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第三章
第七話 ダンジョンには続きがあった。
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「シロウ、またお前に頼みがある」
「またかよ。今度はどうした?」
今日もギルドの依頼を吟味していると、またオルテガが頼みごとをしてきた。
まぁ、頼まれるということは、逆に頼りにされているともとれる。なので、悪い気はしないのだけどな。
「この前の新しく発見されたダンジョンのことだが」
新しく発見されたダンジョンとは、ロアリングフルートがいたダンジョンのことなのだろう。あのダンジョンは、確か現在Ⅾランクに認定されたはず。
ロアリングフルート討伐のあと、魔物の生態系が変わったようで、弱い魔物が住み着くようになった。
あんな低ランクの魔物しかいないダンジョンが、どうして俺のところに話しが転がってくるのだろう。
「あのダンジョンがどうかしたのか?」
彼に尋ねると、オルテガは周囲を見渡し、顔を近づける。そして小声で話しかけてきた。
「あのダンジョンだが、実はここ最近になって、行方不明者が出るようになった」
ギルドマスターの言葉に、俺は歎息する。
また行方不明者の騒動か。オルテガのことだから、俺に話しを持ってくる前に他の冒険者にも依頼をしているはず。
なので、俺に話しを振ってきたと言うことは、他の冒険者では原因をつきとめることができなかったと言うことだ。
「なるほどな、それで俺のところに話しが回ってきたと」
「話が早くて助かる。もう、お前に頼るしかないんだ。このとおり」
オルテガは両手を合わせると頭を下げる。
ギルドマスターが直々に頭を下げているんだ。ここで断りでもすれば、周囲がなんて思うかわかったものではないよな。
はぁー、正直面倒臭いがここは引き受けるしかないだろうな。
「わかった。なら、マリーとクロエに声をかけてまた調査をしてくるよ」
「ありがとう。本当に助かる。いつものことだが、手続きのほうは俺がしておこう」
「それじゃあ行ってくる」
と言う訳で、俺はもう一度あのダンジョンに行くことになった。
「マリーとクロエを探さないといけないな」
街の中を歩きながら、二人を探す。体感で十分ほど探したと思う。当てもなく歩いていると、洋服屋の前に二人組が立っていたのが見えた。
一人は毛先をゆる巻にしている金髪で、赤いドレスを着ている女の子。もう一人は同じ金髪で先の尖った大きい耳を持つエルフの女の子だ。
思っていたのよりも早く見つかったなぁ。
「おーい、マリー、クロエ!」
彼女たちに声をかけながら近づく。
「あ、シロウ」
「シロウさん、こんにちは」
「二人が揃っていてくれたから、探す手間が省けた。いったい何を見ていたんだ?」
マリーとクロエが見ていたと思われる、ショーウィンドーに展示されてあったものに視線を向ける。
そこには、青と赤のワンピースが展示されてあった。
「シロウはどう思います。このお洋服、ワタクシに似合うと思いませんか」
「私は、こっちの赤いワンピースがマリーさんに似合うと思っていて、今お勧めしていたところなんですよ」
「うーんそうだなぁ」
彼女に問われ、俺は悩む振りをしながら困る。何せ、非常に面倒臭い状況に陥ってしまったのだ。
異世界の知識は、恋愛がらみの知識も保有している。
それによると、女性という生き物は、非常に繊細で心が複雑な存在なのだ。
どっちがいいのかを問われた場合の女心としては、相手の意見が欲しい、相手の好きなほうを選びたい、相手の好みを知りたい、相手のリアクションを楽しんでいるといったものがある。
そしてもちろんこの問題には正解、不正解があり、不正解な解答をすると機嫌を損ねてしまうらしい。
これからダンジョンに挑戦するんだ。関係がギクシャクした状態で挑むと、連携が取れないで失敗してしまうリスクがある。
えーと、何だったかな? 確かこの状況を乗り切るための方法が確かあったはず。
俺は記憶を引っ張り出す。
あ、思い出した! この場合は、まず尋ねてきた相手が既に決まっているかを確かめる必要がある。そしてその前にも、やるべき段取りがあった。
「うーん、どっちもステキな服だね。こんなにいい服に目をつけるなんて。マリーは本当にセンスがいいね」
「当然ですわ! ワタクシは男爵家の娘、令嬢として服のセンスぐらいは持ち合わせていないといけませんわ」
センスがいいことを褒めると、マリーは機嫌をよくしたようだ。
そう、どっちが似合うか尋ねられた場合の対策として、まずは相手を褒めるところから始めなければならないらしい。
とりあえずはこれで、最初の条件はクリアしただろう。
そしてこのときに、一番やってはいけないのは返事を適当にしてしまうこと。面倒臭がって、返事を適当にしてしまうと、たちまち女性は機嫌を悪くさせてしまう。『どっちも似合う』や『好きなほうにすれば』と言った言葉は絶対にNGワード。一瞬で機嫌を悪くさせてしまう。
本当の気持ちを言うのなら、俺も正直面倒臭い。だけど、ダンジョンの調査に向かうには、彼女たちの同行も必要になる。ここはグッと我慢して乗り切らなければ。
「それで、クロエは赤いほうを推していたけれど、マリー的にはどう思っているの?」
「ワタクシは赤よりも青のほうが少し気になりますわね」
近くにいるクロエに配慮しているのだろう。はっきりとは言わず、言葉を濁して青がいいと主張してきた。
既に決まっているのであれば話は早い。あとは俺が彼女の気持ちを汲み取ってあげればいい。
「俺は青い方がマリーに似合うと思うな。君の美しい金の髪には青い色が映える。青のほうがマリーの魅力を更に引き出してくれると思うよ」
歯が浮きそうな言葉を連ねる。
正直、自分で言っておきながら非情に恥ずかしい。穴があったら入りたい気分だ。だけど、こうすることでマリーが機嫌をよくして連携が取れるようになるのなら、我慢のひとつやふたつはするべき。
「そ、そうですわよね! やっぱりシロウもそう思いますわよね! 決めましたわ。今度買い物に来たときには、青いほうを買うことにしましょう」
若干声音を強めて、マリーは俺に笑顔を向ける。
よかった。これならこのまま、ダンジョンに向かうことができる。
「マリーの悩みが解決したところで悪いのだけど、またこの前の洞窟の調査をすることになった。今から向かうけど、準備はいいか?」
「もちろんですわ。シロウのチームメンバーですもの。どんな時であろうと、そちらを優先いたします」
マリーはやる気十分のようだ。これなら問題ないだろう。
彼女たちに背を向け、洞窟に向けて歩こうとする。すると、誰かが俺の服を引っ張った。
いったい誰が引っ張っている?
そんなことを思いつつ、振り返ると背後にはクロエが立っていた。
「シロウさん、依頼を受ける前にお願いしたいことがあるの」
「お願いしたいこと?」
「はい、私もどっちにしようか悩んでいるものがありまして、良ければ選んでもらいたいのですが」
クロエの言葉に苦笑いを浮かべる。
こうして第二ラウンドが開始するのであった。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
面白かった! この物語は期待できる! 続きが早く読みたい!
など思っていただけましたら、【感想】や【お気に入り登録】をしていただけると、作者のモチベが上がり、更新が早くなります。
【感想】は一言コメントや誤字報告でも大丈夫です。気軽に書いていただけると嬉しいです。
何卒宜しくお願いします。
「またかよ。今度はどうした?」
今日もギルドの依頼を吟味していると、またオルテガが頼みごとをしてきた。
まぁ、頼まれるということは、逆に頼りにされているともとれる。なので、悪い気はしないのだけどな。
「この前の新しく発見されたダンジョンのことだが」
新しく発見されたダンジョンとは、ロアリングフルートがいたダンジョンのことなのだろう。あのダンジョンは、確か現在Ⅾランクに認定されたはず。
ロアリングフルート討伐のあと、魔物の生態系が変わったようで、弱い魔物が住み着くようになった。
あんな低ランクの魔物しかいないダンジョンが、どうして俺のところに話しが転がってくるのだろう。
「あのダンジョンがどうかしたのか?」
彼に尋ねると、オルテガは周囲を見渡し、顔を近づける。そして小声で話しかけてきた。
「あのダンジョンだが、実はここ最近になって、行方不明者が出るようになった」
ギルドマスターの言葉に、俺は歎息する。
また行方不明者の騒動か。オルテガのことだから、俺に話しを持ってくる前に他の冒険者にも依頼をしているはず。
なので、俺に話しを振ってきたと言うことは、他の冒険者では原因をつきとめることができなかったと言うことだ。
「なるほどな、それで俺のところに話しが回ってきたと」
「話が早くて助かる。もう、お前に頼るしかないんだ。このとおり」
オルテガは両手を合わせると頭を下げる。
ギルドマスターが直々に頭を下げているんだ。ここで断りでもすれば、周囲がなんて思うかわかったものではないよな。
はぁー、正直面倒臭いがここは引き受けるしかないだろうな。
「わかった。なら、マリーとクロエに声をかけてまた調査をしてくるよ」
「ありがとう。本当に助かる。いつものことだが、手続きのほうは俺がしておこう」
「それじゃあ行ってくる」
と言う訳で、俺はもう一度あのダンジョンに行くことになった。
「マリーとクロエを探さないといけないな」
街の中を歩きながら、二人を探す。体感で十分ほど探したと思う。当てもなく歩いていると、洋服屋の前に二人組が立っていたのが見えた。
一人は毛先をゆる巻にしている金髪で、赤いドレスを着ている女の子。もう一人は同じ金髪で先の尖った大きい耳を持つエルフの女の子だ。
思っていたのよりも早く見つかったなぁ。
「おーい、マリー、クロエ!」
彼女たちに声をかけながら近づく。
「あ、シロウ」
「シロウさん、こんにちは」
「二人が揃っていてくれたから、探す手間が省けた。いったい何を見ていたんだ?」
マリーとクロエが見ていたと思われる、ショーウィンドーに展示されてあったものに視線を向ける。
そこには、青と赤のワンピースが展示されてあった。
「シロウはどう思います。このお洋服、ワタクシに似合うと思いませんか」
「私は、こっちの赤いワンピースがマリーさんに似合うと思っていて、今お勧めしていたところなんですよ」
「うーんそうだなぁ」
彼女に問われ、俺は悩む振りをしながら困る。何せ、非常に面倒臭い状況に陥ってしまったのだ。
異世界の知識は、恋愛がらみの知識も保有している。
それによると、女性という生き物は、非常に繊細で心が複雑な存在なのだ。
どっちがいいのかを問われた場合の女心としては、相手の意見が欲しい、相手の好きなほうを選びたい、相手の好みを知りたい、相手のリアクションを楽しんでいるといったものがある。
そしてもちろんこの問題には正解、不正解があり、不正解な解答をすると機嫌を損ねてしまうらしい。
これからダンジョンに挑戦するんだ。関係がギクシャクした状態で挑むと、連携が取れないで失敗してしまうリスクがある。
えーと、何だったかな? 確かこの状況を乗り切るための方法が確かあったはず。
俺は記憶を引っ張り出す。
あ、思い出した! この場合は、まず尋ねてきた相手が既に決まっているかを確かめる必要がある。そしてその前にも、やるべき段取りがあった。
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「当然ですわ! ワタクシは男爵家の娘、令嬢として服のセンスぐらいは持ち合わせていないといけませんわ」
センスがいいことを褒めると、マリーは機嫌をよくしたようだ。
そう、どっちが似合うか尋ねられた場合の対策として、まずは相手を褒めるところから始めなければならないらしい。
とりあえずはこれで、最初の条件はクリアしただろう。
そしてこのときに、一番やってはいけないのは返事を適当にしてしまうこと。面倒臭がって、返事を適当にしてしまうと、たちまち女性は機嫌を悪くさせてしまう。『どっちも似合う』や『好きなほうにすれば』と言った言葉は絶対にNGワード。一瞬で機嫌を悪くさせてしまう。
本当の気持ちを言うのなら、俺も正直面倒臭い。だけど、ダンジョンの調査に向かうには、彼女たちの同行も必要になる。ここはグッと我慢して乗り切らなければ。
「それで、クロエは赤いほうを推していたけれど、マリー的にはどう思っているの?」
「ワタクシは赤よりも青のほうが少し気になりますわね」
近くにいるクロエに配慮しているのだろう。はっきりとは言わず、言葉を濁して青がいいと主張してきた。
既に決まっているのであれば話は早い。あとは俺が彼女の気持ちを汲み取ってあげればいい。
「俺は青い方がマリーに似合うと思うな。君の美しい金の髪には青い色が映える。青のほうがマリーの魅力を更に引き出してくれると思うよ」
歯が浮きそうな言葉を連ねる。
正直、自分で言っておきながら非情に恥ずかしい。穴があったら入りたい気分だ。だけど、こうすることでマリーが機嫌をよくして連携が取れるようになるのなら、我慢のひとつやふたつはするべき。
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若干声音を強めて、マリーは俺に笑顔を向ける。
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「マリーの悩みが解決したところで悪いのだけど、またこの前の洞窟の調査をすることになった。今から向かうけど、準備はいいか?」
「もちろんですわ。シロウのチームメンバーですもの。どんな時であろうと、そちらを優先いたします」
マリーはやる気十分のようだ。これなら問題ないだろう。
彼女たちに背を向け、洞窟に向けて歩こうとする。すると、誰かが俺の服を引っ張った。
いったい誰が引っ張っている?
そんなことを思いつつ、振り返ると背後にはクロエが立っていた。
「シロウさん、依頼を受ける前にお願いしたいことがあるの」
「お願いしたいこと?」
「はい、私もどっちにしようか悩んでいるものがありまして、良ければ選んでもらいたいのですが」
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