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第二章
第九話 全裸の女の子の正体
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いったい何が起きているんだ。どうして俺の目の前に、女の子が全裸で寝ている。
唐突すぎる展開に脳が追い付かずにいると、女の子の瞼が開いた。彼女は俺の顔を見ると、驚いたり困惑したりせずに、柔軟な笑みを浮かべる。
「おはよう。気持ちの良い朝だね」
「あ、ああ」
状況が掴めないながらも、必死に出した声を出す。
心臓の鼓動が早鐘を打っているのが聞きえる。
どうしてこの子はこんなに冷静でいられる? 何か事情を知っているのか?
彼女の小振りながらもハリがあり、触れば揉み心地が良さそうな胸をなるべく見ないように気を付ける。
「なぁ、君は――」
「それにしてもまだ体温が上がっていないね。あなたの体を借りるよ」
俺の体を借りる? どう言う意味だ?
彼女の言葉の意味が理解できないでいると、女の子は腕を俺の背中に回して抱き付いてくる。
服越しではあるが、柔らかい感触が伝わり、朝の生理現象が起きている股間が余計に反応しそうになる。
女の子がどんな意図があって抱き付いてくるのか分からない。だが、このままにしておくともっとやばいことになりそうだ。
彼女から離れようと女の子の肩に手を置いて引き離そうとする。
「やめろ! 引っ付くな!」
「どうして抵抗するの? わたしとあなたの仲じゃないか。あと1度なんだ。だから逃がさないよ」
突如女の子から尻尾が生え、彼女はそれを利用して俺を締め付ける。
漆黒の鱗! この尻尾はまさか!
脳裏に彼女の正体が浮かんだ。
正直信じられないが、この可能性が一番高い。
「お前……メリュジーナ……なのか?」
「そうだよ? 何を今更そんなことを訊くの?」
「お前、どうして人間の姿になっている」
「人間?」
メリュジーナは俺から視線を外して自身の体を見る。
「ああ、なるほど。だからご主人様はわたしに対して一歩引いた感じで話していたのか」
人の姿になっていることを確認すると、メリュジーナは含みのある笑みを浮かべた。
「ポイズンリザードの毒液を受けて死にかけたからね。生命維持に魔力を消費して体を小さくしていた。ご主人様のお陰で毒は消えたけど、今の状態ではドラゴンとして不便になる。だから人型に変身したんだ」
彼女の説明を聞き、人型になった理由の謎が解明された。
「どうして人型になっているのか理解した。でも、だからってなんで裸! 普通人型になるならそのこと考えて服を着ろよ!」
「だってしょうがないじゃないか。わたしだってこうなるとは思ってもいなかったんだから。私をこんな姿にさせた罰として体を温めてもらうから」
メリュジーナの抱擁が力を増す。さすがドラゴンだけあって力が強い。このままでは彼女のされるままだ。
だけど、これ以上密着されたら俺の理性が吹き飛びそうになる。現に俺のムスコは戦闘体勢に入っている。
「エンハンスド――」
「魔法は使わせないよ。あと1度体温を上げるだけなんだから」
肉体強化の魔法を発動しようとしたその時、メリュジーナの顔が近付き、唇を押付けられる。
「!」
驚いた俺は言葉を失い、魔法は不発に終わった。
その後、力尽くで俺の体は90度回転され、伸し掛かるように彼女の重みがかかる。
魔法を発動させないためか、口内に彼女の舌が侵入して俺の舌に絡みつく。
発音できない状態に陥り、メリュジーナのなすがままにされた。
数秒の時間が経過すると、押し付けられた女の子の唇が離れる。しかし違いの唾液が絡まった透明な液体が、名残惜しそうに互いの舌を繋げていたが、それもやがてプツンと切れる。
「ふぅ、これで行動可能な体温まで上げることができた。ご主人様が抵抗しなければ、もっと早く動くことができたのに」
メリュジーナが小悪魔的な笑みを浮かべると、腕と尻尾を離して俺を解放する。
彼女の唇が触れた口を手で押さえながらメリュジーナを見る。
「メリュジーナ、なぜいきなりキスをした!」
「そんなもの決まっているじゃないか。ご主人様に魔法を使わせないためだよ。わたしの体温を上げる妨げになるからね。わたしの体は人を模っていてもドラゴンだ。体質的にはヘビに近い。だからある程度体温が上がらないとまともに動けないんだ」
彼女がキスをした理由と、無理やりにでも体を密着してきた理由を語り、強引にも自分を納得させた。
「と、とにかく。動けるようになったのなら離れてくれ」
腕と尻尾の拘束はなくなっているが、メリュジーナはまだ俺から離れていない。万が一にでも、こんな場面をルナさんに見られでもしたら、間違いなく誤解されるだろう。
前世の記憶に刻まれている、一昔前のラノベなら、ここでヒロインが現れて誤解し、主人公が酷い目に遭うのがお約束だからだ。
「テオ君起きている? メリュジーナの様子はどう?」
そんなことを考えていたからだろうか。扉越しにルナさんの声が聞こえ、俺に呼び掛ける。
どうしてこのタイミングでルナさんが来てしまう! 何! この、噂をしたら本人が現れるみたいな亜種パターンは!
突然のことに脳バグりそうになる中、必死になって冷静になろうとする。
そうだ。まずはメリュジーナを隠そう。さすがに裸体である彼女を見られたら誤解は免れない。
「テオ君もしかしてまだ寝ている? あれ? 鍵が空いている? テオ君には悪いけど、私もメリュジーナのことが心配だから入らせてもらうね」
メリュジーナの上に布団を被せようと手を伸ばしたその時、扉が開かれ、ルナさんが入ってきた。
あ、これ間違いなく誤解されたな。
唐突すぎる展開に脳が追い付かずにいると、女の子の瞼が開いた。彼女は俺の顔を見ると、驚いたり困惑したりせずに、柔軟な笑みを浮かべる。
「おはよう。気持ちの良い朝だね」
「あ、ああ」
状況が掴めないながらも、必死に出した声を出す。
心臓の鼓動が早鐘を打っているのが聞きえる。
どうしてこの子はこんなに冷静でいられる? 何か事情を知っているのか?
彼女の小振りながらもハリがあり、触れば揉み心地が良さそうな胸をなるべく見ないように気を付ける。
「なぁ、君は――」
「それにしてもまだ体温が上がっていないね。あなたの体を借りるよ」
俺の体を借りる? どう言う意味だ?
彼女の言葉の意味が理解できないでいると、女の子は腕を俺の背中に回して抱き付いてくる。
服越しではあるが、柔らかい感触が伝わり、朝の生理現象が起きている股間が余計に反応しそうになる。
女の子がどんな意図があって抱き付いてくるのか分からない。だが、このままにしておくともっとやばいことになりそうだ。
彼女から離れようと女の子の肩に手を置いて引き離そうとする。
「やめろ! 引っ付くな!」
「どうして抵抗するの? わたしとあなたの仲じゃないか。あと1度なんだ。だから逃がさないよ」
突如女の子から尻尾が生え、彼女はそれを利用して俺を締め付ける。
漆黒の鱗! この尻尾はまさか!
脳裏に彼女の正体が浮かんだ。
正直信じられないが、この可能性が一番高い。
「お前……メリュジーナ……なのか?」
「そうだよ? 何を今更そんなことを訊くの?」
「お前、どうして人間の姿になっている」
「人間?」
メリュジーナは俺から視線を外して自身の体を見る。
「ああ、なるほど。だからご主人様はわたしに対して一歩引いた感じで話していたのか」
人の姿になっていることを確認すると、メリュジーナは含みのある笑みを浮かべた。
「ポイズンリザードの毒液を受けて死にかけたからね。生命維持に魔力を消費して体を小さくしていた。ご主人様のお陰で毒は消えたけど、今の状態ではドラゴンとして不便になる。だから人型に変身したんだ」
彼女の説明を聞き、人型になった理由の謎が解明された。
「どうして人型になっているのか理解した。でも、だからってなんで裸! 普通人型になるならそのこと考えて服を着ろよ!」
「だってしょうがないじゃないか。わたしだってこうなるとは思ってもいなかったんだから。私をこんな姿にさせた罰として体を温めてもらうから」
メリュジーナの抱擁が力を増す。さすがドラゴンだけあって力が強い。このままでは彼女のされるままだ。
だけど、これ以上密着されたら俺の理性が吹き飛びそうになる。現に俺のムスコは戦闘体勢に入っている。
「エンハンスド――」
「魔法は使わせないよ。あと1度体温を上げるだけなんだから」
肉体強化の魔法を発動しようとしたその時、メリュジーナの顔が近付き、唇を押付けられる。
「!」
驚いた俺は言葉を失い、魔法は不発に終わった。
その後、力尽くで俺の体は90度回転され、伸し掛かるように彼女の重みがかかる。
魔法を発動させないためか、口内に彼女の舌が侵入して俺の舌に絡みつく。
発音できない状態に陥り、メリュジーナのなすがままにされた。
数秒の時間が経過すると、押し付けられた女の子の唇が離れる。しかし違いの唾液が絡まった透明な液体が、名残惜しそうに互いの舌を繋げていたが、それもやがてプツンと切れる。
「ふぅ、これで行動可能な体温まで上げることができた。ご主人様が抵抗しなければ、もっと早く動くことができたのに」
メリュジーナが小悪魔的な笑みを浮かべると、腕と尻尾を離して俺を解放する。
彼女の唇が触れた口を手で押さえながらメリュジーナを見る。
「メリュジーナ、なぜいきなりキスをした!」
「そんなもの決まっているじゃないか。ご主人様に魔法を使わせないためだよ。わたしの体温を上げる妨げになるからね。わたしの体は人を模っていてもドラゴンだ。体質的にはヘビに近い。だからある程度体温が上がらないとまともに動けないんだ」
彼女がキスをした理由と、無理やりにでも体を密着してきた理由を語り、強引にも自分を納得させた。
「と、とにかく。動けるようになったのなら離れてくれ」
腕と尻尾の拘束はなくなっているが、メリュジーナはまだ俺から離れていない。万が一にでも、こんな場面をルナさんに見られでもしたら、間違いなく誤解されるだろう。
前世の記憶に刻まれている、一昔前のラノベなら、ここでヒロインが現れて誤解し、主人公が酷い目に遭うのがお約束だからだ。
「テオ君起きている? メリュジーナの様子はどう?」
そんなことを考えていたからだろうか。扉越しにルナさんの声が聞こえ、俺に呼び掛ける。
どうしてこのタイミングでルナさんが来てしまう! 何! この、噂をしたら本人が現れるみたいな亜種パターンは!
突然のことに脳バグりそうになる中、必死になって冷静になろうとする。
そうだ。まずはメリュジーナを隠そう。さすがに裸体である彼女を見られたら誤解は免れない。
「テオ君もしかしてまだ寝ている? あれ? 鍵が空いている? テオ君には悪いけど、私もメリュジーナのことが心配だから入らせてもらうね」
メリュジーナの上に布団を被せようと手を伸ばしたその時、扉が開かれ、ルナさんが入ってきた。
あ、これ間違いなく誤解されたな。
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