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第八章
第十六話 メイデスVSメリュジーナ前編
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~メリュジーナ視点~
「テオ君! あの人形は私が倒してくる」
ルナが吹き飛ばされたパペット人形を追いかける。
彼女ならきっと倒してくれる。わたしはご主人様と一緒にメイデスと魔王を倒すだけ。
構えを崩さず、敵の行動に注視する。
魔王の力は未知数、メイデスの方も、転移系の魔法が使えると言う情報しか分かっていない。
これは油断できないね。メイデスの転移は厄介だ。一瞬で背後を取られることだって充分に考えられる。
拳を強く握り、メイデスと魔王から視線を離さない。
『ルナはパペットーズを追いかけたか。なら、妾も仕掛けるとしよう』
メイデスが不適な笑みを浮かべる。何かの攻撃が来る。いつでもご主人様を守れるようにしないと。
『では、妾も場所を変えようではないか。確かメリュジーナだったかな。妾に付いて来い』
気を引き締めた途端にメイデスは気の抜けるようなことを言ってきた。
場所を変える? これは何かの罠か?
『安心しろ。別に罠を仕掛けている場所などない。妾はただ、己の理想とする舞台で戦いたいだけだ。魔王様とテオの一騎討ち、クライマックスには相応しいではないか』
メイデスの言葉に耳を傾けつつも、ご主人様の方をチラリと見る。
「おそらくメイデスは嘘を言っていない。メリュジーナは離れた場所でメイデスを倒してくれ。俺も自分の戦いに集中していた方が何かと安心できる」
「分かった。ご主人様の指示であればそれに従う。メイデス、案内してくれ」
『こっちだ。この場に来る途中で、戦いやすい場所を見つけた』
踵を返すと、メイデスは隙だらけの背中をわたしに向け、そのまま歩き出す。
彼女の後を歩いて付いて行く中、メイデスは殺気を放つことなくただ歩き続けた。
本当に隙だらけだ。今なら不意を付いて攻撃することもできる。だけど、逆に隙だらけなことにも違和感を覚える。
もしかしたらわざと隙を見せている可能性も充分に考えられる。先を見ずに攻撃を仕掛けるのは愚策かもしれない。
『着いたぞ。ここが、妾たちの戦うバトルフィールドだ』
案内された場所は、周辺が木に覆われているだけの開けた場所だ。ここで一戦が行われていたのか、折れた剣などの得物が所々落ちている。
『さぁ、それでは始めるとするか。スレーブコントラクト!』
メイデスが魔法らしきものを口走る。だけど何も変化が起きない。私の体には違和感を覚えない。つまりデバフ系の魔法ではない。なら、彼女自身をパワーアップさせるバフ系の魔法なのか?
いや、それにしては何も仕掛けて来ないのはおかしい。何かを生み出す魔法でもなく、肉体に作用する魔法でもないとすると、いったい何が起きているんだ。
敵の真意が分からず、焦りと不安から心臓の鼓動が激しくなる。
「「「「「うおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」」」」」
しばらくすると、複数の人間が現れた。彼らの手には鍬や鎌などが握られている。
農民! どうして彼らがわたしに敵意を向けて走って来ているんだ!
『ハハハ! さぁ、妾の下僕ども、最愛の者を救いたければ戦え、魔王様が勝利を掴み、この世界を手中に収めた暁には、あいつらを自由にしてあげよう』
笑い声を上げるメイデスの横を通り過ぎ、多くの農民たちが襲ってくる。老若男女関係なく、彼らは握っている得物を振り下ろす。
呆気に取られている中、ギリギリで我に返ると後方に跳躍して一撃を躱した。
「どうして君たちはメイデスのような魔族に味方をしているんだ!」
「嬢ちゃんすまない。俺たちは守るべき者のために戦う。守るために契約を交わした以上、あいつの命令には拒否できないんだ」
「なんだって!」
農民の言葉を聞き、目を大きく見開く。メイデスは彼らの大切な者を盾にしている。
『アハハハハ! これが妾のユニークスキル奴隷契約。契約を交わした者を奴隷にすることができる。さぁ、あの女を殺せ! 命を絶つことができた者には、特別に解放してやろう』
「うおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
メイデスが言葉を漏らすと、農民たちは奮起したかのように声を上げる。
先ほどよりも得物を振る速さが向上し、キレのある一撃を振るようになった。
さすがに一般人を殺すことはできない。彼らを救うには、メイデスを倒すのが一番の近道。
「お願いだ! わたしはメイデスを倒す。そうすれば君たちは解放される。だから道を開けてくれ」
「それはできない。あいつの命令は絶対だ。反発しようものなら殺される」
『そいつの言う通りだ。こいつらの命は妾が握っている。例えばこのようにな。我が奴隷契約にて命じる。そこの者、自害しろ』
「グアッ!」
メイデスが命令を下したその時、逆らうことができないと話していた男性が持っていた鎌で自分の首を切り裂く。
鮮血が噴き出し、地面に倒れると白目を剥いて指をピクつかせる。
「うわあああああああああぁぁぁぁぁぁぁ!」
「きゃああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
仲間が自害する光景を目の当たりにした農民たちが一斉に声を上げた。
『メリュジーナに情報を与えた罰だ。助けを求めようとはするな。お前たちは妾の道具だ。道具は道具らしく、妾の指示にだけ耳を傾けろ』
「くっそおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
農民の1人が声を上げながら持っているナイフを振りかぶる。目からは涙を流し、心から叫んでいた。
「死にたくない。死にたくない。死にたくない」
「俺にはまだ生まれたばかりの赤子がいるんだ。はっきりと顔を覚えていないまま死んでたまるかよ」
「お願い。私には病弱な父がいるのよ。私が死んだら、父も死んでしまう」
奴隷化されている彼らが口々に言葉を漏らす。
彼らの言葉を聞いて精神的にくるものがある。そしてそれと同時にメイデスに対しての怒りのボルテージも上がって行くのを感じた。
歯を食い縛りながら拳を強く握る。
メイデスだけは絶対に許さない。あの女を倒して彼らを救う。
だけどどうすれば良い? どうすればメイデスの場所にまで辿り着くことができる?
せめて元の姿に戻ることができれば。
必死に思考を巡らせている中、心の中に暑いものが込み上がってくるのを感じた。
この感覚はもしかして。
もし、何かの間違いでなければ、形勢逆転ができるかもしれない。
「テオ君! あの人形は私が倒してくる」
ルナが吹き飛ばされたパペット人形を追いかける。
彼女ならきっと倒してくれる。わたしはご主人様と一緒にメイデスと魔王を倒すだけ。
構えを崩さず、敵の行動に注視する。
魔王の力は未知数、メイデスの方も、転移系の魔法が使えると言う情報しか分かっていない。
これは油断できないね。メイデスの転移は厄介だ。一瞬で背後を取られることだって充分に考えられる。
拳を強く握り、メイデスと魔王から視線を離さない。
『ルナはパペットーズを追いかけたか。なら、妾も仕掛けるとしよう』
メイデスが不適な笑みを浮かべる。何かの攻撃が来る。いつでもご主人様を守れるようにしないと。
『では、妾も場所を変えようではないか。確かメリュジーナだったかな。妾に付いて来い』
気を引き締めた途端にメイデスは気の抜けるようなことを言ってきた。
場所を変える? これは何かの罠か?
『安心しろ。別に罠を仕掛けている場所などない。妾はただ、己の理想とする舞台で戦いたいだけだ。魔王様とテオの一騎討ち、クライマックスには相応しいではないか』
メイデスの言葉に耳を傾けつつも、ご主人様の方をチラリと見る。
「おそらくメイデスは嘘を言っていない。メリュジーナは離れた場所でメイデスを倒してくれ。俺も自分の戦いに集中していた方が何かと安心できる」
「分かった。ご主人様の指示であればそれに従う。メイデス、案内してくれ」
『こっちだ。この場に来る途中で、戦いやすい場所を見つけた』
踵を返すと、メイデスは隙だらけの背中をわたしに向け、そのまま歩き出す。
彼女の後を歩いて付いて行く中、メイデスは殺気を放つことなくただ歩き続けた。
本当に隙だらけだ。今なら不意を付いて攻撃することもできる。だけど、逆に隙だらけなことにも違和感を覚える。
もしかしたらわざと隙を見せている可能性も充分に考えられる。先を見ずに攻撃を仕掛けるのは愚策かもしれない。
『着いたぞ。ここが、妾たちの戦うバトルフィールドだ』
案内された場所は、周辺が木に覆われているだけの開けた場所だ。ここで一戦が行われていたのか、折れた剣などの得物が所々落ちている。
『さぁ、それでは始めるとするか。スレーブコントラクト!』
メイデスが魔法らしきものを口走る。だけど何も変化が起きない。私の体には違和感を覚えない。つまりデバフ系の魔法ではない。なら、彼女自身をパワーアップさせるバフ系の魔法なのか?
いや、それにしては何も仕掛けて来ないのはおかしい。何かを生み出す魔法でもなく、肉体に作用する魔法でもないとすると、いったい何が起きているんだ。
敵の真意が分からず、焦りと不安から心臓の鼓動が激しくなる。
「「「「「うおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」」」」」
しばらくすると、複数の人間が現れた。彼らの手には鍬や鎌などが握られている。
農民! どうして彼らがわたしに敵意を向けて走って来ているんだ!
『ハハハ! さぁ、妾の下僕ども、最愛の者を救いたければ戦え、魔王様が勝利を掴み、この世界を手中に収めた暁には、あいつらを自由にしてあげよう』
笑い声を上げるメイデスの横を通り過ぎ、多くの農民たちが襲ってくる。老若男女関係なく、彼らは握っている得物を振り下ろす。
呆気に取られている中、ギリギリで我に返ると後方に跳躍して一撃を躱した。
「どうして君たちはメイデスのような魔族に味方をしているんだ!」
「嬢ちゃんすまない。俺たちは守るべき者のために戦う。守るために契約を交わした以上、あいつの命令には拒否できないんだ」
「なんだって!」
農民の言葉を聞き、目を大きく見開く。メイデスは彼らの大切な者を盾にしている。
『アハハハハ! これが妾のユニークスキル奴隷契約。契約を交わした者を奴隷にすることができる。さぁ、あの女を殺せ! 命を絶つことができた者には、特別に解放してやろう』
「うおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
メイデスが言葉を漏らすと、農民たちは奮起したかのように声を上げる。
先ほどよりも得物を振る速さが向上し、キレのある一撃を振るようになった。
さすがに一般人を殺すことはできない。彼らを救うには、メイデスを倒すのが一番の近道。
「お願いだ! わたしはメイデスを倒す。そうすれば君たちは解放される。だから道を開けてくれ」
「それはできない。あいつの命令は絶対だ。反発しようものなら殺される」
『そいつの言う通りだ。こいつらの命は妾が握っている。例えばこのようにな。我が奴隷契約にて命じる。そこの者、自害しろ』
「グアッ!」
メイデスが命令を下したその時、逆らうことができないと話していた男性が持っていた鎌で自分の首を切り裂く。
鮮血が噴き出し、地面に倒れると白目を剥いて指をピクつかせる。
「うわあああああああああぁぁぁぁぁぁぁ!」
「きゃああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
仲間が自害する光景を目の当たりにした農民たちが一斉に声を上げた。
『メリュジーナに情報を与えた罰だ。助けを求めようとはするな。お前たちは妾の道具だ。道具は道具らしく、妾の指示にだけ耳を傾けろ』
「くっそおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
農民の1人が声を上げながら持っているナイフを振りかぶる。目からは涙を流し、心から叫んでいた。
「死にたくない。死にたくない。死にたくない」
「俺にはまだ生まれたばかりの赤子がいるんだ。はっきりと顔を覚えていないまま死んでたまるかよ」
「お願い。私には病弱な父がいるのよ。私が死んだら、父も死んでしまう」
奴隷化されている彼らが口々に言葉を漏らす。
彼らの言葉を聞いて精神的にくるものがある。そしてそれと同時にメイデスに対しての怒りのボルテージも上がって行くのを感じた。
歯を食い縛りながら拳を強く握る。
メイデスだけは絶対に許さない。あの女を倒して彼らを救う。
だけどどうすれば良い? どうすればメイデスの場所にまで辿り着くことができる?
せめて元の姿に戻ることができれば。
必死に思考を巡らせている中、心の中に暑いものが込み上がってくるのを感じた。
この感覚はもしかして。
もし、何かの間違いでなければ、形勢逆転ができるかもしれない。
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