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第八章
第八話 女王様の尋問
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「そちらのお嬢さんたちとはどんな関係かしら?」
昼食の最中に、母さんがルナさんたちとの関係を訊ねてくる。
「どんな関係って、旅の途中で出会って、一緒に行動するようになった仲間だよ」
「ふーん、そう」
本当のことを言うと、なぜか母さんは俺の顔をジッと見つめてくる。
何も嘘はついていない。怪しむように送られる視線に居心地の悪さのようなものは感じるが、真実しか言っていない。堂々としていれば良いだけだ。
「なら、何も起きていないのね。良かった。年頃の男女が一緒に居れば、何かしらの間違いが起きても仕方がないもの」
ニコッと笑みを浮かべて安心した母さんの顔を見て、ホッとする。
どうにかこの場を切り抜けられたようだ。さっきはどんな関係と問われたので、普通に仲間だと答えた。だが、母さんがポツリとこぼした『何かしらの間違い』と言うワードを聞いた瞬間、心臓の鼓動が早鐘を打つ。
俺たちは仲間ではあるが、何かしらの間違いを起こそうとしたことはあった。
彼女たちとディープキスをしたこともあるし、指をいやらしい感じで舐められたこともある。それに事故とは言え、裸体まで見てしまった。
母さんに現在動揺していることがバレる前に話題を変えなければ。
「本当に良かったわ。最悪、子作りをしていたらどうしょうかと思っていたの。可愛い孫ができるのは大歓迎よ。でも、テオちゃんの奥さんになる人は、この国のお妃になるってことだから、厳しい審査が必要ってわけ」
「へぇー、厳しい審査ね。因みにどんな?」
話題を少しずつでもずらしていこうと、母さんの会話に乗る。
「それはどれだけテオちゃんのことを愛しているかよ。テオちゃんへの愛をわたくしとを語り合って、認めれば即結婚をしても良いわ」
「妃になるハードルが低い!」
国の代表の一角を担うポジションなのに、選考基準が低すぎるだろう!
「ばかばかしい。そんなにハードルが低ければ、嫁候補がゴロゴロ出てくるじゃないか。なぁ、2人とも?」
溜め息を吐きそうになりながらも、ルナさんたちに訊ねる。しかし彼女たちは、俺の予想とは違って険しい顔付きをする。
あれ? どうしてルナさんとメリュジーナはあんなに真剣な顔をしているんだ?
「メリュジーナはさっきの話しを聞いてどう思う?」
「ハードルはかなり高いだろうね。これまでの女王様を観察している限りだと、ご主人様への愛情は異常と言っても良い。例えるなら、装備一切なしの全裸で魔王に1人で立ち向かうレベルの無茶をするようなものだと思う」
「メリュジーナもそう思うのね。やっぱり、挑戦するなら死を覚悟する必要がありそうだわ」
彼女たちのひそひそ話が聞こえてくる。ルナさんたち、それは言い過ぎだ。どうしてそのような発想になってしまう。普通に考えてそんなにハードルが高いようには思えないのだけど?
「でも、万が一にでも女王様に認められれば、敵はいなくなるわ」
「ワンチャン主従関係を越えるようになれば、絆はさらに深まる」
ルナさんとメリュジーナは違いに顔を見合わせると無言で頷き合う。
もしかして、母さんが言っていた試験を受けようとしているのか。まぁ、確かに母さんに認められて俺の嫁になることができれば、一生安泰した生活を送ることができるだろう。
なに不自由のない生活を送れることは、生きて行く上で楽ができるからな。
もし、ルナさんかメリュジーナのどちらかが認められたら、関係が大きく変わってしまうな。
「あなたたちのその目、わたくしに挑もうとしていますね。良いでしょう。2人纏めてかかって来なさい。万が一にでも、わたくしが負けるようなことが起きれば、この国の半分をあなた方に授けましょう」
三人の女性が見つめ合っている。物語のワンシーンであれば、火花が散っているところだよな。
「バカらしい。俺は席を外す」
「テオちゃんどこに行くの?」
「トイレだよ」
「では、私が案内しましょう。テオ王子、こちらです」
席を立つと控えていたメイドさんが近付き、案内してもらう。
流石にこの場に俺は居られない。もし、彼女たちの勝負が始まれば、恥ずかしさでのたうち回るかもしれない。そんな醜態を見せる訳にはいかないからな。
~テオの母親視点~
さて、テオちゃんはここから出て行ってくれたわね。それでは作戦を始めるとしますか。
「では、勝負といきましょう。と言っても、この勝負は目に見えています」
勝負は既に決まっている。そう告げると、彼女たちの喉が動いた。きっとこれから大勝負が始まると思い込んで、固唾を呑んでいるのでしょう。
「この勝負は、最初からわたくしの負けが決定しています」
「「え?」」
敗北宣言をすると、彼女たちは困惑した表情で小さく言葉を漏らしました。
それもそうでしょうね。威勢よく立ち向かおうとした相手が降伏しているようなものですから。
「だってそうでしょう。赤子のときは一緒だったとしても、その後のことは何一つ知りません。大きくなった我が子の素敵なところを何ひとつ知らない以上、わたくしよりも多くのことを知っているはずのあなたたちに敵うはずがありませんわ。だから、あなたたちに教えてほしいのよ。大きくなったテオちゃんの素敵だなと思うところを」
本当の狙いを語ると、彼女たちは違いに顔を見合わせる。
「それは一応勝負なので教えますけれど」
「でも、本当に良いのですか? 話せば女王様の負けは決定するようなもの。あの約束がなかったことにするつもりなのですか?」
「話しを聞くだけ聞いてやっぱりなしと言うつもりはありません。正直に言いますと、既にあなたたちのことは最初から認めていたのですよ」
「「え!」」
既に認めていたことを告げると、彼女たちは驚きの声を上げました。
「あなたたちを観察していると、分かります。どれだけテオちゃんのことを慕っているのかを。そのことを知れただけでも合格ラインに到達します。それにテオちゃんから母と呼ぶように協力もしてくださいましたからね」
片目を瞑ってウインクをすると、彼女たちはホッとした表情をしました。
「それでは、改めて話してくれないかしら? あなたたちから見たテオちゃんの素敵なところを」
それからわたくしは、テオちゃんがトイレから戻ってくるまでの間、彼女たちからたくさんのことを聞くことができました。
「テオちゃんに夜這いをした!」
「ええ、ちょっと私にも事情があって、間が差したと言うか」
ルナさんの話しを聞き、正直驚きつつも嬉しく思う。
もしかしたら本当に孫ができる日が近いかも。
昼食の最中に、母さんがルナさんたちとの関係を訊ねてくる。
「どんな関係って、旅の途中で出会って、一緒に行動するようになった仲間だよ」
「ふーん、そう」
本当のことを言うと、なぜか母さんは俺の顔をジッと見つめてくる。
何も嘘はついていない。怪しむように送られる視線に居心地の悪さのようなものは感じるが、真実しか言っていない。堂々としていれば良いだけだ。
「なら、何も起きていないのね。良かった。年頃の男女が一緒に居れば、何かしらの間違いが起きても仕方がないもの」
ニコッと笑みを浮かべて安心した母さんの顔を見て、ホッとする。
どうにかこの場を切り抜けられたようだ。さっきはどんな関係と問われたので、普通に仲間だと答えた。だが、母さんがポツリとこぼした『何かしらの間違い』と言うワードを聞いた瞬間、心臓の鼓動が早鐘を打つ。
俺たちは仲間ではあるが、何かしらの間違いを起こそうとしたことはあった。
彼女たちとディープキスをしたこともあるし、指をいやらしい感じで舐められたこともある。それに事故とは言え、裸体まで見てしまった。
母さんに現在動揺していることがバレる前に話題を変えなければ。
「本当に良かったわ。最悪、子作りをしていたらどうしょうかと思っていたの。可愛い孫ができるのは大歓迎よ。でも、テオちゃんの奥さんになる人は、この国のお妃になるってことだから、厳しい審査が必要ってわけ」
「へぇー、厳しい審査ね。因みにどんな?」
話題を少しずつでもずらしていこうと、母さんの会話に乗る。
「それはどれだけテオちゃんのことを愛しているかよ。テオちゃんへの愛をわたくしとを語り合って、認めれば即結婚をしても良いわ」
「妃になるハードルが低い!」
国の代表の一角を担うポジションなのに、選考基準が低すぎるだろう!
「ばかばかしい。そんなにハードルが低ければ、嫁候補がゴロゴロ出てくるじゃないか。なぁ、2人とも?」
溜め息を吐きそうになりながらも、ルナさんたちに訊ねる。しかし彼女たちは、俺の予想とは違って険しい顔付きをする。
あれ? どうしてルナさんとメリュジーナはあんなに真剣な顔をしているんだ?
「メリュジーナはさっきの話しを聞いてどう思う?」
「ハードルはかなり高いだろうね。これまでの女王様を観察している限りだと、ご主人様への愛情は異常と言っても良い。例えるなら、装備一切なしの全裸で魔王に1人で立ち向かうレベルの無茶をするようなものだと思う」
「メリュジーナもそう思うのね。やっぱり、挑戦するなら死を覚悟する必要がありそうだわ」
彼女たちのひそひそ話が聞こえてくる。ルナさんたち、それは言い過ぎだ。どうしてそのような発想になってしまう。普通に考えてそんなにハードルが高いようには思えないのだけど?
「でも、万が一にでも女王様に認められれば、敵はいなくなるわ」
「ワンチャン主従関係を越えるようになれば、絆はさらに深まる」
ルナさんとメリュジーナは違いに顔を見合わせると無言で頷き合う。
もしかして、母さんが言っていた試験を受けようとしているのか。まぁ、確かに母さんに認められて俺の嫁になることができれば、一生安泰した生活を送ることができるだろう。
なに不自由のない生活を送れることは、生きて行く上で楽ができるからな。
もし、ルナさんかメリュジーナのどちらかが認められたら、関係が大きく変わってしまうな。
「あなたたちのその目、わたくしに挑もうとしていますね。良いでしょう。2人纏めてかかって来なさい。万が一にでも、わたくしが負けるようなことが起きれば、この国の半分をあなた方に授けましょう」
三人の女性が見つめ合っている。物語のワンシーンであれば、火花が散っているところだよな。
「バカらしい。俺は席を外す」
「テオちゃんどこに行くの?」
「トイレだよ」
「では、私が案内しましょう。テオ王子、こちらです」
席を立つと控えていたメイドさんが近付き、案内してもらう。
流石にこの場に俺は居られない。もし、彼女たちの勝負が始まれば、恥ずかしさでのたうち回るかもしれない。そんな醜態を見せる訳にはいかないからな。
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さて、テオちゃんはここから出て行ってくれたわね。それでは作戦を始めるとしますか。
「では、勝負といきましょう。と言っても、この勝負は目に見えています」
勝負は既に決まっている。そう告げると、彼女たちの喉が動いた。きっとこれから大勝負が始まると思い込んで、固唾を呑んでいるのでしょう。
「この勝負は、最初からわたくしの負けが決定しています」
「「え?」」
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それもそうでしょうね。威勢よく立ち向かおうとした相手が降伏しているようなものですから。
「だってそうでしょう。赤子のときは一緒だったとしても、その後のことは何一つ知りません。大きくなった我が子の素敵なところを何ひとつ知らない以上、わたくしよりも多くのことを知っているはずのあなたたちに敵うはずがありませんわ。だから、あなたたちに教えてほしいのよ。大きくなったテオちゃんの素敵だなと思うところを」
本当の狙いを語ると、彼女たちは違いに顔を見合わせる。
「それは一応勝負なので教えますけれど」
「でも、本当に良いのですか? 話せば女王様の負けは決定するようなもの。あの約束がなかったことにするつもりなのですか?」
「話しを聞くだけ聞いてやっぱりなしと言うつもりはありません。正直に言いますと、既にあなたたちのことは最初から認めていたのですよ」
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それからわたくしは、テオちゃんがトイレから戻ってくるまでの間、彼女たちからたくさんのことを聞くことができました。
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