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第三章
おまけ回その③ ハナマドウジジイの行動3
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ワシことハナマドウジジイは、テオたちを妨害するために体の蔓や蔦を使い、攻撃をしていた。
だが、ワシの攻撃は悉くテオの炎に阻まれる。
あのテオとか言う男、只者ではないな。さっきから全ての攻撃を燃やし尽くしている。
しかし、前方に気を取られている今がチャンスだ。別の蔦と蔓を大回りさせ、左右から女共を攻撃してくれる。
「エコーロケ――」
テオが呪文らしきものを発音した瞬間、寒気を感じる。
あの魔法は確か、居場所が分かる魔法だったはず。ワシの位置がバレてしまっては、のちに厄介なことになりそうだ。
「そうはさせるか!」
魔法の発動を妨害するために、ルナと隣にいる女に蔓と蔦を放つ。
「きゃああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「しまった! わたしとしたことが油断した」
2人の拘束に成功し、テオは魔法を中断すると彼女たちを見る。
ふぅ、どうにか間に合った。あの魔法には気をつけなければな。
「ファイヤーアロー!」
一安心していると、テオが魔法を放つ。矢の形をした炎が蔓や蔦に触れると、燃やし尽くされ、女共は拘束から逃れる。
炎系の魔法をあの男が使える以上は、こちらが不利か。さて、どうやって倒してくれようか。
思考を巡らせて対策を考えていると、3人は互いに背を向け合い、周囲を見渡す。
なるほど、確かにあの陣形ならどこから攻撃が来てもカバーできるな。あのテオとか言う男は本当に頭がキレる。
だが、その陣形にはひとつだけ弱点が存在する。それは今から見せてやろう。
あいつらの近くにある木の根っ子に魔力を送り、根っ子を操ると真下に移動させる。
「エコーロケ――」
真下に移動させ、そのまま突き上げようとしたタイミングで、テオが再びあの魔法を発動しようとする。
「させるか!」」
「2人ともこの場から離れて! 早く!」
「何!」
攻撃を放とうとしたタイミングで、薄い水色の髪をロングヘアーにしている女の子が、ワシの攻撃を察知した。
3人ともその場から跳躍して離れると、奇襲は失敗に終わる。
あの女、ワシの攻撃が分かっただと。人間には気付かれないはずだったのに。
「エコーロケ――」
衝撃の展開に驚いていると、テオがまたあの魔法を発動しようとする。
その魔法だけは発動させるか!
すぐさまテオに近い木の根っ子を操り、股の下から貫こうとする。だが、またあの女のせいで交わされてしまった。
「ファイヤーボール!」
地面から突き出た根っ子は、テオの火球が当たり、煙を上げて燃え始める。
今ので3回目だぞ。どれだけワシの位置を知りたがっている。
「エコーロケ――」
だから! どうしてそこまでワシの位置に固執しておる! 好い加減に諦めろ!
地中から3度目の攻撃を繰り出し、どうにかあの男の魔法を阻止する。
もう、好い加減にしてくれ。体内の核に悪いではないか。年寄りは労わるものであろう。
心からもう好い加減にやめて欲しいと思っていたその時だ。散々ワシの攻撃を予知した女の子の背中から妖精の羽が生え、テオとルナを引っ張って上空に舞い上がる。
あの女、人間ではなかったのか。なら、不思議な能力で事前に察知したのも納得することができる。
敵が上空に逃げた以上、木の根っ子では届かない。ワシのどこまでも伸びる蔓と蔦を使って口を封じるしかない。
「間に合え!」
「エコーロケーション!」
攻撃を放つも、間に合わなかった。蔓や蔦は、妖精の羽が生えた女の子の火炎に焼き尽くされる。
このままではあの炎がワシにまで届く。
トカゲの尻尾の如く、切断して切り離すとその場から猛ダッシュしたら。
位置がバレてしまった以上は、あの場に止まっておく訳にはいかない。
全速力で走ると、視界の先に町の住民がこちらに向かっているのが見えた。
そう言えば、フラワーディジーズの蜜を飲ませようと思って、1人誘っておったな。もう、そんな時間であったか。
すぐに町長に変身すると、町民に近付く。
「よく来てくださいました。お待ちしておりましたよ」
「町長さん。ゴホッ、ゴホッ。凄い汗ですが、どうかされましたか? ゴホッ、ゴホッ」
「いえ、何でもありません。さぁ、行きましょう」
テオたちのことも気になる。だが、時間が来てしまった以上、この男に蜜を飲ませて幻覚を見せなければならない。
町民を引き連れ、フラワーディジーズのもとに向かう。
花のモンスターに近付くと、視線を感じた。
どうやらあいつらは、隠れてこちらの様子を伺っているようだな。なら、これを逆に利用するとするか。こいつが花の蜜を飲んだ直後、幻覚を見せて治ったように装わせる。
フラワーディジーズの口から吐き出された蜜を両手で受け取り、町民に飲ませる。
さぁ、お前は流行病が治った!
心の中で命令を下した瞬間、男の容態がどんどん良くなっていく。幻覚を見ている影響で、一時的に肉体にも影響を与えたようだ。
これなら、あいつらも誤魔化すことができるだろう。
「さて、そこに隠れていることは分かっています。私に用があるのなら姿を見せてください。それとも、こっちのモンスターに用があるのですかな?」
今度はワシの方から姿を見せるように促す。すると意外にも、テオたちは姿を見せ、敵意はないと言いながらこちらに近付く。
知ってはいるものの、どうしてこの山に来たのかを訊ねる。するとテオが答えてくれた。
分かってはいたが、予想通りにショーンのことを話してくれた。
おそらく、ここまでくれば3人ともワシがやろうとしていることは正しいものだと思い込んでいるはず。なら、ついでにこいつらも幻覚を見せようではないか。
彼らにフラワーディジーズの蜜を飲ませ、一安心したその時。
「おのれ! どうしてそのモンスターを伐採しない! やっぱりお前も町長側の人間になったのか!」
突然ショーンが現れ、いきなり襲ってきた。
いきなりのことで驚きを隠せなかったが、これは好都合だ。ここまでくれば、完全にあやつが悪者になるであろう。
「まずい! フラワーディジーズを失えば、町民たちを救うことができなくなる」
焦っているように演じると、テオは率先してモンスターの守護に入る。
そしてあっという間にショーンを倒して気絶させた。
その後、彼を牢屋にぶち込むことになり、気付かれないように体の一部を元に戻す。蔦を一本引き抜くと、テオに差し出してショーンを拘束してもらった。
これで完全にあの男は悪役となり、ワシが正義の行いをしている決定打となったであろう。
あとは幻覚状態になっているこいつらに、町民がゾンビになったと幻覚を見せ、自らの手で町民を殺害させる。そして仲間同士でも争わせるのだ。
幻覚が解けた瞬間、自分以外が死体となったとき、生き残ったやつがどんな顔をするのか楽しみだ。
妄想を膨らませながら、ワシは下山する。
この時のワシは、まさかあんな展開になるなんて思いもしなかった。
おまけストーリーを最後まで読んでいただきありがとうございます。
今回の話でおまけストーリーは終わりです。
この話しを通して、読者の皆様方が納得のいくものになっていれば幸いです。
次回からは通常ストーリーに戻り、追放サイドのお話になります。
だが、ワシの攻撃は悉くテオの炎に阻まれる。
あのテオとか言う男、只者ではないな。さっきから全ての攻撃を燃やし尽くしている。
しかし、前方に気を取られている今がチャンスだ。別の蔦と蔓を大回りさせ、左右から女共を攻撃してくれる。
「エコーロケ――」
テオが呪文らしきものを発音した瞬間、寒気を感じる。
あの魔法は確か、居場所が分かる魔法だったはず。ワシの位置がバレてしまっては、のちに厄介なことになりそうだ。
「そうはさせるか!」
魔法の発動を妨害するために、ルナと隣にいる女に蔓と蔦を放つ。
「きゃああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「しまった! わたしとしたことが油断した」
2人の拘束に成功し、テオは魔法を中断すると彼女たちを見る。
ふぅ、どうにか間に合った。あの魔法には気をつけなければな。
「ファイヤーアロー!」
一安心していると、テオが魔法を放つ。矢の形をした炎が蔓や蔦に触れると、燃やし尽くされ、女共は拘束から逃れる。
炎系の魔法をあの男が使える以上は、こちらが不利か。さて、どうやって倒してくれようか。
思考を巡らせて対策を考えていると、3人は互いに背を向け合い、周囲を見渡す。
なるほど、確かにあの陣形ならどこから攻撃が来てもカバーできるな。あのテオとか言う男は本当に頭がキレる。
だが、その陣形にはひとつだけ弱点が存在する。それは今から見せてやろう。
あいつらの近くにある木の根っ子に魔力を送り、根っ子を操ると真下に移動させる。
「エコーロケ――」
真下に移動させ、そのまま突き上げようとしたタイミングで、テオが再びあの魔法を発動しようとする。
「させるか!」」
「2人ともこの場から離れて! 早く!」
「何!」
攻撃を放とうとしたタイミングで、薄い水色の髪をロングヘアーにしている女の子が、ワシの攻撃を察知した。
3人ともその場から跳躍して離れると、奇襲は失敗に終わる。
あの女、ワシの攻撃が分かっただと。人間には気付かれないはずだったのに。
「エコーロケ――」
衝撃の展開に驚いていると、テオがまたあの魔法を発動しようとする。
その魔法だけは発動させるか!
すぐさまテオに近い木の根っ子を操り、股の下から貫こうとする。だが、またあの女のせいで交わされてしまった。
「ファイヤーボール!」
地面から突き出た根っ子は、テオの火球が当たり、煙を上げて燃え始める。
今ので3回目だぞ。どれだけワシの位置を知りたがっている。
「エコーロケ――」
だから! どうしてそこまでワシの位置に固執しておる! 好い加減に諦めろ!
地中から3度目の攻撃を繰り出し、どうにかあの男の魔法を阻止する。
もう、好い加減にしてくれ。体内の核に悪いではないか。年寄りは労わるものであろう。
心からもう好い加減にやめて欲しいと思っていたその時だ。散々ワシの攻撃を予知した女の子の背中から妖精の羽が生え、テオとルナを引っ張って上空に舞い上がる。
あの女、人間ではなかったのか。なら、不思議な能力で事前に察知したのも納得することができる。
敵が上空に逃げた以上、木の根っ子では届かない。ワシのどこまでも伸びる蔓と蔦を使って口を封じるしかない。
「間に合え!」
「エコーロケーション!」
攻撃を放つも、間に合わなかった。蔓や蔦は、妖精の羽が生えた女の子の火炎に焼き尽くされる。
このままではあの炎がワシにまで届く。
トカゲの尻尾の如く、切断して切り離すとその場から猛ダッシュしたら。
位置がバレてしまった以上は、あの場に止まっておく訳にはいかない。
全速力で走ると、視界の先に町の住民がこちらに向かっているのが見えた。
そう言えば、フラワーディジーズの蜜を飲ませようと思って、1人誘っておったな。もう、そんな時間であったか。
すぐに町長に変身すると、町民に近付く。
「よく来てくださいました。お待ちしておりましたよ」
「町長さん。ゴホッ、ゴホッ。凄い汗ですが、どうかされましたか? ゴホッ、ゴホッ」
「いえ、何でもありません。さぁ、行きましょう」
テオたちのことも気になる。だが、時間が来てしまった以上、この男に蜜を飲ませて幻覚を見せなければならない。
町民を引き連れ、フラワーディジーズのもとに向かう。
花のモンスターに近付くと、視線を感じた。
どうやらあいつらは、隠れてこちらの様子を伺っているようだな。なら、これを逆に利用するとするか。こいつが花の蜜を飲んだ直後、幻覚を見せて治ったように装わせる。
フラワーディジーズの口から吐き出された蜜を両手で受け取り、町民に飲ませる。
さぁ、お前は流行病が治った!
心の中で命令を下した瞬間、男の容態がどんどん良くなっていく。幻覚を見ている影響で、一時的に肉体にも影響を与えたようだ。
これなら、あいつらも誤魔化すことができるだろう。
「さて、そこに隠れていることは分かっています。私に用があるのなら姿を見せてください。それとも、こっちのモンスターに用があるのですかな?」
今度はワシの方から姿を見せるように促す。すると意外にも、テオたちは姿を見せ、敵意はないと言いながらこちらに近付く。
知ってはいるものの、どうしてこの山に来たのかを訊ねる。するとテオが答えてくれた。
分かってはいたが、予想通りにショーンのことを話してくれた。
おそらく、ここまでくれば3人ともワシがやろうとしていることは正しいものだと思い込んでいるはず。なら、ついでにこいつらも幻覚を見せようではないか。
彼らにフラワーディジーズの蜜を飲ませ、一安心したその時。
「おのれ! どうしてそのモンスターを伐採しない! やっぱりお前も町長側の人間になったのか!」
突然ショーンが現れ、いきなり襲ってきた。
いきなりのことで驚きを隠せなかったが、これは好都合だ。ここまでくれば、完全にあやつが悪者になるであろう。
「まずい! フラワーディジーズを失えば、町民たちを救うことができなくなる」
焦っているように演じると、テオは率先してモンスターの守護に入る。
そしてあっという間にショーンを倒して気絶させた。
その後、彼を牢屋にぶち込むことになり、気付かれないように体の一部を元に戻す。蔦を一本引き抜くと、テオに差し出してショーンを拘束してもらった。
これで完全にあの男は悪役となり、ワシが正義の行いをしている決定打となったであろう。
あとは幻覚状態になっているこいつらに、町民がゾンビになったと幻覚を見せ、自らの手で町民を殺害させる。そして仲間同士でも争わせるのだ。
幻覚が解けた瞬間、自分以外が死体となったとき、生き残ったやつがどんな顔をするのか楽しみだ。
妄想を膨らませながら、ワシは下山する。
この時のワシは、まさかあんな展開になるなんて思いもしなかった。
おまけストーリーを最後まで読んでいただきありがとうございます。
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