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第六章
第四話 エグザイルドとしての初めての依頼をしようではないか
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俺たちはパーティー名をエグザイルドと決め、最初の依頼を探していた。
「うーん、中々良さそうなのがないな」
ミラーカが仲間になったことだし、彼女を加えた状態で連携が取れるのかを一度見ておく必要があるよな。そうなると討伐系の依頼がいいのだけど、中々受けたいものが見つからないんだよな。
張り出されてある依頼を見ながら、俺はどうしたものかと考える。
実際にはないわけではないんだよな。討伐系の依頼は複数ある。だけど報酬金額が少ない。できることなら高めに設定されてある依頼を受けたいのだけど、あんまり欲を掻かないほうがいいのだろうか。
「おーい、シロウ!」
依頼内容が書かれてある張り紙を見ていると、ギルドマスターのオルテガが声をかけてきた。
彼が俺に声をかけてくるときは依頼を頼むときか、飲みに誘うときだ。今は真っ昼間だし、依頼のほうだろうな。
「報酬金額は?」
どうせ話の内容が依頼だろうし、先に金額を訊いておいてもいいだろう。そう思い、俺は金額を彼に尋ねる。
「ハハハ、さすがシロウだな。俺が何を言いたいのか分かっているじゃないか。報酬金額は十万ギルだそうだ。依頼内容は深淵の洞窟に住み着いた魔物の討伐だ」
依頼内容の書かれた紙を、オルテガは俺に手渡す。
受け取ると、俺は紙に書かれてある内容を黙読する。
えーと、なになに。依頼者は城下町の人じゃないか。依頼者の一言はっと。
『俺は女の子に接客をさせている酒場のマスターだ。実は友人の冒険者が深淵の洞窟に挑んだのだが、大けがをして帰ってきた。そこで彼の仇を討ってほしい。倒した証拠を持って帰れば十万ギルと、当店を訪れたときに無料で酒の提供と女の子に接客させてやるからな』
ある意味酒場のマスターらしい報酬の仕方だな。まさか本来有料であるプランを、無料にするとは。
依頼主の一言を読み、俺は首を傾げる。
確かオルテガは報酬として十万ギルの話をしたが、もう一つの報酬のことは口には出していなかった。たまたま言い忘れただけなのだろうか?
「なぁ、どうしてもう一つの報酬のことを話さなかったんだ?」
気になった俺は、ギルドマスターに訊ねる。
「シロウ、そこは空気を読んでくれよ。俺は敢えて口に出さなかったんだぜ。自分の首を絞めたいのなら、それでもいいが」
彼の言葉を聞いた瞬間にピンときた。
なるほど、そういうことか。俺の周囲にはマリーたちがいる。もし、もう一つの報酬を声に出して言おうものなら、彼女たちのやる気を削ぐことにつながってしまう。
「そいつは済まなかった。俺としたことが気づかなかったよ。わかった。今からその依頼を受けよう。悪いが手続きのほうはいつもの様にオルテガに任せた」
依頼を受ける意思を示すと、彼に依頼書を返す。
早く返しておかないと、万が一にでも女性陣に見られてしまう可能性があるからな。
「決断が早くて助かる。あとは任せておけ。お前には期待しているからな」
依頼書を受け取ったオルテガは、そのまま受付のほうに向って行った。
「と言う訳で、今から深淵の洞窟に向かうことにした。場所は知っているけど、俺はまだ中に入ったことはない。誰か行ったことがある人はいるか?」
「ワタクシは一度も行ったことはありませんわ」
「私もスキンヘッドの男とパーティーを組んでいたときは、その洞窟には行ったことがないです」
「私も追放される前のパーティーの作戦で、この大陸に来ただけだからね。私が拠点にしていたあのダンジョン以外は知らないさ」
どうやら全員が深淵の洞窟には行ったことがないようだな。
「俺も知識としてしか知らないけど、あの洞窟は松明が機能しないほど暗いらしい。俺の魔法で、どれだけ明るくできるのかはやってみないと分からないけど、敵が近づいたときはクロエが教えてくれ」
「わかった。任せてよ」
クロエが自身の胸を軽く叩くと、俺はミラーカのほうを見る。
「ミラーカは具体的にはどんなことができるんだ?」
「それはシロウが望むことならいくらでもしてやるさ。咥えたり、嘗めたり、挟んだり、シロウのお望みであればなんだってするさ」
ミラーカが俺の耳元に顔を近づけると、小さい声で囁く。
彼女の言葉を聞いた途端、俺は心臓の鼓動が早鐘を打ち、顔に熱を感じる。思わず頭の中で想像してしまった。
「ミ、ミラーカ! ふざけないでちゃんと俺の質問に答えてくれ」
「アハハ、顔を赤くしちゃって、可愛い。お姉さん、シロウのその反応は好きだな」
いたずらに成功した子どものように、ミラーカは満面の笑顔を浮かべる。
「そう言えば、ミラーカさんは今いくつ何ですか?」
ミラーカがお姉さんと言ったからなのだろう。クロエが急に彼女に年齢を尋ねる。
「私かい? 私はこう見えても二百四十歳だよ。実年齢よりも若く見えるだろう?」
「それはあなたが魔族だからではないですの。魔族はエルフと同じように長寿なのですから」
「やった! これで最年長の座は、ミラーカさんにお譲りすることができます」
ミラーカが自分よりも年上だったことを知り、それが嬉しかったようだ。クロエが喜びの声を上げる。
見た目で言えば、クロエが一番最年少に見えるんだけどな。
そんなことを考えていると、俺はあることに気づく。
一番最年長はミラーカ、その次がクロエ、そしてマリー、その下が俺だ。よく考えれば、リーダーである俺が一番最年少じゃないか!
その事実に気づいた俺はなぜか複雑な気分になった。
「クロエ、少なくともこのパーティーで二番目に年長者なのですから、あんまり子供っぽい反応をしないでくださらない?」
「あう、マリーさんに怒られました」
「それよりもミラーカ。あなた、本当はどんなことができますの?」
一度脱線してしまった話を、マリーが軌道修正してくれた。
正直助かったよ。俺がもう一度聞いたら、再びふざけそうな気がしたから。
「私ができることと言えば、自作のポーションでサポートをしたり、攻撃魔法で攻撃したりだね。あと、条件次第だけど一定の魔物を操作することができるよ。例えば死人をゾンビやスカルナイトに変えることもできるさ」
「さすがに死人を冒涜するようなことはしないでくれ」
さすがに命尽きた者まで戦わせるわけにはいかないからな。でも、自作のポーションってなんだ? 市販のものとどの辺が違うのだろう。凄く気になるところだけど、なんだか訊くのが怖い。
とにかく彼女は後衛で魔法攻撃をしてもらおう。誰かがケガをしたときは、俺が回復魔法を使えばいいだけだしな。
「その自作のポーションは、万が一のときのためにとっておいてくれ。ミラーカは、クロエと一緒に後衛で魔法攻撃を頼むよ」
ダンジョン内での彼女の立ち位置を伝えると、俺はギルドの外に向かう。
さて、これからエグザイルドの初依頼をやりに向かいますか。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
面白かった! この物語は期待できる! 続きが早く読みたい!
など思っていただけましたら、【感想】や【お気に入り登録】をしていただけると、作者のモチベが上がり、更新が早くなります。
【感想】は一言コメントや誤字報告でも大丈夫です。気軽に書いていただけると嬉しいです。
何卒宜しくお願いします。
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ミラーカが仲間になったことだし、彼女を加えた状態で連携が取れるのかを一度見ておく必要があるよな。そうなると討伐系の依頼がいいのだけど、中々受けたいものが見つからないんだよな。
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実際にはないわけではないんだよな。討伐系の依頼は複数ある。だけど報酬金額が少ない。できることなら高めに設定されてある依頼を受けたいのだけど、あんまり欲を掻かないほうがいいのだろうか。
「おーい、シロウ!」
依頼内容が書かれてある張り紙を見ていると、ギルドマスターのオルテガが声をかけてきた。
彼が俺に声をかけてくるときは依頼を頼むときか、飲みに誘うときだ。今は真っ昼間だし、依頼のほうだろうな。
「報酬金額は?」
どうせ話の内容が依頼だろうし、先に金額を訊いておいてもいいだろう。そう思い、俺は金額を彼に尋ねる。
「ハハハ、さすがシロウだな。俺が何を言いたいのか分かっているじゃないか。報酬金額は十万ギルだそうだ。依頼内容は深淵の洞窟に住み着いた魔物の討伐だ」
依頼内容の書かれた紙を、オルテガは俺に手渡す。
受け取ると、俺は紙に書かれてある内容を黙読する。
えーと、なになに。依頼者は城下町の人じゃないか。依頼者の一言はっと。
『俺は女の子に接客をさせている酒場のマスターだ。実は友人の冒険者が深淵の洞窟に挑んだのだが、大けがをして帰ってきた。そこで彼の仇を討ってほしい。倒した証拠を持って帰れば十万ギルと、当店を訪れたときに無料で酒の提供と女の子に接客させてやるからな』
ある意味酒場のマスターらしい報酬の仕方だな。まさか本来有料であるプランを、無料にするとは。
依頼主の一言を読み、俺は首を傾げる。
確かオルテガは報酬として十万ギルの話をしたが、もう一つの報酬のことは口には出していなかった。たまたま言い忘れただけなのだろうか?
「なぁ、どうしてもう一つの報酬のことを話さなかったんだ?」
気になった俺は、ギルドマスターに訊ねる。
「シロウ、そこは空気を読んでくれよ。俺は敢えて口に出さなかったんだぜ。自分の首を絞めたいのなら、それでもいいが」
彼の言葉を聞いた瞬間にピンときた。
なるほど、そういうことか。俺の周囲にはマリーたちがいる。もし、もう一つの報酬を声に出して言おうものなら、彼女たちのやる気を削ぐことにつながってしまう。
「そいつは済まなかった。俺としたことが気づかなかったよ。わかった。今からその依頼を受けよう。悪いが手続きのほうはいつもの様にオルテガに任せた」
依頼を受ける意思を示すと、彼に依頼書を返す。
早く返しておかないと、万が一にでも女性陣に見られてしまう可能性があるからな。
「決断が早くて助かる。あとは任せておけ。お前には期待しているからな」
依頼書を受け取ったオルテガは、そのまま受付のほうに向って行った。
「と言う訳で、今から深淵の洞窟に向かうことにした。場所は知っているけど、俺はまだ中に入ったことはない。誰か行ったことがある人はいるか?」
「ワタクシは一度も行ったことはありませんわ」
「私もスキンヘッドの男とパーティーを組んでいたときは、その洞窟には行ったことがないです」
「私も追放される前のパーティーの作戦で、この大陸に来ただけだからね。私が拠点にしていたあのダンジョン以外は知らないさ」
どうやら全員が深淵の洞窟には行ったことがないようだな。
「俺も知識としてしか知らないけど、あの洞窟は松明が機能しないほど暗いらしい。俺の魔法で、どれだけ明るくできるのかはやってみないと分からないけど、敵が近づいたときはクロエが教えてくれ」
「わかった。任せてよ」
クロエが自身の胸を軽く叩くと、俺はミラーカのほうを見る。
「ミラーカは具体的にはどんなことができるんだ?」
「それはシロウが望むことならいくらでもしてやるさ。咥えたり、嘗めたり、挟んだり、シロウのお望みであればなんだってするさ」
ミラーカが俺の耳元に顔を近づけると、小さい声で囁く。
彼女の言葉を聞いた途端、俺は心臓の鼓動が早鐘を打ち、顔に熱を感じる。思わず頭の中で想像してしまった。
「ミ、ミラーカ! ふざけないでちゃんと俺の質問に答えてくれ」
「アハハ、顔を赤くしちゃって、可愛い。お姉さん、シロウのその反応は好きだな」
いたずらに成功した子どものように、ミラーカは満面の笑顔を浮かべる。
「そう言えば、ミラーカさんは今いくつ何ですか?」
ミラーカがお姉さんと言ったからなのだろう。クロエが急に彼女に年齢を尋ねる。
「私かい? 私はこう見えても二百四十歳だよ。実年齢よりも若く見えるだろう?」
「それはあなたが魔族だからではないですの。魔族はエルフと同じように長寿なのですから」
「やった! これで最年長の座は、ミラーカさんにお譲りすることができます」
ミラーカが自分よりも年上だったことを知り、それが嬉しかったようだ。クロエが喜びの声を上げる。
見た目で言えば、クロエが一番最年少に見えるんだけどな。
そんなことを考えていると、俺はあることに気づく。
一番最年長はミラーカ、その次がクロエ、そしてマリー、その下が俺だ。よく考えれば、リーダーである俺が一番最年少じゃないか!
その事実に気づいた俺はなぜか複雑な気分になった。
「クロエ、少なくともこのパーティーで二番目に年長者なのですから、あんまり子供っぽい反応をしないでくださらない?」
「あう、マリーさんに怒られました」
「それよりもミラーカ。あなた、本当はどんなことができますの?」
一度脱線してしまった話を、マリーが軌道修正してくれた。
正直助かったよ。俺がもう一度聞いたら、再びふざけそうな気がしたから。
「私ができることと言えば、自作のポーションでサポートをしたり、攻撃魔法で攻撃したりだね。あと、条件次第だけど一定の魔物を操作することができるよ。例えば死人をゾンビやスカルナイトに変えることもできるさ」
「さすがに死人を冒涜するようなことはしないでくれ」
さすがに命尽きた者まで戦わせるわけにはいかないからな。でも、自作のポーションってなんだ? 市販のものとどの辺が違うのだろう。凄く気になるところだけど、なんだか訊くのが怖い。
とにかく彼女は後衛で魔法攻撃をしてもらおう。誰かがケガをしたときは、俺が回復魔法を使えばいいだけだしな。
「その自作のポーションは、万が一のときのためにとっておいてくれ。ミラーカは、クロエと一緒に後衛で魔法攻撃を頼むよ」
ダンジョン内での彼女の立ち位置を伝えると、俺はギルドの外に向かう。
さて、これからエグザイルドの初依頼をやりに向かいますか。
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