21 / 191
第三章
第三話 いや、俺は余裕だからお前たちの撤退につき合わせるなよ! 嫌だ―! 俺はあいつを倒すんだ!
しおりを挟む
命を救って称賛されていると、スキンヘッドの男がクロエに近づく。
パーン!
「このノロマ! あいつが死にかけたのはすべてお前の責任だ! どうせお前が立ち止まって、シロウの行方を遮りやがったのだろうが! そのせいで明かりを失って、あいつが死にかけたじゃないか!」
スキンヘッドの男が感情的になり、クロエを罵倒する。
「ごめん……なさい」
「あ? 声が小さいんだよ! もっと大きな声ではっきり言え! お前はいつもそうだ! いつも声が小さいせいで、俺をイラつかせやがる! 引っ込み思案な性格をいい加減に治しやがれ!」
「ごめんなさい……ごめんなさい」
一瞬のできごとに、俺は何が起きたのか理解が追い付かなかった。しかし頬を抑えるエルフに、怒声を上げるスキンヘッドの男を見るに、彼が暴力に走ったのは明白だった。
「ちょっと待って、いくら何でも女の子に暴力を振るのはよくないだろう」
我に返った俺は、彼に近づき注意を促す。
「仲間を助けてくれたことには感謝する。だけど、これは俺たちのパーティーの問題だ。俺たちの問題に首を突っ込まないでほしい」
感情が高ぶっているからか、男は俺を睨んでくる。
だけどここで引いては、まるで俺が力に屈服したような感じがする。なんだかそれはいやだった。なので、俺も彼の言葉に抗議する。
「首を突っ込まないわけにはいかない。俺とお前はパーティーが違う。だけど、今は合同で依頼を受けている。だから、間接的には仲間だ。仲間の仲違いを止めさせるのも、リーダーの仕事だろう」
俺は不本意だった。彼女を助けるためとは言え、こんな男を仲間と言わなければならないのだから。
男は俺の言葉に何も反論はしない。何せ、俺は正論しか言っていないのだから。
論破された彼は無言のまま俺に背を向ける。
「チッ、確かにお前の言うとおりだ。同じ依頼を協力して行っている以上、仲間であることには変わりない」
「今度は俺が先に進む。文句はないな」
「ああ」
俺はどうにかスキンヘッドの男を言いくるめると、クロエに近づく。
彼女の叩かれたほうの頬は赤く腫れていた。
「ヒール」
回復魔法を唱え、彼女の頬の痛みを失くす。
「ごめんな。彼を止めることができなくて」
「いえ……ありがとう……ございます」
彼女は小さい声でお礼を言ってくる。
「本当にあのハゲは憎たらしいですわね。スキンヘッドを通り越して、ボールドヘッドになればいいのですわ。シロウ、そんな魔法を作れないのですの?」
マリーが男の悪口を言いながら、真のハゲにする方法はないのかと尋ねてきた。
魔学者のスキルにより得た異世界の知識を用いれば、実現は可能だ。この魔法は、魔法と言うよりも呪いに近いのかもしれない。
「まぁ、もし、あの男が命よりも髪が大事だったのなら、精神的ショックは与えられるかもしれないけど、なんかやる側としてはかなり虚しい気持ちになる」
そんなしょうもないことに、俺のスキルを使いたくはない。
俺とマリー、それにクロエが先頭になり、道を歩く。
「あ、また……聞こえた。音が……します」
歩いていると、クロエが何かを感じたと言う。
もしかしたら、この先に魔物がいるのだろう。俺は気をつけつつも前進していく。
すると広いフロアに出た。
クロエが言っていたので警戒はしていたのだが、魔物らしきものはどうやらここにはいないようだ。
「なんだ。ここはただ広いだけの部屋じゃないか。早く抜けて先を急ごうぜ」
スキンヘッドの男が先に進むように言ってくる。確かに見渡す限りは、敵の姿はない。
だけどこんなに広い部屋なのに、何もないというのは逆に怪しい。
「上……何か聞こえた」
微かにクロエの声が耳に入り、俺は顔を上げる。
今気付いたが天井が高く、翼を羽ばたかせていた魔物がいる。
その魔物は俺たちに気づいたようで、急降下をしてきた。
サルの顔にコウモリの羽、手には横笛を持っている。
「ロアリングフルート!」
俺は魔物の名前を言う。
「クソッ、まさかここのダンジョンにAランクモンスターがいやがるとは! だけどここで引く訳にはいかない。全員戦闘準備!」
「マリー、俺たちも戦闘準備だ」
「わかりましたわ。まぁ、シロウがいれば楽勝ですわね」
魔物を前にして、俺たちは戦闘態勢に入る。ロアリングフルートはクセのある魔物だ。やつの攻撃は遠距離だが、視力に頼るような戦い方をしてはいけない。何せ、やつの攻撃は目で見ることは不可能と言われている。
俺も知識としては知ってはいるが、実際に戦ったことはない。予備知識をもった段階での初見で、どれだけ戦えるのかはやってみないと分からないが、まぁ負けるようなことはないだろう。
『キャキャキャキャキャ』
ロアリングフルートは地面に着地すると、嘲笑うかのような泣き声をあげた。
天井側にいたときは小さく見えたが、実際には三メートルはありそうだ。
まずはやつの攻撃パターンから見極める。
「いくぞお前らああああぁぁぁぁぁぁ」
どのようにして戦うべきか思考を巡らせていると、スキンヘッドの男が剣を抜き、魔物に一太刀を当てる。
彼らの仲間もそれぞれ攻撃をしていた。
皮膚を切られて鮮血が流れる中、魔物は横笛を口にもって行く。
「があああああぁぁぁぁぁぁ」
その動作のあとに、スキンヘッドの男とその仲間たちが動きを止めた。そしていきなり絶叫しだしたのだ。
「痛い、痛い」
「いったいどうしちまったんだよ」
スキンヘッドのチームが地面に転がると、顔を歪めていた。
ロアリングフルートは、見えない攻撃をすると言うのは どうやら本当のようだ。
見えない攻撃の正体を知る必要がある。
「シロウさん……右に避けてください」
クロエの声が聞こえ、俺は右に跳躍した。その瞬間、背後の壁に窪みができる。
「もしかして、やつの攻撃の正体は」
確信は持てないが、敵の見えない攻撃の正体がわかったような気がした。これなら、やつの攻撃を躱しつつ、敵を倒すことができる。
「くそう! 戦略的撤退だ! 体制を立て直すためにダンジョンからでるそ!」
スキンヘッドの男が撤退を告げる。そして彼は一目散にこのフロアから出て行く。しかし、俺は撤退する気は起きなかった。
「あんたたちは撤退しろ。あいつは俺が相手をする」
「何を言っているのですか! あなたがやられては、もう一度このダンジョンの調査をするなんてことできませんよ!」
命を助けた男性が俺の腕を引っ張り、強引にも連れ出す。
「放せ! 俺はあいつを倒すんだああああぁぁぁぁぁぁ」
そんなことを叫びつつも、俺はいやいやダンジョンから出ることになった。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
面白かった! この物語は期待できる! 続きが早く読みたい!
など思っていただけましたら、【感想】や【お気に入り登録】をしていただけると、作者のモチベが上がり、更新が早くなります。
【感想】は一言コメントや誤字報告でも大丈夫です。気軽に書いていただけると嬉しいです。
何卒宜しくお願いします。
パーン!
「このノロマ! あいつが死にかけたのはすべてお前の責任だ! どうせお前が立ち止まって、シロウの行方を遮りやがったのだろうが! そのせいで明かりを失って、あいつが死にかけたじゃないか!」
スキンヘッドの男が感情的になり、クロエを罵倒する。
「ごめん……なさい」
「あ? 声が小さいんだよ! もっと大きな声ではっきり言え! お前はいつもそうだ! いつも声が小さいせいで、俺をイラつかせやがる! 引っ込み思案な性格をいい加減に治しやがれ!」
「ごめんなさい……ごめんなさい」
一瞬のできごとに、俺は何が起きたのか理解が追い付かなかった。しかし頬を抑えるエルフに、怒声を上げるスキンヘッドの男を見るに、彼が暴力に走ったのは明白だった。
「ちょっと待って、いくら何でも女の子に暴力を振るのはよくないだろう」
我に返った俺は、彼に近づき注意を促す。
「仲間を助けてくれたことには感謝する。だけど、これは俺たちのパーティーの問題だ。俺たちの問題に首を突っ込まないでほしい」
感情が高ぶっているからか、男は俺を睨んでくる。
だけどここで引いては、まるで俺が力に屈服したような感じがする。なんだかそれはいやだった。なので、俺も彼の言葉に抗議する。
「首を突っ込まないわけにはいかない。俺とお前はパーティーが違う。だけど、今は合同で依頼を受けている。だから、間接的には仲間だ。仲間の仲違いを止めさせるのも、リーダーの仕事だろう」
俺は不本意だった。彼女を助けるためとは言え、こんな男を仲間と言わなければならないのだから。
男は俺の言葉に何も反論はしない。何せ、俺は正論しか言っていないのだから。
論破された彼は無言のまま俺に背を向ける。
「チッ、確かにお前の言うとおりだ。同じ依頼を協力して行っている以上、仲間であることには変わりない」
「今度は俺が先に進む。文句はないな」
「ああ」
俺はどうにかスキンヘッドの男を言いくるめると、クロエに近づく。
彼女の叩かれたほうの頬は赤く腫れていた。
「ヒール」
回復魔法を唱え、彼女の頬の痛みを失くす。
「ごめんな。彼を止めることができなくて」
「いえ……ありがとう……ございます」
彼女は小さい声でお礼を言ってくる。
「本当にあのハゲは憎たらしいですわね。スキンヘッドを通り越して、ボールドヘッドになればいいのですわ。シロウ、そんな魔法を作れないのですの?」
マリーが男の悪口を言いながら、真のハゲにする方法はないのかと尋ねてきた。
魔学者のスキルにより得た異世界の知識を用いれば、実現は可能だ。この魔法は、魔法と言うよりも呪いに近いのかもしれない。
「まぁ、もし、あの男が命よりも髪が大事だったのなら、精神的ショックは与えられるかもしれないけど、なんかやる側としてはかなり虚しい気持ちになる」
そんなしょうもないことに、俺のスキルを使いたくはない。
俺とマリー、それにクロエが先頭になり、道を歩く。
「あ、また……聞こえた。音が……します」
歩いていると、クロエが何かを感じたと言う。
もしかしたら、この先に魔物がいるのだろう。俺は気をつけつつも前進していく。
すると広いフロアに出た。
クロエが言っていたので警戒はしていたのだが、魔物らしきものはどうやらここにはいないようだ。
「なんだ。ここはただ広いだけの部屋じゃないか。早く抜けて先を急ごうぜ」
スキンヘッドの男が先に進むように言ってくる。確かに見渡す限りは、敵の姿はない。
だけどこんなに広い部屋なのに、何もないというのは逆に怪しい。
「上……何か聞こえた」
微かにクロエの声が耳に入り、俺は顔を上げる。
今気付いたが天井が高く、翼を羽ばたかせていた魔物がいる。
その魔物は俺たちに気づいたようで、急降下をしてきた。
サルの顔にコウモリの羽、手には横笛を持っている。
「ロアリングフルート!」
俺は魔物の名前を言う。
「クソッ、まさかここのダンジョンにAランクモンスターがいやがるとは! だけどここで引く訳にはいかない。全員戦闘準備!」
「マリー、俺たちも戦闘準備だ」
「わかりましたわ。まぁ、シロウがいれば楽勝ですわね」
魔物を前にして、俺たちは戦闘態勢に入る。ロアリングフルートはクセのある魔物だ。やつの攻撃は遠距離だが、視力に頼るような戦い方をしてはいけない。何せ、やつの攻撃は目で見ることは不可能と言われている。
俺も知識としては知ってはいるが、実際に戦ったことはない。予備知識をもった段階での初見で、どれだけ戦えるのかはやってみないと分からないが、まぁ負けるようなことはないだろう。
『キャキャキャキャキャ』
ロアリングフルートは地面に着地すると、嘲笑うかのような泣き声をあげた。
天井側にいたときは小さく見えたが、実際には三メートルはありそうだ。
まずはやつの攻撃パターンから見極める。
「いくぞお前らああああぁぁぁぁぁぁ」
どのようにして戦うべきか思考を巡らせていると、スキンヘッドの男が剣を抜き、魔物に一太刀を当てる。
彼らの仲間もそれぞれ攻撃をしていた。
皮膚を切られて鮮血が流れる中、魔物は横笛を口にもって行く。
「があああああぁぁぁぁぁぁ」
その動作のあとに、スキンヘッドの男とその仲間たちが動きを止めた。そしていきなり絶叫しだしたのだ。
「痛い、痛い」
「いったいどうしちまったんだよ」
スキンヘッドのチームが地面に転がると、顔を歪めていた。
ロアリングフルートは、見えない攻撃をすると言うのは どうやら本当のようだ。
見えない攻撃の正体を知る必要がある。
「シロウさん……右に避けてください」
クロエの声が聞こえ、俺は右に跳躍した。その瞬間、背後の壁に窪みができる。
「もしかして、やつの攻撃の正体は」
確信は持てないが、敵の見えない攻撃の正体がわかったような気がした。これなら、やつの攻撃を躱しつつ、敵を倒すことができる。
「くそう! 戦略的撤退だ! 体制を立て直すためにダンジョンからでるそ!」
スキンヘッドの男が撤退を告げる。そして彼は一目散にこのフロアから出て行く。しかし、俺は撤退する気は起きなかった。
「あんたたちは撤退しろ。あいつは俺が相手をする」
「何を言っているのですか! あなたがやられては、もう一度このダンジョンの調査をするなんてことできませんよ!」
命を助けた男性が俺の腕を引っ張り、強引にも連れ出す。
「放せ! 俺はあいつを倒すんだああああぁぁぁぁぁぁ」
そんなことを叫びつつも、俺はいやいやダンジョンから出ることになった。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
面白かった! この物語は期待できる! 続きが早く読みたい!
など思っていただけましたら、【感想】や【お気に入り登録】をしていただけると、作者のモチベが上がり、更新が早くなります。
【感想】は一言コメントや誤字報告でも大丈夫です。気軽に書いていただけると嬉しいです。
何卒宜しくお願いします。
46
お気に入りに追加
1,973
あなたにおすすめの小説

荷物持ちの代名詞『カード収納スキル』を極めたら異世界最強の運び屋になりました
夢幻の翼
ファンタジー
使い勝手が悪くて虐げられている『カード収納スキル』をメインスキルとして与えられた転生系主人公の成り上がり物語になります。
スキルがレベルアップする度に出来る事が増えて周りを巻き込んで世の中の発展に貢献します。
ハーレムものではなく正ヒロインとのイチャラブシーンもあるかも。
驚きあり感動ありニヤニヤありの物語、是非一読ください。
※カクヨムで先行配信をしています。

救世主パーティーを追放された愛弟子とともにはじめる辺境スローライフ
鈴木竜一
ファンタジー
「おまえを今日限りでパーティーから追放する」
魔族から世界を救う目的で集められた救世主パーティー【ヴェガリス】のリーダー・アルゴがそう言い放った相手は主力メンバー・デレクの愛弟子である見習い女剣士のミレインだった。
表向きは実力不足と言いながら、真の追放理由はしつこく言い寄っていたミレインにこっぴどく振られたからというしょうもないもの。
真相を知ったデレクはとても納得できるものじゃないと憤慨し、あとを追うようにパーティーを抜けると彼女を連れて故郷の田舎町へと戻った。
その後、農業をやりながら冒険者パーティーを結成。
趣味程度にのんびりやろうとしていたが、やがて彼らは新しい仲間とともに【真の救世主】として世界にその名を轟かせていくことになる。
一方、【ヴェガリス】ではアルゴが嫉妬に狂い始めていて……

無能扱いされた実は万能な武器職人、Sランクパーティーに招かれる~理不尽な理由でパーティーから追い出されましたが、恵まれた新天地で頑張ります~
詩葉 豊庸(旧名:堅茹でパスタ)
ファンタジー
鍛冶職人が武器を作り、提供する……なんてことはもう古い時代。
現代のパーティーには武具生成を役目とするクリエイターという存在があった。
アレンはそんなクリエイターの一人であり、彼もまたとある零細パーティーに属していた。
しかしアレンはパーティーリーダーのテリーに理不尽なまでの要望を突きつけられる日常を送っていた。
本当は彼の適性に合った武器を提供していたというのに……
そんな中、アレンの元に二人の少女が歩み寄ってくる。アレンは少女たちにパーティーへのスカウトを受けることになるが、後にその二人がとんでもない存在だったということを知る。
後日、アレンはテリーの裁量でパーティーから追い出されてしまう。
だが彼はクビを宣告されても何とも思わなかった。
むしろ、彼にとってはこの上なく嬉しいことだった。
これは万能クリエイター(本人は自覚無し)が最高の仲間たちと紡ぐ冒険の物語である。

パークラ認定されてパーティーから追放されたから田舎でスローライフを送ろうと思う
ユースケ
ファンタジー
俺ことソーマ=イグベルトはとある特殊なスキルを持っている。
そのスキルはある特殊な条件下でのみ発動するパッシブスキルで、パーティーメンバーはもちろん、自分自身の身体能力やスキル効果を倍増させる優れもの。
だけどその条件がなかなか厄介だった。
何故ならその条件というのが────

ブラックギルドマスターへ、社畜以下の道具として扱ってくれてあざーす!お陰で転職した俺は初日にSランクハンターに成り上がりました!
仁徳
ファンタジー
あらすじ
リュシアン・プライムはブラックハンターギルドの一員だった。
彼はギルドマスターやギルド仲間から、常人ではこなせない量の依頼を押し付けられていたが、夜遅くまで働くことで全ての依頼を一日で終わらせていた。
ある日、リュシアンは仲間の罠に嵌められ、依頼を終わらせることができなかった。その一度の失敗をきっかけに、ギルドマスターから無能ハンターの烙印を押され、クビになる。
途方に暮れていると、モンスターに襲われている女性を彼は見つけてしまう。
ハンターとして襲われている人を見過ごせないリュシアンは、モンスターから女性を守った。
彼は助けた女性が、隣町にあるハンターギルドのギルドマスターであることを知る。
リュシアンの才能に目をつけたギルドマスターは、彼をスカウトした。
一方ブラックギルドでは、リュシアンがいないことで依頼達成の効率が悪くなり、依頼は溜まっていく一方だった。ついにブラックギルドは町の住民たちからのクレームなどが殺到して町民たちから見放されることになる。
そんな彼らに反してリュシアンは新しい職場、新しい仲間と出会い、ブッラックギルドの経験を活かして最速でギルドランキング一位を獲得し、ギルドマスターや町の住民たちから一目置かれるようになった。
これはブラックな環境で働いていた主人公が一人の女性を助けたことがきっかけで人生が一変し、ホワイトなギルド環境で最強、無双、ときどきスローライフをしていく物語!

痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います
しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる