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第六章
第八話 どうして俺たちの報酬なのにオルテガもいる!
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「ガハハハ! さすがシロウだ! 俺の見込みどおりの働きをしてくれる! マスター! 酒のお代わりだ」
空になったジョッキを酒場のマスターに見せ、ギルドマスターのオルテガは酒がなくなったことを伝える。
そんな彼の姿を見ながら、俺は小さく息を吐く。
「何でオルテガまでついて来るんだよ。お前は何もしていないじゃないか」
「まぁ、まぁ、そういうなよ。俺が依頼を優先的に回さなかったら、ただ酒にありつけなかったぞ」
「よく言うよ。他のやつに任せてもただ酒が飲めないから、俺がするように勧めてきただけじゃないか」
彼の言葉に、俺は呆れてしまう。
スカルドラゴンの討伐を終え、その証拠をオルテガに見せた。すると彼はいきなり俺の腕を引っ張り、馬車に乗せてブリタニア城の城下町にある酒場に連れてきたのだ。
そう、彼は俺が依頼をクリアすることを前提に、最初から計画を立てていたのだ。根回しの速さがそれを証明している。
「お待たせしました」
「今日はよろしくお願いします」
オルテガと話していると、数人のバニーガールたちがやってきた。彼女たちは挟むように俺の両サイドに座る。
「お、待っていたぞ。こんな可愛い娘たちと話しながら酒が飲めるなんて幸せだな」
「まぁ、お上手ですね」
バニーガールたちを見ながら、オルテガは彼女たちの容姿を褒める。
確かに彼女たちは可愛いし、綺麗でもある。だけど可愛さで言えばクロエに負けるし、綺麗さでもマリーに劣る。そして胸の大きさではミラーカが上だろう。
そんなことを思いつつも、俺は酒の入ったジョッキを口に持っていく。
「マスターから聞きましたよ。強い魔物を倒したのですね。私強い人って素敵だなって思います」
隣に座っているバニーガールが、俺の活躍を酒場のマスターから聞いたらしい。俺を褒めながら、俺の手に自身の手を重ねてきた。
「顔が赤いですよ。もしかして緊張しているのですか? クスッ、そんなところが可愛いですね」
うーん、どうやらこの娘は勘違いをしているようだ。彼女の言うとおり、俺は顔を赤くしているのかもしれないが、別に緊張なんかはしていない。どうしてか俺にも分からないが、マリーたちといるほうが緊張してしまう。
顔が赤くなっているのは酒が回っているからなのだろうな。
うーん、どうして緊張しないのだろうか。
そんなことを考えていると、俺はその違いに気づく。
そうか。彼女たちは、マリーたちみたいに激しいスキンシップをしない。だから緊張をしないのだ。
彼女たちはあくまでも接客。だから手に触れるぐらいはするが、腕を絡めて抱き着くことはしない。
普段からそんなものが当たり前になっているからこそ、こんなに緊張をしないのだろうな。
「そうだ! シロウは強いぞ! 俺が運営しているギルドの中でも一番だ! いや、すべてのギルドに所属している冒険者の中でもトップだろうよガハハハ!」
俺の接客をしているバニーガールの声が耳に入ったようだ。オルテガは大袈裟に俺を褒める。酒の影響もあるのだろう。彼はテンションが高く、声音が大きかった。
「全ギルドで一番強いお方とお話ができるなんて光栄ですね」
「そんなに強いのでしたら、勇者様になれるのではないですか?」
「おう、こいつはなれるぞ! 何せ一度王様に認められて、勇者の証である聖剣カリバーンを渡されたことがあるからな」
おい、どうしてお前がそんなことを知っている!
そう思ったが、よく考えれば知らないはずがないよな。どうせマリーやクロエたちがオルテガに話したと思うし。
「でも、こいつはその話を拒みやがった」
「えー! もったいない!」
ギルドマスターが勇者になることを断った話をすると、バニーガールは驚きの声を上げる。
「でもよ、俺はこう考えた。きっとシロウは自分がそんな器ではないと思ったんだってな」
どうして俺が拒んだのか、その理由をオルテガは語る。
拒んだ理由は誰にも話してはいない。だけど彼は雰囲気から直感的に、相手がどんな立場でどんなことを考えているのかを判断することができる。きっと俺の僅かな表情から内心を読み取ったのだろう。
「何せ千体の魔物とファイヤードラゴンから町を守るほどの人間だ。それは勇者を凌駕している。勇者ではなく、大勇者の器だからこそ、王様の提案を拒否したんだってな」
前言撤回しよう。やっぱり彼は、酒の影響で頭がバカになっている。全然俺の心情を読み取ってはいない。
「なるほど! 確かに勇者を越える勇者であれば、同じ扱いをされると嫌ですものね」
「私も納得しました」
オルテガの妄想話を信じてしまったようだ。バニーガールたちは尊敬する眼差しを送ってくる。
「そうだ。お嬢ちゃんたち、ちょっとそこに並んでくれないか?」
ギルドマスターがバニーガールたちに一通り視線を向けると、テーブルの隣に並ぶように言う。しかも彼なりに拘りがあるようで、並ぶ順番までも指摘していた。
いったい何がしたいんだ? あのオッサンは?
バニーガールたちに視線を向けるが、彼がなぜあのような並び順にしたのか、分からない。
「さぁ、シロウ! この子たちの中で好みの胸はどれだ?」
彼の言葉に俺は溜息をつく。
くだらない。こんなことのために、彼女たちをわざわざ並ばせたのかよ。
「服越しだが、バニー服な分、身体のラインがしっかりと強調されているだろう? お前はどんな胸は好きなんだ? 俺に教えてくれよ」
そんなこと、前に一度教えたじゃないか。ボケたのかよ。
一瞬そんなことを考えたが、よく思い出せば、彼には認識阻害の魔法をかけ、下ネタ話はしなかったことになっている。忘れている以上は仕方がないのかもしれない。
一応彼女たちの胸に一通り視線を送ってみる。バニーガールたちは嫌そうな顔はしていなかった。
「もう少し胸を強調するような態勢になってくれないか」
オルテガの指示に従い、彼女たちはそれぞれの判断でセクシーなポーズをとり、自身の胸をアピールしてきた。
普通であれば、酔っ払いの言葉を真に受けて言うとおりにはしないのだろう。だけど、連れのオルテガの厭らしい指示に、嫌な顔をしないで応えてくれるのは、俺が優秀な冒険者であり、将来有望であるからなのかもしれないな。
「さあ、どの娘の胸が好きなんだ? 俺に教えてくれよ」
いったいこれはどんな罰ゲームなんだよ。どうして俺の性癖をもう一度暴露しなければならない。
だけど、言わなければ協力してくれたバニーガールたちに申し訳ないと思う。やっぱり、言わなければならないだろう。
俺は意を決してもう一度答える。
「この中には残念ながらいない。微妙に俺の好みとは外れているからな」
「そうか。お前って意外と拘りが強いんだな。俺は彼女たちの胸は全部好きだぞ」
それはただ単に節操がないだけじゃないか!
「胸の好みがこの中にはいないのなら、次は尻を訊くとするか。お嬢ちゃんたち今度は尻を突き出してくれ」
オルテガの指示に従い、何故かバニーガールたちは俺のほうに尻を向けてきた。
本当にバニーガールさんたちごめんなさい。連れが迷惑をかけて!
俺は心の中で彼女たちに謝るのであった。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
面白かった! この物語は期待できる! 続きが早く読みたい!
など思っていただけましたら、【感想】や【お気に入り登録】をしていただけると、作者のモチベが上がり、更新が早くなります。
【感想】は一言コメントや誤字報告でも大丈夫です。気軽に書いていただけると嬉しいです。
何卒宜しくお願いします。
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そう、彼は俺が依頼をクリアすることを前提に、最初から計画を立てていたのだ。根回しの速さがそれを証明している。
「お待たせしました」
「今日はよろしくお願いします」
オルテガと話していると、数人のバニーガールたちがやってきた。彼女たちは挟むように俺の両サイドに座る。
「お、待っていたぞ。こんな可愛い娘たちと話しながら酒が飲めるなんて幸せだな」
「まぁ、お上手ですね」
バニーガールたちを見ながら、オルテガは彼女たちの容姿を褒める。
確かに彼女たちは可愛いし、綺麗でもある。だけど可愛さで言えばクロエに負けるし、綺麗さでもマリーに劣る。そして胸の大きさではミラーカが上だろう。
そんなことを思いつつも、俺は酒の入ったジョッキを口に持っていく。
「マスターから聞きましたよ。強い魔物を倒したのですね。私強い人って素敵だなって思います」
隣に座っているバニーガールが、俺の活躍を酒場のマスターから聞いたらしい。俺を褒めながら、俺の手に自身の手を重ねてきた。
「顔が赤いですよ。もしかして緊張しているのですか? クスッ、そんなところが可愛いですね」
うーん、どうやらこの娘は勘違いをしているようだ。彼女の言うとおり、俺は顔を赤くしているのかもしれないが、別に緊張なんかはしていない。どうしてか俺にも分からないが、マリーたちといるほうが緊張してしまう。
顔が赤くなっているのは酒が回っているからなのだろうな。
うーん、どうして緊張しないのだろうか。
そんなことを考えていると、俺はその違いに気づく。
そうか。彼女たちは、マリーたちみたいに激しいスキンシップをしない。だから緊張をしないのだ。
彼女たちはあくまでも接客。だから手に触れるぐらいはするが、腕を絡めて抱き着くことはしない。
普段からそんなものが当たり前になっているからこそ、こんなに緊張をしないのだろうな。
「そうだ! シロウは強いぞ! 俺が運営しているギルドの中でも一番だ! いや、すべてのギルドに所属している冒険者の中でもトップだろうよガハハハ!」
俺の接客をしているバニーガールの声が耳に入ったようだ。オルテガは大袈裟に俺を褒める。酒の影響もあるのだろう。彼はテンションが高く、声音が大きかった。
「全ギルドで一番強いお方とお話ができるなんて光栄ですね」
「そんなに強いのでしたら、勇者様になれるのではないですか?」
「おう、こいつはなれるぞ! 何せ一度王様に認められて、勇者の証である聖剣カリバーンを渡されたことがあるからな」
おい、どうしてお前がそんなことを知っている!
そう思ったが、よく考えれば知らないはずがないよな。どうせマリーやクロエたちがオルテガに話したと思うし。
「でも、こいつはその話を拒みやがった」
「えー! もったいない!」
ギルドマスターが勇者になることを断った話をすると、バニーガールは驚きの声を上げる。
「でもよ、俺はこう考えた。きっとシロウは自分がそんな器ではないと思ったんだってな」
どうして俺が拒んだのか、その理由をオルテガは語る。
拒んだ理由は誰にも話してはいない。だけど彼は雰囲気から直感的に、相手がどんな立場でどんなことを考えているのかを判断することができる。きっと俺の僅かな表情から内心を読み取ったのだろう。
「何せ千体の魔物とファイヤードラゴンから町を守るほどの人間だ。それは勇者を凌駕している。勇者ではなく、大勇者の器だからこそ、王様の提案を拒否したんだってな」
前言撤回しよう。やっぱり彼は、酒の影響で頭がバカになっている。全然俺の心情を読み取ってはいない。
「なるほど! 確かに勇者を越える勇者であれば、同じ扱いをされると嫌ですものね」
「私も納得しました」
オルテガの妄想話を信じてしまったようだ。バニーガールたちは尊敬する眼差しを送ってくる。
「そうだ。お嬢ちゃんたち、ちょっとそこに並んでくれないか?」
ギルドマスターがバニーガールたちに一通り視線を向けると、テーブルの隣に並ぶように言う。しかも彼なりに拘りがあるようで、並ぶ順番までも指摘していた。
いったい何がしたいんだ? あのオッサンは?
バニーガールたちに視線を向けるが、彼がなぜあのような並び順にしたのか、分からない。
「さぁ、シロウ! この子たちの中で好みの胸はどれだ?」
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普通であれば、酔っ払いの言葉を真に受けて言うとおりにはしないのだろう。だけど、連れのオルテガの厭らしい指示に、嫌な顔をしないで応えてくれるのは、俺が優秀な冒険者であり、将来有望であるからなのかもしれないな。
「さあ、どの娘の胸が好きなんだ? 俺に教えてくれよ」
いったいこれはどんな罰ゲームなんだよ。どうして俺の性癖をもう一度暴露しなければならない。
だけど、言わなければ協力してくれたバニーガールたちに申し訳ないと思う。やっぱり、言わなければならないだろう。
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