48 / 122
第三章
第十六話 俺の爵位が降格されるだって!ふざけるな!
しおりを挟む
~イルムガルド視点~
俺ことイルムガルドは、草原の3分の1を燃やした罪を被されそうになっている。
このままではまずい。証拠が提出された以上、俺が草原を燃やした元凶扱いにされてしまう。
「分かった。モンスターの死体を確認しなかったことは認めよう。だけど、草原を3分の1燃やしたことはどう説明する? ファイヤーボール1発では、あそこまでの被害は起きないぞ」
ユリウスに問うと、彼はやれやれと言いたげに肩を竦める。
「それこそ愚問ですよ。あの草原の草は通常の物とは違い、燃え易い性質も持っているのです。たとえファイヤーボール1発でも、大規模な火災へと繋がってしまいます」
「そんなことし――」
「そんなことは知らないなんて言わせませんよ。依頼書にはちゃんと注意書きが書かれてあります」
ユリウスが懐から1枚の紙を取り出し、俺に突き付ける。
紙を受け取ると、それは見覚えのある依頼書だった。
この依頼書、俺がエレファントエンペラーの討伐を受けたものと同じだ。あのときは、誰も護衛任務を受けないでイライラしていたから、細かいところは読んでいなかった。
心臓の鼓動が早鐘を打つ中、細部まで黙読する。すると、最後の方に注意書きとして、炎の魔法の使用や火種になるような物の持ち込みを禁ずると書かれてある。
「これで分かったでしょう。あなたはいくつもの過ちを犯した。言い逃れができない大罪を犯したのですよ」
俺の表情を読み取ったのか、ユリウスが罪を認めさせようとしてくる。
くそう。こんなのってあるかよ。
「苦し紛れの抵抗はよせ。もう、誰がどう見てもお前の負けだと思っている。国の保護区域である草原エリアの草原を燃やした挙句、その場を放置した罪は重いぞ。よってイルムガルドの爵位を騎士爵にまで降格させる」
王様の言葉に衝撃を受けた。騎士爵は一応貴族であるが、平民に毛が生えた程度の権力しか持っていない。シモンと同じ階級にまで落とされてしまった。
「待ってくれ! それはあまりにも!」
「黙れ! このワシをこれ以上怒らせるな! 本当であれば、貴族の身分を剥奪しても良かったのだ。だが、お前は昔に借りを作っておる。そのことを踏まえて、キリギリ貴族にしてあげているのだ」
王様の言葉が信じられず、頭を抑える。
俺は悪夢でも見ているのか? 英雄と呼ばれ、貴族に成り上がったこの俺が、騎士爵なんてものに成り下がるなんて。
これは間違いなく悪夢だ。頼む。早く目を覚ましてくれ!
心の中で懇願するも、目が覚める感覚がない。そのことから、これが現実であると実感させられた。
「王様頼む! 俺にチャンスをくれないか。昔みたいに頼み事を聞く。だからもう1回、前の爵位に戻る機会をくれないか!」
「イルムガルド、必死であるな。そんなに前の爵位が恋しいか?」
「当たり前だ! 今回の件は俺が全て悪いことは認める。もう、二度と冷静さを欠いて失態を犯さない。だからもう1回チャンスをくれ!」
不本意であるが、俺は王様に対して頭を下げた。
騎士爵なんてものになってしまっては、これまで通りの生活を送れなくなる。せっかく一般人の冒険者から貴族に成り上がったって言うのに、平民とさほど変わらない騎士爵になってたまるかよ。
「分かった。そなたがそこまで言うのであれば、最初で最後のチャンスをやろう。だが、降格なのは免れない。お前は今この時点で騎士爵に降格だ。だが、ワシの願いを叶えることができたのであれば、お前を元の爵位に戻してやるとしよう」
「ありがとうございます」
王様に礼を言い、チャンスを貰えたことに安堵する。
よし、なんとか首の皮一枚で繋がった。これで王様の願いを叶えてやれば、俺は元の爵位に戻ることができる。爵位を取り戻すことができるのであれば、どんな手でも使ってやるさ。
「それで、王様のお願いと言うのは?」
「うむ。実は同盟関係にある隣国のお姫様が、急に無表情になったと言うのだ。ワシの友である王は、姫をどうにかして笑わせてやりたいと言っておる。現在褒美を求めて、世界各国から姫を笑わせようと、たくさんの挑戦者が集まっていると言う。もし、姫を笑わせることができたのなら、爵位を元に戻してやろう」
王様の言葉に、思わず呆気に取られてしまった。
隣国のお姫様を笑わせることが、元の爵位に返り咲く条件だと?
「分かりました。では、今すぐに隣国に赴き、無事にお姫様を笑わせて見せましょう」
「うむ。期待せずに待っておる。では、行くが良い」
王様が右手を前に出して格好付ける。
しかし彼の言葉に、怒りが湧き上がってきた。
王様のやつ『期待せずに待っている』だと! そこは『期待しておる』だろうが。これじゃあ、俺が失敗することを前提に、条件を与えているように聞こえるじゃないか。
みていろよ。必ず隣国のお姫様を笑わせてギャフンと言わせてやる。
笑わせるなんてことは簡単なことだ。金を使って人気の芸人でも雇えば良い。
元の贅沢な生活を取り戻すためにも、俺は絶対に姫様を笑わせてやる。そして再び元の爵位に返り咲いた暁には、ユリウスを陥れてやる。
新たな野望と復習を胸に、俺はシモンとメルセデスを引き連れ、隣国へと向かった。
俺ことイルムガルドは、草原の3分の1を燃やした罪を被されそうになっている。
このままではまずい。証拠が提出された以上、俺が草原を燃やした元凶扱いにされてしまう。
「分かった。モンスターの死体を確認しなかったことは認めよう。だけど、草原を3分の1燃やしたことはどう説明する? ファイヤーボール1発では、あそこまでの被害は起きないぞ」
ユリウスに問うと、彼はやれやれと言いたげに肩を竦める。
「それこそ愚問ですよ。あの草原の草は通常の物とは違い、燃え易い性質も持っているのです。たとえファイヤーボール1発でも、大規模な火災へと繋がってしまいます」
「そんなことし――」
「そんなことは知らないなんて言わせませんよ。依頼書にはちゃんと注意書きが書かれてあります」
ユリウスが懐から1枚の紙を取り出し、俺に突き付ける。
紙を受け取ると、それは見覚えのある依頼書だった。
この依頼書、俺がエレファントエンペラーの討伐を受けたものと同じだ。あのときは、誰も護衛任務を受けないでイライラしていたから、細かいところは読んでいなかった。
心臓の鼓動が早鐘を打つ中、細部まで黙読する。すると、最後の方に注意書きとして、炎の魔法の使用や火種になるような物の持ち込みを禁ずると書かれてある。
「これで分かったでしょう。あなたはいくつもの過ちを犯した。言い逃れができない大罪を犯したのですよ」
俺の表情を読み取ったのか、ユリウスが罪を認めさせようとしてくる。
くそう。こんなのってあるかよ。
「苦し紛れの抵抗はよせ。もう、誰がどう見てもお前の負けだと思っている。国の保護区域である草原エリアの草原を燃やした挙句、その場を放置した罪は重いぞ。よってイルムガルドの爵位を騎士爵にまで降格させる」
王様の言葉に衝撃を受けた。騎士爵は一応貴族であるが、平民に毛が生えた程度の権力しか持っていない。シモンと同じ階級にまで落とされてしまった。
「待ってくれ! それはあまりにも!」
「黙れ! このワシをこれ以上怒らせるな! 本当であれば、貴族の身分を剥奪しても良かったのだ。だが、お前は昔に借りを作っておる。そのことを踏まえて、キリギリ貴族にしてあげているのだ」
王様の言葉が信じられず、頭を抑える。
俺は悪夢でも見ているのか? 英雄と呼ばれ、貴族に成り上がったこの俺が、騎士爵なんてものに成り下がるなんて。
これは間違いなく悪夢だ。頼む。早く目を覚ましてくれ!
心の中で懇願するも、目が覚める感覚がない。そのことから、これが現実であると実感させられた。
「王様頼む! 俺にチャンスをくれないか。昔みたいに頼み事を聞く。だからもう1回、前の爵位に戻る機会をくれないか!」
「イルムガルド、必死であるな。そんなに前の爵位が恋しいか?」
「当たり前だ! 今回の件は俺が全て悪いことは認める。もう、二度と冷静さを欠いて失態を犯さない。だからもう1回チャンスをくれ!」
不本意であるが、俺は王様に対して頭を下げた。
騎士爵なんてものになってしまっては、これまで通りの生活を送れなくなる。せっかく一般人の冒険者から貴族に成り上がったって言うのに、平民とさほど変わらない騎士爵になってたまるかよ。
「分かった。そなたがそこまで言うのであれば、最初で最後のチャンスをやろう。だが、降格なのは免れない。お前は今この時点で騎士爵に降格だ。だが、ワシの願いを叶えることができたのであれば、お前を元の爵位に戻してやるとしよう」
「ありがとうございます」
王様に礼を言い、チャンスを貰えたことに安堵する。
よし、なんとか首の皮一枚で繋がった。これで王様の願いを叶えてやれば、俺は元の爵位に戻ることができる。爵位を取り戻すことができるのであれば、どんな手でも使ってやるさ。
「それで、王様のお願いと言うのは?」
「うむ。実は同盟関係にある隣国のお姫様が、急に無表情になったと言うのだ。ワシの友である王は、姫をどうにかして笑わせてやりたいと言っておる。現在褒美を求めて、世界各国から姫を笑わせようと、たくさんの挑戦者が集まっていると言う。もし、姫を笑わせることができたのなら、爵位を元に戻してやろう」
王様の言葉に、思わず呆気に取られてしまった。
隣国のお姫様を笑わせることが、元の爵位に返り咲く条件だと?
「分かりました。では、今すぐに隣国に赴き、無事にお姫様を笑わせて見せましょう」
「うむ。期待せずに待っておる。では、行くが良い」
王様が右手を前に出して格好付ける。
しかし彼の言葉に、怒りが湧き上がってきた。
王様のやつ『期待せずに待っている』だと! そこは『期待しておる』だろうが。これじゃあ、俺が失敗することを前提に、条件を与えているように聞こえるじゃないか。
みていろよ。必ず隣国のお姫様を笑わせてギャフンと言わせてやる。
笑わせるなんてことは簡単なことだ。金を使って人気の芸人でも雇えば良い。
元の贅沢な生活を取り戻すためにも、俺は絶対に姫様を笑わせてやる。そして再び元の爵位に返り咲いた暁には、ユリウスを陥れてやる。
新たな野望と復習を胸に、俺はシモンとメルセデスを引き連れ、隣国へと向かった。
0
お気に入りに追加
1,299
あなたにおすすめの小説

土属性を極めて辺境を開拓します~愛する嫁と超速スローライフ~
にゃーにゃ
ファンタジー
「土属性だから追放だ!」理不尽な理由で追放されるも「はいはい。おっけー」主人公は特にパーティーに恨みも、未練もなく、世界が危機的な状況、というわけでもなかったので、ササッと王都を去り、辺境の地にたどり着く。
「助けなきゃ!」そんな感じで、世界樹の少女を襲っていた四天王の一人を瞬殺。 少女にほれられて、即座に結婚する。「ここを開拓してスローライフでもしてみようか」 主人公は土属性パワーで一瞬で辺境を開拓。ついでに魔王を超える存在を土属性で作ったゴーレムの物量で圧殺。
主人公は、世界樹の少女が生成したタネを、育てたり、のんびりしながら辺境で平和にすごす。そんな主人公のもとに、ドワーフ、魚人、雪女、魔王四天王、魔王、といった亜人のなかでも一際キワモノの種族が次から次へと集まり、彼らがもたらす特産品によってドンドン村は発展し豊かに、にぎやかになっていく。

無能と呼ばれたレベル0の転生者は、効果がチートだったスキル限界突破の力で最強を目指す
紅月シン
ファンタジー
七歳の誕生日を迎えたその日に、レオン・ハーヴェイの全ては一変することになった。
才能限界0。
それが、その日レオンという少年に下されたその身の価値であった。
レベルが存在するその世界で、才能限界とはレベルの成長限界を意味する。
つまりは、レベルが0のまま一生変わらない――未来永劫一般人であることが確定してしまったのだ。
だがそんなことは、レオンにはどうでもいいことでもあった。
その結果として実家の公爵家を追放されたことも。
同日に前世の記憶を思い出したことも。
一つの出会いに比べれば、全ては些事に過ぎなかったからだ。
その出会いの果てに誓いを立てた少年は、その世界で役立たずとされているものに目を付ける。
スキル。
そして、自らのスキルである限界突破。
やがてそのスキルの意味を理解した時、少年は誓いを果たすため、世界最強を目指すことを決意するのであった。
※小説家になろう様にも投稿しています

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!

スキル間違いの『双剣士』~一族の恥だと追放されたが、追放先でスキルが覚醒。気が付いたら最強双剣士に~
きょろ
ファンタジー
この世界では5歳になる全ての者に『スキル』が与えられる――。
洗礼の儀によってスキル『片手剣』を手にしたグリム・レオハートは、王国で最も有名な名家の長男。
レオハート家は代々、女神様より剣の才能を与えられる事が多い剣聖一族であり、グリムの父は王国最強と謳われる程の剣聖であった。
しかし、そんなレオハート家の長男にも関わらずグリムは全く剣の才能が伸びなかった。
スキルを手にしてから早5年――。
「貴様は一族の恥だ。最早息子でも何でもない」
突如そう父に告げられたグリムは、家族からも王国からも追放され、人が寄り付かない辺境の森へと飛ばされてしまった。
森のモンスターに襲われ絶対絶命の危機に陥ったグリム。ふと辺りを見ると、そこには過去に辺境の森に飛ばされたであろう者達の骨が沢山散らばっていた。
それを見つけたグリムは全てを諦め、最後に潔く己の墓を建てたのだった。
「どうせならこの森で1番派手にしようか――」
そこから更に8年――。
18歳になったグリムは何故か辺境の森で最強の『双剣士』となっていた。
「やべ、また力込め過ぎた……。双剣じゃやっぱ強すぎるな。こりゃ1本は飾りで十分だ」
最強となったグリムの所へ、ある日1体の珍しいモンスターが現れた。
そして、このモンスターとの出会いがグレイの運命を大きく動かす事となる――。

ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
転生幼女の攻略法〜最強チートの異世界日記〜
みおな
ファンタジー
私の名前は、瀬尾あかり。
37歳、日本人。性別、女。職業は一般事務員。容姿は10人並み。趣味は、物語を書くこと。
そう!私は、今流行りのラノベをスマホで書くことを趣味にしている、ごくごく普通のOLである。
今日も、いつも通りに仕事を終え、いつも通りに帰りにスーパーで惣菜を買って、いつも通りに1人で食事をする予定だった。
それなのに、どうして私は道路に倒れているんだろう?後ろからぶつかってきた男に刺されたと気付いたのは、もう意識がなくなる寸前だった。
そして、目覚めた時ー

(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います
しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる