4 / 122
第一章
第四話 俺の魔法が凄すぎてヤバすぎる件
しおりを挟む
ルナさんと握手を交わしていると、近くの茂みが風もないのに動き出す。
「テオ君は離れていて」
握っていた手を離し、ルナさんは構えると茂みを見つめる。
もしかしてさっきみたいに魔法で攻撃するのか。とりあえずは、彼女が言ったとおりに離れておくとするか。
ルナさんの指示に従い、数歩下がって彼女から距離を置く。
すると、茂みの中から一匹の生き物が飛び出してきた。
薄い茶色の毛並みに長い耳、そして口から飛び出た長い前歯がトレードマークの小動物だ。
「ウサギ?」
茂みの中から飛び出して来たのは野ウサギだった。
なんだ。てっきりまた、シルバーファングみたいなモンスターが出てくるのかと思った。
「なんだ。ウサギちゃんだったんだ。危うく魔法を放つところだったよ」
安堵の表情を浮かべながら、ルナさんはウサギに近付くと抱き抱える。
簡単に捕まった野ウサギであるが、どうやら抱き抱えられるのが嫌だったようだ。直ぐに暴れると彼女の腕から飛び降り、地面に着地すると同時に再び跳ね、この場から去って行く。
「もう、もう少しモフモフさせてよ」
ウサギが逃げて行くのが不満だったのか、ルナさんは少しだけ頬を膨らませていた。
「まぁ、魔法で攻撃をしようとしていたから、本能的に逃げ出したのかもしれないわね」
魔法と言うワードが耳に入り、彼女が放った火球を思い出す。
魔法か。俺も魔法が使えたら、少しは戦えるかもしれない。それに様々な魔法を操る姿は、見ていて格好良いものだ。できることなら俺も使いたい。
「あのう、ルナさん」
「何?」
「俺に魔法を教えてくれませんか?」
魔法を教えて欲しい。そう彼女に伝えると、ルナさんは驚いた様子をみせる。
「ま、魔法を教えて欲しいってどういうこと? 英雄の卵なら、既に魔法とか習っていると思うのだけど?」
「イルムガルドからは習っていません。俺が成人してから教えてもらう約束だったのです。でも、今日追放されたから、習う機会がなくって」
事情を話すと、どうやらルナさんは納得してくれたようだ。柔軟な笑みを浮かべる。
「分かった。私で良いのなら教えるわ」
「ありがとうございます」
「確かこの先に湖があったから、そこで練習をしましょう」
湖がある場所に向けてルナさんが歩き出し、彼女に付いて行く。
しばらく歩くと開けた場所に出た。中央には湖があり、太陽光が反射して水面がキラキラと輝いている。
「さて、それじゃ始めましょうか。まずは基本となる四大元素の魔法からやってみましょうか」
「四大元素の魔法と言いますと、水、火、風、土ですね」
「そうよ。さすがに基本であって、その辺はわかっているわね。まずは私が実演してみせるから見ていて」
ルナさんが右手を前に出し、俺は彼女の手を注視する。するとルナさんの手のひらから炎が現れた。
「体内にある魔力を使って、無から有を生み出すように炎を頭の中で描くの。すると使用者の頭の中にあるものを魔力が読み取り、形を成すわ」
説明をしながら、ルナさんは瞼を閉じる。すると小さい火が大きくなり、球体の形となった。
「これがファイヤーボールね。頭の中で炎が球体に変化するように、頭の中で描けばできるから。まずは失敗しても良いからやってみて。何事も挑戦が大事だから」
やってみるように促され、俺は右手を前に出す。
ようは頭の中でイメージを膨らませることだな。例えばライターのように小さい炎をイメージすれば小さい炎が出る。
思考を巡らせていると、ある違和感を覚えた。
あれ? どうして俺はライターって言うものを知っているんだ?
実物は見たことがない。だけどどんな形で、どのように使えば炎が出るのかを知っている。
これが俺のユニークスキルだと言うのだろうか。
この世界に存在しないものや、原理などの知識が手に取るように分かる。
まぁ良いや。そんなことよりも今は、魔法を発動させるのが先だ。
火は酸素を含む物質が急激に化合して化学反応が起こして燃焼する。その結果、多量の熱と光を伴う現象のことを指す。
それを頭の中でイメージしてみよう。
頭の中で酸素を含む物質が急激に化合して化学反応が起きる様子を頭の中で描く。すると手の平には炎が発生した。
「そう。その調子よ。今度は球体にしてみて」
ルナさんの指示に従い、炎が丸みを帯びる様子をイメージする。頭の中で描いたものが、魔力に影響を及ぼして形を変えた。
「やったわね。一発でファイヤーボールを完成させるなんて。やっぱりテオ君は英雄の素質があるわ」
初めての魔法を完成させて、それを誉めてくれるルナさん。彼女の喜ぶ姿を見て、俺も嬉しくなった。
よし、やる気が起きた。さらにこの火球に変化を齎そう。
炎の勢いを上げるには、更に継続的に酸素を結びつける必要がある。この火球の周辺に風が吹き込み、火球が大きくなるイメージだ。
右手を掲げて更にイメージを膨らませると、火球はみるみる巨大化していく。
「うそ、あり得ないわ。初めての魔法でデスボールを完成させるなんて」
イメージで作り上げた魔法を見て、ルナさんが驚愕していた。
これくらいに巨大化すると、デスボールって言う魔法に名称が変わるんだ。
「テオ君! 早くイメージを消して! じゃないと木に燃え移るわ!」
ルナさんが声を上げ、俺は我に返る。巨大化した火球が木に触れてしまい、森を燃やし始めていたのだ。
やばい! 早く消火しないと山火事になる!
「テオ君は離れていて」
握っていた手を離し、ルナさんは構えると茂みを見つめる。
もしかしてさっきみたいに魔法で攻撃するのか。とりあえずは、彼女が言ったとおりに離れておくとするか。
ルナさんの指示に従い、数歩下がって彼女から距離を置く。
すると、茂みの中から一匹の生き物が飛び出してきた。
薄い茶色の毛並みに長い耳、そして口から飛び出た長い前歯がトレードマークの小動物だ。
「ウサギ?」
茂みの中から飛び出して来たのは野ウサギだった。
なんだ。てっきりまた、シルバーファングみたいなモンスターが出てくるのかと思った。
「なんだ。ウサギちゃんだったんだ。危うく魔法を放つところだったよ」
安堵の表情を浮かべながら、ルナさんはウサギに近付くと抱き抱える。
簡単に捕まった野ウサギであるが、どうやら抱き抱えられるのが嫌だったようだ。直ぐに暴れると彼女の腕から飛び降り、地面に着地すると同時に再び跳ね、この場から去って行く。
「もう、もう少しモフモフさせてよ」
ウサギが逃げて行くのが不満だったのか、ルナさんは少しだけ頬を膨らませていた。
「まぁ、魔法で攻撃をしようとしていたから、本能的に逃げ出したのかもしれないわね」
魔法と言うワードが耳に入り、彼女が放った火球を思い出す。
魔法か。俺も魔法が使えたら、少しは戦えるかもしれない。それに様々な魔法を操る姿は、見ていて格好良いものだ。できることなら俺も使いたい。
「あのう、ルナさん」
「何?」
「俺に魔法を教えてくれませんか?」
魔法を教えて欲しい。そう彼女に伝えると、ルナさんは驚いた様子をみせる。
「ま、魔法を教えて欲しいってどういうこと? 英雄の卵なら、既に魔法とか習っていると思うのだけど?」
「イルムガルドからは習っていません。俺が成人してから教えてもらう約束だったのです。でも、今日追放されたから、習う機会がなくって」
事情を話すと、どうやらルナさんは納得してくれたようだ。柔軟な笑みを浮かべる。
「分かった。私で良いのなら教えるわ」
「ありがとうございます」
「確かこの先に湖があったから、そこで練習をしましょう」
湖がある場所に向けてルナさんが歩き出し、彼女に付いて行く。
しばらく歩くと開けた場所に出た。中央には湖があり、太陽光が反射して水面がキラキラと輝いている。
「さて、それじゃ始めましょうか。まずは基本となる四大元素の魔法からやってみましょうか」
「四大元素の魔法と言いますと、水、火、風、土ですね」
「そうよ。さすがに基本であって、その辺はわかっているわね。まずは私が実演してみせるから見ていて」
ルナさんが右手を前に出し、俺は彼女の手を注視する。するとルナさんの手のひらから炎が現れた。
「体内にある魔力を使って、無から有を生み出すように炎を頭の中で描くの。すると使用者の頭の中にあるものを魔力が読み取り、形を成すわ」
説明をしながら、ルナさんは瞼を閉じる。すると小さい火が大きくなり、球体の形となった。
「これがファイヤーボールね。頭の中で炎が球体に変化するように、頭の中で描けばできるから。まずは失敗しても良いからやってみて。何事も挑戦が大事だから」
やってみるように促され、俺は右手を前に出す。
ようは頭の中でイメージを膨らませることだな。例えばライターのように小さい炎をイメージすれば小さい炎が出る。
思考を巡らせていると、ある違和感を覚えた。
あれ? どうして俺はライターって言うものを知っているんだ?
実物は見たことがない。だけどどんな形で、どのように使えば炎が出るのかを知っている。
これが俺のユニークスキルだと言うのだろうか。
この世界に存在しないものや、原理などの知識が手に取るように分かる。
まぁ良いや。そんなことよりも今は、魔法を発動させるのが先だ。
火は酸素を含む物質が急激に化合して化学反応が起こして燃焼する。その結果、多量の熱と光を伴う現象のことを指す。
それを頭の中でイメージしてみよう。
頭の中で酸素を含む物質が急激に化合して化学反応が起きる様子を頭の中で描く。すると手の平には炎が発生した。
「そう。その調子よ。今度は球体にしてみて」
ルナさんの指示に従い、炎が丸みを帯びる様子をイメージする。頭の中で描いたものが、魔力に影響を及ぼして形を変えた。
「やったわね。一発でファイヤーボールを完成させるなんて。やっぱりテオ君は英雄の素質があるわ」
初めての魔法を完成させて、それを誉めてくれるルナさん。彼女の喜ぶ姿を見て、俺も嬉しくなった。
よし、やる気が起きた。さらにこの火球に変化を齎そう。
炎の勢いを上げるには、更に継続的に酸素を結びつける必要がある。この火球の周辺に風が吹き込み、火球が大きくなるイメージだ。
右手を掲げて更にイメージを膨らませると、火球はみるみる巨大化していく。
「うそ、あり得ないわ。初めての魔法でデスボールを完成させるなんて」
イメージで作り上げた魔法を見て、ルナさんが驚愕していた。
これくらいに巨大化すると、デスボールって言う魔法に名称が変わるんだ。
「テオ君! 早くイメージを消して! じゃないと木に燃え移るわ!」
ルナさんが声を上げ、俺は我に返る。巨大化した火球が木に触れてしまい、森を燃やし始めていたのだ。
やばい! 早く消火しないと山火事になる!
4
お気に入りに追加
1,299
あなたにおすすめの小説

土属性を極めて辺境を開拓します~愛する嫁と超速スローライフ~
にゃーにゃ
ファンタジー
「土属性だから追放だ!」理不尽な理由で追放されるも「はいはい。おっけー」主人公は特にパーティーに恨みも、未練もなく、世界が危機的な状況、というわけでもなかったので、ササッと王都を去り、辺境の地にたどり着く。
「助けなきゃ!」そんな感じで、世界樹の少女を襲っていた四天王の一人を瞬殺。 少女にほれられて、即座に結婚する。「ここを開拓してスローライフでもしてみようか」 主人公は土属性パワーで一瞬で辺境を開拓。ついでに魔王を超える存在を土属性で作ったゴーレムの物量で圧殺。
主人公は、世界樹の少女が生成したタネを、育てたり、のんびりしながら辺境で平和にすごす。そんな主人公のもとに、ドワーフ、魚人、雪女、魔王四天王、魔王、といった亜人のなかでも一際キワモノの種族が次から次へと集まり、彼らがもたらす特産品によってドンドン村は発展し豊かに、にぎやかになっていく。

無能と呼ばれたレベル0の転生者は、効果がチートだったスキル限界突破の力で最強を目指す
紅月シン
ファンタジー
七歳の誕生日を迎えたその日に、レオン・ハーヴェイの全ては一変することになった。
才能限界0。
それが、その日レオンという少年に下されたその身の価値であった。
レベルが存在するその世界で、才能限界とはレベルの成長限界を意味する。
つまりは、レベルが0のまま一生変わらない――未来永劫一般人であることが確定してしまったのだ。
だがそんなことは、レオンにはどうでもいいことでもあった。
その結果として実家の公爵家を追放されたことも。
同日に前世の記憶を思い出したことも。
一つの出会いに比べれば、全ては些事に過ぎなかったからだ。
その出会いの果てに誓いを立てた少年は、その世界で役立たずとされているものに目を付ける。
スキル。
そして、自らのスキルである限界突破。
やがてそのスキルの意味を理解した時、少年は誓いを果たすため、世界最強を目指すことを決意するのであった。
※小説家になろう様にも投稿しています

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!

スキル間違いの『双剣士』~一族の恥だと追放されたが、追放先でスキルが覚醒。気が付いたら最強双剣士に~
きょろ
ファンタジー
この世界では5歳になる全ての者に『スキル』が与えられる――。
洗礼の儀によってスキル『片手剣』を手にしたグリム・レオハートは、王国で最も有名な名家の長男。
レオハート家は代々、女神様より剣の才能を与えられる事が多い剣聖一族であり、グリムの父は王国最強と謳われる程の剣聖であった。
しかし、そんなレオハート家の長男にも関わらずグリムは全く剣の才能が伸びなかった。
スキルを手にしてから早5年――。
「貴様は一族の恥だ。最早息子でも何でもない」
突如そう父に告げられたグリムは、家族からも王国からも追放され、人が寄り付かない辺境の森へと飛ばされてしまった。
森のモンスターに襲われ絶対絶命の危機に陥ったグリム。ふと辺りを見ると、そこには過去に辺境の森に飛ばされたであろう者達の骨が沢山散らばっていた。
それを見つけたグリムは全てを諦め、最後に潔く己の墓を建てたのだった。
「どうせならこの森で1番派手にしようか――」
そこから更に8年――。
18歳になったグリムは何故か辺境の森で最強の『双剣士』となっていた。
「やべ、また力込め過ぎた……。双剣じゃやっぱ強すぎるな。こりゃ1本は飾りで十分だ」
最強となったグリムの所へ、ある日1体の珍しいモンスターが現れた。
そして、このモンスターとの出会いがグレイの運命を大きく動かす事となる――。

ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
転生幼女の攻略法〜最強チートの異世界日記〜
みおな
ファンタジー
私の名前は、瀬尾あかり。
37歳、日本人。性別、女。職業は一般事務員。容姿は10人並み。趣味は、物語を書くこと。
そう!私は、今流行りのラノベをスマホで書くことを趣味にしている、ごくごく普通のOLである。
今日も、いつも通りに仕事を終え、いつも通りに帰りにスーパーで惣菜を買って、いつも通りに1人で食事をする予定だった。
それなのに、どうして私は道路に倒れているんだろう?後ろからぶつかってきた男に刺されたと気付いたのは、もう意識がなくなる寸前だった。
そして、目覚めた時ー

(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います
しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる