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第七章
第十二話 どうしてこうなったのかを教えよう
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~テオ視点~
ストライクに見せかけていたメリュジーナがこちらに来ると、俺は認識阻害の魔法を解く。
「テオ君!」
その瞬間、隣に居る人物が俺であることに気付き、ルナさんが抱き付いてくる。
久しぶりの再会で嬉しいのは分かる。だけど、そんなに引っ付かれると、胸が当たってそっちに意識が向いてしまいそうだ。
シリアスのシーンなので煩悩を振り払い、アバン子爵たちを見る。
「お前、本物のストライクをどこに隠した!」
アバン家の闇を暴露され、怒りに顔を歪ませているアバン子爵が指を向け、息子の所在を訊ねてくる。
「ストライクなら、この屋敷の物置きに閉じ込めているよ。ついでに暫く目を覚さないように睡眠魔法を使っている。けれど、そろそろ効力がなくなって目覚めている頃かもしれないな」
彼の質問に答えると、さらにアバン子爵は怒りで頬を吊り上げた。
「どうして我がアバン家の裏の仕事を知っている。お前に漏らしてしまったことは、動物をモンスターに変え、それを販売していることだけだぞ。魔族に渡していることは一言も言っていない!」
「それはそうだよ。だって開示されていない情報は、俺がこの屋敷内に来て潜入していたときから調べていたんだから」
「何だと!」
既に屋敷内におり、事前に調べていたことを話すと、アバン子爵は驚愕する。
「俺がこの屋敷に来たとき、認識阻害の魔法を使った。これにより、お前たちは俺の都合の良い人間に見えるようにしていたのさ。時には使用人、またある時にはストライクやアバン子爵に見えるようにした。そのお陰で部屋に侵入するのは楽だったぞ。合鍵を手に入れることだってできた」
「くそう! どうして屋敷に辿り着くことができた! この島には方向感覚を狂わせる結界が張っていたんだぞ! 辿り着くことなど不可能だ!」
怒りの形相でアバン子爵が声を上げる。
なるほど、あの森には方向感覚を狂わせる結界があったのか。
脳内にある嗅内皮質には、帰巣シグナルが発信されている。人は目的地に到達するには、まず自分の向いている方向と、移動すべき方向を知らないといけない。
哺乳類には頭方位細胞と呼ばれる神経細胞があり、この細胞は現在面している方角のシグナルを送り、人が方角を知る手助けをしている。
このシグナルの質によって、方向が理解できるのかに差が生まれるのだが、結界内に入るとこれらのバランスが崩れてしまうって訳か。
「ご主人様、結界内に入っただけで簡単に方向音痴になるものなの?」
突然メリュジーナが訊ねてくる。
先ほど心の中で呟いたことをそのまま口に出したところで、彼女が理解できる訳がないよな。
「えーとだな、結界内に入ると、脳から分泌される物質が少なくなるんだ。それによって身体と脳にズレが生じてしまう。そのせいで方向音痴でなくとも、信じられないほどの方向音痴にさせられてしまうって訳だ」
「なるほど、方向音痴にする結界か。何だかダサいね」
「そこの女! 私の研究の成果をダサいと言いやがって!」
俺が分かりやすく簡単に説明した結果、彼の結界が彼女にとってダサい認定をされてしまった。
でも、これって結構凄い結界なのだけどな。マーペとパーぺを繋ぐ魔力線がなければ、俺も森の中を彷徨っていたかもしれない。
まぁ、この件に関しては隠し通していても良いだろう。変にパペット人形の存在を口走ってしまうのも良くない。
そう言えば、屋敷を調べている最中にマーペの姿が消えたな。もしかしたらパーぺと合流しているかもしれない。
俺たちが対峙している間に何か仕掛けてくるかもしれないことを考慮すると、油断できない状況下だ。
それにメイデスがこちらに向かっている以上、ルナさんの安全が保証された訳ではない。
「お前の結界は凄かったぞ。でも、俺の方が一枚上手だったな。残念ながら俺には通用しなかった」
相手を褒めつつも自分が上であることをアピールする。
こうすれば、ズタズタにされた彼のプライドの少しは回復するだろう。
「アバン子爵、あの男が言っていたことは本当なのですか!」
「うるさい! お前は黙っていろ!」
グレイ男爵がアバン子爵に真相を問うと、頭に血が昇っていた彼は、ルナさんの父親を突き飛ばす。
「お父様!」
ルナさんが俺から離れて父親の元に駆け寄ろうとする。だが、俺は彼女の手を握って阻止した。そして目で訴えて首を横に振る。
彼女の気持ちは分かる。でも、今あちら側に行かせる訳にはいかない。
何だか嫌な予感がしてきた。
「くそう! くそう! くそう! お前のせいで、私の計画が台無しではないか! こうなったら、この場にいる全員を殺して、私の行いは闇に葬ったままにしてやる! 目覚めろ! ストライク!」
アバン子爵が声を上げたその瞬間、屋敷の一部の天井部分が吹き飛んだ。
あの場所は俺がストライクを連れ込んだ場所。
吹き飛んだ屋根のところから、本物のストライクが飛び出し、そのまま屋根の上に着地する。
外見はストライクそのものだが、肌の色が鼠色に変色しており、眼球も黒い。魔族を連想させる容姿となっていた。
『ちち……うえ……これは……いったい? 僕の体に……何が……起きているのですか?』
どうやら彼自身も自分の身に起きていることが理解できていないみたいだ。
「ストライクよ。お前には私の細胞を移植させていた。それにより徐々に人間の細胞を食べ、代わりに魔族の細胞へと生まれ変わる。お前はこれより魔族と生まれ変わったのだ」
「何だと!」
アバン子爵の言葉に驚く。彼の細胞を移植した結果、ストライクが魔族になった。つまり、アバン子爵の正体は魔族!
「アバン子爵、お前、魔族だったのか!」
「貴族ごっこはもうお終いだ! アバン子爵なんて人物は数年前に既に死んでいる! 私が殺したからな!」
アバン子爵に成り代わっていた男が指をパチンと鳴らす。その瞬間やつの姿が変わっていく。
ストライクと同じように肌の色が代わり、眼球も黒く染まる。
『私の名はカオス。その名の通り、この世界に混沌を齎そうと考えている魔族さ』
ストライクに見せかけていたメリュジーナがこちらに来ると、俺は認識阻害の魔法を解く。
「テオ君!」
その瞬間、隣に居る人物が俺であることに気付き、ルナさんが抱き付いてくる。
久しぶりの再会で嬉しいのは分かる。だけど、そんなに引っ付かれると、胸が当たってそっちに意識が向いてしまいそうだ。
シリアスのシーンなので煩悩を振り払い、アバン子爵たちを見る。
「お前、本物のストライクをどこに隠した!」
アバン家の闇を暴露され、怒りに顔を歪ませているアバン子爵が指を向け、息子の所在を訊ねてくる。
「ストライクなら、この屋敷の物置きに閉じ込めているよ。ついでに暫く目を覚さないように睡眠魔法を使っている。けれど、そろそろ効力がなくなって目覚めている頃かもしれないな」
彼の質問に答えると、さらにアバン子爵は怒りで頬を吊り上げた。
「どうして我がアバン家の裏の仕事を知っている。お前に漏らしてしまったことは、動物をモンスターに変え、それを販売していることだけだぞ。魔族に渡していることは一言も言っていない!」
「それはそうだよ。だって開示されていない情報は、俺がこの屋敷内に来て潜入していたときから調べていたんだから」
「何だと!」
既に屋敷内におり、事前に調べていたことを話すと、アバン子爵は驚愕する。
「俺がこの屋敷に来たとき、認識阻害の魔法を使った。これにより、お前たちは俺の都合の良い人間に見えるようにしていたのさ。時には使用人、またある時にはストライクやアバン子爵に見えるようにした。そのお陰で部屋に侵入するのは楽だったぞ。合鍵を手に入れることだってできた」
「くそう! どうして屋敷に辿り着くことができた! この島には方向感覚を狂わせる結界が張っていたんだぞ! 辿り着くことなど不可能だ!」
怒りの形相でアバン子爵が声を上げる。
なるほど、あの森には方向感覚を狂わせる結界があったのか。
脳内にある嗅内皮質には、帰巣シグナルが発信されている。人は目的地に到達するには、まず自分の向いている方向と、移動すべき方向を知らないといけない。
哺乳類には頭方位細胞と呼ばれる神経細胞があり、この細胞は現在面している方角のシグナルを送り、人が方角を知る手助けをしている。
このシグナルの質によって、方向が理解できるのかに差が生まれるのだが、結界内に入るとこれらのバランスが崩れてしまうって訳か。
「ご主人様、結界内に入っただけで簡単に方向音痴になるものなの?」
突然メリュジーナが訊ねてくる。
先ほど心の中で呟いたことをそのまま口に出したところで、彼女が理解できる訳がないよな。
「えーとだな、結界内に入ると、脳から分泌される物質が少なくなるんだ。それによって身体と脳にズレが生じてしまう。そのせいで方向音痴でなくとも、信じられないほどの方向音痴にさせられてしまうって訳だ」
「なるほど、方向音痴にする結界か。何だかダサいね」
「そこの女! 私の研究の成果をダサいと言いやがって!」
俺が分かりやすく簡単に説明した結果、彼の結界が彼女にとってダサい認定をされてしまった。
でも、これって結構凄い結界なのだけどな。マーペとパーぺを繋ぐ魔力線がなければ、俺も森の中を彷徨っていたかもしれない。
まぁ、この件に関しては隠し通していても良いだろう。変にパペット人形の存在を口走ってしまうのも良くない。
そう言えば、屋敷を調べている最中にマーペの姿が消えたな。もしかしたらパーぺと合流しているかもしれない。
俺たちが対峙している間に何か仕掛けてくるかもしれないことを考慮すると、油断できない状況下だ。
それにメイデスがこちらに向かっている以上、ルナさんの安全が保証された訳ではない。
「お前の結界は凄かったぞ。でも、俺の方が一枚上手だったな。残念ながら俺には通用しなかった」
相手を褒めつつも自分が上であることをアピールする。
こうすれば、ズタズタにされた彼のプライドの少しは回復するだろう。
「アバン子爵、あの男が言っていたことは本当なのですか!」
「うるさい! お前は黙っていろ!」
グレイ男爵がアバン子爵に真相を問うと、頭に血が昇っていた彼は、ルナさんの父親を突き飛ばす。
「お父様!」
ルナさんが俺から離れて父親の元に駆け寄ろうとする。だが、俺は彼女の手を握って阻止した。そして目で訴えて首を横に振る。
彼女の気持ちは分かる。でも、今あちら側に行かせる訳にはいかない。
何だか嫌な予感がしてきた。
「くそう! くそう! くそう! お前のせいで、私の計画が台無しではないか! こうなったら、この場にいる全員を殺して、私の行いは闇に葬ったままにしてやる! 目覚めろ! ストライク!」
アバン子爵が声を上げたその瞬間、屋敷の一部の天井部分が吹き飛んだ。
あの場所は俺がストライクを連れ込んだ場所。
吹き飛んだ屋根のところから、本物のストライクが飛び出し、そのまま屋根の上に着地する。
外見はストライクそのものだが、肌の色が鼠色に変色しており、眼球も黒い。魔族を連想させる容姿となっていた。
『ちち……うえ……これは……いったい? 僕の体に……何が……起きているのですか?』
どうやら彼自身も自分の身に起きていることが理解できていないみたいだ。
「ストライクよ。お前には私の細胞を移植させていた。それにより徐々に人間の細胞を食べ、代わりに魔族の細胞へと生まれ変わる。お前はこれより魔族と生まれ変わったのだ」
「何だと!」
アバン子爵の言葉に驚く。彼の細胞を移植した結果、ストライクが魔族になった。つまり、アバン子爵の正体は魔族!
「アバン子爵、お前、魔族だったのか!」
「貴族ごっこはもうお終いだ! アバン子爵なんて人物は数年前に既に死んでいる! 私が殺したからな!」
アバン子爵に成り代わっていた男が指をパチンと鳴らす。その瞬間やつの姿が変わっていく。
ストライクと同じように肌の色が代わり、眼球も黒く染まる。
『私の名はカオス。その名の通り、この世界に混沌を齎そうと考えている魔族さ』
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