34 / 122
第三章
第五話 何度も探索魔法を邪魔するなんて。敵はこの魔法を知っているのか?
しおりを挟む
問題のモンスターがいる場所に近付いた俺たちに待ち受けていたのは、蔓や蔦による手荒い攻撃だった。
「手荒い歓迎だな。でも、そんなことで俺を拘束できると思うなよ。ファイヤーアロー!」
イメージを膨らませ、5つの炎を矢の形にする。そして直様放った。
炎の矢は蔓や蔦に触れると勢いよく燃やし、灰へと変える。
よし、蔓や蔦なら燃やせばいいだけの話しだ。
一度何者かの攻撃は防いだ。けれど、森の奥から次々と蔓や蔦が現れ、触手のように襲ってくる。
蔓や蔦を操っているやつを倒さない限りは、いくら燃やしてもイタチごっこってわけか。
いったいどこにいる? どこから俺たちを狙っている?
周辺を見渡すが、それらしき人物は見当たらない。
こうなったら、探査魔法を使って敵の居場所を特定するか。
「エコーロケ――」
「きゃああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「しまった! わたしとしたことが油断した」
ルナさんの悲鳴が聞こえ、振り返る。すると今までとは違った場所から蔓や蔦が飛び出し、彼女たちを拘束していた。
敵の攻撃により身動きが取れなくなった2人を見るも、直ぐに視線を逸らす。
偶然だと思うが、ルナさんがM字開脚のように股が開かれ、メリュジーナはスカートが捲れ、尻を突き出している格好になっていたのだ。
一瞬であったが、2人のパンツが見えてしまった。
とにかく、彼女たちを拘束から解放してあげなければ。
「ファイヤーアロー!」
2人に攻撃が当たらないように炎を生み出し、それを矢のようにして射出する。
炎に触れた植物は燃え、拘束力を失った蔦や蔓から二人は抜け出す。
「テオ君、ありがとう」
「ご主人様、お陰で助かったよ」
「ルナさん、メリュジーナ、どこから敵の攻撃が来るのか分からない状況だ。互いの視野をカバーして、全方向からの攻撃に備えよう」
2人がこちらに来ると、俺たちは互いに背中を合わせる。
人間の視野は、片目で鼻側及び上側で約60度、下側で約70度、耳側に約90度から100度と言われている。両目がほぼ平面の顔上にあるため、両目で同時に見える範囲が広く、左右120度をいっぺんに見ることができるのだ。
3人が居れば、何とか360度全方向を見ることができる。これなら、少しでも怪しい場所や何かが動くものが見つかれば、互いに教え合い、直ぐに対処することができる。
「敵の攻撃が止んだね」
「わたしたちの行動を見て、隙がないことに気付いたみたいだ。相手は相当な知能があると見ていい」
メリュジーナの分析には俺も同意する。
普通の植物系のモンスターなら、ここまで冷静に戦況を判断することはできない。もしかしたら、モンスターハウスの洞窟にいた魔王の幹部と名乗ったピサロのように、人の言葉を話せる人形のモンスターの可能性だって充分考えられる。
しばらく様子を伺っても、敵が攻撃を仕掛けてくる気配がない。
「テオ君、どうする? 敵の攻撃が止んだから、このまま先に進む?」
「いや、敵もバカではないはずだ。警戒を緩めた瞬間に、隙を突いて攻撃してくるかもしれない」
少し焦りを感じながらも、冷静になるように心がける。
ここはやっぱり、敵の居場所を特定して、こちらから攻撃を仕掛ける方が手っ取り早い。
「エコーロケ――」
「2人ともこの場から離れて! 早く!」
探査魔法を発動しようとした瞬間、メリュジーナがこの場から離れるように言ってくる。
どうしてそのような判断をしたのか分からないが、彼女の指示通りに前方に跳躍をした。
着地と同時に振り返る。すると先ほどまで立っていた場所に、木の根っ子が地面から突き出していた。
これも敵の攻撃か。メリュジーナは人の姿をしているがフェアリードラゴンだ。きっと人では感じ取れないような振動などをキャッチして、地中から敵の攻撃が来ることが分かったのだろう。
だけど、これで視界をカバーし合い、死角を無くすという戦法は使えなくなった。
とにかく、一刻も早く的の居場所を把握する必要がある。
「エコーロケ――」
「ご主人様、逃げて! またあの地中からの攻撃が来る!」
再び先ほどの攻撃が来ると言われ、後方に飛ぶ。すると、先ほどまで俺が立っていた場所に、木の根っ子が飛び出していた。
また邪魔をされたか。
「ファイヤーボール!」
何度も探査魔法を邪魔され、少し怒りのボルテージが上がった。そのような状況の中、魔法を発動して火球を木の根っ子に当てる。
今度は邪魔をされなかった。木の根っ子が燃えている今なら、地中からの攻撃はできないかもしれない。
「エコーロケ――」
「ご主人様、逃げて! またあの攻撃だ!」
4度目の探査魔法を挑戦しようとしたところで、再びメリュジーナが敵の攻撃が来ることを教えてくれた。
横に飛んで地中から飛び出す木の根っ子を躱す。
「さっきから俺の探査魔法の妨害をしやがって」
これはあまりにもおかしい。俺がエコーロケーションを発動しようとしたタイミングばかり邪魔をしてくる。
敵はこの魔法の正体を知っている。だから居場所を特定されないために、俺ばかりに攻撃を仕掛けた。
「メリュジーナ! 俺とルナさんを支えて空を飛ぶことはできるか」
「この姿ではまだ空を飛んだことができない。でも、やってみるよ」
「ルナさん、メリュジーナの側に行って」
「分かった」
急ぎメリュジーナのところに駆け寄ると、彼女は俺とルナさんの手を掴む。そして背中から妖精の羽を出し、羽ばたかせながら上昇していく。
人の姿になっても、ドラゴンだった頃の力は失われていないようだ。メリュジーナは苦悶の表情をすることなく、森の上にまで上がってくれた。
ここなら、例え俺が魔法を発動して敵の攻撃が来たとしても、妨害は間に合わない。
「エコーロケーション!」
5度目のチャレンジは成功した。予想通りに森の中から敵の攻撃が来るも、間に合わない。
「ご主人様の邪魔はさせない! ファイヤーブレス」
森の中から飛んできた蔦は、メリュジーナの口から放たれる火炎に燃やし尽くされた。
その間に周辺に音波を放ち、反射して来るものを把握する。
音と動く物体の波の周波数が異なって観測できるな。これは相手が遠ざかっているのか。
探査魔法が成功したことにより、敵は居場所が特定されることを恐れて逃げ出したようだ。
もう邪魔はされないかと思うが、念のために警戒をしつつ、目的の場所に向かうか。
「メリュジーナ、そのまま目的地の近くまで運んでもらうことは可能か?」
「任せてよ。それくらいお安い御用だ」
俺たちを運んだまま、メリュジーナは目的地近くまで移動してくれた。
再び山の中に入ると、そこからは徒歩で目的地へと向かう。
しばらく歩くと、1メートル近くの大きい花型のモンスターが視界に入る。
あれか。
「手荒い歓迎だな。でも、そんなことで俺を拘束できると思うなよ。ファイヤーアロー!」
イメージを膨らませ、5つの炎を矢の形にする。そして直様放った。
炎の矢は蔓や蔦に触れると勢いよく燃やし、灰へと変える。
よし、蔓や蔦なら燃やせばいいだけの話しだ。
一度何者かの攻撃は防いだ。けれど、森の奥から次々と蔓や蔦が現れ、触手のように襲ってくる。
蔓や蔦を操っているやつを倒さない限りは、いくら燃やしてもイタチごっこってわけか。
いったいどこにいる? どこから俺たちを狙っている?
周辺を見渡すが、それらしき人物は見当たらない。
こうなったら、探査魔法を使って敵の居場所を特定するか。
「エコーロケ――」
「きゃああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「しまった! わたしとしたことが油断した」
ルナさんの悲鳴が聞こえ、振り返る。すると今までとは違った場所から蔓や蔦が飛び出し、彼女たちを拘束していた。
敵の攻撃により身動きが取れなくなった2人を見るも、直ぐに視線を逸らす。
偶然だと思うが、ルナさんがM字開脚のように股が開かれ、メリュジーナはスカートが捲れ、尻を突き出している格好になっていたのだ。
一瞬であったが、2人のパンツが見えてしまった。
とにかく、彼女たちを拘束から解放してあげなければ。
「ファイヤーアロー!」
2人に攻撃が当たらないように炎を生み出し、それを矢のようにして射出する。
炎に触れた植物は燃え、拘束力を失った蔦や蔓から二人は抜け出す。
「テオ君、ありがとう」
「ご主人様、お陰で助かったよ」
「ルナさん、メリュジーナ、どこから敵の攻撃が来るのか分からない状況だ。互いの視野をカバーして、全方向からの攻撃に備えよう」
2人がこちらに来ると、俺たちは互いに背中を合わせる。
人間の視野は、片目で鼻側及び上側で約60度、下側で約70度、耳側に約90度から100度と言われている。両目がほぼ平面の顔上にあるため、両目で同時に見える範囲が広く、左右120度をいっぺんに見ることができるのだ。
3人が居れば、何とか360度全方向を見ることができる。これなら、少しでも怪しい場所や何かが動くものが見つかれば、互いに教え合い、直ぐに対処することができる。
「敵の攻撃が止んだね」
「わたしたちの行動を見て、隙がないことに気付いたみたいだ。相手は相当な知能があると見ていい」
メリュジーナの分析には俺も同意する。
普通の植物系のモンスターなら、ここまで冷静に戦況を判断することはできない。もしかしたら、モンスターハウスの洞窟にいた魔王の幹部と名乗ったピサロのように、人の言葉を話せる人形のモンスターの可能性だって充分考えられる。
しばらく様子を伺っても、敵が攻撃を仕掛けてくる気配がない。
「テオ君、どうする? 敵の攻撃が止んだから、このまま先に進む?」
「いや、敵もバカではないはずだ。警戒を緩めた瞬間に、隙を突いて攻撃してくるかもしれない」
少し焦りを感じながらも、冷静になるように心がける。
ここはやっぱり、敵の居場所を特定して、こちらから攻撃を仕掛ける方が手っ取り早い。
「エコーロケ――」
「2人ともこの場から離れて! 早く!」
探査魔法を発動しようとした瞬間、メリュジーナがこの場から離れるように言ってくる。
どうしてそのような判断をしたのか分からないが、彼女の指示通りに前方に跳躍をした。
着地と同時に振り返る。すると先ほどまで立っていた場所に、木の根っ子が地面から突き出していた。
これも敵の攻撃か。メリュジーナは人の姿をしているがフェアリードラゴンだ。きっと人では感じ取れないような振動などをキャッチして、地中から敵の攻撃が来ることが分かったのだろう。
だけど、これで視界をカバーし合い、死角を無くすという戦法は使えなくなった。
とにかく、一刻も早く的の居場所を把握する必要がある。
「エコーロケ――」
「ご主人様、逃げて! またあの地中からの攻撃が来る!」
再び先ほどの攻撃が来ると言われ、後方に飛ぶ。すると、先ほどまで俺が立っていた場所に、木の根っ子が飛び出していた。
また邪魔をされたか。
「ファイヤーボール!」
何度も探査魔法を邪魔され、少し怒りのボルテージが上がった。そのような状況の中、魔法を発動して火球を木の根っ子に当てる。
今度は邪魔をされなかった。木の根っ子が燃えている今なら、地中からの攻撃はできないかもしれない。
「エコーロケ――」
「ご主人様、逃げて! またあの攻撃だ!」
4度目の探査魔法を挑戦しようとしたところで、再びメリュジーナが敵の攻撃が来ることを教えてくれた。
横に飛んで地中から飛び出す木の根っ子を躱す。
「さっきから俺の探査魔法の妨害をしやがって」
これはあまりにもおかしい。俺がエコーロケーションを発動しようとしたタイミングばかり邪魔をしてくる。
敵はこの魔法の正体を知っている。だから居場所を特定されないために、俺ばかりに攻撃を仕掛けた。
「メリュジーナ! 俺とルナさんを支えて空を飛ぶことはできるか」
「この姿ではまだ空を飛んだことができない。でも、やってみるよ」
「ルナさん、メリュジーナの側に行って」
「分かった」
急ぎメリュジーナのところに駆け寄ると、彼女は俺とルナさんの手を掴む。そして背中から妖精の羽を出し、羽ばたかせながら上昇していく。
人の姿になっても、ドラゴンだった頃の力は失われていないようだ。メリュジーナは苦悶の表情をすることなく、森の上にまで上がってくれた。
ここなら、例え俺が魔法を発動して敵の攻撃が来たとしても、妨害は間に合わない。
「エコーロケーション!」
5度目のチャレンジは成功した。予想通りに森の中から敵の攻撃が来るも、間に合わない。
「ご主人様の邪魔はさせない! ファイヤーブレス」
森の中から飛んできた蔦は、メリュジーナの口から放たれる火炎に燃やし尽くされた。
その間に周辺に音波を放ち、反射して来るものを把握する。
音と動く物体の波の周波数が異なって観測できるな。これは相手が遠ざかっているのか。
探査魔法が成功したことにより、敵は居場所が特定されることを恐れて逃げ出したようだ。
もう邪魔はされないかと思うが、念のために警戒をしつつ、目的の場所に向かうか。
「メリュジーナ、そのまま目的地の近くまで運んでもらうことは可能か?」
「任せてよ。それくらいお安い御用だ」
俺たちを運んだまま、メリュジーナは目的地近くまで移動してくれた。
再び山の中に入ると、そこからは徒歩で目的地へと向かう。
しばらく歩くと、1メートル近くの大きい花型のモンスターが視界に入る。
あれか。
1
お気に入りに追加
1,296
あなたにおすすめの小説
土属性を極めて辺境を開拓します~愛する嫁と超速スローライフ~
にゃーにゃ
ファンタジー
「土属性だから追放だ!」理不尽な理由で追放されるも「はいはい。おっけー」主人公は特にパーティーに恨みも、未練もなく、世界が危機的な状況、というわけでもなかったので、ササッと王都を去り、辺境の地にたどり着く。
「助けなきゃ!」そんな感じで、世界樹の少女を襲っていた四天王の一人を瞬殺。 少女にほれられて、即座に結婚する。「ここを開拓してスローライフでもしてみようか」 主人公は土属性パワーで一瞬で辺境を開拓。ついでに魔王を超える存在を土属性で作ったゴーレムの物量で圧殺。
主人公は、世界樹の少女が生成したタネを、育てたり、のんびりしながら辺境で平和にすごす。そんな主人公のもとに、ドワーフ、魚人、雪女、魔王四天王、魔王、といった亜人のなかでも一際キワモノの種族が次から次へと集まり、彼らがもたらす特産品によってドンドン村は発展し豊かに、にぎやかになっていく。
パーティ追放が進化の条件?! チートジョブ『道化師』からの成り上がり。
荒井竜馬
ファンタジー
『第16回ファンタジー小説大賞』奨励賞受賞作品
あらすじ
勢いが凄いと話題のS級パーティ『黒龍の牙』。そのパーティに所属していた『道化師見習い』のアイクは突然パーティを追放されてしまう。
しかし、『道化師見習い』の進化条件がパーティから独立をすることだったアイクは、『道化師見習い』から『道化師』に進化する。
道化師としてのジョブを手に入れたアイクは、高いステータスと新たなスキルも手に入れた。
そして、見習いから独立したアイクの元には助手という女の子が現れたり、使い魔と契約をしたりして多くのクエストをこなしていくことに。
追放されて良かった。思わずそう思ってしまうような世界がアイクを待っていた。
成り上がりとざまぁ、後は異世界で少しゆっくりと。そんなファンタジー小説。
ヒロインは6話から登場します。
転生したおばあちゃんはチートが欲しい ~この世界が乙女ゲームなのは誰も知らない~
ピエール
ファンタジー
おばあちゃん。
異世界転生しちゃいました。
そういえば、孫が「転生するとチートが貰えるんだよ!」と言ってたけど
チート無いみたいだけど?
おばあちゃんよく分かんないわぁ。
頭は老人 体は子供
乙女ゲームの世界に紛れ込んだ おばあちゃん。
当然、おばあちゃんはここが乙女ゲームの世界だなんて知りません。
訳が分からないながら、一生懸命歩んで行きます。
おばあちゃん奮闘記です。
果たして、おばあちゃんは断罪イベントを回避できるか?
[第1章おばあちゃん編]は文章が拙い為読みづらいかもしれません。
第二章 学園編 始まりました。
いよいよゲームスタートです!
[1章]はおばあちゃんの語りと生い立ちが多く、あまり話に動きがありません。
話が動き出す[2章]から読んでも意味が分かると思います。
おばあちゃんの転生後の生活に興味が出てきたら一章を読んでみて下さい。(伏線がありますので)
初投稿です
不慣れですが宜しくお願いします。
最初の頃、不慣れで長文が書けませんでした。
申し訳ございません。
少しづつ修正して纏めていこうと思います。
ブラックギルドマスターへ、社畜以下の道具として扱ってくれてあざーす!お陰で転職した俺は初日にSランクハンターに成り上がりました!
仁徳
ファンタジー
あらすじ
リュシアン・プライムはブラックハンターギルドの一員だった。
彼はギルドマスターやギルド仲間から、常人ではこなせない量の依頼を押し付けられていたが、夜遅くまで働くことで全ての依頼を一日で終わらせていた。
ある日、リュシアンは仲間の罠に嵌められ、依頼を終わらせることができなかった。その一度の失敗をきっかけに、ギルドマスターから無能ハンターの烙印を押され、クビになる。
途方に暮れていると、モンスターに襲われている女性を彼は見つけてしまう。
ハンターとして襲われている人を見過ごせないリュシアンは、モンスターから女性を守った。
彼は助けた女性が、隣町にあるハンターギルドのギルドマスターであることを知る。
リュシアンの才能に目をつけたギルドマスターは、彼をスカウトした。
一方ブラックギルドでは、リュシアンがいないことで依頼達成の効率が悪くなり、依頼は溜まっていく一方だった。ついにブラックギルドは町の住民たちからのクレームなどが殺到して町民たちから見放されることになる。
そんな彼らに反してリュシアンは新しい職場、新しい仲間と出会い、ブッラックギルドの経験を活かして最速でギルドランキング一位を獲得し、ギルドマスターや町の住民たちから一目置かれるようになった。
これはブラックな環境で働いていた主人公が一人の女性を助けたことがきっかけで人生が一変し、ホワイトなギルド環境で最強、無双、ときどきスローライフをしていく物語!
加護とスキルでチートな異世界生活
どど
ファンタジー
高校1年生の新崎 玲緒(にいざき れお)が学校からの帰宅中にトラックに跳ねられる!?
目を覚ますと真っ白い世界にいた!
そこにやってきた神様に転生か消滅するかの2択に迫られ転生する!
そんな玲緒のチートな異世界生活が始まる
初めての作品なので誤字脱字、ストーリーぐだぐだが多々あると思いますが気に入って頂けると幸いです
ノベルバ様にも公開しております。
※キャラの名前や街の名前は基本的に私が思いついたやつなので特に意味はありません
ガチャと異世界転生 システムの欠陥を偶然発見し成り上がる!
よっしぃ
ファンタジー
偶然神のガチャシステムに欠陥がある事を発見したノーマルアイテムハンター(最底辺の冒険者)ランナル・エクヴァル・元日本人の転生者。
獲得したノーマルアイテムの売却時に、偶然発見したシステムの欠陥でとんでもない事になり、神に報告をするも再現できず否定され、しかも神が公認でそんな事が本当にあれば不正扱いしないからドンドンしていいと言われ、不正もとい欠陥を利用し最高ランクの装備を取得し成り上がり、無双するお話。
俺は西塔 徳仁(さいとう のりひと)、もうすぐ50過ぎのおっさんだ。
単身赴任で家族と離れ遠くで暮らしている。遠すぎて年に数回しか帰省できない。
ぶっちゃけ時間があるからと、ブラウザゲームをやっていたりする。
大抵ガチャがあるんだよな。
幾つかのゲームをしていたら、そのうちの一つのゲームで何やらハズレガチャを上位のアイテムにアップグレードしてくれるイベントがあって、それぞれ1から5までのランクがあり、それを15本投入すれば一度だけ例えばSRだったらSSRのアイテムに変えてくれるという有り難いイベントがあったっけ。
だが俺は運がなかった。
ゲームの話ではないぞ?
現実で、だ。
疲れて帰ってきた俺は体調が悪く、何とか自身が住んでいる社宅に到着したのだが・・・・俺は倒れたらしい。
そのまま救急搬送されたが、恐らく脳梗塞。
そのまま帰らぬ人となったようだ。
で、気が付けば俺は全く知らない場所にいた。
どうやら異世界だ。
魔物が闊歩する世界。魔法がある世界らしく、15歳になれば男は皆武器を手に魔物と祟罠くてはならないらしい。
しかも戦うにあたり、武器や防具は何故かガチャで手に入れるようだ。なんじゃそりゃ。
10歳の頃から生まれ育った村で魔物と戦う術や解体方法を身に着けたが、15になると村を出て、大きな街に向かった。
そこでダンジョンを知り、同じような境遇の面々とチームを組んでダンジョンで活動する。
5年、底辺から抜け出せないまま過ごしてしまった。
残念ながら日本の知識は持ち合わせていたが役に立たなかった。
そんなある日、変化がやってきた。
疲れていた俺は普段しない事をしてしまったのだ。
その結果、俺は信じられない出来事に遭遇、その後神との恐ろしい交渉を行い、最底辺の生活から脱出し、成り上がってく。
俺だけに効くエリクサー。飲んで戦って気が付けば異世界最強に⁉
まるせい
ファンタジー
異世界に召喚された熱海 湊(あたみ みなと)が得たのは(自分だけにしか効果のない)エリクサーを作り出す能力だった。『外れ異世界人』認定された湊は神殿から追放されてしまう。
貰った手切れ金を元手に装備を整え、湊はこの世界で生きることを決意する。
素質ナシの転生者、死にかけたら最弱最強の職業となり魔法使いと旅にでる。~趣味で伝説を追っていたら伝説になってしまいました~
シロ鼬
ファンタジー
才能、素質、これさえあれば金も名誉も手に入る現代。そんな中、足掻く一人の……おっさんがいた。
羽佐間 幸信(はざま ゆきのぶ)38歳――完全完璧(パーフェクト)な凡人。自分の中では得意とする持ち前の要領の良さで頑張るが上には常に上がいる。いくら努力しようとも決してそれらに勝つことはできなかった。
華のない彼は華に憧れ、いつしか伝説とつくもの全てを追うようになり……彼はある日、一つの都市伝説を耳にする。
『深夜、山で一人やまびこをするとどこかに連れていかれる』
山頂に登った彼は一心不乱に叫んだ…………そして酸欠になり足を滑らせ滑落、瀕死の状態となった彼に死が迫る。
――こっちに……を、助けて――
「何か……聞こえる…………伝説は……あったんだ…………俺……いくよ……!」
こうして彼は記憶を持ったまま転生、声の主もわからぬまま何事もなく10歳に成長したある日――
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる