。
「それじゃあ出発しようか。デンバー国には船に乗っていこう」
「船は嫌いです! 乗っただけで気分が悪くなりますわ」
エリーザは船が嫌いなのか。きっと船酔いをするタイプなのだろうな。さすがに体調を崩した状態で婚約者に合わせるわけにもいかないだろう。こうなったら海路よりも時間がかかってしまうけど、陸路で進むしかないか。
「わかった。それじゃあ陸路で進むことにしよう。馬車の手配をするから、三人はエリーザを連れてきてくれ。俺は先に行ってくる」
四人の女の子たちから離れ、俺は町の馬車を扱う店に向かう。
あの様子だと、もしかしたらエリーザは逃げ出すかもしれないよな。万が一のことが起きそうになったら、俺が睡眠魔法をかけてでも、阻止する必要があるだろう。
一人で今後のことについて考え事をしていると、御者の店に入る。
カウンターには男性の店員が頬杖をついてボーとしている姿が視界に入る。
「すみません、デンバー国まで連れていってもらいたいのですが?」
「え! デンバー国までですか?」
デンバー国まで乗せてもらいたいと告げると、男性店員は急に渋面を作り出した。
彼の反応からして、俺のことを知らないようだ。それにしても、いったいどうしたのだろうか? デンバー国まで行きたくない理由でもあるのか?
「デンバー国までは長すぎたでしょうか? 無理なら途中の町でおろしても構いませんが?」
「あ、いえ、そうではないのです」
男性店員の言葉は歯切れが悪い。これはやっぱり何かあるな。
「よろしければ話してくれませんか?」
「はい。実は、デンバー国に向かう途中でジュラの森があるのはご存じですか?」
男の問いかけに、俺は無言で頷く。
「最近ジュラの森は野盗たちが縄張りにされているらしく、今月に入って被害にあった行商人が何人もいるのですよ」
男性店員の話を聞き、彼がどうして嫌そうな顔をしたのか分かった。
だけどまぁ、問題はないだろう。野盗如き、俺の敵ではない。それに現れたとしても、触れられることなく倒せる。
「それなら問題ないですよ。俺はこう見えても冒険者なのです。なので腕っぷしには自信があるので、あなたも守ってみせます」
「そうですか。わかりました。そういうことでしたら、お受けいたしましょう」
彼の返事に、俺はホッとする。
よかった。引き受けてもらえて。もし、断られたら別の場所に向かわないといけなかった。そうなったら探すのが面倒くさくなるところだったよ。
「連れていくのはあなただけですか?」
「いえ、連れがあと四人います」
「わかりました。では、大きい馬車を用意いたしましょう。お客様は外でお待ちください」
言われたとおりに店の外に出ると、マリーたちがくるのを待つ。
数十分ほど待ったが、なかなか来る気配がない。
「馬車の準備ができましたが、お連れ様は来られましたか?」
「いえ、まだ来ていません」
とうとう馬車の準備まで終わったじゃないか。こうなったら様子を見に行くしかないか?
どうするべきか悩んでいると、マリーたちがやってくるのが見えた。
「遅かったな」
「ええ、説得するのに少々手こずりましたが、どうにか連れてくることができましたわ」
「もう、本当に疲れたんだから。石に噛り付いて離れないような勢いだったんだよ」
「だけどまぁ、どうにかここまで連れてくることができた。あとは馬車に乗せてこの町から離れれば、きっと諦めてくれるさ」
どうやら彼女の意地は、俺の予想を超えていたようだ。まさかここまで三人を手こずらせるとは思わなかった。
「よし、このまま馬車に乗せてくれ」
「わかりました。さあ、エリ。観念して馬車の中に乗ってくださいな」
俺は馬車の扉を開けると、マリーはエリーザの背中を押して馬車の中に押し込める。
続いてマリー、クロエ、ミラーカが乗り、最後に俺が馬車の中に入る。
御者の男性に声をかけると、馬車はゆっくりと前に進んだ。
これでエリーザがおとなしくなってくれればいいのだがな。
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