54 / 191
第六章
第九話 どうしてプルタルコスまで尻の話に混ざる!
しおりを挟む
オルテガの指示に従い、バニーガールの女性たちは俺に尻を向けてくる。
「さぁ、シロウ。胸は好みの娘がいなかったみたいだが、尻のほうはどうだ? 気に入った尻はいるか?」
ギルドマスターの言葉に、俺はバニーガールたちに対して申し訳ない気持ちになった。
本当にこのエロオヤジが迷惑をかけてごめんなさい!
心の中で謝罪をしつつ、俺は酔っぱらっているオルテガを見る。
「オルテガいい加減にしないか! 口では言わないが、彼女たちは困っているはずだぞ」
これ以上バニーガールたちに迷惑はかけられない。その一心で、俺は彼を叱った。
「いえ、別に私は嫌がってはいないので全然大丈夫ですよ」
「私も」
「逆に英雄様の好みのお尻を知りたいよね」
「そうだね」
あれ?
「ほらみろ! 彼女たちも乗り気じゃないか。英雄様の好みを知り、それに近づけることこそが女を磨くということだ。彼女たちのために教えてやりな」
酔っ払いの言葉は無視しておいて、彼女たちが嫌がっていないのであればそれでいい。だけど困ったな。さっき以上に難易度の高い問題を出された。
はっきり言って俺は、尻にはそこまで拘りがない。よく形だの張りだのという言葉を聞くが、俺にはそこまで尻の良さが分かっていない。
さて、どうしたものか。さっきと同じように正直に言ってもいいのだが、それだと彼女たちを傷つけてしまうかもしれないし。うーん、困った。
どうしたものかと考えていると、酒場の扉が開かれた。
あれ? 今日は貸し切りのはずだけど誰が来た?
店内に入ってきたのは鎧を着た男だ。彼は俺たちのところにやってくる。
「噂どおりに酒場にいたか」
「プルタルコスじゃないか。どうした? 俺に用でもあるのか?」
「ああ、実はお前にお願いしたいことがあってな」
彼は真剣な表情で俺を見た。
これはどう考えても真面目な話だよな。なら、無下に扱うわけにもいかないだろう。それに彼の登場で、尻の件はあやふやになりそうだ。このまま話題を変えて話を忘れさせよう。
「わかった。話を伺う。そこに座ってくれ」
俺の正面にプルタルコスが座ると、彼は真直ぐにこちらを見る。
「担当直入に言おう。シロウよ宮廷魔術師として、ブリタニア城に住まないか?」
「断る」
彼の提案に俺は即答した。
どうして俺が、宮廷魔術師のような面倒臭い職業に就かないといけないんだ。俺はやりたい仕事だけをする冒険者が性に合っている。
「やっぱり断るよな。勇者になることを断るぐらいなんだから」
彼はどうやら、俺が断ることがわかっている上で誘いをかけてきたようだ。一か八かの行動に出るということは、よほどの事情があるのだろうな。
「とりあえずは詳しいことを話してくれないか? もしかしたらやり方を変えれば力になることはできるかもしれない」
「すまない。そう言ってもらえると助かる。実は今度、隣国であるデンバーと親善試合をすることになってな。王様がシロウを我が国の代表として出場してほしいそうだ」
「だから宮廷魔術師になってほしいと」
俺の問いに、プルタルコスは無言で頷く。
なるほどな。王様の気持ちもわかる。何せ国の誇りをかけた戦いだ。できることなら勝利で終わらせたいと思うに決まっている。だからこそ、この国で英雄と言われている俺を国の代表として戦わせたいと言うわけだ。
俺が国の代表として戦えば、負ける可能性が低いと考えたのだろうな。
「国の代表として親善試合に参加してもいいが条件がある」
「なんだ? 言ってみろ」
「ギルドを通しての依頼であれば引き受ける。俺はあくまでも冒険者だ。宮廷魔術師なんかには興味はない」
「わかった。王様にはそう伝えておこう」
これでよし、王様には勇者になる件を断ってしまったからな。少しぐらいは協力してあげないと申し訳ない。それにギルドを通しての依頼であれば、俺は断らないからな。
親善試合に参加することになったし、次に話しを進めるとするか。
「それで、報酬のほうはどれくらい出せそうなんだ?」
「急に報酬の話か」
「そりゃそうだろう。報酬金額で俺のやる気が変わるってものだ」
「そうだな。俺が勝手に決めることはできないが、おそらく期待していていいと思うぞ。王様はお前を気に入っているからな」
今回の依頼は個人やギルドではなく国からのものになる。彼の言うとおり金額に関しては期待してもいいだろう。親善試合が待ち遠しいな。
「そうだ。プルタルコスはこれから時間があるか? 良かったらお前も一緒に飲めよ」
「そうだな。一応今日は非番で明日は休みだし、一杯だけつき合うとしよう」
プルタルコスも加わり、俺たちは酒飲みを再開させる。
「そうだ。騎士団長よ、お前さんは女の尻はどんなのが好きなんだ?」
「いきなりどうした! ギルドマスター」
プルタルコスが驚く。それも当然の反応だろう。急に話かけるような話題ではないのだから。
「いやな、お前さんが来る前にシロウと女の尻について語っていたところなんだよ」
おい、オルテガ! そんな言い方をしたら、まるで俺が女の尻が好きな変態のように聞こえるじゃないか!
「で、どうなんだ?」
「フフ」
オルテガの言葉に、プルタルコスは一笑した。
きっと俺と同じで、何をバカげたことを言っていると思っているのだろうな。
「愚問だな。そんなの俺の嫁の尻そのものに決まっているだろう。愛した者の身体すべてが俺は好きだ」
「グハッ! さすが妻子持ちの言う言葉は破壊力が違う! 確かに好みはそれぞれあろうが、最終的には愛した者の身体が一番だな。聞いたかシロウ! 今の言葉を肝に銘じておけよ!」
何だよ! その好きになった娘が好きなタイプみたいな言い方は! それに肝に銘じておくほどのものではないだろう!
「まぁ、お前もいずれ好きな人ができてその人と結ばれれば、俺が言っていることも分かるだろうよ。ところで、シロウの好みの女の子は、ここにいるバニーガールたちに近い人はいるのか?」
「どうしてプルタルコスまでそんなことを聞く! 一杯だけで酔ってしまったのか!」
「いや、俺は素面だ。お前の好みのタイプさえ知っておけば、その子を養子として迎え入れ、シロウと結婚させれば俺の義理の息子になるからな」
騎士団長の言葉に、俺は苦笑いを浮かべる。
この男、まだ俺を息子にする計画を諦めていなかったのかよ。
「前にも言っただろう。レオと義理の兄弟になるつもりはない」
「ふむ。レオが原因なら、一層のことあいつを勘当するか。そうすればシロウが我が子になる障がいはなくなる」
プルタルコスよ、冗談であったとしても声に出して言うなよ。レオがあまりにも可哀想ではないか。
「さすがに本気ではないと思いますが、冗談でもそんなことを言わないでくださいよ」
「いや、俺は真面目に考えているのだが」
「もし、本当にあいつを勘当したら、俺はあんたとの縁も切るからな!」
「それは困るな。わかった。レオを勘当させるのは止めることにしよう」
騎士団長の言葉に、俺はホッとした。
それにしてもそこまでして俺を息子にしたいのかよ。俺を息子にしてもあんまり変わらないと思うのだが。
「なあ、どうしてプルタルコスはそんなに俺を息子にしたがるんだ? 子どもを英雄にしたいのなら、俺じゃなくてもたくさんいるだろう?」
「何を言っている。シロウこそが最高の英雄だ。お前のような息子がいれば鼻が高いし、誇りに思う。俺ではなくとも、お前を義理の息子にしたいと思う人間はたくさんいるとおもうぞ。なぁ、ギルドマスター?」
「ああ、実は俺もお前を養子にしたいと内心思っていたんだ」
「それは丁重にお断りさせてもらう」
「少しは悩む素振りぐらいみせやがれ! くそう、シロウにフラれた。こうなったらやけ酒だ。酒のお代わりを持ってきてくれ」
即答したことがよくなかったようで、オルテガは落ち込みだした。
まぁ、たまにはいいだろう。どうせ朝になったら忘れているだろうし。それに正直に言って、酒を飲むと下ネタトークをするような男の息子にはなりたくないからな。
そんなことを思いつつも、俺たち三人は酒を酌み交わすのであった。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
面白かった! この物語は期待できる! 続きが早く読みたい!
など思っていただけましたら、【感想】や【お気に入り登録】をしていただけると、作者のモチベが上がり、更新が早くなります。
【感想】は一言コメントや誤字報告でも大丈夫です。気軽に書いていただけると嬉しいです。
何卒宜しくお願いします。
「さぁ、シロウ。胸は好みの娘がいなかったみたいだが、尻のほうはどうだ? 気に入った尻はいるか?」
ギルドマスターの言葉に、俺はバニーガールたちに対して申し訳ない気持ちになった。
本当にこのエロオヤジが迷惑をかけてごめんなさい!
心の中で謝罪をしつつ、俺は酔っぱらっているオルテガを見る。
「オルテガいい加減にしないか! 口では言わないが、彼女たちは困っているはずだぞ」
これ以上バニーガールたちに迷惑はかけられない。その一心で、俺は彼を叱った。
「いえ、別に私は嫌がってはいないので全然大丈夫ですよ」
「私も」
「逆に英雄様の好みのお尻を知りたいよね」
「そうだね」
あれ?
「ほらみろ! 彼女たちも乗り気じゃないか。英雄様の好みを知り、それに近づけることこそが女を磨くということだ。彼女たちのために教えてやりな」
酔っ払いの言葉は無視しておいて、彼女たちが嫌がっていないのであればそれでいい。だけど困ったな。さっき以上に難易度の高い問題を出された。
はっきり言って俺は、尻にはそこまで拘りがない。よく形だの張りだのという言葉を聞くが、俺にはそこまで尻の良さが分かっていない。
さて、どうしたものか。さっきと同じように正直に言ってもいいのだが、それだと彼女たちを傷つけてしまうかもしれないし。うーん、困った。
どうしたものかと考えていると、酒場の扉が開かれた。
あれ? 今日は貸し切りのはずだけど誰が来た?
店内に入ってきたのは鎧を着た男だ。彼は俺たちのところにやってくる。
「噂どおりに酒場にいたか」
「プルタルコスじゃないか。どうした? 俺に用でもあるのか?」
「ああ、実はお前にお願いしたいことがあってな」
彼は真剣な表情で俺を見た。
これはどう考えても真面目な話だよな。なら、無下に扱うわけにもいかないだろう。それに彼の登場で、尻の件はあやふやになりそうだ。このまま話題を変えて話を忘れさせよう。
「わかった。話を伺う。そこに座ってくれ」
俺の正面にプルタルコスが座ると、彼は真直ぐにこちらを見る。
「担当直入に言おう。シロウよ宮廷魔術師として、ブリタニア城に住まないか?」
「断る」
彼の提案に俺は即答した。
どうして俺が、宮廷魔術師のような面倒臭い職業に就かないといけないんだ。俺はやりたい仕事だけをする冒険者が性に合っている。
「やっぱり断るよな。勇者になることを断るぐらいなんだから」
彼はどうやら、俺が断ることがわかっている上で誘いをかけてきたようだ。一か八かの行動に出るということは、よほどの事情があるのだろうな。
「とりあえずは詳しいことを話してくれないか? もしかしたらやり方を変えれば力になることはできるかもしれない」
「すまない。そう言ってもらえると助かる。実は今度、隣国であるデンバーと親善試合をすることになってな。王様がシロウを我が国の代表として出場してほしいそうだ」
「だから宮廷魔術師になってほしいと」
俺の問いに、プルタルコスは無言で頷く。
なるほどな。王様の気持ちもわかる。何せ国の誇りをかけた戦いだ。できることなら勝利で終わらせたいと思うに決まっている。だからこそ、この国で英雄と言われている俺を国の代表として戦わせたいと言うわけだ。
俺が国の代表として戦えば、負ける可能性が低いと考えたのだろうな。
「国の代表として親善試合に参加してもいいが条件がある」
「なんだ? 言ってみろ」
「ギルドを通しての依頼であれば引き受ける。俺はあくまでも冒険者だ。宮廷魔術師なんかには興味はない」
「わかった。王様にはそう伝えておこう」
これでよし、王様には勇者になる件を断ってしまったからな。少しぐらいは協力してあげないと申し訳ない。それにギルドを通しての依頼であれば、俺は断らないからな。
親善試合に参加することになったし、次に話しを進めるとするか。
「それで、報酬のほうはどれくらい出せそうなんだ?」
「急に報酬の話か」
「そりゃそうだろう。報酬金額で俺のやる気が変わるってものだ」
「そうだな。俺が勝手に決めることはできないが、おそらく期待していていいと思うぞ。王様はお前を気に入っているからな」
今回の依頼は個人やギルドではなく国からのものになる。彼の言うとおり金額に関しては期待してもいいだろう。親善試合が待ち遠しいな。
「そうだ。プルタルコスはこれから時間があるか? 良かったらお前も一緒に飲めよ」
「そうだな。一応今日は非番で明日は休みだし、一杯だけつき合うとしよう」
プルタルコスも加わり、俺たちは酒飲みを再開させる。
「そうだ。騎士団長よ、お前さんは女の尻はどんなのが好きなんだ?」
「いきなりどうした! ギルドマスター」
プルタルコスが驚く。それも当然の反応だろう。急に話かけるような話題ではないのだから。
「いやな、お前さんが来る前にシロウと女の尻について語っていたところなんだよ」
おい、オルテガ! そんな言い方をしたら、まるで俺が女の尻が好きな変態のように聞こえるじゃないか!
「で、どうなんだ?」
「フフ」
オルテガの言葉に、プルタルコスは一笑した。
きっと俺と同じで、何をバカげたことを言っていると思っているのだろうな。
「愚問だな。そんなの俺の嫁の尻そのものに決まっているだろう。愛した者の身体すべてが俺は好きだ」
「グハッ! さすが妻子持ちの言う言葉は破壊力が違う! 確かに好みはそれぞれあろうが、最終的には愛した者の身体が一番だな。聞いたかシロウ! 今の言葉を肝に銘じておけよ!」
何だよ! その好きになった娘が好きなタイプみたいな言い方は! それに肝に銘じておくほどのものではないだろう!
「まぁ、お前もいずれ好きな人ができてその人と結ばれれば、俺が言っていることも分かるだろうよ。ところで、シロウの好みの女の子は、ここにいるバニーガールたちに近い人はいるのか?」
「どうしてプルタルコスまでそんなことを聞く! 一杯だけで酔ってしまったのか!」
「いや、俺は素面だ。お前の好みのタイプさえ知っておけば、その子を養子として迎え入れ、シロウと結婚させれば俺の義理の息子になるからな」
騎士団長の言葉に、俺は苦笑いを浮かべる。
この男、まだ俺を息子にする計画を諦めていなかったのかよ。
「前にも言っただろう。レオと義理の兄弟になるつもりはない」
「ふむ。レオが原因なら、一層のことあいつを勘当するか。そうすればシロウが我が子になる障がいはなくなる」
プルタルコスよ、冗談であったとしても声に出して言うなよ。レオがあまりにも可哀想ではないか。
「さすがに本気ではないと思いますが、冗談でもそんなことを言わないでくださいよ」
「いや、俺は真面目に考えているのだが」
「もし、本当にあいつを勘当したら、俺はあんたとの縁も切るからな!」
「それは困るな。わかった。レオを勘当させるのは止めることにしよう」
騎士団長の言葉に、俺はホッとした。
それにしてもそこまでして俺を息子にしたいのかよ。俺を息子にしてもあんまり変わらないと思うのだが。
「なあ、どうしてプルタルコスはそんなに俺を息子にしたがるんだ? 子どもを英雄にしたいのなら、俺じゃなくてもたくさんいるだろう?」
「何を言っている。シロウこそが最高の英雄だ。お前のような息子がいれば鼻が高いし、誇りに思う。俺ではなくとも、お前を義理の息子にしたいと思う人間はたくさんいるとおもうぞ。なぁ、ギルドマスター?」
「ああ、実は俺もお前を養子にしたいと内心思っていたんだ」
「それは丁重にお断りさせてもらう」
「少しは悩む素振りぐらいみせやがれ! くそう、シロウにフラれた。こうなったらやけ酒だ。酒のお代わりを持ってきてくれ」
即答したことがよくなかったようで、オルテガは落ち込みだした。
まぁ、たまにはいいだろう。どうせ朝になったら忘れているだろうし。それに正直に言って、酒を飲むと下ネタトークをするような男の息子にはなりたくないからな。
そんなことを思いつつも、俺たち三人は酒を酌み交わすのであった。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
面白かった! この物語は期待できる! 続きが早く読みたい!
など思っていただけましたら、【感想】や【お気に入り登録】をしていただけると、作者のモチベが上がり、更新が早くなります。
【感想】は一言コメントや誤字報告でも大丈夫です。気軽に書いていただけると嬉しいです。
何卒宜しくお願いします。
32
お気に入りに追加
1,948
あなたにおすすめの小説

薬漬けレーサーの異世界学園生活〜無能被験体として捨てられたが、神族に拾われたことで、ダークヒーローとしてナンバーワン走者に君臨します〜
仁徳
ファンタジー
少年はとある研究室で実験動物にされていた。毎日薬漬けの日々を送っていたある日、薬を投与し続けても、魔法もユニークスキルも発動できない落ちこぼれの烙印を押され、魔の森に捨てられる。
森の中で魔物が現れ、少年は死を覚悟したその時、1人の女性に助けられた。
その後、女性により隠された力を引き出された少年は、シャカールと名付けられ、魔走学園の唯一の人間魔競走者として生活をすることになる。
これは、薬漬けだった主人公が、走者として成り上がり、ざまぁやスローライフをしながら有名になって、世界最強になって行く物語
今ここに、新しい異世界レースものが開幕する!スピード感のあるレースに刮目せよ!
競馬やレース、ウマ娘などが好きな方は、絶対に楽しめる内容になっているかと思います。レース系に興味がない方でも、異世界なので、ファンタジー要素のあるレースになっていますので、楽しめる内容になっています。
まずは1話だけでも良いので試し読みをしていただけると幸いです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

無能扱いされた実は万能な武器職人、Sランクパーティーに招かれる~理不尽な理由でパーティーから追い出されましたが、恵まれた新天地で頑張ります~
詩葉 豊庸(旧名:堅茹でパスタ)
ファンタジー
鍛冶職人が武器を作り、提供する……なんてことはもう古い時代。
現代のパーティーには武具生成を役目とするクリエイターという存在があった。
アレンはそんなクリエイターの一人であり、彼もまたとある零細パーティーに属していた。
しかしアレンはパーティーリーダーのテリーに理不尽なまでの要望を突きつけられる日常を送っていた。
本当は彼の適性に合った武器を提供していたというのに……
そんな中、アレンの元に二人の少女が歩み寄ってくる。アレンは少女たちにパーティーへのスカウトを受けることになるが、後にその二人がとんでもない存在だったということを知る。
後日、アレンはテリーの裁量でパーティーから追い出されてしまう。
だが彼はクビを宣告されても何とも思わなかった。
むしろ、彼にとってはこの上なく嬉しいことだった。
これは万能クリエイター(本人は自覚無し)が最高の仲間たちと紡ぐ冒険の物語である。

(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います
しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。

美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』

ブラックギルドマスターへ、社畜以下の道具として扱ってくれてあざーす!お陰で転職した俺は初日にSランクハンターに成り上がりました!
仁徳
ファンタジー
あらすじ
リュシアン・プライムはブラックハンターギルドの一員だった。
彼はギルドマスターやギルド仲間から、常人ではこなせない量の依頼を押し付けられていたが、夜遅くまで働くことで全ての依頼を一日で終わらせていた。
ある日、リュシアンは仲間の罠に嵌められ、依頼を終わらせることができなかった。その一度の失敗をきっかけに、ギルドマスターから無能ハンターの烙印を押され、クビになる。
途方に暮れていると、モンスターに襲われている女性を彼は見つけてしまう。
ハンターとして襲われている人を見過ごせないリュシアンは、モンスターから女性を守った。
彼は助けた女性が、隣町にあるハンターギルドのギルドマスターであることを知る。
リュシアンの才能に目をつけたギルドマスターは、彼をスカウトした。
一方ブラックギルドでは、リュシアンがいないことで依頼達成の効率が悪くなり、依頼は溜まっていく一方だった。ついにブラックギルドは町の住民たちからのクレームなどが殺到して町民たちから見放されることになる。
そんな彼らに反してリュシアンは新しい職場、新しい仲間と出会い、ブッラックギルドの経験を活かして最速でギルドランキング一位を獲得し、ギルドマスターや町の住民たちから一目置かれるようになった。
これはブラックな環境で働いていた主人公が一人の女性を助けたことがきっかけで人生が一変し、ホワイトなギルド環境で最強、無双、ときどきスローライフをしていく物語!

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

成長率マシマシスキルを選んだら無職判定されて追放されました。~スキルマニアに助けられましたが染まらないようにしたいと思います~
m-kawa
ファンタジー
第5回集英社Web小説大賞、奨励賞受賞。書籍化します。
書籍化に伴い、この作品はアルファポリスから削除予定となりますので、あしからずご承知おきください。
【第七部開始】
召喚魔法陣から逃げようとした主人公は、逃げ遅れたせいで召喚に遅刻してしまう。だが他のクラスメイトと違って任意のスキルを選べるようになっていた。しかし選んだ成長率マシマシスキルは自分の得意なものが現れないスキルだったのか、召喚先の国で無職判定をされて追い出されてしまう。
一方で微妙な職業が出てしまい、肩身の狭い思いをしていたヒロインも追い出される主人公の後を追って飛び出してしまった。
だがしかし、追い出された先は平民が住まう街などではなく、危険な魔物が住まう森の中だった!
突如始まったサバイバルに、成長率マシマシスキルは果たして役に立つのか!
魔物に襲われた主人公の運命やいかに!
※小説家になろう様とカクヨム様にも投稿しています。
※カクヨムにて先行公開中
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる