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第一章
第十一話 どうして証が赤い糸になる
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フェアリードラゴンの尻尾に巻きつかれ、身動きを封じられた。
ドラゴンが大きく口を開け、鋭利な牙を見せる。このまま食い殺すつもりか。
だけどその前に抜け出してやる。
『お待ちしておりましたご主人様。強く、賢く、素晴らしいお方にお仕えすることができ、光栄です』
「え? ご主人様?」
『あなた様は見事わたしを倒し、試練を突破しました。あなた様こそ、わたしが求めていたお方です』
「ちょと、どう言うことなの? 試練って何? あなた、この神殿に住み着いた悪いドラゴンではないの?」
フェアリードラゴンの口から聞かされる意味不明な言葉を聞いて、ルナさんも駆け寄ってくる。
『わたしが悪いドラゴン? なんのこと? わたしはお仕えする方をずっと待っていただけですが?』
最初にも違和感を覚えていたけど、やっぱり話が噛み合っていないな。
「私たちは高難易度の依頼として、あなたの討伐を頼まれているのよ」
ルナさんがショルダーバッグ型のアイテムボックスから、ボロボロの依頼書を取り出してフェアリードラゴンに見せる。
『おや、懐かしいものをお持ちですね。わたしが100年前にギルドマスターにお願いして、作っていただいたものではないですか。しかも虫食いで穴だらけ。確かにこれなら、わたしを討伐する内容だと思ってしまっても仕方がありませんね』
100年前って言うと、当然勤務中に居眠りをしていたあのギルドマスターは生きてはない。つまり、何年もの間放置されてしまい、引き継ぎの際に説明がされていなかったのだろう。だからあんなにボロボロの状態になって、勘違いをしていたと言う訳だ。
『本当の内容はこうです。【神殿に住むドラゴンは試練をクリアして、己を倒すような主を求めている。やつを討伐することができれば、ドラゴンの主となり、その証を授けてもらうことができる。それは喜ばしいものだ】と言う内容だったはず』
ドラゴンの話しを聞きながら、虫食いの部分を頭の中で照らし合わせてみる。
うん、内容的にはおかしな部分はないな。
「それにしても、急に性格って言うかキャラが変わったか? 口調や一人称も変わっているよな」
「あ、アレはただ単にキャラ付けだよ。あっちの方が試練のドラゴンぽいかなと思って。こっちの方が本当のわたしです」
「そうなんだね。でも、どうしようか? これだと任務失敗になってしまうよね?」
『なら、わたしが直接町に行って事情を話そうか? 新しいギルドマスターが何か文句を言ってきたら潰すから』
「それだけはやめてくれ。お前が町に来たら大騒ぎになる」
『それなら、わたしの尻尾にあるリボンを持って行ってよ。それが試練を乗り越えた者に与えるわたしとご主人様との赤い糸だから』
尻尾にあるリボンに手を伸ばしたいところだが、生憎と俺はメリュジーナの尻尾に巻きつかれている。だから取ることができない。
「なぁ、早くこの尻尾から解放しくれよ。じゃないとリボンを取れない」
「えー、ご主人様はわざと捕まったままではないの? 先ほどの戦いを見る限り、簡単に抜け出せるかと思うのだけど?」
「まぁ、そうなんだけど面倒臭いんだよ。魔法の効果が切れたから、また発動しないといけない。無駄に魔力を消費したくない」
『なるほど、わかった』
メリュジーナが尻尾の力を緩めて解放すると、俺は先端にあるリボンに手を伸ばして取り外す。
とりあえずはこれをギルドマスターに見せるか。あの男の性格からして、信じようとはしないと思うがな。
『試練を乗り越えた証を渡したところで、ご主人様のお名前をお聞きしても良い? 確かあの女がテオと言っていたけど?』
「ああ、俺の名はテオだ」
「テオ様ですね。とても良いお名前です。では、ご報告したらまたこの神殿に来てください。ご主人様を好きなところに連れて行って上げますので」
「ああ、そうさせてもらう」
フェアリードラゴンのメリュジーナと別れ、俺たちは依頼達成の報告をしにギルドに戻ることにした。
ギルドの扉を開けて中に入ると、フロントを見渡す。するとギルドマスターの姿が見えた。
「よぉ! ギルドマスター」
「うん? なんだお前か。まだ神殿に行っていなかったのか。怖くなったのならこの町から出て行け。あれ以外でお前にさせてやる依頼なんかないからな」
ギルドマスターに声をかけると、彼は俺たちが神殿に行っていないと思い込んだようだ。この町から出て行けと言ってくる。
「ああ、この町からは出て行くさ。でも、その前に報酬の方は貰っておかないと」
「報酬だと?」
「ああ、神殿のドラゴンは倒した。だから報酬をくれ」
「ダハハハハ! とうとう金に困って気でも狂ったか。そんな嘘に騙される俺ではない」
事実を告げると、ギルドマスターは腹を抱えて笑い出す。だけどこの反応は想定内だ。
「本当よ! テオ君はドラゴンを倒したのだから!」
「何を言っておる。そんな嘘は通用しない。お前が生きてここにいる。それはつまり、お前たちが神殿に行っていない証拠だ。あのドラゴンの試練に挑戦したものは全て死んでおる」
ギルドマスターは過去の歴史から推察して物事を語る。しかし、それは妄想の範囲でしかない。
とりあえずはメリュジーナから貰ったリボンを見せてみるか。
ポケットに手を突っ込み、赤いリボンを彼に見せる。
「これがドラゴンを倒したときの戦利品だ」
「それは……」
神殿のドラゴンの試練を乗り越えた証を提出した瞬間、ギルドマスターの顔色が悪くなった。
動揺しているようで、眼球が小さく上下左右に動いており、眼振を起こしている。
この反応と言い、さっきの言葉といい、やっぱりギルドマスターは、メリュジーナの試練のことを知っている。だけど知らないふりをして、俺に依頼を受けさせた。
どうせ勝てるはずがない。そう思っていたのに、俺は試練をクリアしてその証拠を提出した。
彼の精神的ダメージは相当なもののはず。
「そ、そそ、そんな……ばか……な。本当にあのドラゴンを……倒したと言うのか」
「だからさっきからそう言っているじゃないの! テオ君はあのドラゴンを倒してその証を貰ってきたわ」
再びルナさんが嘘ではないことを告げると、ギルドマスターは苦虫を噛み潰したかのような顔をした。
そんな時、ギルドの扉が勢い良く開かれると鎧を来た男が姿を見せる。
「た……助けてくれ……このままではイルムガルドどころか……この町が滅びる」
ドラゴンが大きく口を開け、鋭利な牙を見せる。このまま食い殺すつもりか。
だけどその前に抜け出してやる。
『お待ちしておりましたご主人様。強く、賢く、素晴らしいお方にお仕えすることができ、光栄です』
「え? ご主人様?」
『あなた様は見事わたしを倒し、試練を突破しました。あなた様こそ、わたしが求めていたお方です』
「ちょと、どう言うことなの? 試練って何? あなた、この神殿に住み着いた悪いドラゴンではないの?」
フェアリードラゴンの口から聞かされる意味不明な言葉を聞いて、ルナさんも駆け寄ってくる。
『わたしが悪いドラゴン? なんのこと? わたしはお仕えする方をずっと待っていただけですが?』
最初にも違和感を覚えていたけど、やっぱり話が噛み合っていないな。
「私たちは高難易度の依頼として、あなたの討伐を頼まれているのよ」
ルナさんがショルダーバッグ型のアイテムボックスから、ボロボロの依頼書を取り出してフェアリードラゴンに見せる。
『おや、懐かしいものをお持ちですね。わたしが100年前にギルドマスターにお願いして、作っていただいたものではないですか。しかも虫食いで穴だらけ。確かにこれなら、わたしを討伐する内容だと思ってしまっても仕方がありませんね』
100年前って言うと、当然勤務中に居眠りをしていたあのギルドマスターは生きてはない。つまり、何年もの間放置されてしまい、引き継ぎの際に説明がされていなかったのだろう。だからあんなにボロボロの状態になって、勘違いをしていたと言う訳だ。
『本当の内容はこうです。【神殿に住むドラゴンは試練をクリアして、己を倒すような主を求めている。やつを討伐することができれば、ドラゴンの主となり、その証を授けてもらうことができる。それは喜ばしいものだ】と言う内容だったはず』
ドラゴンの話しを聞きながら、虫食いの部分を頭の中で照らし合わせてみる。
うん、内容的にはおかしな部分はないな。
「それにしても、急に性格って言うかキャラが変わったか? 口調や一人称も変わっているよな」
「あ、アレはただ単にキャラ付けだよ。あっちの方が試練のドラゴンぽいかなと思って。こっちの方が本当のわたしです」
「そうなんだね。でも、どうしようか? これだと任務失敗になってしまうよね?」
『なら、わたしが直接町に行って事情を話そうか? 新しいギルドマスターが何か文句を言ってきたら潰すから』
「それだけはやめてくれ。お前が町に来たら大騒ぎになる」
『それなら、わたしの尻尾にあるリボンを持って行ってよ。それが試練を乗り越えた者に与えるわたしとご主人様との赤い糸だから』
尻尾にあるリボンに手を伸ばしたいところだが、生憎と俺はメリュジーナの尻尾に巻きつかれている。だから取ることができない。
「なぁ、早くこの尻尾から解放しくれよ。じゃないとリボンを取れない」
「えー、ご主人様はわざと捕まったままではないの? 先ほどの戦いを見る限り、簡単に抜け出せるかと思うのだけど?」
「まぁ、そうなんだけど面倒臭いんだよ。魔法の効果が切れたから、また発動しないといけない。無駄に魔力を消費したくない」
『なるほど、わかった』
メリュジーナが尻尾の力を緩めて解放すると、俺は先端にあるリボンに手を伸ばして取り外す。
とりあえずはこれをギルドマスターに見せるか。あの男の性格からして、信じようとはしないと思うがな。
『試練を乗り越えた証を渡したところで、ご主人様のお名前をお聞きしても良い? 確かあの女がテオと言っていたけど?』
「ああ、俺の名はテオだ」
「テオ様ですね。とても良いお名前です。では、ご報告したらまたこの神殿に来てください。ご主人様を好きなところに連れて行って上げますので」
「ああ、そうさせてもらう」
フェアリードラゴンのメリュジーナと別れ、俺たちは依頼達成の報告をしにギルドに戻ることにした。
ギルドの扉を開けて中に入ると、フロントを見渡す。するとギルドマスターの姿が見えた。
「よぉ! ギルドマスター」
「うん? なんだお前か。まだ神殿に行っていなかったのか。怖くなったのならこの町から出て行け。あれ以外でお前にさせてやる依頼なんかないからな」
ギルドマスターに声をかけると、彼は俺たちが神殿に行っていないと思い込んだようだ。この町から出て行けと言ってくる。
「ああ、この町からは出て行くさ。でも、その前に報酬の方は貰っておかないと」
「報酬だと?」
「ああ、神殿のドラゴンは倒した。だから報酬をくれ」
「ダハハハハ! とうとう金に困って気でも狂ったか。そんな嘘に騙される俺ではない」
事実を告げると、ギルドマスターは腹を抱えて笑い出す。だけどこの反応は想定内だ。
「本当よ! テオ君はドラゴンを倒したのだから!」
「何を言っておる。そんな嘘は通用しない。お前が生きてここにいる。それはつまり、お前たちが神殿に行っていない証拠だ。あのドラゴンの試練に挑戦したものは全て死んでおる」
ギルドマスターは過去の歴史から推察して物事を語る。しかし、それは妄想の範囲でしかない。
とりあえずはメリュジーナから貰ったリボンを見せてみるか。
ポケットに手を突っ込み、赤いリボンを彼に見せる。
「これがドラゴンを倒したときの戦利品だ」
「それは……」
神殿のドラゴンの試練を乗り越えた証を提出した瞬間、ギルドマスターの顔色が悪くなった。
動揺しているようで、眼球が小さく上下左右に動いており、眼振を起こしている。
この反応と言い、さっきの言葉といい、やっぱりギルドマスターは、メリュジーナの試練のことを知っている。だけど知らないふりをして、俺に依頼を受けさせた。
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「だからさっきからそう言っているじゃないの! テオ君はあのドラゴンを倒してその証を貰ってきたわ」
再びルナさんが嘘ではないことを告げると、ギルドマスターは苦虫を噛み潰したかのような顔をした。
そんな時、ギルドの扉が勢い良く開かれると鎧を来た男が姿を見せる。
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