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第三章
第九話 どうして死者がゾンビ化しているの?
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~ルナ視点体
「何? 今の音?」
私ことルナは、地上から聞こえた音に驚きます。
地上で爆発が起きたみたいな音だったわ。町で何かが起きたに違いない。
町には流行病に罹ってまともに動けない人がいる。彼らを安全な場所に避難させないと。
町の人を救いたい。その思いが体を動かし、気が付くと地下の階段を駆け上っていた。
自分以外の足音が聞こえ、振り向くとメリュジーナの姿が見えます。でも、何故かテオ君はその場に止まっているようで、階段を上ろうとはしていなかったわ。
テオ君どうしたの? あなたの性格なら、真っ先に駆け出しても良いはずなのに?
彼の行動に疑問を感じてしまう中、私は扉を開けて建物の外に出ます。
『グオオオオオォォォォォォ』
『ガアアアアアァァァァァァ』
「うそ……これっていったい」
視界に映った光景は、信じ難いものだったわ。流行病で亡くなり、放置されていた町民の死体が起き上がり、ゾンビとなって町中を歩いている。
「これは……なんとも酷い光景だね。まさか亡くなった人がゾンビとなって蘇るなんて」
少し遅れてメリュジーナが外に出ると、私と似たような感想を口に出します。
「ど、どうしょう! このままでは町中の人がゾンビとなってしまうよ!」
「だね。感染してしまっては、わたしたちもゾンビとなってしまう。彼らには悪いけど、あの肉体を燃やして灰にするしかない」
メリュジーナが対策を提案します。私も彼女の意見には賛成。
再び後方を見て地下への階段を見るけど、テオ君が上がって来る様子がなさそう。
どうしてテオ君は、地下から上がって来ないの?
救世主が行動を起こさないことに対して不安を感じていると、奥の方からゾンビの集団がゆっくりと歩いて来ました。
「このまま近付かれたら、私たちもゾンビにされてしまうかもそれない。テオ君が姿を見せない以上、私たちが自分で考えて行動しないといけないわ」
「そうだね。ご主人様にばかり頼っている訳にはいかない」
お互いに顔を見合わせて無言で頷くと、右手をゾンビに向けます。
「お願い。成仏して。ファイ――」
「ルナさん止めろ!」
火球を生み出す魔法を発動しようとしたところで、テオ君の声が聞こえると同時に口を塞がれました。
一瞬でここまで移動したことに関しては、魔法を使ったと思うから驚きはしないけど、でも、敵への攻撃を邪魔されたことに大変驚きを隠せません。
テオ君の手が離れると、彼を見つめます。
「テオ君、どうして邪魔をするのよ。早くゾンビとなった町の人を燃やさないと、被害が酷くなるわ!」
「そうだよ、ご主人様! ルナの言う通りだ。このままではこの町はゾンビの町となってしまう!」
私に続いてメリュジーナが抗議します。だけど、テオ君は不思議そうな顔をして首を傾げました。
「2人とも何を言っているんだ? どこにゾンビがいる?」
「え?」
彼の言葉を聞いた瞬間、鳥肌が立ちました。
うそ! テオ君にはあのゾンビの大群が見えていないの? これってどう言うことなの?
「お前たち無事だったか。ゾンビがいない安全地帯を発見した。そこに避難しよう」
困惑していると、町長さんが私たちのところにやって来て、手招きをします。
どうしてテオ君だけゾンビが見えないのか、その理由が分からない。けれど、ゾンビが見えている人数が多いと言うことは、私たちは間違っていないはずだわ。きっと、テオ君は何かしらの影響を受けているに決まっている。
ここは私が1番しっかりしないと。
「メリュジーナ、テオ君が逃げないようにして。町長さんのところに行くわよ」
「分かった。ごめん。ご主人様、今のあなたは正常ではない」
メリュジーナのお尻からドラゴンの尻尾が現れると、テオ君の体に巻き付かせて彼を拘束します。
「おい、これは何の冗談だ。離せ!」
テオ君が声を上げる中、私たちは町長さんのところに走り、合流すると彼が見つけたと言う安全地帯に向かいます。
「倉庫?」
町長さんが案内してくれた場所は大きい倉庫でした。
「とりあえずはこの中に入れ。なぜか分からないが、ゾンビは建物の中には入って来ない。ここなら食糧もあるから籠城にはもってこいだ」
「安全地帯って籠城する場所だったのね」
考えていた場所とは違っていたことに、思わず苦笑いを浮かべてしまう。だけど、1回冷静になって物事を考える場と言うのが必要なのは確かよ。
テオ君の様子がおかしい以上、状況を見極めるためには、あの建物に入る方が良いはず。
町長さんが倉庫の扉を開けると、私たちは中に入ります。直ぐに扉が閉められると、周囲が暗くなり、何も見えなくなりました。
だけど、時間が経つと暗闇に目が慣れて周囲の状況が分かるようになります。
「うそ……でしょう」
視界に映ったのは、数多くのゾンビたちでした。
これってどう言うことなの! ゾンビは建物の中に入らないはずじゃ。
「そんなバカな! どうして倉庫にゾンビが! 外におったゾンビは、建物の中にはいないはずなのに!」
倉庫内にいるゾンビを見て、町長さんが驚きの声を上げました。
町長さんが驚いている? てことは、彼が私たちを罠に嵌めようとした訳ではないの?
「アハハハハハハハ! アーハハハハハハ!」
突然メリュジーナの尻尾に巻きつかれているテオ君が笑い始めました。
「おのれ、このゾンビたちはお前がこの場に連れて来たのか!」
町長さんがテオ君を睨み付け、私は心臓の鼓動が早鐘を打ちます。
うそ、この騒動の原因はテオ君なの!
確かに、彼にはおかしなところがあったわ。爆発が起きて私たちは直ぐに地上に出たのに、彼は遅れて地上に上がった。そしてメリュジーナの尻尾に拘束されているのに、未だに抜け出そうとはしない。彼が魔法を使えば、メリュジーナの拘束からは、簡単に抜け出せる。
つまり、私たちの知らない間にテオ君の身に何かが起こり、敵側に回ったと言うことになる。
「アハハハハハハハ! 町長、もう演技なんかするなよ。俺には全て分かっている。今直ぐに化けの皮を剥げ、出なければ強引にでも剥がさせてもらうぞ」
「お前、何を言っておる」
テオ君の言葉に、町長さんが驚きと困惑が入り混じった複雑な表情をします。
「そうか。あくまでも白を切るって言うのであれば、今直ぐにみんなの目を覚まさせてやる。ブレインセラピー!」
テオ君が魔法を発動した瞬間、私の視界に映る光景がガラリと変わります。
倉庫内であることには変わらないのですが、ゾンビたちが普通の町民となっています。
「ゾンビが町民に戻ったわ!」
思わず、声を上げると、町長さんは苦虫を噛み潰したかのような顔となり、テオ君を睨み付けました。
「おのれ! どうしてワシの正体が分かった! それにどうして貴様にはワシの幻覚が聞かぬ! こうなれば実力行使だ! 貴様ら全員を倒し、ワシの目的を達成してくれる!」
町長さんの体にヒビが入ると、サナギから蝶が現れるように、中から老人が現れました。
だけど、その体は蔓や蔦などの植物でできており、所々お花が咲いています。
「ルナさん、メリュジーナ、黒幕のこいつを倒せば流行病はなくなる。戦闘開始だ!」
「はい!」
「何? 今の音?」
私ことルナは、地上から聞こえた音に驚きます。
地上で爆発が起きたみたいな音だったわ。町で何かが起きたに違いない。
町には流行病に罹ってまともに動けない人がいる。彼らを安全な場所に避難させないと。
町の人を救いたい。その思いが体を動かし、気が付くと地下の階段を駆け上っていた。
自分以外の足音が聞こえ、振り向くとメリュジーナの姿が見えます。でも、何故かテオ君はその場に止まっているようで、階段を上ろうとはしていなかったわ。
テオ君どうしたの? あなたの性格なら、真っ先に駆け出しても良いはずなのに?
彼の行動に疑問を感じてしまう中、私は扉を開けて建物の外に出ます。
『グオオオオオォォォォォォ』
『ガアアアアアァァァァァァ』
「うそ……これっていったい」
視界に映った光景は、信じ難いものだったわ。流行病で亡くなり、放置されていた町民の死体が起き上がり、ゾンビとなって町中を歩いている。
「これは……なんとも酷い光景だね。まさか亡くなった人がゾンビとなって蘇るなんて」
少し遅れてメリュジーナが外に出ると、私と似たような感想を口に出します。
「ど、どうしょう! このままでは町中の人がゾンビとなってしまうよ!」
「だね。感染してしまっては、わたしたちもゾンビとなってしまう。彼らには悪いけど、あの肉体を燃やして灰にするしかない」
メリュジーナが対策を提案します。私も彼女の意見には賛成。
再び後方を見て地下への階段を見るけど、テオ君が上がって来る様子がなさそう。
どうしてテオ君は、地下から上がって来ないの?
救世主が行動を起こさないことに対して不安を感じていると、奥の方からゾンビの集団がゆっくりと歩いて来ました。
「このまま近付かれたら、私たちもゾンビにされてしまうかもそれない。テオ君が姿を見せない以上、私たちが自分で考えて行動しないといけないわ」
「そうだね。ご主人様にばかり頼っている訳にはいかない」
お互いに顔を見合わせて無言で頷くと、右手をゾンビに向けます。
「お願い。成仏して。ファイ――」
「ルナさん止めろ!」
火球を生み出す魔法を発動しようとしたところで、テオ君の声が聞こえると同時に口を塞がれました。
一瞬でここまで移動したことに関しては、魔法を使ったと思うから驚きはしないけど、でも、敵への攻撃を邪魔されたことに大変驚きを隠せません。
テオ君の手が離れると、彼を見つめます。
「テオ君、どうして邪魔をするのよ。早くゾンビとなった町の人を燃やさないと、被害が酷くなるわ!」
「そうだよ、ご主人様! ルナの言う通りだ。このままではこの町はゾンビの町となってしまう!」
私に続いてメリュジーナが抗議します。だけど、テオ君は不思議そうな顔をして首を傾げました。
「2人とも何を言っているんだ? どこにゾンビがいる?」
「え?」
彼の言葉を聞いた瞬間、鳥肌が立ちました。
うそ! テオ君にはあのゾンビの大群が見えていないの? これってどう言うことなの?
「お前たち無事だったか。ゾンビがいない安全地帯を発見した。そこに避難しよう」
困惑していると、町長さんが私たちのところにやって来て、手招きをします。
どうしてテオ君だけゾンビが見えないのか、その理由が分からない。けれど、ゾンビが見えている人数が多いと言うことは、私たちは間違っていないはずだわ。きっと、テオ君は何かしらの影響を受けているに決まっている。
ここは私が1番しっかりしないと。
「メリュジーナ、テオ君が逃げないようにして。町長さんのところに行くわよ」
「分かった。ごめん。ご主人様、今のあなたは正常ではない」
メリュジーナのお尻からドラゴンの尻尾が現れると、テオ君の体に巻き付かせて彼を拘束します。
「おい、これは何の冗談だ。離せ!」
テオ君が声を上げる中、私たちは町長さんのところに走り、合流すると彼が見つけたと言う安全地帯に向かいます。
「倉庫?」
町長さんが案内してくれた場所は大きい倉庫でした。
「とりあえずはこの中に入れ。なぜか分からないが、ゾンビは建物の中には入って来ない。ここなら食糧もあるから籠城にはもってこいだ」
「安全地帯って籠城する場所だったのね」
考えていた場所とは違っていたことに、思わず苦笑いを浮かべてしまう。だけど、1回冷静になって物事を考える場と言うのが必要なのは確かよ。
テオ君の様子がおかしい以上、状況を見極めるためには、あの建物に入る方が良いはず。
町長さんが倉庫の扉を開けると、私たちは中に入ります。直ぐに扉が閉められると、周囲が暗くなり、何も見えなくなりました。
だけど、時間が経つと暗闇に目が慣れて周囲の状況が分かるようになります。
「うそ……でしょう」
視界に映ったのは、数多くのゾンビたちでした。
これってどう言うことなの! ゾンビは建物の中に入らないはずじゃ。
「そんなバカな! どうして倉庫にゾンビが! 外におったゾンビは、建物の中にはいないはずなのに!」
倉庫内にいるゾンビを見て、町長さんが驚きの声を上げました。
町長さんが驚いている? てことは、彼が私たちを罠に嵌めようとした訳ではないの?
「アハハハハハハハ! アーハハハハハハ!」
突然メリュジーナの尻尾に巻きつかれているテオ君が笑い始めました。
「おのれ、このゾンビたちはお前がこの場に連れて来たのか!」
町長さんがテオ君を睨み付け、私は心臓の鼓動が早鐘を打ちます。
うそ、この騒動の原因はテオ君なの!
確かに、彼にはおかしなところがあったわ。爆発が起きて私たちは直ぐに地上に出たのに、彼は遅れて地上に上がった。そしてメリュジーナの尻尾に拘束されているのに、未だに抜け出そうとはしない。彼が魔法を使えば、メリュジーナの拘束からは、簡単に抜け出せる。
つまり、私たちの知らない間にテオ君の身に何かが起こり、敵側に回ったと言うことになる。
「アハハハハハハハ! 町長、もう演技なんかするなよ。俺には全て分かっている。今直ぐに化けの皮を剥げ、出なければ強引にでも剥がさせてもらうぞ」
「お前、何を言っておる」
テオ君の言葉に、町長さんが驚きと困惑が入り混じった複雑な表情をします。
「そうか。あくまでも白を切るって言うのであれば、今直ぐにみんなの目を覚まさせてやる。ブレインセラピー!」
テオ君が魔法を発動した瞬間、私の視界に映る光景がガラリと変わります。
倉庫内であることには変わらないのですが、ゾンビたちが普通の町民となっています。
「ゾンビが町民に戻ったわ!」
思わず、声を上げると、町長さんは苦虫を噛み潰したかのような顔となり、テオ君を睨み付けました。
「おのれ! どうしてワシの正体が分かった! それにどうして貴様にはワシの幻覚が聞かぬ! こうなれば実力行使だ! 貴様ら全員を倒し、ワシの目的を達成してくれる!」
町長さんの体にヒビが入ると、サナギから蝶が現れるように、中から老人が現れました。
だけど、その体は蔓や蔦などの植物でできており、所々お花が咲いています。
「ルナさん、メリュジーナ、黒幕のこいつを倒せば流行病はなくなる。戦闘開始だ!」
「はい!」
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